Cisco® Wireless IP Phone 8821-EX は、耐久性、復元力、およびセキュリティに優れた 802.11 ワイヤレス LAN ハンドセットで、キャンパス内を頻繁に移動するワーカーにコスト効率の高いオンプレミスの包括的な Voice over Wireless LAN(VoWLAN)通信を提供します。
2016 年第 4 四半期に提供予定
8821-EX は、厳格な産業環境で作業するワーカー向けに特別に設計されています。最適な使用例として、医療機関での看護師や医師、製造業での運用およびエンジニアリング スタッフ、小売業でのカスタマー サービス担当者、ホテル業でのサービス スタッフ、石油化学業での掘削作業者などが挙げられます。
8821-EX は、Cisco Wireless IP Phone 8821 で提供されるすべての機能に加え、発火の可能性がある環境内での一時的な暴露に対する発火防止サポートを備えています。また、ATEX クラス I、ゾーン 2 および CSA クラス I、ディビジョン 2 の認定を受けています。ATEX ゾーン 2 は、通常では爆発性ガス雰囲気が発生する可能性が少ない、発生する場合でもめったに発生せず、短期間しか続かない(たとえば、1 年に 10 時間未満)領域として定義されています。同様に、CSA クラス I は、爆発しやすい、または引火しやすい混合ガスを発生させるのに十分な量の引火性のガスまたは蒸気が空気中に存在する可能性がある場所です。ディビジョン 2 は、分類された危険が、通常は存在しなくても、異常な状況下で発生する可能性がある場所です。ゾーン 2 は、爆発性ガス雰囲気が通常は存在しないエリアです。
8821-EX はスマートで軽量ですが、ユーザ向けに堅牢に設計されています。侵入に対する保護規格(IP67)等級を取得しており、防塵、防水処理が施されています。また、最大 1.8 m(6 フィート)の高さからコンクリートに 10 数回落下させる MIL-STD-810G 試験も実施しています。これにより、耐衝撃性が保証され、落下時の破損を防ぎます。
セキュリティが強化され、設定管理が簡素化されています。EX モデルでは Secure Hash Algorithm 2(SHA-2)がサポートされるため、証明書の管理やポリシーの有効化に強力な暗号を使用できます。Simple Certificate Enrollment Protocol(SCEP)により、デバイスの証明書管理を自動化できるので、IT 管理が容易になります。
エンド ユーザには、大型の高解像度カラー ディスプレイ(図 1)と Cisco IP Phone 8800 シリーズ デスクフォンに共通するユーザ エクスペリエンスが提供されます。また、キャンパス内のアクセス ポイント間でローミングする際には、8821-EX の Fast Transition(802.11r)のサポートにより、よりシームレスな音声通信が実現されます。このプロトコルは、Wi-Fi ネットワーク内での Voice over IP(VoIP)通信を行うモバイル デバイス向けに設計されています。Bluetooth がサポートされているため、ユーザはハンドセットの縛りを受けることなく、サードパーティ製のワイヤレス ヘッドセットを自由に選ぶことができます。
8821-EX では、プッシュツートークなどのシスコおよびサードパーティ製 XML アプリケーションがサポートされます。
シスコでは、導入をサポートするために、デスクトップ チャージャー、ケース、ホルスター、マルチチャージャーなどのアクセサリ一式を提供しています。オプションと詳細については、『Cisco Wireless IP Phone 8821/8821-EX Accessories Guide(Cisco Wireless IP Phone 8821/8821-EX アクセサリ ガイド)』を参照してください。
特長
Cisco Wireless IP Phone 8821-EX(図 1)は、Cisco Wireless IP Phone 8821 の全機能を提供し、化学工場や製造工場、公益事業設備、製油所といった環境への導入に必要な耐久性および耐障害性を備えています。
主な特長は次のとおりです。
● ATEX クラス I ゾーン 2 認定
● 米国/カナダのクラス I ディビジョン 2 およびクラス I ゾーン 2 認定
● 緊急事態が発生した場合に見つけやすい業界標準の黄色のスタイル
● VoWLAN 通信をサポートする IEEE 802.11a/b/g/n/ac 無線
● 見やすい大型 2.4 インチ(6 cm)カラー ディスプレイ(240 X 320 ピクセル)
● IP67 準拠の防塵、防水(水深 15 cm(6 インチ)~ 1 m(3.2 フィート)の条件で浸水しない)対応
● MIL-STD-810G 耐衝撃性規格に準拠
● 高解像度(HD)音声による並外れた音声品質
● 内蔵の全二重方式スピーカーフォンによる高品質のハンズフリー通話
● サードパーティ製 Bluetooth 3.0 ヘッドセットと 3.5 mm ヘッドホン ジャックのサポートによる自由度の向上
● アプリケーション キーによるプッシュツートーク、Lone Worker などの XML アプリケーションへの直接アクセス
● 通話 13 時間以上、待受最長 240 時間を実現するバッテリ寿命
● SHA-1 および SHA-2 署名の拡張暗号化サポート
