IOx 対応フォグ アプリケーションの運用環境における大規模な展開を管理するには、Fog Director が有用です。初期導入から、継続的な変更管理、アプリケーションの廃止にいたるまで、IOx アプリケーションのライフサイクル全体を管理できます。視覚的な Web 環境から製品の各機能を使用することも、API を使用して既存の管理システムと統合することもできます。Fog Director では、生産性を最適化するため、アプリケーションを中心としたビュー、ネットワーク インフラストラクチャを中心としたビューの両方がサポートされます。
機能と特長
迅速な導入と統合
- 直感的なユーザ エクスペリエンスが、運用上および管理上のプロセスや慣例に適合
- REST API による既存の管理システム内での統合
フォグ アプリケーションのライフサイクル全般にわたる一貫した管理
- アプリケーションの開始と中止
- アプリケーションのバージョン管理
- 導入されたアプリケーションの表示
- アプリケーションのすべての導入インスタンスに対する CPU、メモリ、ストレージ、およびバージョンを含めたリソース消費の表示(リアルタイム、経時的)
- デバイスのタグ付けと検索
- アプリケーションのバックアップおよび復元
- 対象となるすべてのネットワーク インフラストラクチャに対し、アプリケーション構成、ネットワーキング、シリアル ポートおよびリソース プロファイル設定を変更
- 対象となるすべてのネットワーク インフラストラクチャに対し、アプリケーションのリソース プロファイルを設定
- 対象となるすべてのネットワーク インフラストラクチャ上でアプリケーションを更新
アプリケーションの継続的なモニタリング
- アプリケーションの全体的なステータスおよび正常性を示すダッシュボードの表示
- ログの表示、ダウンロード、追跡
- 各アプリケーションのドリル ダウンとそのステータスの表示
アプリケーションのリモート デバッグおよびトラブルシューティング
- フォグ アプリケーションに対する、リソース消費を含む総合ビュー
- リモート ログの表示による、アプリケーションのデバッグとトラブルシューティング
- フォグ アプリケーション コンソールへのアクセス
- アプリケーション ログ ファイルの表示とダウンロード
メリット
- アプリケーション、および関連付けられたネットワーク インフラストラクチャを運用規模で一元管理できるため、運用効率が向上
- IOx 対応フォグ アプリケーションの系統的な変更管理により、基幹業務の俊敏性が向上
- 展開の迅速化、スケーラブルなアプリケーション ライフサイクル管理により、アプリケーション開発に対する投資収益率が拡大
仕様一覧
- オペレーティング システム
Ubuntu サーバ 14.04.1 LTS、64 ビット以上(ヘッドレス)
- マシン構成
4 コア CPU、6 GB RAM、100 GB HDD