改訂: February 5, 2007, OL-1467-08-J
ここでは Cable Monitor and Intercept機能について説明します。これは、Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)Virtual Private Network(VPN; 仮想私設網)サポートを強化して Hybrid Fiber-Coaxial(HFC)ケーブル ネットワークの複数の Internet Service Provider(ISP)により柔軟な管理アクセスを提供する機能です。
MPLS VPN 機能へのサービス フロー マッピングの履歴
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この機能は、Cisco uBR7100 シリーズおよび Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータでサポートされました。 |
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この機能は Cisco CMTS でサポートされました。Cisco uBR7200 シリーズおよび Cisco uBR10000 シリーズでの動的なサービス フローのマッピングのサポートが追加されました。 |
プラットフォームおよび Cisco IOS ソフトウェア イメージのサポート情報
プラットフォームおよび Cisco IOS ソフトウェア イメージのサポート情報を調べるには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator は、 http://www.cisco.com/go/fn からアクセスできます。Feature Navigator にアクセスするには、Cisco.com のアカウントが必要です。アカウントを登録していない場合、またはユーザ名とパスワードを忘れた場合には、ログイン ダイアログ ボックスで Cancel をクリックして表示される手順に従います。
内容
- ・ サービス フローを MPLS-VPN にマッピングする前提条件
- ・ MPLS-VPN にサービス フローをマッピングするときの制約事項
- ・ MPLS-VPN へのサービス フローのマッピングの概要
- ・ サポート対象プラットフォーム
- ・ 設定作業
- ・ Cable Monitor and Intercept機能のモニタリングとメンテナンス
- ・ 設定例
- ・ 参考資料
- ・ コマンド リファレンス
サービス フローを MPLS-VPN にマッピングする前提条件
この機能はすべての Cisco CMTS ルータに該当します。
- ・ Cisco uBR7100 シリーズおよび Cisco uBR7200 シリーズ ルータで静的サービスフローから MPLS-VPN へのマッピングをサポートするには Cisco IOS Release 12.2(11)BC2 以降が実行されている必要があり、Cisco uBR10000 シリーズ ルータでは Cisco IOS Release 12.3(13)BC 以降が実行されている必要があります。
- ・ Cisco uBR7100 シリーズ、Cisco uBR7200 シリーズ、および Cisco uBR10000 シリーズ ルータで動的なサービスフローから MPLS-VPN へのマッピングをサポートするには、Cisco IOS Release 12.3(13)BC 以降が実行されている必要があります。
- ・ すべての Cisco CMTS に VPN Routing/Forwarding(VRF)インターフェイスが適切に設定されている必要があります。 参考資料 の資料を参照してください。
- ・ 静的サービスフローから MPLS-VPN へのマッピングをサポートするには、DOCSIS コンフィギュレーション ファイル エディタに Upstream Service Flow Encoding パラメータ セット(TLV タイプ 24)の Vendor Specific Option(TLV サブタイプ 43)を含めることができる必要があります。新しく追加されるオプションは VPN Route Distinguisher パラメータ(TLV サブタイプ 4)と呼ばれ、Cisco Vendor ID(00000C)のあとに続ける必要があります。
たとえば、Cisco DOCSIS Configurator ツールを使用して ASCII コンフィギュレーション ファイルに次のフィールドを指定します。
24 (Upstream Service Flow Block)
T04 (VPN Route Distinguisher) = xx xx xx xx xx xx xx xx
この例の VPN Route Distinguisher(RD)は 8 バイトの 16 進数です。最初の 2 バイトによって残りの 8 バイトの形式が指定されます。
VPN RD パラメータには、VRF コンフィギュレーション サブモードで rd コマンドを使って Cisco CMTS に指定した route-distinguisher ID と同じ ID を指定します。
- ・ DOCSIS コンフィギュレーション ファイルベースの動的サービスフローから MPLS-VPN へのマッピングをサポートするには、DOCSIS コンフィギュレーション ファイル エディタに Cisco Vendor Specific Dynamic Flow VPN RD パラメータ(TLV サブタイプ 13)を含めることができる必要があります。
たとえば、Cisco DOCSIS Configurator ツールを使用して ASCII コンフィギュレーション ファイルに次のフィールドを指定します。
S13 (Dynamic Flow VPN RD) = xx xx xx xx xx xx xx xx
この例の 8 バイトの VPN RD は、上記で指定したのと同じ形式を使用します。
MPLS-VPN にサービス フローをマッピングするときの制約事項
Cable Monitor and Intercept機能には、次の制限事項があります。
