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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco® Cisco Catalyst IR1101 高耐久性シリーズ ルータ(IR1101)は、シスコの最も小型な FirstNet Ready™ 適用産業用ルータです。高度なモジュール型フォームファクタで設計されているため、さまざまな業種のリモート資産管理に最適なソリューションです。
IR1101 には 9.6 ~ 60V の DC 電源入力が内蔵され、衝撃、振動、塵、湿度、静電放電(ESD)などの厳しい環境に耐えられるように設計されています。また、幅広い温度範囲(-40 ~ 60 °C で標準動作、対流が 200 LFM の強制換気エンクロージャ内で –40 ~ 75 °C、および 85 °C で 16 時間型式試験済み)もサポートします。このような耐久性を備えているため、運輸、石油天然ガス、配電用変電所、産業オートメーション、金融機関などの過酷な産業用環境および分散型 IoT 環境に最適です。
製品の特長
図 2、3、および 4 は、製品のコンポーネントと拡張モジュールを視覚的に示しています。
Cisco IR1101 ベースプラットフォームの正面図
IR1101 は、拡張モジュールを使用することで柔軟性が向上し、WAN およびストレージコンポーネントを追加またはアップグレードできます。
拡張モジュール
柔軟性を高める拡張モジュールが装備された IR1101
Cisco Catalyst IR1101 高耐久性シリーズ ルータは、Internet of Things(IoT)向けの幅広い機能を提供しています。
表 1. 主な機能と利点
機能 |
利点 |
モジュール性と投資保護:複数の WAN(LTE、LTE-Advanced、SFP イーサネット)およびストレージオプションを備える単一のフォームファクタにより、技術の進歩に合わせてモジュールの追加とアップグレードを柔軟に実行できます。 |
|
デュアルアクティブ LTE 対応:2 つの LTE モジュール(LTE とキャリア集約機能を備えた LTE-Advanced)を用いることで、IR1101 では 2 つのセルラー網への同時接続により、WAN の冗長化、データスループットの向上、ロードバランシング、および差別化されたサービスを可能にし、高信頼で高性能なプラットフォームを実現できます。 |
|
Cisco IOS XE ソフトウェア [英語]: IOS XE は、新時代の IoT 環境向けの、規準に準拠した、非常に安全で柔軟なオペレーティングシステムです。高度なルーティングおよびセキュリティ機能を備えたエンタープライズクラスの OS です。 |
|
ソフトウェアデファインド WAN(SD-WAN)対応:大規模な分散ネットワーク向けに WAN の高可用性とシンプル化を実現します。 |
|
産業用セキュリティ:ハードウェアとソフトウェアの信頼性、ハードウェア アクセラレーションによる次世代暗号化と量子コンピュータ耐性アルゴリズム、ファイアウォールと VPN サービス、物理セキュリティとサイバーセキュリティを実現するアラートと通知を確保する Cisco Trust Anchor テクノロジーにより、IR1101 は、ミッションクリティカルな環境向けのマルチレイヤセキュリティを提供します。 |
|
エッジコンピューティング:生成された場所に近いネットワークエッジで最も時間的制約のあるデータを分析することで、イベントの認識とイベントへの対応を迅速化し、ネットワーク帯域幅を節約します。高度なセキュリティと拡張性を備えたホスティング アプリケーション環境により、アプリケーションの真正性が確保されます。拡張モジュールの mSATA SSD 現場交換可能ユニット(オプション)により、アプリケーションデータを記録および分析用に保存できます。 |
|
遠隔監視制御・情報取得(SCADA):DNP3 シリアルから DNP3/IP および IEC 60870 T101 から T104 へのプロトコル変換により、産業用環境のレガシー制御システムから IP ベースのネットワークへのデータ移行をサポートします。 |
|
スマートグリッド準拠:過酷な 2 次変電所環境に設置できるよう設計されています。配電自動化については IEEE 1613 および IEC 61850-3 に準拠しています。 |
|
GPS:資産をトラッキングし、盗難や侵入から保護するロケーションベースのサービスです。 |
|
管理の容易さ:オンプレミスおよびクラウドベースのネットワーク管理ソリューションは、さまざまな業種に対応します。Cisco DNA Center、Cisco IoT Operations Dashboard、Cisco IoT Field Network Director(FND)、Cisco プラグアンドプレイ(PnP)、Cisco Prime® などのツールは導入を簡素化し、広範なネットワーク間管理機能とマルチレイヤの可視性を実現します。 |
