この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco Hyperlocation ソリューションは、Wi-Fi クライアントの位置情報を平均 1 ~ 3 m というかつてない精度で検出します。このソリューションは、次のようなシスコのテクノロジーの組み合わせによって強化されています。
● Cisco Aironet 4800 アクセスポイント
● Cisco Spaces
● Cisco Connected Mobile Experiences (CMX) ロケーションエンジン
GPS や携帯電話のマップサービスが屋外でビジネスや個人にもたらしたメリットを、今では企業の屋内空間でも受けられるようになっています。数え切れないほどのアプリケーションがあり、その中にはショッピングモール、病院、ホテルなどでの経路案内やプロキシミティ エンゲージメント、従業員によるワークスペースのフレキシブルな利用、空港のセキュリティチェックでの待ち時間の追跡、小売用製品の配置などが含まれています。これまで、これらのアプリケーションに対応するソリューションはビデオや RF テクノロジーを使用した非標準の高価なアプローチを伴い、5 〜 10 m という精度の粗さや位置情報の更新の遅さなど、多くの課題と制限がありました。これらのソリューションは、バッテリ式 Bluetooth Low Energy(BLE)ビーコンを巧みに利用しています。しかし、コンセプト上はシンプルでも、運用やロジスティクスは複雑な場合が少なくありません。
Cisco Hyperlocation ソリューションは、ハードウェアおよびソフトウェアに革新をもたらし、関連付けられた Wi-Fi クライアントの位置情報を 1 ~ 3 m という精度で検出します。このソリューションの基盤は、次世代の Cisco Aironet 4800 アクセスポイントです。このアクセスポイントには、実績のある Hyperlocation アンテナアレイと、ユニットに組み込まれた追加の Wi-Fi 無線があります。このテクノロジーでサポートされている受信信号強度インジケータ(RSSI)と到達角度を使用すると、関連付けられた Wi-Fi モバイルクライアントと BLE デバイスの位置をピンポイントの精度で三角測量できます。また、アクセスポイントでは、Power over Ethernet やデータセンターからの一元管理などの便利な機能を備えた BLE ビーコンも提供します。その結果、現場の IT エンジニアがスマートデバイスのアプリケーションを使用して、BLE ビーコンの状態を検査して回る必要がなくなります。
Aironet 4800 の Hyperlocation アンテナからの BLE 信号と位置データをモバイルクライアントのセンサーと組み合わせることで、ほぼリアルタイムで平均 1 〜 3 メートル以内の位置を特定できます。ナビゲーションと道案内のアプリケーションでは、その結果はまさにブルー ドット エクスペリエンスになります。お客様は、まず自分の現在位置を確認し、近くの興味のある場所の正確な位置を調べ、シスコの地図アプリケーションを使用して、その場所への最短ルートを見つけることができます。
表 1 に、Hyperlocation ソリューションの機能と利点を示します。
表 1. 機能と利点
機能 |
利点 |
平均 1 〜 3 m の位置精度 |
展開に応じて関連付けられた Wi-Fi クライアントに 1 〜 3 メートル(中央値)の位置精度を提供 |
真のブルー ドット エクスペリエ |
高精度かつほぼリアルタイムの位置によるナビゲーションや経路案内アプリケーションのサポート |
BLE ビーコン |
それぞれ個別の汎用一意識別子(UUID)と電力レベルを持つ 5 つの BLE ビーコンを一元管理して提供 |
FastLocate |
接続中の Wi-Fi クライアントの位置情報を高頻度で更新 |
Hyperlocation ソリューションは次のテクノロジーから構成されます。
● Connected Mobile Experiences (CMX) ロケーションエンジン
Cisco Aironet 4800 アクセスポイント
Hyperlocation は個別にライセンスされません。基盤となるシスコのテクノロジーである Aironet 4800、Cisco Spaces、および Connected Mobile Experiences(CMX)のライセンスが必要です。それぞれのテクノロジーのライセンス条件については、上記のリンクを参照してください。
各製品の仕様については、上記のリンクを参照してください。
Cisco Hyperlocation ソリューションの製品には、制限付きライフタイム保証が付帯します。この保証は、製品を最初に購入したエンドユーザーが所有または使用し続ける限り、ハードウェアに対する包括的な保証を提供するというものです。この保証には、10 日間の代替品先行手配が含まれます。また、ソフトウェアメディアについては、90 日間、障害が発生しないことを保証します。詳細については、https://www.cisco.com/jp/go/warranty を参照してください。
シスコおよびパートナー各社は、テクノロジーへの投資をより早く最大限にご活用いただけるように、カスタマイズされたインテリジェントなサービスを提供しています。ネットワークに対する深い専門知識と広範にわたるパートナーエコシステムに支えられた Cisco Wireless LAN サービスを利用することで、リッチ メディア コラボレーションに対応できる堅牢かつ拡張性の高いモビリティネットワークを導入できます。また、Cisco Unified Wireless Network を基盤とした有線および無線のネットワーク インフラストラクチャの統合により、運用効率を高めることも可能です。シスコはパートナー企業と連携し、専門知識に基づくサービスの計画、構築、運用を通じて、お客様が高度なモビリティサービスに迅速に移行し、導入後もアーキテクチャの最適なパフォーマンス、信頼性、セキュリティを維持できるように支援します。詳細については、https://www.cisco.com/go/wirelesslanservices [英語] を参照してください。
シスコの企業の社会的責任(CSR)レポートの「環境保全」セクションでは、製品、ソリューション、運用、拡張運用、サプライチェーンに対する、シスコの環境保全ポリシーとイニシアチブを掲載しています。
表 1 に、環境保全に関する主要なトピック(CSR レポートの「環境保全」セクションに記載)への参照リンクを示します。
表 2. 環境保全
シスコでは、パッケージデータを情報共有目的でのみ提供しています。これらの情報は最新の法規制を反映していない可能性があります。シスコは、情報が完全、正確、または最新のものであることを表明、保証、または確約しません。これらの情報は予告なしに変更されることがあります。
目的達成に役立つ柔軟な支払いソリューション
Cisco Capital により、目標を達成するための適切なテクノロジーを簡単に取得し、ビジネス変革を実現し、競争力を維持できます。総所有コスト(TCO)の削減、資金の節約、成長の促進に役立ちます。100か国あまりの国々では、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、および他社製製品を購入するのに、シスコの柔軟な支払いソリューションを利用して、簡単かつ計画的に支払うことができます。詳細はこちらをご覧ください。
Cisco Hyperlocation ソリューションの詳細については、https://www.cisco.com/c/ja_jp/products/interfaces-modules/aironet-hyperlocation-module-advanced-security/index.html を参照するか、最寄りのシスコ代理店までお問い合わせください。