- ・ 静的サービス フローを MPLS-VPN にマッピングする機能を持つケーブル モデムでは一意の DOCSIS コンフィギュレーション ファイルを使って Customer Premises Equipment(CPE; 顧客宅内機器)または Message Transfer Agent(MTA)装置に対応するアップストリーム パケット分類子およびサービス フローを作成し、ケーブル モデムがネイティブで属している MPLS VPN 以外の MPLS VPN にトラフィックをルーティングする必要があります。
- ・ ケーブル モデムの DOCSIS コンフィギュレーション ファイルは、ケーブル モデム本来の MPLS VPN 以外の MPLS VPN を使用する必要がある CPE が装着/脱着されるたびに、または CPE の MAC アドレスが変更されるたびにアップデートする必要があります。また、DOCSIS コンフィギュレーション ファイルの変更を有効にするには、ケーブル モデムをリセットする必要があります。
- ・ デフォルトでは、動的に生成されたサービス フローは、ケーブル モデムがネイティブに関連付けられている MPLS VPN を使用します。動的に生成されたアップストリーム サービス フロー以外のサービス フローを指定して MPLS VPN を使用する場合は、次のいずれかを実行します。
- − ケーブル モデムの DOCSIS コンフィギュレーション ファイルで Cisco Vendor Specific Info Subtype Option 13 の RD を指定します。
- − グローバル インターフェイス モードまたはケーブル インターフェイス モードで cable dynamic-flow vrf vrf-name コマンドを使用し、MPLS VPN の名前を指定します。 cable dynamic-flow vrf を参照してください。
MPLS-VPN へのサービス フローのマッピングの概要
サービス プロバイダーおよびそのパートナーやカスタマーに対するCable Monitor and Intercept機能の利点は、次のとおりです。
- ・ サービス プロバイダーは、ケーブル プラントに直接接続するケーブル モデムや他の装置を完全に制御できます。
- ・ 高い柔軟性とスケーラビリティがあり、管理しやすいシステムを提供します。
- ・ IP アドレスの範囲の重複をサポートします。
- ・ 複数のイントラネットおよびエクストラネットのセキュリティをサポートします。
- ・ 複数の IP Quality of Service(QoS; サービス品質)クラスをサポートします。
- ・ Cisco uBR7200 シリーズおよび Cisco uBR10000 シリーズでは、次の 2 つの方法で MPLS VPN への動的サービス フローのマッピングをサポートします。(1) cable dynamic-flow vrf コマンド。または(2)DOCSIS コンフィギュレーション ファイルでの Dynamic Flow VPN RD パラメータ(Cisco Vendor Specific Info Subtype 13)の使用
Cisco CMTS ルータは、ケーブル サブインターフェイスに MPLS VPN を設定することで管理アクセスを提供します。具体的には、それぞれのサブインターフェイスは指定した ISP に設定され、それぞれのケーブル モデムは自分自身を関連付け、すべての CPE は指定したサブインターフェイスに接続します。MPLS VPN をこのように利用することで、サービス プロバイダーは管理的な方法でユーザに同じ物理 HFC ケーブル ネットワークを通じた複数の ISP へのアクセスを提供できます。
このシステムは、ケーブル モデムの背後のすべての CPE が同じ ISP を使用している場合にうまく機能します。しかし、ユーザは、1 台のケーブル モデムから複数の CPE を使って複数の ISP にアクセスするという複雑なネットワークを要求し続けています。
たとえば、1 つの家庭でもそれぞれの家族が異なる PC を使って異なる ISP にアクセスしようとすることがあります。また最近は、ある家族は ISP との通信にセキュアな VPN 接続を求めるのに、別の家族は別の PC を使って別の ISP からパブリックなインターネットにアクセスすることが多くあります。
別の例としては、PacketCable Voice over IP(VoIP)サービスを提供して 1 つの ISP でケーブル ネットワークの音声コンポーネントを管理運営したいと考えるサービス プロバイダーや、データ コンポーネントを管理運営したいと考えるサービス プロバイダーがあります。
Cable Monitor and Intercept機能は、DOCSIS 1.1 アップストリーム パケット分類子とサービス フロー ID(SFID)を使ってそれぞれの CPE 装置を別々の MPLS-VPN インターフェイスにマッピングすることで、この問題を解決します。MPLS-VPN に対する SFID のマッピングは次のように行います。
- 1. サービス プロバイダーは、次の情報を含む DOCSIS コンフィギュレーション ファイルをケーブル モデムごとに作成します。
- − CPE 装置の QoS プロファイルを指定するセカンダリ アップストリーム サービス フロー。ケーブル モデムにネイティブに割り当てた MPLS VPN とは異なる MPLS VPN と関連付ける必要があります。
- − 各アップストリーム サービス フローの Vendor Specific QoS Parameter(TLV タイプ 43、サブタイプ 03)。パケットの MPLS VPN RD はこのサービス フローを使って識別します。
- − セカンダリ アップストリーム サービス フローに対応するアップストリーム パケット分類子。ケーブル モデムは問題となる CPE のパケットを正しいサービス フローで送信させるようにします。このためには各分類子に CPE の MAC アドレスが含まれており、サービス フローさらには MPLS VPN と関連付ける必要があります。このためには通常、Source MAC Address パラメータ(TLV タイプ 10、サブタイプ 2)を利用します。