|
複数のパケットデータネットワーク(PDN):セルラーリンクでトラフィックを分離するために、別のアクセスポイント名(APN)に接続できます。たとえば、パブリック インターネット トラフィックと、ルータに接続されたセンサーやデバイスから送信されるミッションクリティカルなトラフィックを分離することができます。 |
|
4G LTE マルチベアラー QoS:3GPP 規格に従って複数の同時ベアラーでトラフィックの処理を差別化し、ユーザエクスペリエンスを強化します。 マルチベアラー QoS は、セルラー通信事業者の自社網における当該サービスへの対応可否に依存します。 |
|
ネットワークのセグメント化:マルチ VRF、VLAN、および VPN により、企業は同じカスタマーエッジデバイス内でルーティングおよび転送テーブルの複数のインスタンスを設定および維持することができるため、ネットワーク内の動的な変更を最小限のメンテナンス時間で行うことができます。サービスプロバイダーは、この機能により、VPN 間で重複する IP アドレスを持つ複数の VPN をサポートできます。 |
産業分野のお客様は、運用効率を向上させるために、産業資産のリアルタイム監視機能と制御機能を必要としています。
ライフライン
ライフラインは、厳しい環境に置かれることの多い数万キロにわたる配電線または水道インフラストラクチャをセルラー網を通じて監視し、遠隔設備監視および信頼性と安全性に優れた SCADA トラフィック バックホーリングを実現する機能を求めています。多くの場合、これらは電力とスペースに制約のある環境です。この接続を可能にするデバイスは、高い信頼性があり、遠隔から監視および設定できる必要があります。また、既存の監視装置と相互接続するための従来型のシリアルインターフェイス、および長距離のイントラネットワーク接続のための光ファイバオーバーレイをサポートする必要もあります。言うまでもなく、このような大規模な環境をサポートするためには、デバイスの寿命が長いことが求められます。
石油天然ガス
石油天然ガス会社は、3G および 4G セルラー網を使用して幅広い地域と遠隔地にわたるパイプライン インフラストラクチャを監視し、リモート端末ユニットからデータを収集してネットワーク運用センター(NOC)に SCADA トラフィックを安全に転送する必要があります。
運輸
高速道路および政府交通局は、スピードカメラ、監視カメラ、チケット端末などをつなぐ信頼性の高い常時接続通信を必要としています。このような継続的な通信をサポートするワイヤレスデバイスは、適切で幅広いカバレッジの確保、厳しい環境での継続的な運用、道路脇のキャビネットや発券マシンに導入可能なコンパクトなフォームファクタ、迅速に応答するための現場での意思決定、および既存の従来型デバイスに対応するシリアルインターフェイスを可能にする 3G および 4G ネットワークをサポートする必要があります。
その他の機能と利点
表 2. Cisco IR1101 のその他の機能と利点
機能 |
利点 |
IoT の実現 |
|
軽量かつ小型で堅牢なモジュール型フォームファクタ |
キャビネット内にきっちり収まるように設計されています。すべての入出力(I/O)ポートとコネクタが前面パネルに配置されているため、キャビネット内の配線が容易です。 |
拡張モジュール用の追加電源は不要 |
電源入力を追加する必要がないため、拡張モジュールを簡単に追加できます。 |
raw ソケットの転送および SCADA |
raw ソケットを使用して RTU から SCADA データを転送できます。このメソッドは、ブロック シリアル トンネル(BSTUN)プロトコルに代わるものです。Cisco IR1101 は、DNP3 シリアルから DNP3/IP、および IEC 60870 T101 から IEC 60870 T104 へのプロトコル変換もサポートし、SCADA ゲートウェイとして機能します。 |
複数の取り付けオプション |
フロアまたは壁面取り付け、および横向きまたは縦向き方向での DIN レールの取り付けが可能です。 |
複数のサービスを同時に稼働できる性能 |
マルチコア プロセッサ アーキテクチャにより、ネットワークでサポートされている速度を活用できます。 |
複数の WAN および LAN 接続 |
|
4 つのファスト イーサネット インターフェイス |
●
産業用環境内の複数のイーサネットデバイス(センサー、リモート端末ユニット(RTU
)、PLC
)を接続し、資産の可視化と管理を可能にします。
● IEEE 802.1Q VLAN
● VLAN
インターフェイスによるレイヤ 3
のサポート
●
静電放電(ESD
)保護のための 4KV
絶縁
|
WAN の多様性 |
●
高信頼性を実現する複数の WAN
リンク:ギガビット
イーサネット
レイヤ 3 SFP
(銅線および光ファイバ)および 4G LTE
により WAN
の多様性と事業継続性を実現します。
●
ギガビットイーサネット WAN
インターフェイスは、レイヤ 3
ルーティングまたはレイヤ 2