● 802.11r および Cisco Centralized Key Management による高速セキュア ローミング
● 自動証明書更新 – SCEP サポート
表 1 に電話機機能の一覧、表 2 にワイヤレス特性の概要、表 3 に仕様の一覧、表 4 に認定および適合規格情報を示します。
表 1. 特長
項目 |
説明 |
機能 |
● 6 ライン アピアランス
● 短縮ダイヤル
● 着信音と音声の音量調節
● 調整可能なディスプレイ輝度およびタイムアウト
● 音声およびバイブレーションによる呼び出し
● 自動応答
● ヘッドセットの自動検出およびヘッドセットからの自動応答
● キーパッドの自動ロック
● コールバック
● コール転送
● 通話履歴一覧
● コール パーク
● コール ピックアップ
● コール タイマー
● コール ウェイティング
● 発信者 ID
● C 割り込み
● 社内ディレクトリ
● 会議
● 直接転送
● 拡張モビリティ サービス
● ファスト ダイヤル サービス
● グループ コール ピックアップ
● 保留
● ホットキーによるキーパッド ロック、呼び出し音のサイレント モード、ボイスメール アクセス
● 即時転送
● 参加
● 直前の番号のリダイヤル - 緑のキー
● 悪意のあるコールの発信者
● メッセージ ウェイティング インジケータ
● Meet-Me 会議
● Multilevel Precedence and Preemption(MLPP)
● 保留音
● ミュート
● ネットワーク プロファイル(4)
● OPickUp
● パーソナル ディレクトリ
● 送信前のプレダイヤル
● プライバシー
● プレゼンス
● 品質レポート ツール(QRT)
● リダイヤル
● ライン アピアランスごとの呼び出し音
● サービス URL
● 共有ライン
● 日時表示
● 転送
● ネットワーク保留
● ホスピタリティ サービス
● 相互認証 TLS のサポート
● Cisco Unified Communications Manager WLAN プロファイル
● プラス ダイヤリング
● アプリケーション ラウンチ パッド
● 話中ランプ フィールド(BLF)
● BLF ピックアップ
● BLF 短縮ダイヤル
● コール転送通知
● 強制承認コードとクライアント識別コード
● インターコム
● モビリティ
● サイレント モニタリングと録音
● 短縮ダイヤル
● ボイスメール
● ウィスパー コーチング
● 呼出音設定 - 電話がアクティブのとき(鳴らす、1 度鳴らす、ビープ音、フラッシュ)
● 新しいコールの予測検索
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ボタン |
● 電源ボタン
● 音量アップまたはダウン
● 画面ベースのアプリケーション、特長、機能にアクセスするための 2 つのソフトキー ボタン
● 緑のキー(応答/送信/リダイヤル)と赤のキー(電源/通話終了)
● アプリケーション ボタン
● ミュート
● スピーカーフォン
● 5 方向ナビゲーションのサポート
● テンキー(0 ~ 9 *、& #)
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コーデック |
● G.711a、G.711u
● G.729a、G.729ab
● G.722
● インターネット低ビットレート コーデック(iLBC)音声圧縮コーデック
● WAV
● iSAC
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LED |
● 呼び出し、メッセージ待機、Wi-Fi ステータス、充電状態を示す LED
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プロトコル |
● Session Initiation Protocol(SIP)
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コール制御 |
● Cisco Unified Communications Manager:9.1(2)、10.5(2)、11.0(1)以降
● Cisco Unified Survivable Remote Site Telephony(SRST):10.x、11.x以降
● Cisco Unified Communications Manager Express:10.x、11.x 以降
● Cisco Hosted Collaboration Solution(HCS):9.x、10.x、11.x以降
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セキュリティ機能 |
● 証明書
● イメージ認証
● デバイス認証
● ファイル認証
● シグナリング認証
● Secure Cisco Unified SRST
● Secure Real-Time Protocol(SRTP)を使用したメディアの暗号化
● TLS(トランスポート レイヤ セキュリティ)プロトコルを使用したシグナリング暗号化
● Certificate Authority Proxy Function(CAPF)
● 証明書更新のための Simple Certificate Enrollment Protocol(SCEP)サポート
