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高精度キャプチャ機能付きデュアル ポート低遅延 NIC
Cisco Nexus® 高分解能タイムスタンプ キャプチャ NIC は、0.25 ナノ秒精度でキャプチャできる 10Gbps ネットワーク カードです。
高分解能タイムスタンプ(HPT)によるフル ラインレートのキャプチャ機能をサポートします。オープンソースで無料の Exact Capture ソフトウェア1 を使用して、標準 PCAP(ナノ秒単位精度)と拡張 PCAP(ピコ秒単位精度)の両方で高速キャプチャを実行できます。タイムスタンプは、直感的な C ベースおよび Python ベースの API を通じて直接利用できます。このアダプタを使用した測定値の標準偏差はわずか 0.2ns です。
プログラム可能なフロー ステアリング機能とロード バランシング機能により、適切なコアにパケットが割り当てられます。
要求の厳しいキャプチャ アプリケーションの場合、ロードバランシング機能が自動的にフローを受信キューのコレクションに分散し、CPU の並列処理を最大限に活用します。さらに高度な制御が必要な場合、フロー ステアリングは、プログラム可能なルールに基づいて、指定されたスレッドまたはコアにトラフィックを転送します。それぞれの Cisco Nexus HPT ポートは、最大 128 のプログラム可能なフローステアリングルールをサポートし、ユーザがアクセス可能な 32 のバッファにトラフィックを転送します。
Pulse-Per-Second(PPS)の同期機能と生成機能の両方がサポートされています。
Cisco Nexus HPT の Pulse-Per-Second(PPS)入力を使用して、HPT クロックをグランド マスターや GPS 受信機などの PPS ソースと 1ns 以内で同期させることができます。そのため、複数のサーバや複数の地理的な場所でキャプチャされたタイムスタンプを正しく比較できます。Cisco Nexus HPT は、ラック内の他のデバイスを同期するための PPS 出力も生成できます。また、Precision Time Protocol(PTP IEEE1588)パケットを使用して、2ns でマシン間の時刻を同期することも可能です。
Cisco Nexus HPT は、超低遅延のネットワーク インターフェイス カードでもあります。
Cisco Nexus HPT は、遅延を最小限に抑えるように最初から設計されていて、記録的なパフォーマンスを達成しています。インテル Ivy Bridge テストシステムにおける、ネットワークを介したアプリケーション間の遅延の中央値は 780 ナノ秒です(小さなパケットの場合)。この値は、競合する他のネットワークカードを同じハードウェア上で使用した場合よりも大幅に優れています。小さなペイロードの場合、TCP のハーフ ラウンド トリップでの遅延は 930 ナノ秒という短さです。
Cisco Nexus HPT には、トランスペアレントな TCP/UDP アクセラレーション、ローレベル ダイレクト アクセス ライブラリ、標準の Linux ドライバがバンドルされています。
Nexus HPT トランスペアレント ソケット アクセラレーション ライブラリにより、アプリケーションはカーネルをバイパスして低遅延を実現できます。しかもほとんどの場合アプリケーションを変更する必要はありません。最も遅延の影響を受けやすいアプリケーションは、「libexanic」と呼ばれるライブラリを利用して、Nexus NIC ハードウェアにローレベルで直接アクセスできます。また、ライブラリにはイーサネット フレームを送受信するためのシンプルな機能も含まれています。
Cisco Nexus 高分解能タイムスタンプ キャプチャ NIC
パフォーマンス
raw フレーム サイズと一般的な遅延時間:2
● 60 バイト:780 ns
● 256 バイト:1 µs
TX バッファがプリロードされた状態での raw フレーム サイズと一般的な遅延時間2:
● 64 バイト:710 ns
● 256 バイト:930 ns
UDP での一般的な遅延時間3:
● 14 バイト:880 ns
● 256 バイト:1.2 µs
TCP での一般的な遅延時間3:
● 14 バイト:930 ns
● 256 バイト:1.2 µs
タイムスタンプ機能
タイムスタンプ精度:
● 0.25ns、σ = 0.2ns
タイムスタンプの対象:
● 全受信済みフレーム
● 最新の送信フレーム
時刻の同期:
● ホスト、ハードウェアを利用した PTP、オプションの PPS
PPS 入出力:
● 3.3V CMOS、50 オーム終端を選択可能
● 高精度発振器
一般
フォーム ファクタ:
● コンパクトな PCI Express カード
● 150 x 68 mm(5.91 x 2.67 インチ)
環境:
● 動作温度:0 °C ~ 55 °C
● 保管温度:-40 ~ 70 °C
● 動作時相対湿度:5 ~ 90 %(結露しないこと)
● 保管相対湿度:5 ~ 95 %(結露しないこと)
ポート:
● 2x SFP+
● PPS 入出力用 SMA
データ レート:
● 10GbE、1GbE、100M ファスト イーサネット
サポートされるメディア:
● 光ファイバ(10GBASE-SR、10GBASE-LR、1000BASE-SX)、SFP+ 直接接続
ホスト インターフェイス:
● PCIe x8 Gen 3(レーンあたり 8.0 GT/s)
オペレーティング システム:
● Linux x86_64(全ディストリビューション)
その他の機能
キャプチャ:
● ディスクへのラインレートでのキャプチャ
フロー ステアリング:
● ポートあたり 128 IP ルール
● ポートあたり 64 MAC ルール
シスコの企業の社会的責任(CSR)レポートの「環境の持続性」セクションでは、製品、ソリューション、運用・拡張運用、サプライチェーンに対する、シスコの環境持続性ポリシーとイニシアチブを掲載しています。
次の表に、環境の持続可能性に関する主要なトピック(CSR レポートの「環境の持続性」セクションに記載)への参照リンクを示します。
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