スイッチング用に設定できます。
|
デュアルアクティブ LTE インターフェイス |
2 つのセルラー網への同時接続が可能になり、高信頼性、負荷分散、および差別化サービスを実現します。 |
シリアル インターフェイス |
RS-232 非同期シリアルインターフェイス(RJ45 DTE)を raw ソケット、プロトコル変換、および接続に使用して、SCADA トランスポートおよび管理用のリモート端末ユニット(RTU)、センサー、および PLC を特定できます。 |
ワイヤレスネットワーク間の透過的なローミング |
|
デュアル Subscriber Identity Module(SIM) |
LTE と HSPA ネットワークで高い信頼性を実現するアクティブなバックアップ接続を提供します。 |
Cisco IOS® モバイル IP |
●
モバイルネットワーク用の透過的なローミングにより、ネットワーク間の移動時もミッションクリティカルなアプリケーションの接続を維持できます。
●
ホームネットワークに指定された IP
アドレスがプライベートネットワークでもパブリックネットワークでも維持されます。
●
プロキシモバイル IP
(PMIPv6
)とネットワークモビリティ(NEMO
)をサポートします。
|
セルラーのフォールバック |
複数の技術(4G LTE、3G、および 2G)の中から最適な技術への接続をサポートします。北米では、2G フォールバックはサポートされません。 |
ソフトウェア |
|
Cisco IOS XE |
企業がサービスを迅速に展開できるようにすると同時に、TCO と複雑さも軽減できる設計になっています。
●
オープン性とプログラマビリティ:標準準拠のプログラム可能なインターフェイスによりプロセスとワークフローの自動化が可能になります。NETCONF
、RESTCONF
、IETF YANG
、Python
スクリプト、およびカスタムライブラリによりイベントベースのワークフローを自動化できます。
●
安全性:マルチレベルのエンドツーエンド
セキュリティと信頼性が組み込まれています。今後
20
年
間のセキュリティと拡張性要件に対応するためには、組み込みのシスコの次世代暗号化と量子コンピューティング耐性アルゴリズムが必要です。
●
モジュール性:ソフトウェアのバグ修正パッチ適用、およびメンテナンスを容易にするためのソフトウェアモジュールのグレースフル追加/
削除を可能にします。
●
共通のソフトウェアスタック:一連のシスコ
デバイスを管理しながら、ビジネスとネットワークをシンプルにします。
|
表 3. ネットワーク管理ソリューション
運用フェーズ |
アプリケーション |
説明 |
デバイスのステージングおよび少数ルータの設定 |
Cisco WebUI |
使いやすいウィザードで小規模環境でのデバイスのプロビジョニングをシンプルにする GUI ベースのデバイス管理ツール |
IoT ゲートウェイと設備の大規模な展開、管理、監視、維持 |
オンプレミスでのホスティング用 Cisco IoT Field Network Director(FND) Cisco IoT Operations Dashboard |
●
迅速な拡張:何万ものゲートウェイのゼロタッチ展開および安全な登録
●
強化されたセキュリティ:ロールベースのアクセスとユーザー監査証跡、および、
ネットワーク間でのデータ転送、VPN
トンネル、ジオフェンシング、アラート、データおよび物理セキュリティに関する通知のためのセキュアな通信
●
信頼性の向上:セルラーまたはイーサネットネットワークでの信頼性の高い通信、
ライフサイクル管理、および 24
時間 365
日のリアルタイム監視とアラート
|
産業用設備の設定、監視、管理にまで企業ネットワークを延伸 |
APIC-EM を使用した Cisco Digital Network Architecture(Cisco DNA1) SD-WAN を使用した Cisco Digital Network Architecture(Cisco DNA) |
● Cisco DNA
は、完全にプログラム可能で、サードパーティのイノベーションに対してオープンであるだけでなく、クラウドをインフラストラクチャ
コンポーネントとして完全かつシームレスに統合するネットワーク
インフラストラクチャです。
●
ユーザー/
アプリケーション認識ポリシーをネットワーク運用の中心に置くことで、プロセスとワークフローを自動化してシンプルにします。
● Cisco DNA
により、ネットワーク運用をシンプルにして最適化する継続的なフィードバックをネットワークから得られるようになります。
●
ネットワーク構成の自動化を可能にします。また APIC-EM
は Cisco Digital Network Architecture
の中心的な機能です。過酷な産業環境や屋外環境にエンタープライズ
ネットワークを拡張するための Software-Defined Networking
(SDN
)を提供します。
● WAN
の設定と管理のための単一のダッシュボード。
● Cisco SD-WAN