● セキュア プロファイル
● 暗号化された設定ファイル
● 暗号化はデフォルトで有効化されておらず、暗号化に対応した Cisco Unified Communications Manager を通じてのみ有効化できる
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プロビジョニングと管理 |
● Unified Communications Manager、SRST、および Unified Communications Manager Express 管理インターフェイスから設定
● デスクトップ チャージャーおよび USB - イーサネット ドングルの組み合わせによる、一括プロビジョニングのサポート
● 設定と統計のための Web サーバ
● 電話機のローカル設定の無効化機能
● サービス品質(QoS)レポート:ジッタ、遅延、パケット ドロップ、および通話ごとの遅延
● Real-Time Control Protocol(RTCP)のサポートとモニタリング
● Syslog
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設定オプション |
● Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)クライアントまたは静的設定
● Trivial File Transfer Protocol(TFTP)を使用したオンライン ファームウェア アップグレードのサポート
● ドメイン ネーム システム(DNS)
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アプリケーション フレームワーク |
● XML(プッシュツートーク、ページングなどのアプリケーションをサポート)
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ユーザのローカリゼーション |
アラビア語、ブルガリア語、カタルーニャ語、中国語(香港)、中国語(中国)、中国語(台湾)、クロアチア語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、英語(英国)、英語(米国)、エストニア語、フィンランド語、フランス語(カナダ)、フランス語(フランス)、ドイツ語、ギリシャ語、ヘブライ語、ハンガリー語、イタリア語、日本語、韓国語、ラトビア語、リトアニア語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語(ブラジル)、ポルトガル語(ポルトガル)、ルーマニア語、ロシア語、セルビア語、スロバキア語、スロベニア語、スペイン語(スペイン)、スペイン語(コロンビア)、スウェーデン語、タイ語、およびトルコ語 |
ネットワークのローカリゼーション |
アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、コロンビア、キプロス、チェコ、デンマーク、エジプト、フィンランド、フランス、ドイツ、ガーナ、ギリシャ、香港、ハンガリー、アイスランド、インド、インドネシア、アイルランド、イスラエル、イタリア、日本、ヨルダン、ケニア、韓国、レバノン、ルクセンブルク、マレーシア、メキシコ、ネパール、オランダ、ニュージーランド、ナイジェリア、ノルウェー、パキスタン、パナマ、ペルー、フィリピン、ポーランド、ポルトガル、ロシア、サウジアラビア、シンガポール、スロバキア、スロベニア、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、タイ、トルコ、イギリス、アメリカ、ベネズエラ、およびジンバブエ |
表 2. ワイヤレス特性
品目 |
仕様 |
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プロトコル |
● IEEE 802.11a、802.11b、802.11g、802.11n、802.11ac
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周波数帯域および動作チャネル |
● 2.412 ~ 2.472 GHz(チャネル 1 ~ 13)
● 5.180 ~ 5.240 GHz(チャネル 36 ~ 48)
● 5.260 ~ 5.320 GHz(チャネル 52 ~ 64)
● 5.500 ~ 5.700 GHz(チャネル 100 ~ 140)
● 5.745 ~ 5.825 GHz(チャネル 149 ~ 165)
● 使用可能なチャネルの検出には IEEE 802.11d を使用
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非オーバーラップ チャネル |
● 2.4 GHz(20 MHz チャネル):最大 3 チャネル
● 5 GHz(20 MHz チャネル):最大 24 チャネル
● 5 GHz(40 MHz チャネル):最大 9 チャネル
● 5 GHz(80 MHz チャネル):最大 4 チャネル
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動作モード |
● 自動(5 GHz を優先)
● 2.4 GHz のみ
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データ レート |
