Cisco Catalyst Center 2.3.7 リリースの概要 リリースアナウンスメント

データ シート

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Updated: 2024 年 11 月 19 日

偏向のない言語

この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。

翻訳について

このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。

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AIOpsAI 主導のインサイト

イベント分析

ネットワークデバイスは、ネットワーク インフラストラクチャとネットワーク上のユーザーに関連する膨大な数のイベントを生成することがあります。そのデータ量のため、ネットワーク管理者がすべてのイベントを相関付けして、どのイベントが関連しているかを理解するのは困難な場合があります。

Cisco® Catalyst® Center のイベント分析は、AI を使用して、ネットワーク管理者に最も関連性の高いイベントに関するインサイトを提供します。有線デバイスとワイヤレスデバイスの両方について、次のことが表示されます。

      イベントが最も頻繁に発生するのはいつか

      最も優先順位の高いイベントは何か

      どのイベントタイプが最も多く、どのイベントタイプが最も少ないか

Catalyst Center は、イベント相関を使用して、どのサイト、デバイス、ユーザーがイベントの影響を受けるかをネットワーク管理者に示すため、管理者はそれらを迅速にトリアージし、問題をより迅速に解決できます。

イベント分析を使用すると、イベントのイベントデータ保持期間が 60 日間に延長され、より優れた可視性をユーザーに提供します。イベント分析にはクラウド接続が必要です。

Event analytics

図 1.                     

イベント分析

Over the Air スニファ

ワイヤレスに関する問題のトラブルシューティングは、困難で時間がかかる場合があります。Catalyst Center Over the Air スニファにより、ワイヤレスに関する問題のトラブルシューティングが容易になり、データ収集の複雑さが解消されます。

Over the Air スニファは、Catalyst Center のインテリジェントキャプチャを拡張したもので、単一のクライアントとアクセスポイント間のパケットのみをリッスンするだけではありません。任意のバンドで、一度に最大 2 つのアクセスポイントで無線のすべてのパケットをリッスンできます。

フロアマップビューを使用すると、ネットワーク管理者は、無線、受信信号強度表示(RSSI)、およびクライアント数に基づいて、使用する隣接無線を簡単に選択できます。

ユースケースには次のようなものがあります。

      パフォーマンスの低下や接続の問題など、チャンネル全体のワイヤレスクライアントに関する問題のトラブルシューティング

      ワイヤレストラフィックを分析して、ネットワークのパフォーマンスとセキュリティを向上させる

      不正アクセスポイントからの脅威を特定

Over the Air Sniffer

図 2.                     

Over the Air スニファ

AP の省電力に関するインサイト

IT 部門がサステナビリティの目標を達成するには、消費電力を削減する方法を見つけ、イニシアチブの影響をレポートする必要があります。

Catalyst Center を使用すると、お客様はワイヤレス LAN コントローラ(WLC)で AP 電力プロファイルを設定できます。AP 省電力モードを使用すると、アクセスポイントは、ユーザーがいない場合、無線をオフにし、空間ストリームおよびポート速度を低下させて、USB ポートを無効にすることで、オフピーク時に使用する電力を 20% 削減します。ネットワーク管理者は、オフピーク時間を定義するカレンダープロファイルを設定できます。

現在、Catalyst Center は、AP 電力プロファイルによって節約される電力に関するインサイトを提供しています。ネットワーク管理者は、モードが有効になっているときに節約された電力を確認し、どのデバイスがまだ設定されていないのかを把握できるようになりました。これにより、必要以上の電力を使用しているデバイスを簡単に特定し、対策を講じることができます。

AP power savings insights

図 3.                     

AP の省電力に関するインサイト

SSID ごとのフィルタリング

通常、IT 部門は複数の SSID を展開して、さまざまな運用ニーズをサポートします。大規模なワイヤレスネットワークでは、モニタリング時とトラブルシューティング時にノイズをフィルタ処理し、ビジネスに不可欠なネットワークに集中できることが最も重要です。

Catalyst Center を使用すると、除外する SSID のデータをフィルタ処理できるため、最も重要なワイヤレスネットワークに焦点を当て、問題解決時間を短縮できます。

ワイヤレスクライアントの遅延に関するインサイト

異なるデバイスタイプがさまざまなアクセスポイントで重要なアプリケーションを実行している今日のワイヤレスネットワークを最適化するのは難しい場合があります。ただし、ワイヤレスネットワーク管理者にとって、クライアントの遅延の原因を特定することは重要です。

Catalyst Center Wi-Fi 6 ダッシュボードでは、クライアントの遅延がロケーション、アクセスポイント、およびバンドごとに詳細に表示されるようになりました。これにより、どこに問題があるのか、影響は何か、問題にどのように対処すべきかを簡単に把握することができます。

Wireless client latency insights

図 4.                     