は柔軟性に優れ、インターネット、MPLS
、ワイヤレス 4G LTE
などの複数の接続でアプリケーションを自動的に実行します。
|
セルラー網でデバイスを管理 |
Cisco IoT Control Center |
Cisco IoT Control Center は、実用的な情報を使って制御を行うことで、セルラー網で接続されているデバイスを管理する複雑さとコストを最小限に抑えます。たとえば、データ使用量の超過を追跡および管理することで、運用コストが大幅に削減される可能性があります。 |
表 4. 組み込みの管理機能
機能 |
説明 |
Cisco IOS Embedded Event Manager(EEM) |
イベント検出および回復のための、カスタマイズされた分散型アプローチです。 イベントを監視し、監視対象のイベントが発生(しきい値が上限または下限に達するなど)したときに、修正などの必要なアクションを実行できます。 |
Cisco IOS XE の IP サービス レベル アグリーメント(IP SLA) |
ジッタ、応答時間、パケット損失、接続性などのトラフィック統計情報をアクティブに監視し、信頼性の高い方法でレポートすることで、新しいビジネスクリティカルな IP アプリケーションおよび IP サービスの性能を保証します。 |
Simple Network Management Protocol(SNMP)、Syslog、NetFlow |
オープンな標準ベースのネットワーク監視ツールおよびアカウンティングツール(3G および 4G 向けの SNMP など)は、さまざまなデバイスに共通の管理プラットフォームとなります。 |
LTE ネットワークの管理と診断 |
セルラーモジュールの専用診断ポートを使用すると、デバッグセッション中にデータロギングを実行できます。これらのデータは Qualcomm CDMA Air Interface Tester(CAIT)や Spirent Universal Diagnostic Monitor(UDM)などの業界標準のツールで分析できます。 |
表 5. IR1101 の Cisco IOS XE ソフトウェアの機能
機能 |
説明 |
Cisco IOS ソフトウェアの要件 |
● Cisco IOS XE
ソフトウェア:ユニバーサル Cisco IOS
ソフトウェアイメージ
● Cisco IOS XE
ソフトウェアリリース 16.10.1
以降
|
IPv4 および IPv6 サービス機能 |
● Routing Information Protocol Version 1
および 2
(RIPv1
および RIPv2
)
● Generic Routing Encapsulation
(GRE
)およびマルチポイント GRE
(MGRE
)
●
標準 802.1d
スパニングツリープロトコル(STP
)
● Network Address Translation
(NAT
)
● Dynamic Host Configuration Protoco
(DHCP
)サーバ、リレー、およびクライアント
●
ダイナミック DNS
(DDNS
)
● DNS
プロキシ
● DNS
スプーフィング
●
アクセス
コントロール
リスト(ACL
)
● IPv4
および IPv6
マルチキャスト
● IP
サービスレベル契約(IP SLA
)
● Open Shortest Path First
(OSPFv2
および OSPFv3
)
● Border Gateway Protocol
(BGP
)
● Enhanced Interior Gateway Routing Protocol
(EIGRP
)
● Virtual Route Forwarding Lite
(VRF-Lite
)
● Next-Hop Resolution Protocol
(NHRP
)
●
シリアルデータのカプセル化とリレー
●
サブインターフェイスおよび VLAN
を介した L2TPv3
|
セキュリティ機能 |
セキュアな接続
● Secure Sockets Layer
(SSL
)VPN
によるセキュアなリモートアクセス
●
システム性能への影響を最小限に抑えたハードウェア
アクセラレーションによる暗号化
● AES-256
、SHA-384
、SHA-512
などの次世代暗号化(NGE
)と量子コンピューティング耐性(QCR
)アルゴリズム
● Public-Key-Infrastructure
(PKI
)サポート
● 20
の IPsec
トンネル
● NAT
の透過性
● Dynamic Multipoint VPN
(DMVPN
)
●
トンネルレス Group Encrypted Transport VPN
● Flex VPN
● IPsec
ステートフル
フェールオーバー
● VRF
対応 IPSec
● IPsec over IPv6
Cisco IOS Firewall
●
ゾーンベース
ポリシー
ファイアウォール
● VRF
対応ステートフル
インスペクション
ルーティング
ファイアウォール
