この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
データ シートCisco Prime Network Control System(NCS)製品概要Cisco® Prime Network Control System(NCS)は、包括的な管理プラットフォームです。デバイス、ネットワーク、場所に関係なく、エンドポイントの接続を完全に可視化して、ユーザ、アクセス、およびアイデンティティの統合管理を実現します(図 1)。これによって、多くのお客様がお困りの項目として挙げるクライアント デバイス関連のネットワーク問題のトラブルシューティングが迅速化されます。また、Cisco Prime NCS では、Cisco Identity Services Engine(ISE)との連携によって、エンドポイントのセキュリティ ポリシーの監視を行うことができます。有線およびワイヤレス アクセス ネットワーク全体で、ネットワーク、ユーザ、およびデバイスからのリアルタイム コンテキスト情報に基づいて、コンプライアンスが可視化されます。 Cisco Wireless Control System(WCS)が基盤となっている Cisco Prime NCS では、802.11n および 802.11a/b/g を利用するエンタープライズクラスの屋内および屋外ワイヤレス ネットワークのライフサイクル全体を管理できます。Cisco Prime NCS は、Cisco Unified Wireless Network の管理プラットフォームとして、業務の簡素化と生産性の向上を実現するハイパフォーマンスなアプリケーションとミッションクリティカルなソリューションの提供をサポートします。 Cisco Prime NCS は、ローカル、リモート、国内、国外といったさまざまな場所に広がる小規模、中規模、および大規模な有線およびワイヤレス LAN のニーズに対応できるスケーラブルなプラットフォームです。Cisco Prime NCS では、IT 管理者は必要なツールに必要なタイミングですぐにアクセスできるので、セキュアなワイヤレス LAN の構築と維持、有線およびワイヤレス LAN の監視、両方のネットワークでのユーザおよびエンドポイントの確認を、より効率的かつすべて一元的に行うことができます。ネットワークが拡大しても、ワークフローに基づいたシンプルかつ直感的なユーザ エクスペリエンスと、用意されたツールによって、IT の効率を向上させ、IT トレーニングのコストを削減し、作業要員を最少人数に抑えることができ、運用コストが大幅に削減されます。Cisco NCS は、オーバーレイ管理ツールとは異なり、さまざまな管理要件のすべて(無線周波数から、有線およびワイヤレス ネットワークのコントローラ、スイッチ、エンドポイント、およびユーザや、モビリティおよびアイデンティティ サービスに至るまで)に対応しており、スケーラブルな統合プラットフォームを提供します。 柔軟性のある使いやすいプラットフォームCisco Prime NCS は、IT 管理者の経験を問わない理想的な管理プラットフォームです。シンプルで直感的なユーザ インターフェイスによって、複雑さが解消され、ネットワーク管理の経験がないユーザでも利用できます。また、包括的なライフサイクル管理機能によって、最も高度な機能を要求する IT 管理者のニーズにも対応できます。Cisco Prime NCS は高度な柔軟性を備えており、各ユーザは管理インターフェイスをカスタマイズして、運用およびビジネスの目的に合わせて最も関連性の高い情報だけを表示することができます。 シームレスなスケーラビリティとサービス管理Cisco Prime NCS では、数千台のスイッチと数百台のシスコのワイヤレス LAN コントローラを管理でき、数千台の Cisco Aironet® アクセス ポイント(次世代の Cisco Aironet 3500、1040、1260、1250、1140、OfficeExtend 600 シリーズ 802.11 アクセス ポイントなど)の管理も可能です。Cisco Prime NCS は、物理アプライアンスまたは仮想アプライアンスとして提供され、柔軟に導入できます。この 2 つの導入オプションは、規模や提供される機能の豊富さに違いはありません。 Cisco Context-Aware Software や Adaptive Wireless Intrusion Prevention System(wIPS) などのシスコのモビリティ サービスは、Cisco Mobility Services Engine(MSE)によって Cisco Prime NCS にシームレスに統合できます。