Locator/ID Separation Protocol(LISP)は、IP アドレッシングの新しいセマンティクスを提供するルーティング アーキテクチャです。現在の IP ルーティングおよびアドレッシング アーキテクチャでは、IP アドレスという 1 つの番号空間によって、次の 2 つの情報を表現しています。
LISP ルーティング アーキテクチャの設計では、デバイスの ID を示す Endpoint Identifier(EID)とその場所を示す Routing Locator(RLOC)を 2 つの異なる番号空間に分離します。EID 機能と RLOC 機能を分離することで、いくつかのメリットが得られます。
LISP は企業とサービス プロバイダーに次のメリットをもたらします。
LISP ルーティング アーキテクチャには、次のようなメリットもあります。
LISP は、ネットワーク エンドポイントまたはホストに影響を与えることなく、既存の IP ネットワークに段階的に導入できます。
LISP は、オープン スタンダードとして推奨されているシスコのイノベーションです。シスコは、IETF LISP ワーキング グループなどの標準化団体に参加し、LISP アーキテクチャの開発を行っています。
Cisco Nexus 7000 と LISP を活用して、ワークロード モビリティ、クラウド コンピューティング、および IPv6 への移行を実現する方法を説明します。
IP アドレスを変更することなく Cisco LISP VM-Mobility ソリューションを設定できます。