● 802.11g:6、9、12、18、24、36、48、54 Mbps
● 802.11ac:VHT MCS 0、MCS 1、MCS 2、MCS 3、MCS 4、MCS 5、MCS 6、MCS 7、MCS 8、MCS 9(MCS 9 は VHT40 および VHT80 でのみ使用可能)
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2.4 GHz 受信感度 |
IEEE 802.11b:
● 1 Mbps:-98 dBm
● 2 Mbps:-96 dBm
● 5.5 Mbps:-93 dBm
● 11 Mbps:-91 dBm
|
IEEE 802.11g:
● 6 Mbps:-95 dBm
● 9 Mbps:-94 dBm
● 12 Mbps:-93 dBm
● 18 Mbps:-90 dBm
● 24 Mbps:-87 dBm
● 36 Mbps:-84 dBm
● 48 Mbps:-79 dBm
● 54 Mbps:-77 dBm
|
● MCS 0:-95 dBm
● MCS 1:-92 dBm
● MCS 2:-90 dBm
● MCS 3:-87 dBm
● MCS 4:-83 dBm
● MCS 5:-78 dBm
● MCS 6:-77 dBm
● MCS 7:-75 dBm
|
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5 GHz 受信感度 |
IEEE 802.11a:
● 6 Mbps:-94 dBm
● 9 Mbps:-93 dBm
● 12 Mbps:-92 dBm
● 18 Mbps:-89 dBm
● 24 Mbps:-86 dBm
● 36 Mbps:-83 dBm
● 48 Mbps:-78 dBm
● 54 Mbps:-76 dBm
|
IEEE 802.11n HT20:
● MCS 0:-94 dBm
● MCS 1:-91 dBm
● MCS 2:-89 dBm
● MCS 3:-86 dBm
● MCS 4:-82 dBm
● MCS 5:-77 dBm
● MCS 6:-76 dBm
● MCS 7:-74 dBm
|
IEEE 802.11n HT40:
● MCS 0:-91 dBm
● MCS 1:-88 dBm
● MCS 2:-86 dBm
● MCS 3:-83 dBm
● MCS 4:-79 dBm
● MCS 5:-75 dBm
● MCS 6:-73 dBm
● MCS 7:-72 dBm
|
|
IEEE 802.11ac VHT20:
● MCS 0:-93 dBm
● MCS 1:-90 dBm
● MCS 2:-87 dBm
● MCS 3:-84 dBm
● MCS 4:-81 dBm
● MCS 5:-76 dBm
● MCS 6:-75 dBm
● MCS 7:-74 dBm
● MCS 8:-70 dBm
|
IEEE 802.11ac VHT40:
● MCS 0:-90 dBm
● MCS 1:-87 dBm
● MCS 2:-85 dBm
● MCS 3:-82 dBm
● MCS 4:-79 dBm
● MCS 5:-73 dBm
● MCS 6:-72 dBm
● MCS 7:-72 dBm
● MCS 8:-67 dBm
● MCS 9:-66 dBm
|
IEEE 802.11ac VHT80:
● MCS 0:-87 dBm
● MCS 1:-83 dBm
● MCS 2:-81 dBm
● MCS 3:-78 dBm
● MCS 4:-75 dBm
● MCS 5:-73 dBm
● MCS 6:-68 dBm
● MCS 7:-68 dBm
● MCS 8:-64 dBm
● MCS 9:-62 dBm
|
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トランスミッタ電力 |
2.4 GHz:
● 802.11b:最大 17 dBm
● 802.11g:最大 14 dBm
● 802.11n HT20:最大 13 dBm
|
5 GHz:
● 802.11a:最大 14 dBm
● 802.11n HT20:最大 13 dBm
● 802.11n HT40:最大 13 dBm
● 802.11ac VHT20:最大 12 dBm
● 802.11ac VHT40:最大 12 dBm
● 802.11ac VHT80:最大 12 dBm
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アンテナ |
● 2.4 GHz:2.4 dBi のピーク ゲイン
● 5 GHz:3.0 dBi のピーク ゲイン
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アクセス ポイントのサポート |
● シスコ ユニファイド アクセス ポイント
◦
最小:
7.0.250.0
● シスコの Autonomous アクセス ポイント
◦
最小:
12.4(21a)JY
◦
推奨:
12.4(25d)JA2
、
15.2(4)JB6
、
15.3(3)JAB
● Cisco Meraki® アクセス ポイント
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ワイヤレス セキュリティ |