また、Cisco Unified Wireless Network のシステム全体に及ぶ機能である Cisco CleanAir テクノロジーもサポートされるため、チップレベルのインテリジェンスを利用して、自己回復と自己最適化が可能なワイヤレス ネットワークを構築できます。さらに、Cisco ISE の連携によって、有線およびワイヤレス クライアントのユーザとエンドポイントの属性、ポスチャ、およびプロファイルの情報が可視化されます。一般的なクライアント トラブルシューティング ツールにこの情報が加わることによって、あらゆるアクセス メディアでの迅速な問題解決が可能になります。 包括的なワイヤレス LAN ライフサイクル管理Cisco Prime NCS は、ワイヤレス LAN の計画と導入から、監視、トラブルシューティング、カスタマイズされたレポートに至るまでのあらゆるフェーズをコスト効率よくサポートします。Cisco Prime NCS は、ワイヤレス LAN の運用をライフサイクルのあらゆるフェーズで効率的かつ効果的なものにします(図 2)。 計画ビジネスクリティカルなデータ、音声、ビデオの各サービスを効果的にサポートするワイヤレス LAN の設計は、提供される計画および設計ツールで構成される Cisco Prime NCS スイートで簡素化されます(図 3)。 Cisco Prime NCS の計画および設計ツールでは、標準的および不規則な形状の建物におけるアクセス ポイントの配置の定義とアクセス ポイントのカバレッジ エリアの特定を簡素化できます。これらのツールによって、IT 管理者は RF 環境を明確に可視化でき、将来的なカバレッジ ニーズの予測、ワイヤレス LAN イベントの評価、および不適切な RF 設計とカバレッジ問題の軽減や解消を行えます。 専用の Cisco Prime NCS 設計ツールでは、WLAN の準備状況を即時に評価でき、シングルモードおよびデュアルモードの Wi-Fi 対応電話をサポートする VoWLAN サービスと、シスコの「RF Fingerprinting」テクノロジー(特許出願中)を使用し Cisco MSE と連動して Wi-Fi 対応デバイスおよびそのコンテキスト情報を検索、追跡、管理する Context-Aware(位置情報)サービスをサポートできるようになっています。 導入広範囲にわたる Cisco Prime NCS の統合設定テンプレートによって、エンドユーザのニーズに対応したワイヤレス LAN をコスト効率よく迅速に構築し,稼動させることができます。ワイヤレス LAN コントローラの自動展開を実現するコントローラ自動プロビジョニング機能など、柔軟で使いやすいテンプレートと導入ツールを利用して、IT 管理者はワイヤレス LAN のプロビジョニングと設定を行い、ビジネスに必要なサービスを明確に提供できます(図 4)。こうしたテンプレートとツールによって、場所に関係なくベスト プラクティスな共通設定を複数のワイヤレス LAN コントローラに容易に適用でき、複雑なコントローラの設定、アップデート、およびスケジューリングを合理的に行えます。アクセス ポイントのプロビジョニングも、複数のアクセス ポイントのカスタマイズ設定用の使いやすいテンプレートを利用することで、容易に実行できます。 監視とトラブルシューティングCisco Prime NCS は、有線およびワイヤレス LAN の監視とトラブルシューティングのための理想的な管理プラットフォームです。強力なパフォーマンスを維持し、最適なアクセス環境を固定およびモバイル エンドポイントに提供します。Cisco Prime NCS の中央集中型インターフェイスによって、必要とされる場所で必要とされるときに簡単に情報にアクセスできます。オンデマンドの場合でもスケジュール設定された場合でも同じです。 使いやすいグラフィカル表示は、メンテナンス、セキュリティ、トラブルシューティング、および将来的なキャパシティ プランニングのアクティビティの開始ポイントとなります。ネットワーク上で発生するアラームやイベントによって、正常なデバイスおよび正常でないデバイスに関する実用的なデータをさまざまなエントリ ポイントからすばやく収集できるため、Cisco Prime NCS は実稼動ネットワークの運用に不可欠な存在となります。 Cisco Prime NCS の常駐アラーム サマリー パネルおよびアラーム ブラウザで、重要な情報、障害、および重大度に基づくアラームに簡単にアクセスできます(図 5)。アラーム サマリー パネルでは、重要度の高い通知の評価をすばやく行うことができ、トラブル チケットの迅速な解決がサポートされます。