- 2. ケーブル モデムはレジストレーション処理中に DOCSIS コンフィギュレーション ファイルをダウンロードし、適切なサービス フロートパケット分類子を設定します。
- 3. そのあとケーブル モデムはオンライン接続され、CPE 装置からのパケット受信を開始します。ケーブル モデムはパケットの送信元 MAC アドレスを使ってそのパケットと正しいパケット分類子を対応させ、使用する SFID を正しく識別します。次にケーブル モデムはこのアップストリーム SFID を使って、パケットを Cisco CMTS に送信します。
- 4. Cisco CMTS はパケットを検証して SFID を決定し、そのサービス フローに関連付けられた Vendor-Specific QoS Parameter を使ってパケットを該当する MPLS-VPN インターフェイスに送信します。
- 5. PacketCable VoIP 電話呼び出しのような動的アップストリーム サービス フローが生成されると、CMTS は次の優先順位に従っていずれかの方法で MPLS VPN に新しいアップストリーム サービス フローを関連付けます。
- a. ケーブル モデムの DOCSIS コンフィギュレーション ファイルに Dynamic Flow VPN RD パラメータ(Cisco Vendor Specific Info Subtype 13)が含まれている場合は、動的サービス フローの VPN はパラメータで指定されたいずれかに RD を使って設定します。
- b. オンラインになったモデムのケーブル インターフェイスに cable dynamic-flow vrf コマンドを適用した場合、動的サービス フローの VPN はそのコマンドで指定した MPLS VPN に設定されます。
- c. グローバル cable dynamic-flow vrf コマンドが適用されている場合、動的サービス フローの VPN は、このコマンドで指定した MPLS VPN に設定されます。
- d. 最後に、動的サービス フローの VPN は、ケーブル モデムが関連付けられている VPN に設定されます。
ケーブル モデムの DOCSIS コンフィギュレーション ファイルに MPLS-VPN ルートが含まれない場合、そのケーブル モデムのパケットは Cisco CMTS のルーティング テーブルに応じてルーティングされます。
サポート対象プラットフォーム
Cable Monitor and Intercept機能は次のプラットフォームでサポートされます。
- ・ Cisco uBR7100 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータ
- ・ Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータ
- ・ Cisco uBR10000 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータ
設定作業
Cable Monitor and Intercept機能を設定する作業については次の章を参照してください。リストの作業ごとに、必須であるか任意であるかを指定しています。
DOCSIS コンフィギュレーション ファイルの作成(必須)
Cisco CMTS は、アップストリーム サービス フローにベンダー固有の TLV として VPN Route Distinguisher パラメータが含まれている場合は自動的にサービス フローを MPLS-VPN インターフェイスにマッピングします。VPN Route Distinguisher パラメータは route-distinguisher ID を示します。この ID は VRF コンフィギュレーション サブモードで rd コマンドを使用して指定します。
また、対応するアップストリーム パケット分類子も作成して、この SFID-to-MPLS VPN マッピングを使用する送信元 MAC アドレスを特定する必要があります。両方のパラメータを含む DOCSIS コンフィギュレーション ファイルを作成するには、次の手順を実行します
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fswtch_r/xrfscmd4.htm#1035034 を参照してください。
ステップ 2 CPE 装置ごとにアップストリーム パケット分類子を作成し、サービス フローが参照する適切なアップストリーム サービス フローと CPE の送信元 MAC アドレス、およびその他の適切なパラメータを指定します。たとえば、次の分類子 14 の設定では、サービス フロー参照 7 のサービス フローが MAC アドレス 00 00 0C A1 B2 C3 で使用されるように指定しています。
22 (Upstream Packet Classification Encoding Block)
S01 (Classifier Reference) = 14
S03 (Service Flow Reference) = 7
S10 (Ethernet LLC Packet Classification Encodings)
T02 (Source MAC Address) = 00 00 0C A1 B2 C3
ステップ 3 この CPE 装置に対応するアップストリーム サービス フローを作成します。このサービス フローには必要なパラメータがすべて含まれています。またベンダー固有の VPN Route Distinguisher パラメータ(TLV サブタイプ 14)も含まれており、このユーザのために作成された VRF ルートの RD ID が特定されます。
RD ID は次の 2 つの形式で表すことのできる 2 つの整数で構成されています。
VPN RD パラメータには、VRF コンフィギュレーション サブモードで rd コマンドを使って Cisco CMTS に指定した route-distinguisher ID と同じ ID を指定します。たとえば、CLI(コマンドライン インターフェイス)コマンドを使ってタイプ 0 を設定した場合は次のようになります。
対応するアップストリーム サービス フローは次のパラメータを使って設定します。