認証:
● Wi-Fi Protected Access(WPA)バージョン 1 および 2:パーソナルおよびエンタープライズ
● Extensible Authentication Protocol - Flexible Authentication via Secure Tunneling(EAP-FAST)
● Protected Extensible Authentication Protocol - Microsoft チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル バージョン 2(PEAP-MSCHAPv2)
● Extensible Authentication Protocol – Transport Layer Security(EAP-TLS)
|
暗号化:
● 40 ビットおよび 128 ビット スタティック Wired Equivalent Privacy(WEP)
● Temporal Key Integrity Protocol(TKIP)および Message Integrity Check(MIC)
● Advanced Encryption Standard(AES)
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高速セキュア ローミング |
● 802.11r(FT)
● Cisco Centralized Key Management(CKM)
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署名タイプ |
● セキュア ハッシュ アルゴリズム 1(SHA-1)およびセキュア ハッシュ アルゴリズム 2(SHA-2)
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ビット キー タイプ |
● 1024、4028、および 4096 ビット キー
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QoS |
● IEEE 802.11e および Wi-Fi マルチメディア(WMM)
● Traffic Specification(TSPEC)
● Traffic Classification(TCLAS)
● Enhanced Distributed Channel Access(EDCA)
● QoS Basic Service Set(QBSS)
|
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表 3. 仕様
品目 |
仕様 |
ディスプレイ |
● 2.4 インチ(6 cm)カラー ディスプレイ、240 X 320 ピクセル解像度
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寸法(高さ X 幅 X 奥行) |
● 13.2 X 5.6 X 1.7 cm(5.2 X 2.2 X 0.7 インチ)
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重量 |
● デバイス 126 g(4.4 オンス)、バッテリ 37 g(1.3 オンス)、合計 = 163 g(5.7 オンス)
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バッテリ |
● 通話 13 時間、待受最長 240 時間
● 充電可能なリチウム イオン 4.35 V、2060 mAh スマート バッテリ
注:実際のバッテリ寿命は、環境要因、スキャン モード、Bluetooth の使用によって大きく異なります。 |
入力電力 |
● 電話機:100 ~ 240 VAC、~0.2 A、50 ~ 60 Hz
● AC アダプタ(地域別)
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動作温度 |
● デバイス:-10 ~ 50 °C(14 ~ 122 °F)
● バッテリ:-20 ~ 60 °C(-4 ~ 140 °F)
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保管温度 |
● デバイス:-30 ~ 60 °C(-22 ~ 140 °F)
● バッテリ:-20 ~ 45 °C(-4 ~ 113 °F)
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相対湿度 |
● 10 ~ 95 %(結露しないこと)
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振動 |
● 5 ~ 500 ~ 5 Hz の 0.887 オクターブ/分のスイープ速度で、最大 1.5 Grms、0.1 インチ(2.5 mm)の複振幅。相互に垂直な 3 本の各主軸で、3 つの頂点上に 10 分間。
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熱衝撃 |
● 24 時間で -30 °C(-22 °F)、24 時間で 70 °C(158 °F)
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高度 |