承認されていない(不正な)デバイスの検出、特定、阻止は、ロケーション サービスが有効になっている場合、完全にサポートされます。 Cisco Prime NCS の統合ワークフローと多様なトラブルシューティング ツールによって、IT 管理者はシスコのアクセス ネットワークのコンポーネント全体にわたる問題をすばやく特定、分離、解決できます。最小限の作業要員であらゆる規模の LAN および WLAN のトラブルシューティングを迅速に行うことができるようになります。さまざまなツールが連動することで、IT 管理者は LAN および WLAN で発生している運用上のわずかな差異を把握し、ベースライン パラメータの基準を超えて発生している不適切なイベント(クライアント接続やローミングの問題など)を発見できます。
修復Cisco Prime NCS は、サービス中断の迅速な評価、パフォーマンス低下に関する通知の受信、解決策の調査、および最適な状況に修復するためのアクションの実行を容易にします。
最適化Cisco Prime NCS には、カスタマイズ可能なレポートが含まれています。このレポートは、ワイヤレス LAN を効果的に管理、メンテナンス、展開して、進行中のビジネスおよび運用の要件に対応するのに役立ちます。包括的な監査機能を備えた設定準拠性監視などのツールに加えて、柔軟性のあるレポートを利用することで、適切なデータに適切なタイミングで、あらゆる要件を満たす形でアクセスできます(図 7)。 さまざまなレポートが利用できることによって、IT 管理者はネットワークの傾向を常に把握し、ネットワーク制御を維持し、監査を行い、変化するビジネス要件やエンドユーザの要件にすばやく対処できるようになります。レポートは、ユーザ定義のパラメータに基づいてカスタマイズできます。ネットワーク環境の詳細な傾向分析と、キャパシティ プランニングによって、LAN や WLAN がどのように変化してきたかをまとめて把握して、今後の拡大と拡張の予測と計画を行うことができます。 機能と利点表 1 に、Cisco Prime NCS プラットフォームの機能と利点を示します。 表 1 Cisco Prime NCS の機能と利点
製品仕様表 2 に、Cisco Prime NCS の製品仕様を示します。 表 2 Cisco Prime NCS の製品仕様
まとめCisco Prime NCS は、有線およびワイヤレスにおけるユーザとアクセスのネットワーク管理を統合した理想的なプラットフォームです。Cisco WCS が基盤となっており、802.11n および 802.11a/b/g を利用するエンタープライズクラスの屋内および屋外ワイヤレス ネットワークの包括的なライフサイクル管理が可能です。非常に柔軟性の高いこのプラットフォームによって、キャンパス、リモート、国内、国外といった場所に広がる WLAN の効果的な計画、導入、監視、トラブルシューティング、修復、および最適化のためのさまざまなツールやリソースが提供されます。統合型サービス管理機能が Cisco Mobility Services Engine および Cisco Identity Services Engine と連動することで、統合されたアクセス ネットワークおよびそこに展開されているサービスが完全に可視化されます。 Cisco Prime NCS は、統合された有線およびワイヤレス アクセスとワイヤレス LAN の管理の複雑さを解消します。このプラットフォームは、使いやすい中央集中型インターフェイスによって、ワイヤレス LAN とユーザ アクセス環境に明確な可視性と制御をもたらします。接続されているすべてのエンドポイントが、提供されるツールによって可視化され、クライアント接続の問題が修復されるので、LAN や WLAN のすべての問題解決が簡単になり、優れた Wi-Fi パフォーマンス、Cisco CleanAir による電波干渉の軽減、強力なネットワーク セキュリティ、および最適な運用が、固定およびモバイルのすべてのエンドユーザに提供されます。Cisco Prime NCS を利用すると、最小限の作業要員だけで、運用上の最も厳しい要件を満たすことができます。また、コスト効率に優れビジネスに対応した、統合アクセスの Cisco Unified Wireless Network を維持するための理想的なプラットフォームです。 Cisco Prime NCS のライセンス適切な Cisco Prime NCS ライセンス SKU の選択方法と、Cisco NCS ソフトウェアのダウンロード、インストール、登録手順については、シスコの代理店にお問い合わせください。 