24 (Upstream Service Flow Encodings)
S43 (Vendor Specific Options) = 8.3.0.0.12.4.8.0.0.250.0.0.0.0.1
Vendor Specific Options フィールドは 2 つの TLV に変換されます。最初の TLV はタイプ 8(ベンダー ID)、長さ 3 で、値は 16 進数の 00.00.0C でシスコシステムズを表します。2 番めの TLV はタイプ 4(VPN ルート区別子)、長さ 8、値は 16 進数の 00.00.FA.0.0.0.0.1 です。
同様に、CLI コマンドを使ってタイプ 1 を設定した場合は次のようになります。
対応するアップストリーム サービス フローは次のパラメータを使って設定します。
24 (Upstream Service Flow Encodings)
S43 (Vendor Specific Options) = 8.3.0.0.12.4.8.0.1.10.10.10.15.0.1
同様に、Vendor Specific Options フィールドは 2 つの TLV に変換されます。最初の TLV はタイプ 8(ベンダー ID)、長さ 3 で、値は 16 進数の 00.00.0C でシスコシステムズを表します。2 番めの TLV はタイプ 4(VPN ルート区別子)、長さ 8、値は 16 進数の 00.01.0A.0A.0A.0F.00.01 です。
ステップ 4 MPLS-VPN インターフェイスにマッピングするアップストリーム パケット分類子およびサービス フローごとにこの手順を繰り返します。
動的サービス フローのマッピング
動的サービス フローをマッピングする MPLS VPN をケーブル モデムベースで設定する必要があり、ケーブル インターフェイス ベースや Cisco CMTS ベースで設定しない場合、Dynamic Flow VPN RD パラメータ(Cisco Vendor Specific Info Subtype 13)を DOCSIS コンフィギュレーションに追加する必要があります。Dynamic Flow VPN RD パラメータでは、動的サービス フローで使用するために作成された VRF ルートの RD ID を指定します。
ステップ 2 VPN RD パラメータには、VRF コンフィギュレーション サブモードで rd コマンドを使って Cisco CMTS に指定した route-distinguisher ID と同じ ID を指定します。たとえば、CLI コマンドを使ってタイプ 0 を設定した場合は次のようになります。
対応する Dynamic Flow VPN RD パラメータを次のように設定します。
S13 (Dynamic Flow VPN RD) = 0-0-fa-0-0-0-0-1
Vendor Specific Options フィールドは 2 つの TLV に変換されます。
- ・ 最初の TLV はタイプ 8(ベンダー ID)、長さ 3 で、値は 16 進数の 00.00.0C でシスコシステムズを表します。
- ・ 2 番めの TLV はタイプ 4(VPN ルート区別子)、長さ 8、値は 16 進数の 00.00.FA.0.0.0.0.1 です。
同様に、CLI コマンドを使ってタイプ 1 を設定した場合は次のようになります。
対応するアップストリーム サービス フローは次のパラメータを使って設定します。
S13 (Dynamic Flow VPN RD) = 0-1-a-a-a-f-0-1
同様に、Vendor Specific Options フィールドは 2 つの TLV に変換されます。
- ・ 最初の TLV はタイプ 8(ベンダー ID)、長さ 3 で、値は 16 進数の 00.00.0C でシスコシステムズを表します。
- ・ 2 番めの TLV はタイプ 4(VPN ルート区別子)、長さ 8、値は 16 進数の 00.01.0A.0A.0A.0F.00.01 です。
ケーブル モデム ベースの Dynamic Flow VPN RD パラメータは、どのケーブル インターフェイス モードまたは Cisco CMTS モードの動的サービス フローから MPLS VPN への設定にも優先します。
ステップ 3 動的サービス フローをマッピングする MPLS VPN をケーブル インターフェイス ベースで設定し、ケーブル モデムや Cisco CMTS ベースでは設定しない場合、次のケーブル インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。
Router# interface cable x / y / z
Router(config-if)# cable dynamic-flow vrf vrf-name
たとえば次のような VRF を設定し、動的に生成されたサービス フローで使用する場合、
次に示すケーブル インターフェイス コマンドを使用して、その動的サービス フローをマップします。
Router# interface cable x / y / z
Router(config-if)# cable dynamic-flow vrf isp1
ケーブル インターフェイス ベースでの動的サービス フローから MPLS VPN へのマッピングはグローバルな Cisco CMTS ベースでの動的サービス フローから MPLS VPN へのグローバルなマッピングに優先しますが、ケーブル モデム ベースでの Dynamic Flow VPN RD パラメータには優先しません。
ステップ 4 動的サービス フローをマッピングする MPLS VPN を Cisco CMTS ベースで設定し、ケーブル モデムや ケーブル インターフェイス ベースでは設定しない場合、次のグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
Router# cable dynamic-flow vrf vrf-name
たとえば次のような VRF を設定し、動的に生成されたサービス フローで使用する場合、
次に示すケーブル インターフェイス コマンドを使用して、その動的サービス フローをマップします。
