AnyConnect セキュア モビリティ クライアントの機能、ライセンス、および OS、リリース 2.5
このマニュアルでは、AnyConnect Release 2.5 の機能、ライセンス要件、および各機能がサポートするエンドポイント OS を示します。また、使用可能なライセンスの段階的な表と、各ライセンスがサポートする機能も示します。
一度にサポートされるリモート アクセス セッションの最大数を指定するには、AnyConnect Essentials ライセンスまたは AnyConnect Premium SSL VPN Edition ライセンスが必要です。いずれかのライセンスが、 表 1 に示す機能をサポートします。
サポートされる OS
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RSA SecurID Software Token Client Software 1.1 以降のサポート(単一トークンのみ)。 |
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クライアント認証に使用される証明書のプロビジョニングおよび更新に使用する Simple Certificate Enrollment Protocol(SCEP)。 |
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隔離(AAA 属性およびダイナミック アクセス ポリシーを使用して VPN セッションを隔離します)。 注 :ASA 8.0(x) 以降が必要です。隔離ステータスの表示およびユーザ メッセージの終了には、ASA 8.3(1) 以降が必要です。 |
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暗号化されていない一部のトラフィックの送信をエンドポイントに許可するスプリット トンネリング。 |
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ユーザが Windows をログオフした場合に VPN セッションを維持し、別のローカル ユーザが Windows にログインした場合に VPN セッションを切断するかどうか。 |
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Federal Information Processing Standard(FIPS; 連邦情報処理標準)セキュリティ。 |
1.Red Hat Enterprise Linux 5 Desktop および Ubuntu 9.x の要件については、『Release Notes for Cisco AnyConnect Secure Mobility Client, Release 2.5』を参照してください。 |
表 2 に、高度な機能、ネットワーク要件、ライセンスの要件、およびサポートされる VPN エンドポイントを示します。
クライアントレス アクセス では、ブラウザを使用して VPN セッションを確立し、特定のアプリケーションでブラウザを使用して、このセッションにアクセスできます。 |
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同時の AnyConnect クライアント接続およびクライアントレス接続。各接続には、それぞれ独自のトンネルがあります。 |
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• AnyConnect Essentials ライセンスまたは AnyConnect Premium SSL VPN Edition ライセンス |
Windows Mobile OS タッチスクリーン デバイス。サポートされるデバイスのリストについては、『 Release Notes for Cisco AnyConnect Secure Mobility Client, Release 2.5 』を参照してください。 |
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ラップトップおよびデスクトップのエンドポイント アセスメント は、選択したアンチウィルス ソフトウェアのバージョン、アンチスパイウェアのバージョン、関連する更新定義、ファイアウォール ソフトウェアのバージョン、および企業財産の検証チェックがポリシーを遵守しているかどうかを確認し、VPN にアクセスできるようにセッションに資格を与えます。 |
• Cisco Secure Desktop の Host Scan |
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Windows Mobile のエンドポイント アセスメント は、次の確認を行う ダイナミック アクセス ポリシーの設定 をサポートします。 |
• Cisco Secure Desktop 3.5 の Host Scan • AnyConnect Premium SSL VPN Edition ライセンス |
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エンドポイントの修復 は、エンドポイントの障害を解決し、アンチウィルス、アンチスパイウェア、ファイアウォール ソフトウェアおよび定義ファイルの各要件に関する企業の要件を満たそうとします。 |
• Cisco Secure Desktop の Host Scan |
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ログイン後の VPN 常時接続 は、ユーザがコンピュータにログインすると、自動的に VPN セッションを確立します。次の機能を含みます。 • キャプティブ ポータルのホットスポット修復。接続障害終了ポリシーを緩和して、ユーザがネットワーク アクセスに関するホットスポット要件を満たせるようにします。 |
• AnyConnect Premium SSL VPN Edition ライセンス • AnyConnect Essentials ライセンスまたは AnyConnect Premium SSL VPN Edition ライセンス、および Cisco Secure Mobility ライセンスを併用する Cisco IronPort Web Security ライセンス |
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• AnyConnect Essentials ライセンスまたは AnyConnect Premium SSL VPN Edition ライセンス |
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ビジネス継続性 は、ライセンスされたリモート アクセス VPN セッション数を増加させて、大流行など異常事態時の一時的な使用の急増に備えます。 |
• AnyConnect Premium SSL VPN Edition ライセンス • Flex ライセンス。各 Flex ライセンスは、ASA 専用であり、60 日間のサポートを提供します。この日数は、連続日数および非連続日数の両方で構成できます。 |
表 3 に、AnyConnect プロファイル エディタ API、カスタマイゼーション オプション、およびサポート対象の OS を示します。
表 4 に、AnyConnect Essentials ライセンスおよび AnyConnect Premium SSL VPN Edition ライセンスと併用できるライセンスを示します。
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Flex2 |
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2.Flex ライセンスは、マルウェア防御、アクセプタブル ユース ポリシーの適用、Web でのデータ漏洩の防止、およびエンドポイント修復の各機能がライセンスされている場合に限り、これらの機能に対するビジネス継続性をサポートします。 |
次のライセンスは、8.0(x) 以降を実行する Cisco Adaptive Security Appliance(ASA; 適応型セキュリティ アプライアンス)でアクティブ化する必要があります。
• AnyConnect Premium SSL VPN Edition ライセンス
• Advanced Endpoint Assessment ライセンス
AnyConnect Essentials ライセンスまたは AnyConnect Premium SSL VPN Edition ライセンスのいずれかをアクティブにできますが、同一の ASA で両方のライセンスを同時にアクティブにすることはできません。一部の機能では、表 1 および 2 に示すように、ASA の新しいバージョンが必要です。
Cisco Secure Mobility ライセンスは、7.0 以降を実行する Cisco IronPort Web Security Appliance(WSA)でアクティブ化する必要があります。
ASA での AnyConnect Mobile ライセンスのアクティブ化はモバイル アクセスをサポートしますが、この表の機能はサポートしません。AnyConnect Essentials ライセンスまたは AnyConnect Premium SSL VPN Edition ライセンスのいずれかで、オプションとして使用できます。
『 Cisco Secure Remote Access: VPN Licensing Overview 』では、AnyConnect ライセンス オプションおよび SKU の例が簡単に説明されています。
『 Licensing Information 』には、各 ASA リリースの『 Managing Feature Licenses 』が含まれています。それぞれの『Managing Feature Licenses』では、各 ASA モデルで使用可能なライセンス、およびこれらのライセンスの入手方法とアクティブ化の方法が示されます。