Cisco Prime NCS のデモンストレーション ライセンス すべての機能を利用できる新しい Cisco Prime NCS デモンストレーション ライセンスをダウンロードすると、ユーザ アクセスおよびサービス統合管理用の業界最高レベルのプラットフォームである Cisco Prime NCS を、30 日間にわたって無料で体験できます。このライセンスは、10 台のデバイスで最長 30 日間ご利用いただけます。デモンストレーション ライセンスで作成したネットワーク構成および設定は保存されるため、正規ライセンスを取得した Cisco Prime NCS への移行は容易にできます。ライセンスを無料で入手するには、https://tools.cisco.com/SWIFT/Licensing/PrivateRegistrationServlet?DemoKeys=Y [英語] で登録を行ってください。登録後、Cisco Wireless Software Center から Cisco Prime NCS 仮想アプライアンスをダウンロードしてください(要ログイン)。Cisco Prime NCS のデモンストレーション ライセンスは、Cisco Technical Assistance Center(TAC)のサポート対象外です。 発注情報すべての Cisco Prime NCS のライセンス(Cisco NCS のデモンストレーション ライセンスを除く)の購入方法については、「購入案内」を参照してください。 Cisco NCS のダウンロードCisco NCS の最新のリリースは、http://www.cisco.com/kobayashi/sw-center/sw-wireless.shtml [英語] からダウンロードしてください(要ログイン)。 Cisco Wireless Control System(WCS)からの移行Cisco WCS ライセンスから Cisco NCS への移行については、Cisco NCS のライセンスと発注に関するガイドを参照してください。 Cisco Wireless LAN ServiceCisco Wireless LAN Service シスコとパートナーによるスマートでパーソナライズされたサービスを利用すると、ビジネスに不可欠なアプリケーションおよびインタラクティブなマルチメディア コラボレーションにセキュアなモバイル アクセスをコスト効率よく導入すると同時に、運用効率を向上させることができます。先進の手法に基づいたこれらのサービスによって、パフォーマンス、信頼性、およびセキュリティが最適化される高度なモビリティ アーキテクチャへの移行が促進され、コストを抑制しながらビジネスの変革を続けることができます。 お客様が Cisco Prime NCS を適切に導入し、モビリティ ソリューションを効果的に統合して、総所有コストを削減し、ワイヤレス ネットワークを保護することができるようサポートいたします。Cisco Wireless LAN Service の詳細については、[英語] を参照してください。 テクニカル サービスのオプション Cisco Prime NCS には、シスコによる 90 日間ハードウェア保証が付いています。デバイス保証に Cisco SMARTnet® サービスなどのテクニカル サービスの契約を追加すると、Cisco Technical Assistance Center(TAC)へのアクセスが可能になり、重要な業務ニーズを満たす多様なハードウェア交換オプション、ライセンス対象のオペレーティング システム ソフトウェアのアップデート、Cisco.com の豊富なナレッジ ベースとサポート ツールへの登録アクセスも提供されます。 保証の詳細については、http://www.cisco.com/go/warranty/ [英語] を参照してください。 シスコ テクニカル サービスについては、http://www.cisco.com/web/JP/services/portfolio/tss/index.html を参照してください。 関連情報Cisco Prime NCS の詳細については、最寄りの代理店にお問い合わせいただくか、http://www.cisco.com/go/ncs/ [英語] を参照してください。 Cisco Identity Services Engine(ISE)の詳細については、http://www.cisco.com/go/ise/ [英語] を参照してください。 Cisco Unified Wireless Network の詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/wireless/ を参照してください。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||