Router# interface cable x / y / z
Router(config-if)# cable dynamic-flow vrf isp2
Cable Monitor and Intercept機能のモニタリングとメンテナンス
ここでは、Cable Monitor and Intercept機能を使用しているケーブル モデムCM(ケーブル モデム)のコンフィギュレーションと現在のステータスを表す CLI コマンドのサンプルを示します。サンプルにはオンライン状態の CM が多数示されており、最後の CM(プライマリ Service Identifier [SID; サービス ID] が 6)には 3 つの CPE 装置があり異なる ISP に接続されています。
CM および CPE 装置の表示
登録されていて現在オンラインの CM の数を表示するには、 show cable modem コマンドを使用します。
MAC Address IP Address I/F MAC Prim RxPwr Timing Num BPI
0030.8047.b41f 5.108.1.21 C3/0/U2 online(pt) 1 0.75 2821 0 Y
0007.0e03.1349 5.109.1.9 C3/0/U0 online 2 *0.00 2816 0 N
0007.0e03.12bd 5.108.1.18 C3/0/U0 online(pt) 3 -0.25 2812 0 Y
0030.80bc.22d5 5.108.1.20 C3/0/U0 online(pt) 4 0.25 2819 0 Y
0007.0e03.1331 5.111.1.6 C3/0/U0 online 5 -0.25 2816 0 N
00a0.73b0.4cc1 5.110.1.6 C3/0/U0 online(pt) 6 -0.25 2990 3 Y
それぞれの CM に関連付けられている CPE 装置を表示するには、 show interface cable modem コマンドを使用します。
Router# show interface cable 3/0 modem 0
SID Priv bits Type State IP address method MAC address
1 11 modem up 5.108.1.21 dhcp 0030.8047.b41f
2 00 modem up 5.109.1.9 dhcp 0007.0e03.1349
3 11 modem up 5.108.1.18 dhcp 0007.0e03.12bd
4 11 modem up 5.108.1.20 dhcp 0030.80bc.22d5
5 00 modem up 5.111.1.6 dhcp 0007.0e03.1331
6 11 modem up 5.110.1.6 dhcp 00a0.73b0.4cc1
6 11 host unknown 131.1.2.30 dhcp 0002.e323.ac08
6 11 host unknown 129.1.2.18 dhcp 0050.046b.8b97
6 11 host unknown 130.1.2.24 dhcp 0050.da80.c13e
ケーブル モデムの動的サービス フローが使用する MPLS VPN RD を Dynamic Flow VPN RD パラメータ(Cisco Vendor Specific Info Subtype 13)を使って表示するには、 show cable modem verbose コマンドを使用します。
Router# show cable modem 0007.0e02.afa5 verbose
Upstream Power : 0.00 dBmV (SNR = 33.83 dB)
Downstream Power : 0.00 dBmV (SNR = ----- dB)
Capabilities : {Frag=Y, Concat=Y, PHS=Y, Priv=BPI+}
Sid/Said Limit : {Max US Sids=4, Max DS Saids=0}
Optional Filtering Support : {802.1P=N, 802.1Q=N}
Transmit Equalizer Support : {Taps/Symbol= 1, Num of Taps= 8}
Number of CPE IPs : 0(Max CPE IPs = 16)
Stn Mtn Failures : 0 aborts, 0 exhausted
Total US Data : 1606 packets, 129106 bytes
Total US Throughput : 43 bits/sec, 0 packets/sec
Total DS Data : 28 packets, 1792 bytes
Total DS Throughput : 0 bits/sec, 0 packets/sec
Active Classifiers : 0 (Max = NO LIMIT)
Dynamic Secret : 4E7AD0AEA48F94DE0EB773494B57EA74
Dynamic flows mapped to VPN RD : 64000:1
SID および MPLS マッピングの表示
使用中の SID から SFID へのマッピングおよび現在のステータスを表示するには、 show interface cable sid verbose コマンドを使用します。
Router# show interface cable 3/0 sid verbose
Sid Prim MAC Address IP Address Type Age Admin Sched Sfid
1 0030.8047.b41f 5.108.1.21 stat 3h43m enable RSVD 3
2 0007.0e03.1349 5.109.1.9 stat 3h43m enable RSVD 5
3 0007.0e03.12bd 5.108.1.18 stat 3h43m enable BE 7
4 0030.80bc.22d5 5.108.1.20 stat 3h43m enable BE 9
