Cisco Intersight - Cisco Intersight Service for HashiCorp Terraform の At-a-Glance

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Updated: 2021 年 11 月 14 日

偏向のない言語

この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。

翻訳について

このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。

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目次

 

 

ラウドファーストの IaC 戦略とオンプレミス インフラストラクチャ間のギャップを埋める

スピーディなアプリケーションの導入と更新が求められる中、DevOps チームによる Infrastructure as CodeIaC)の導入が促進されています。好みのパブリッククラウドで作業できるという理由からです。しかし、オンプレミス環境で、管理用のツールを追加することなくハイブリッド IT 環境全体にアプリケーションを導入できるとしたらどうでしょうか。オンプレミス インフラストラクチャを使用してアプリケーションを導入するように求められる場合、DevOps チームは、使い慣れた IaC ツールチェーンと同じエクスペリエンス、柔軟性、自動化を期待します。

これは IT 運用チームにとっての課題です。オンプレミスリソースの静的プロビジョニングからダイナミック インフラストラクチャの構築に移行して、DevOps チームの IaC プランとすぐに統合できるようにする必要があるためです。手動でクラウドベースの IaC ツールチェーンにオンプレミス環境を組み込む場合、チームが担当するすべてのデータセンターをローカルで管理するために、追加のツールが必要になります。また、環境がパブリックドメインにさらされるため、攻撃対象領域が拡大します。さらに、IaC ツールと統合できない非イミュータブル インフラストラクチャはどうすればよいでしょうか。どこから始めますか?

これらすべての懸念に対処するため、シスコと HashiCorp が連携し、ハイブリッドクラウドの運用全体を通して IaC 戦略をシンプル化し、Terraform Cloud Business を使用してオンプレミス環境と安全に統合する共同ソリューションを開発しました。Terraform Cloud Business は、Terraform ディストリビューションのエンタープライズグレードの SaaS 版であり、シングルサインオン(SSO)、監査ロギングなどの機能を提供します。Cisco Intersight の一部である Cisco Intersight Service for HashiCorp TerraformIST)は、包括的な自動化で簡単かつシームレスなエクスペリエンスを提供するため、DevOps チームはオンプレミスのリソースを思いどおりに使用でき、ITOps チームはハイブリッドクラウド環境のあらゆる側面をオーケストレーションしてビジネスを推進できます。

オンプレミス環境と HashiCorp Terraform Cloud Business を安全に統合

図 1.                     

オンプレミス環境と HashiCorp Terraform Cloud Business を安全に統合

メリット

      Infrastructure as Code を使用して運用上の複雑さを軽減して生産性を高め、ハイブリッドクラウド環境をプロビジョニングして管理します

      IaC ツールと安全に統合されて、すぐに利用可能なオンプレミス インフラストラクチャで必要な機能を DevOps チームに提供します

      シングルサインオン(SSO)や監査ロギングなど、プライベート環境でインフラストラクチャを管理するためのエンタープライズグレードの機能により、リスクを軽減します

      TerraformCloud Business と統合する際に追加のツールを管理する必要がなく、すべてのハイブリッド クラウド リソースを自動化します

      業界をリードする企業とのハイブリッド クラウド パートナーシップを活用し、Terraform プロバイダーの豊富なカタログや、サポートと販売促進の単一窓口を提供します

      共通の API Cisco Intersight による相互起動などの Quality of Life 機能により、使いやすさを向上させます

仕組み

Cisco Intersight Service for HashiCorp TerraformIST)は、オンプレミス環境を安全に接続および設定し、Terraform Cloud Business と連携するという課題に対処します。IST は統合を迅速かつ容易にすることで、DIY アプローチの不便さを解消するため、Terraform クラウドエージェントのファイアウォール設定や、手動でのローカルランタイム環境の導入と維持に時間を費やす必要がなくなります。

Intersight Assist を活用することで、Terraform Cloud Business Cisco Intersight を統合し、IaC プラットフォームでオンプレミスデータセンターとエッジロケーション間のセキュアな通信を実現できます。これにより、ユーザーは Terraform Cloud Agents のエンドツーエンドのライフサイクル管理に費やす時間を短縮でき、Intersight 内のネイティブ統合(アップグレードや需要の拡大に応じた拡張機能など)を直接利用できます。さらに、一般的なシングルサインオン(SSO)で、Intersightから直接 Terraform Cloud に相互起動できます。

それでは、Terraform プロバイダーのないすべてのオンプレミスターゲットはどうすればよいでしょうか。Intersight Cloud Orchestrator サービスを使用すると、Terraform プラン、すべての Cisco® コンピューティング データ センターのエンドポイントと統合できます。また、VMware vSphereMicrosoft Hyper-VPure StorageNetAppHitachi などのターゲットの充実したライブラリと連携して、最終的には Cisco Technical Assistance CenterTAC)が提供するすべてのコンポーネントを一元的にサポートすることで、問題を迅速に修復することや、未然に防ぐことが可能になります。

Intersight Service for HashiCorp Terraform を使用することで、最新のパブリッククラウド自動化ツールとベストプラクティスをあらゆるオンプレミス環境にシームレスかつ安全に拡張し、ITOps の運用上のオーバーヘッドを削減しながら、DevOps チームの一貫した俊敏性と柔軟性を実現します。


製品ラインナップ

      HashiCorp Terraform Cloud Business ライセンス(シスコまたはシスコパートナーから購入)

      Cisco Intersight Advantage または Premier ライセンスにより、Intersight Service for Terraform 機能を使用できます。詳細については、Cisco Intersight のライセンス階層を参照してください。

      ソリューションサポートは、Cisco Technical Assistance CenterTAC)を通じて提供されます。環境全体にわたり、さまざまな製品やベンダーの問題を解決します。

関連資料

Infrastructure as Code および HashiCorp Terraform を使い始める際に必要なリソースについては、Cisco DevNetdeveloper.cisco.com/iac)を参照してください。

 

 

 

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