● 実証済み動作時:0 ~ 2 km(0 ~ 6500 フィート)
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耐久性 |
● 侵入保護 IP67
● MIL-STD-810G 落下および振動試験
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耐落下仕様 |
● 1.8 m(6 フィート)の高さからコンクリート面への複数回の落下耐久性。12 回の落下(前面 6 回、側面 4 回、前面および下部)
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ヘッドセット |
● ワイヤレス:Bluetooth SW 3.0 HW 4.0
● 有線:3.5 mm ステレオ ヘッドフォン/マイク ジャック
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コネクタ |
● 磁気 USB 2.0 On-the-Go(OTG)コネクタ
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表 4. 認定および適合規格
品目 |
仕様 |
安全性 |
● UL 60950-1
● CAN/CSA 60950-1
● EN 60950-1
● IEC 60950-1
● AS/NZS 60950.1
● IEC 60529(IP 67)
● ATEX クラス I ゾーン 2
● CSA 米国/カナダ クラス I ディビジョン 2
● CSA 米国/カナダ クラス I ゾーン 2
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電磁適合性および電磁波干渉(EMC/EMI) |
● 47 CFR パート 15 クラス B
● ICES-003 クラス B
● EN 55022 クラス B
● AS/NZS CISPR 22 クラス B
● CISPR 22 クラス B
● VCCI クラス B
● EN 61000-3-2
● EN 61000-3-3
● KN 22 クラス B
● EN 55024
● EN 50082-1
● EN 61000-6-1
● EN61000-6-3
● EN 300386
● EN 60601-1-2
● KN イミュニティ シリーズ
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電気通信 |
● FCC パート 68(CFR)(HAC)
● NZ PTC 220 DR
● AS/ACIF S004 および AS/ACIF S040(オーストラリア)
● TIA 810-B および TIA 920-A
● CS-03-HAC(カナダ)
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無線 |
● 米国:FCC パート 15.247(2.4 GHz)、FCC パート 15.407(5 GHz)、および FCC パート 2
● カナダ:RSS-210
● 日本:ARIB STD-T66(2.4 GHz)、ARIB STD-T70、および T71(4.9/5 GHz)
● ETSI:EN 300.328(2.4 GHz)および EN 301.893(5 GHz)
● オーストラリアおよびニュージーランド:AS/NZS 4268
● シンガポール:IDA TS SRD
● 香港:HKTA1039
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RF 被曝 |
● OET-65C(01-01)
● ANSI C95.1(91)
● RSS-102
● ACA 無線通信(電磁放射 - ヒト暴露)標準 2003
● EN 50360
● EN 301489-1
● EN 301489-17
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発注情報
注:Cisco IP Phone を使用するには、使用しているコール プロトコルに関係なく、Phone Technology ライセンスを購入する必要があります。
表 5 に、Cisco Wireless IP Phone 8821-EX の発注情報を示します。
表 5. 製品発注情報
品目 |
仕様 |
CP-8821-EX-K9-BUN |
Cisco Wireless IP Phone 8821-EX ワールド モード、バッテリ、電源コード、電源アダプタ、および国別クリップ |
CP-8821-EX-K9= |
Cisco Wireless IP Phone 8821-EX ワールド モード デバイスのみ |
CP-BATT-8821= |
Cisco Wireless 8821 バッテリのみ |
CP-PWR-8821-NA= |
北米向け Cisco Wireless 8821 電源(電源コードおよび電源アダプタを含む) |
CP-PWR-8821-AR= |
アルゼンチン向け Cisco Wireless 8821 電源(電源コード、電源アダプタ、および国別クリップを含む) |
CP-PWR-8821-AU= |
オーストラリア向け Cisco Wireless 8821 電源(電源コード、電源アダプタ、および国別クリップを含む) |