5 0007.0e03.1331 5.111.1.6 stat 3h42m enable BE 11
6 00a0.73b0.4cc1 5.110.1.6 stat 08:19 enable BE 13
7 6 00a0.73b0.4cc1 5.110.1.6 stat 08:19 enable BE 15
8 6 00a0.73b0.4cc1 5.110.1.6 stat 08:19 enable BE 16
9 6 00a0.73b0.4cc1 5.110.1.6 stat 08:19 enable BE 17
10 6 00a0.73b0.4cc1 5.110.1.6 dyn 02:35 enable UGS 18
SFID と MPLS VPN サブインターフェイスのマッピングを表示するには、 show interface cable sid association コマンドを使用します。
Router# show interface cable 3/0 sid association
Sid Prim Online IP Address MAC Address Interface VRF Name
1 online(pt) 5.108.1.21 0030.8047.b41f Bu1.101 isp1
2 online 5.109.1.9 0007.0e03.1349 Bu1.102 isp2
3 online(pt) 5.108.1.18 0007.0e03.12bd Bu1.101 isp1
4 online(pt) 5.108.1.20 0030.80bc.22d5 Bu1.102 isp1
5 online 5.111.1.6 0007.0e03.1331 Bu1.102 isp2
6 online(pt) 5.110.1.6 00a0.73b0.4cc1 Bu1.103 isp3
サービス フロー コンフィギュレーションの表示
サービス フローとパケット分類子の基本マッピングを表示するには、 show interface cable service-flow コマンドを使用します。サービス フロー コンフィギュレーションの全情報を表示するには、 verbose キーワードを追加します。
次に、プライマリ SID が 6、SFID が 13 の CM のサービス フロー情報の例を示します。
Router# show interface cable 3/0 service-flow 13
Sfid Sid Mac Address QoS Param Index Type Dir Curr Active
13 6 00a0.73b0.4cc1 7 7 7 prim US act 12:59
Router# show interface cable 3/0 13 verbose
Current QoS Indexes [Prov, Adm, Act] : [7, 7, 7]
Maximum Sustained rate : 0 bits/sec
Minimum Reserved Rate : 0 bits/sec
Admitted QoS Timeout : 200 seconds
Active QoS Timeout : 0 seconds
Current Throughput : 0 bits/sec, 0 packets/sec
次に、プライマリ SID が 6 の CM を使用している最初の CPE 装置のサービス フロー情報の例を示します。この CPE 装置のセカンダリ ID は 7、SFID は 15 で、 isp1 という VRF コンフィギュレーションを使用しています。
Router# show interface cable 3/0 15
Sfid Sid Mac Address QoS Param Index Type Dir Curr Active
15 7 00a0.73b0.4cc1 8 8 8 sec(S) US act 13:33
Router# show interface cable 3/0 15 verbose
Current QoS Indexes [Prov, Adm, Act] : [8, 8, 8]
Maximum Sustained rate : 1000000 bits/sec
Minimum Reserved Rate : 0 bits/sec
Admitted QoS Timeout : 0 seconds
Active QoS Timeout : 0 seconds
Current Throughput : 0 bits/sec, 0 packets/sec
CM Mac Address : 00a0.73b0.4cc1
Classifier Matching Priority : 0
Ethernet/LLC Classifier Parameters:
次に、プライマリ SID が 6 の CM を使用している 2 番めの CPE 装置のサービス フロー情報の例を示します。この CPE 装置のセカンダリ ID は 8、SFID は 16 で、 isp2 という VRF コンフィギュレーションを使用しています。
Router# show interface cable 3/0 service-flow 16
Sfid Sid Mac Address QoS Param Index Type Dir Curr Active
16 8 00a0.73b0.4cc1 8 8 8 sec(S) US act 14:04
Router# show interface cable 3/0 service-flow 16 verbose
Current QoS Indexes [Prov, Adm, Act] : [8, 8, 8]
Maximum Sustained rate : 1000000 bits/sec
Minimum Reserved Rate : 0 bits/sec
Admitted QoS Timeout : 0 seconds
Active QoS Timeout : 0 seconds
Current Throughput : 0 bits/sec, 0 packets/sec
CM Mac Address : 00a0.73b0.4cc1
Classifier Matching Priority : 0
Ethernet/LLC Classifier Parameters:
次に、プライマリ SID が 6 の CM を使用している 3 番めの CPE 装置のサービス フロー情報の例を示します。この CPE 装置のセカンダリ ID は 9、SFID は 17 で、 isp3 という VRF コンフィギュレーションを使用しています。
Router# show interface cable 3/0 service-flow 17
Sfid Sid Mac Address QoS Param Index Type Dir Curr Active
17 9 00a0.73b0.4cc1 8 8 8 sec(S) US act 14:33
Router# show interface cable 3/0 service-flow 17 verbose
Current QoS Indexes [Prov, Adm, Act] : [8, 8, 8]
Maximum Sustained rate : 1000000 bits/sec
Minimum Reserved Rate : 0 bits/sec
Admitted QoS Timeout : 0 seconds
Active QoS Timeout : 0 seconds
Current Throughput : 33 bits/sec, 0 packets/sec
CM Mac Address : 00a0.73b0.4cc1
Classifier Matching Priority : 0
Ethernet/LLC Classifier Parameters:
次に、プライマリ SID が 6 のモデムの動的に生成された PacketCable サービス フロー情報の例を示します。動的サービス フローが使用するセカンダリ SID は 10、SFID は 18 で、isp2 という VRF コンフィギュレーションを使用しています。
Router# show interface cable 3/0 service-flow 18 verbose
Current QoS Indexes [Prov, Adm, Act] : [0, 5, 5]
Admitted QoS Timeout : 200 seconds
Active QoS Timeout : 0 seconds
Current Throughput : 92399 bits/sec, 49 packets/sec
CM Mac Address : 00a0.73b0.4cc1
Classifier Matching Priority : 64
IP Source Address : 4.22.96.99
Source IP Address Mask : 255.255.255.255
Destination IP Address : 4.18.39.12
Destination IP Address Mask : 255.255.255.255
設定例
- ・ DOCSIS コンフィギュレーション ファイル ― 3 つの MPLS VPN ルータをサポートするケーブル モデムが設定されています。ここには 3 つのアップストリーム パケット分類子と 3 つのアップストリーム サービス フロー パラメータ セットが含まれています。また、動的サービス フローを特定の MPLS VPN に関連付ける必要があるコンフィギュレーションも含まれています。
- ・ MPLS VPN インターフェイス コンフィギュレーション ― 3 つの VRF RD に対応する VRF コンフィギュレーションを示します。ケーブル モデムで使用される MPLS-VPN コンフィギュレーションに該当します。
DOCSIS コンフィギュレーション ファイル
18 (Maximum Number of CPE) = 100
28 (Max Number of Classifiers) = 4
22 (Upstream Packet Classification Encoding Block)
S01 (Classifier Reference) = 10
S03 (Service Flow Reference) = 3
S10 (Ethernet LLC Packet Classification Encodings)
T02 (Source MAC Address) = 00 00 0C A1 B2 C3
22 (Upstream Packet Classification Encoding Block)
S01 (Classifier Reference) = 12
S03 (Service Flow Reference) = 5
S10 (Ethernet LLC Packet Classification Encodings)
T02 (Source MAC Address) = 00 00 0C A1 B2 D4
22 (Upstream Packet Classification Encoding Block)
S01 (Classifier Reference) = 14
S03 (Service Flow Reference) = 7
S10 (Ethernet LLC Packet Classification Encodings)
T02 (Source MAC Address) = 00 00 0C A1 B2 E5
24 (Upstream Service Flow Encodings)
S01 (Service Flow Reference) = 1
S06 (QoS Parameter Set Type) = 7
25 (Downstream Service Flow Encodings)
S01 (Service Flow Reference) = 2
S06 (QoS Parameter Set Type) = 7
24 (Upstream Service Flow Encodings)
S01 (Service Flow Reference) = 3
S06 (QoS Parameter Set Type) = 7
S08 (Max Sustained Traffic Rate) = 1000000
S09 (Maximum Traffic Burst) = 65224
S12 (Timeout Active QoS Parms) = 0
S13 (Timeout Admitted QoS Parms) = 0