ワイヤレスクライアントの遅延に関するインサイト

Catalyst Center の自動化を用いた NetOps

Day 0 自動化の機能拡張

展開時に自動化を使用すると、効率が向上し、新しいデバイスが正しく設定されていることを確認できます。Catalyst Center 2.3.7 では、Day 0 デバイス設定の自動化するを容易にするいくつかの新機能が導入されています。新しい設定には次のものが含まれます。

      Cisco Application Visibility and ControlAVC):有線デバイスで AVC を自動的に設定し、Catalyst Center で簡単にアプリケーションの正常性を把握しアプリケーションを可視化します。

      NETCONF:デバイスで NETCONF を自動的に設定します。構成設定は Day 0 テンプレートに追加でき、新しいデバイスがサイトに追加されたときに適用されます。

      QoS:新しいデバイスで QoS ポリシーを自動的に展開し、最適なネットワークパフォーマンスを確保します。

さらに、Catalyst Center は、Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス LAN コントローラとのプラグアンドプレイをサポートするようになりました。

Day 0 automation

図 5.                     

Day 0 の自動化

設定の可視性と制御

ネットワーク障害の 80% は、変更が原因であることがわかっています。変更を確実に成功させることは、IT ネットワーク運用の鍵となります。Catalyst Center は、可視性を強化することで、設定変更のリスクを軽減します。ネットワーク管理者は、更新されているすべてのデバイスで設定のどの行が変更されるかを正確に確認できます。

また、設定プロセスの制御も改善されています。ServiceNow IT サービス管理(ITSM)統合を使用しているお客様の場合、設定タスクを ServiceNow 変更管理ワークフローの一部にすることができます。これにより、標準化された方法を使用して変更を処理できるため、コンプライアンスが強化され、ミスが少なくなります。

Configuration visibility

図 6.                     

設定の可視性

Campus Automation

Catalyst Center はブラウンフィールド管理を簡素化し、ネットワークの可視性を高め、運用の簡素性を向上させます。Campus Automation では次のことが可能です。

      ブラウンフィールド有線およびワイヤレス ネットワーク デバイスを検出し、インベントリに追加します。

      デバイス設定を自動的に学習します。ネットワーク管理者は、ネットワークに変更を加えることなく設定を確認できます。

      複数のポート設定の更新、VLAN やスパニングツリープロトコル(STP)などのレイヤ 2 設定の更新といったネットワーク自動化タスクを簡素化します。

Campus Automation 2.3.7 のベータ機能です。

Campus automation

図 7.                     

Campus Automation

サードパーティ製デバイスのサポート

IT 部門が複数のベンダーのデバイスやシステムを展開することは一般的です。ただし、これにより、複雑さが増し、管理が困難になる可能性があります。

Catalyst Center のお客様は、多くの場合、サードパーティ製のデバイスとファイアウォールを使用し、シスコ製品とともにそれらを可視化したいと考えています。管理者は、SNMP MIB-II 標準をサポートするデバイスを Catalyst Center に追加できるようになりました。これにより、デバイスの到達可能性とインベントリ情報、およびトポロジを可視化できます。

サードパーティ製デバイスのサポートにより、複雑さが軽減され、ネットワーク全体の可視性が向上します。

新しいデバイス

このバージョンでは、次のファミリの追加モデルのサポートが追加されています。

      Cisco Catalyst IE3100 高耐久性シリーズ スイッチ

      Cisco ESR6300 エンベデッドサービスルータ

      Cisco Catalyst IE9300 高耐久性シリーズ スイッチ

      Cisco Catalyst ESS 9300 エンベデッドスイッチ

      Cisco Catalyst 9400 シリーズ スイッチ

      Cisco Catalyst 9500 シリーズ スイッチ

      Cisco Catalyst 9166 シリーズ アクセスポイント

      Rockwell Stratix 5400 産業用イーサネットスイッチ

セキュリティ:ゼロトラストワークスペース

LAN 自動化の機能強化

Catalyst Center では、LAN 自動化に次の改善が追加されています。

      LAN 自動化は、/28 という小さな IP アドレスプールに対応し、エンドポイントの少ないネットワークで IP アドレスを無駄にしないようにします。

      ネットワーク管理者は、デバイスのシリアル番号をホスト名にマッピングするときに、ループバックアドレスを手動で設定することもできるようになり、ネットワーク設計をさらに制御できるようになりました。

Cisco Identity Services EngineISE)の可視性

ネットワーク管理者は ISE インスタンスを Catalyst Center に追加して、それらのシステムの到達可能性を可視化し、障害が発生したかどうかを迅速に特定できます。

エンドポイントの可視性の向上

Cisco Endpoint AnalyticsEA)は、組織がエンドポイントを可視化し、潜在的なセキュリティ脅威を特定するのに役立ちます。Catalyst Center は、ネットワーク管理者がエンドポイントと脅威レベルに関するインサイトを簡単に取得できるようにします。新しい機能には次のものが含まれます。

      EA データと EA ダッシュボードへのワークフローを含む Catalyst Center ホームページのダッシュレット。

      [Client 360] ページの EA インサイトにより、ネットワーク管理者は信頼スコアを簡単に確認し、プロファイリングのインサイトを改善できます。

DevOps:イノベーションと統合

新しい API

Catalyst Center 2.3.7 では、次の分野の新しい API を含む 200 を超える新しい API が追加され、これまで以上に簡単に統合できます。

      コンプライアンス

      コンフィギュレーション アーカイブ

      デバイスオンボーディング(PnP

      デバイス

      イベント管理

      LAN の自動化

      新しいアシュアランスイベント

      サイト

      システム設定

      ユーザとロール

 

 

 

 

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