Cisco SD ルーティング データシート
偏向のない言語
この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
翻訳について
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco® SD ルーティング（Software-Defined Routing の略）は、デバイスライフサイクルのオーケストレーション、モニタリング、トラブルシューティングのためのアジャイルなワークフローにより、従来のルーティングの導入を簡素化します。
Cisco SD ルーティングを使用すると、Cisco Catalyst ™ SD-WAN Manager を介してシスコのルーティングデバイスを管理できます。
SD ルーティングは、日常的な運用タスクのトラックロールを回避することで、従来のルーティング展開に運用の簡素化と俊敏性をもたらします。また、Catalyst SD-WAN およびルーティング展開の統合管理プラットフォームとして Catalyst SD-WAN Manager を活用することで、運用コストを削減します。将来のクラウドとセキュリティの統合は、従来のルーティングを最新化するための手段を提供します。
Cisco SD ルーティング
Cisco SD ルーティングは、セキュアなデバイスの導入準備とセキュアなデバイスソフトウェアのアップグレードのための直感的なデバイス ライフサイクル オーケストレーション ワークフローを提供します。Catalyst SD-WAN Manager の豊富なモニタリング機能およびトラブルシューティング機能を活用することで、管理者はネットワークの問題を迅速に切り分けて解決できます。Cisco IOS® XE 17.12.1 では、オンプレミスコントローラを介してルーティングデバイスを柔軟に管理できます。SD ルーティングは、近い将来、クラウド提供型コントローラでも提供される予定です。
表 1. 機能と利点
| 機能 |
利点 |
| セキュアなゼロタッチプロビジョニング |
ルーティングデバイスを WAN に接続すると、すぐに簡単にプロビジョニング可能 |
| ソフトウェアイメージの管理 |
直感的なワークフローによってデバイス上のソフトウェアイメージを一括でアップグレードし、時間とトラックロールを節約 |
| ダッシュボードのモニタリングとレポート |
ネットワーク全体のアラームとアラート、ネットワークの地理的表示、およびすべてのモニタリング情報のレポート生成を使用して、ネットワーク内のすべてのデバイスの正常性の包括的なサマリーを提供 |
| デバイスのモニタリング |
CPU 使用率、メモリ使用率、インターフェイスステータス、インターフェイス統計情報など、デバイス固有の属性の広範なモニタリングを提供 |
| トラブルシューティング ツール |
Ping、Traceroute、SSH-to-device、デバイス管理技術生成などの組み込みツールにより、トラブルシューティングを簡素化 |
| 柔軟なコントローラホスティング |
お客様の要件に基づいて、ルーティングデバイスのクラウド提供またはオンプレミス管理を実現 |
| 統合管理 |
Catalyst SD-WAN とルーティング展開の管理を統合し、一括管理されたユーザー体験を提供し、必要に応じて、将来的にルーティングから Catalyst SD-WAN へのシームレスな移行を実現 |
| 包括的なオープン API |
Catalyst SD-WAN Manager の包括的でオープンな API を活用して、サードパーティの運用サポートシステムやビジネスサポートシステムと簡単に統合 |
| サードパーティの IDP 統合 |
Catalyst SD-WAN Manager を介してサードパーティの ID プロバイダーと統合し、お客様の既存の ID インフラストラクチャをシームレスに活用 |
表 2. SD ルーティング プラットフォームのサポート
| 製品ファミリ |
サポートされているプラットフォーム |
| Cisco Catalyst 8000 エッジ プラットフォーム ファミリ |
Cisco Catalyst 8200 シリーズ、8300 シリーズ、8500 シリーズ エッジ プラットフォーム、Catalyst 8000V エッジソフトウェア |
| Cisco 1000 シリーズ サービス統合型ルータ |
Cisco 116x、113x、112x、111x、および 110x ISR |
| Cisco 4000 シリーズ サービス統合型ルータ |
Cisco 4461、4451、4431、4351、4331、4321、および 4221 ISR |
| Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ |
Cisco ASR 1002-HX および ASR 1001-HX ルータ |
オンプレミスコントローラを使用した SD ルーティングには、デバイスに Cisco DNA ソフトウェア サブスクリプションが必要です。Cisco DNA ソフトウェア サブスクリプションは、特定の Catalyst 8000 エッジプラットフォーム SKU 内で、または L-DNA-C8300、L-DNA-C8200、L-DNA-C8500、L-DNA-C8000V を通じて注文できます。Cisco 1000、4000、および ASR 1000 シリーズルータの場合、Cisco DNA ソフトウェア サブスクリプションは L-DNA-TIER-ADD から注文できます。デバイスにすでにアクティブな Cisco DNA サブスクリプションがある場合は、SD ルーティング用にオンプレミスコントローラですぐにオンボーディングできます。Cisco DNA ソフトウェア サブスクリプションの詳細については、https://www.cisco.com/c/m/en_us/products/software/sd-wan-routing-matrix.html を参照してください。Cisco 4000 および ASR 1000 シリーズルータの管理機能は、デバイスのモニタリングとトラブルシューティング、およびデバイスソフトウェアのアップグレードに限定されます。
SD ルーティングは、すぐに使用できるクラウド提供型コントローラでも提供されます。シスコは、クラウドでコントローラをホストするだけでなく、コントローラのライフサイクル オーケストレーション、コントローラのスケーリング、および証明書管理も管理します。新しいクラウド提供型コントローラを使用した SD ルーティングの注文は、近い将来に有効になります。
シスコの企業の社会的責任（CSR）レポートの「環境保全」セクションでは、製品、ソリューション、運用、拡張運用、サプライチェーンに対する、シスコの環境保全ポリシーとイニシアチブを掲載しています。
表 6 に、環境の持続可能性に関する主要なトピック（CSR レポートの「環境の持続性」セクションに記載）への参照リンクを示します。
表 3. 環境保全
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Cisco SD ルーティングの実装方法については、以下を参照してください。https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/routers/cloud_edge/c8300/software_config/cat8300swcfg-xe-17-book/managing-the-device-using-vmanage.html
| 新規トピックまたは改訂されたトピック |
説明箇所 |
日付 |
| 17.12 リリースでの SD ルーティングのデータシート初版作成 |
新規作成 |
2023 年 9 月 26 日 |