S15 (Service Flow Sched Type) = 2
S43 (Vendor Specific Options) = 8.3.0.0.12.4.8.0.0.250.0.0.0.0.1
24 (Upstream Service Flow Encodings)
S01 (Service Flow Reference) = 5
S06 (QoS Parameter Set Type) = 7
S08 (Max Sustained Traffic Rate) = 1000000
S09 (Maximum Traffic Burst) = 65224
S12 (Timeout Active QoS Parms) = 0
S13 (Timeout Admitted QoS Parms) = 0
S15 (Service Flow Sched Type) = 2
S43 (Vendor Specific Options) = 8.3.0.0.12.4.8.0.0.246.24.0.0.0.1
24 (Upstream Service Flow Encodings)
S01 (Service Flow Reference) = 7
S06 (QoS Parameter Set Type) = 7
S08 (Max Sustained Traffic Rate) = 1000000
S09 (Maximum Traffic Burst) = 65224
S12 (Timeout Active QoS Parms) = 0
S13 (Timeout Admitted QoS Parms) = 0
S15 (Service Flow Sched Type) = 2
S43 (Vendor Specific Options) = 8.3.0.0.12.4.8.0.0.253.232.0.0.0.1
S13 (Dynamic Flow VPN RD) = 0-0-fa-0-0-0-0-1
MPLS VPN インターフェイス コンフィギュレーション
ip address 10.22.32.1 255.255.255.0
cable helper-address 4.104.0.66
ip address 10.22.64.1 255.255.224.0
ip address 4.22.64.1 255.255.224.0 secondary
cable helper-address 4.104.0.66
ip address 10.22.96.1 255.255.224.0
ip address 4.22.96.1 255.255.224.0 secondary
cable helper-address 4.104.0.66
ip address 10.22.128.1 255.255.224.0
ip address 4.22.128.1 255.255.224.0 secondary
cable helper-address 4.104.0.66
参考資料
ここでは Cisco CMTS ルータの参考資料を紹介します。
関連資料
標準規格
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Data-Over-Cable Service Interface Specifications Radio Frequency Interface Specification (SP-RFIv1.1-I08-020301) |
MIB
この機能でサポートされる新しい MIB または変更された MIB はありません。
RFC
- ・ RFC 1163, A Border Gateway Protocol
- ・ RFC 1164, Application of the Border Gateway Protocol in the Internet
- ・ RFC 2233, DOCSIS OSSI Objects Support
- ・ RFC 2283, Multiprotocol Extensions for BGP-4
- ・ RFC 2547, BGP/MPLS VPNs
- ・ RFC 2665, DOCSIS Ethernet MIB Objects Support
- ・ RFC 2669, Cable Device MIB
テクニカル サポート
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コマンド リファレンス
cable dynamic-flow vrf
動的サービス フローを確実にマッピングするには、グローバル コンフィギュレーション モードまたはインターフェイス コンフィギュレーション モード(ケーブル インターフェイスのみ)で cable dynamic-flow vrf コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
cable dynamic-flowvrf vrf-name
no cable dynamic-flowvrf vrf-name
グローバルおよびインターフェイス コンフィギュレーション(ケーブル インターフェイスのみ)
このコマンドをインターフェイスに適用した場合、グローバル コンフィギュレーションを上書きします。
次に、VRF isp1 の Cisco CMTS インターフェイス 3/0 で動的サービス フローのマッピングをイネーブルにする方法の例を示します。
Router(config-if)# cable dynamic-flow vrf isp1
次に、VRF isp2 の Cisco CMTS で動的サービス フローのグローバルなマッピングをイネーブルにする方法の例を示します。
Router# cable dynamic-flow vrf isp2
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ケーブル モデムの動的サービス フローで使用する MPLS VPN RD を Dynamic Flow VPN RD パラメータ(Cisco Vendor Specific Info Subtype 13)を使って表示します。 |
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