CP-PWR-8821-BZ= |
ブラジル向け Cisco Wireless 8821 電源(電源コード、電源アダプタ、および国別クリップを含む) |
CP-PWR-8821-CE= |
欧州向け Cisco Wireless 8821 電源(電源コード、電源アダプタ、および国別クリップを含む) |
CP-PWR-8821-IND= |
インド向け Cisco Wireless 8821 電源(電源コード、電源アダプタ、および国別クリップを含む) |
CP-PWR-8821-KR= |
韓国向け Cisco Wireless 8821 電源(電源コード、電源アダプタ、および国別クリップを含む) |
CP-PWR-8821-JP= |
日本向け Cisco Wireless 8821 電源(電源コード、電源アダプタ、および国別クリップを含む) |
CP-PWR-8821-SW= |
スイス向け Cisco Wireless 8821 電源(電源コード、電源アダプタ、および国別クリップを含む) |
CP-PWR-8821-UK= |
英国向け Cisco Wireless 8821 電源(電源コード、電源アダプタ、および国別クリップを含む) |
注:デスクトップ チャージャー、マルチチャージャー、およびキャリー ケースについては、『Cisco Wireless IP Phone 8821 Accessory Guide(Cisco Wireless IP Phone 8821 アクセサリ ガイド)』を参照してください。
保証
Cisco IP Phones には、シスコの標準的な 1 年間の交換保証が付いています。オプションの Cisco Smart Net Total Care™ サービス契約は、Cisco Wireless IP Phone 8821-EX、デスクトップ チャージャー、およびマルチチャージャーにのみ利用できます。バッテリやキャリー ケースなどのその他のアクセサリには利用できません。8821-EX バッテリには 90 日間の保証しかありません。
ガイドライン
● この製品は、医療機器ではありません。他の装置または機器からの干渉を受けやすい、ライセンスのない周波数帯域を使用する場合があります。
● Cisco Wireless IP Phone 8821-EX はワールド モードでのみ提供され、電話機で使用するチャネルを指定するために 802.11d をサポートするアクセス ポイントが必要です。
● 簡単なクリーニングには湿った布を使用できます。医療環境の場合は、Caviwipe や Saniwipes を使用して電話機を十分にクリーニングすることをお勧めします。Caviwipe および Saniwipe には、最大 17 % のイソプロパノールが含まれています。純粋なイソプロパノールまたは代替となるアルコール ベースの液体などのイソプロパノールが多く含まれるクリーニング液は、電話機を傷つける可能性があります。
● キャリー ケースを使用すると、電話機を保護し、落下の衝撃から電話機を守ることができます。
● Cisco Wireless IP Phone 8821-EX は IP67 等級で、埃、水滴、湿気、および 15 cm(6 インチ)から 1 m(3.2 フィート)の間の浸水から保護します。8821-EX デバイスのユーザは、IP67 等級の機能を維持するために、バッテリ カバーを正しく閉じ、カバーが密閉されていることを定期的に確認する必要があります。
● シスコによって承認されているバッテリのみを使用してください。承認されていないバッテリの使用は危険であり、それによって電話機の保証が無効になります。
シスコ ユニファイド コミュニケーションのサービスおよびサポート
シスコとパートナーは、シスコのライフサイクル サービス アプローチに基づき、シスコ ユニファイド コミュニケーション システムをサポートするための幅広いエンドツーエンド サービスを提供しています。これらのサービスは、IP コミュニケーション ソリューションの構築、運用、最適化において実証済みの手法をベースに提供しています。たとえば、初期計画および設計サービスをご活用いただければ、厳しいスケジュール要件を満たしながら、導入作業中のネットワークの停止を減らすことができます。また、運用サービスをご活用いただいた場合、専門家の技術サポートによって通信の中断リスクを軽減できます。さらに、最適化サービスをご活用いただければ、ソリューションのパフォーマンスが向上し、運用効率が高まります。シスコとパートナーは、耐障害性の高いコンバージド ネットワークの構築と維持に役立つシステムレベルのサービスおよびサポートを提供し、企業ニーズに対応しています。
Cisco Capital
目標の達成を支援するファイナンス
Cisco Capital は、お客様が目標の達成と競争力の維持に必要なテクノロジーを導入できるよう支援します。お客様の CapEx を削減し、成功を加速させ、投資金額と ROI を最適化します。Cisco Capital ファイナンス プログラムにより、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、および補完的なサードパーティ製機器を柔軟に購入することができます。また、それらの購入を 1 つにまとめた計画的なお支払い方法をご用意しています。Cisco Capital は 100 ヵ国以上でサービスを利用できます。詳細はこちら。