●
ステートフル
インスペクション
トランスペアレント
ファイアウォール
●
高度なアプリケーション
インスペクションと制御
● Secure HTTP
(HTTPS
)、FTP
、および Telnet
認証プロキシ
●
ダイナミックおよびスタティック
ポート
セキュリティ
●
ファイアウォール
ステートフル
フェールオーバー
● VRF
対応ファイアウォール
統合型脅威制御
●
コントロールプレーン
ポリシング(CoPP
)
● Flexible Packet Matching
●
ネットワーク基盤の保護
|
QoS 機能 |
●
トラフィックの分類と優先順位付けのために各セルラーの WAN
インターフェイスで最大 8
個の同時接続ベアラーをサポートする LTE QoS
を提供
●
遅延の影響を受けやすいミッションクリティカルなサービスのトラフィックを優先
●
遅延の影響を受けやすい産業用アプリケーションの低遅延ルーティングを促進
●
セルラーを含むすべての LAN
および WAN
インターフェイスでサポート
●
低遅延キューイング(LLQ
)
●
重み付け均等化キューイング(WFQ
)
●
クラスベース WFQ
(CBWFQ
)
●
クラスベース
トラフィック
シェーピング(CBTS
)
●
クラスベース
トラフィック
ポリシング(CBTP
)
●
ポリシーベースルーティング(PBR
)
●
クラスベース QoS MIB
●
サービスクラス(CoS
)から DiffServ
コードポイント(DSCP
)へのマッピング
●
クラスベース重み付けランダム早期検出(CBWRED
)
●
リソース予約プロトコル(RSVP
)
● Real-Time Transport Protocol
(RTP
)ヘッダー圧縮(cRTP
)
●
差別化サービス(DiffServ
)
● QoS
事前分類および事前分割
●
階層型 QoS
(HQoS
)
|
高可用性機能 |
●
拡張モジュールによるデュアルアクティブ LTE
バックホール
●
仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP
)(RFC 2338
)
●
ホットスタンバイ
ルータ
プロトコル(HSRP
)
● LTE
モジュールでのデュアル SIM
サポートによるセルラーフェールオーバー
|
IPv6 機能 |
● IPv6
アドレッシング
アーキテクチャ
● IPv6
ユニキャスト転送およびマルチキャスト転送
● IPv6 ACL
●
セルラー経由の IPv6
● IPv6
ルーティング
● IPv6
ドメイン名解決
|
IR1101 には、Network Essential と Network Advantage の 2 つのソフトウェア機能階層があります。Network Essential ライセンスは、標準的な IoT の導入に必要なルーティングとセキュリティの基本要素を提供します。Network Advantage ライセンスでは、高い拡張性とコスト効果に優れたソリューションとしてのマルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)、ネットワーク間でのシームレスな移行を実現するモバイル IP、組み込みインテリジェンス用のアプリケーション認識 QoS ポリシーなど、高度な機能を利用できます。
この製品には、すべての機能が含まれた Cisco IOS XE ユニバーサルイメージが 1 つ付属しています。ソフトウェア機能ライセンスは、購入時に選択した内容に応じて出荷時に事前にインストールされているためソフトウェアの配布がシンプルになり、導入の運用コストを削減できます。ライセンスは、導入後にシスコのスマート ライセンス アクティベーション プロセスを実行してアップグレードできます。シスコライセンスの詳細については、cisco.com/go/licensingguide [英語] を参照してください。
Cisco IOS XE ソフトウェアの機能と利点
表 6. Cisco Catalyst IR1101 高耐久性シリーズ ルータのシステム仕様
機能 |
仕様 |
メモリ |
|
デフォルト/最大 DRAM |
4 GB |
デフォルト/最大フラッシュメモリ |
8 GB(物理)/4 GB(使用可能) |
IP 保護等級 |
IP30 |
寸法および重量 |
|
寸法(高さ X 幅 X 奥行) シャーシ 拡張モジュール(IRM-1100-SP または IRM-1100-SPMI) 拡張モジュール(IRM-1100-4A2T) |
60 X 132.5 X 124.9 mm(2.36 X 5.22 X 4.92 インチ)
33 X 132 X 124 mm(1.3 X 5.2 X 4.9 インチ) 23 X 132 X 124 mm(0.9 X 5.2 X 4.9 インチ) |
重量 シャーシ 拡張モジュール
● IRM-1100-SPMI
● IRM-1100-SP
● IRM-1100-4A2T
|
1.02 kg(2.25 ポンド)
0.75 kg(1.65 ポンド) 0.66 kg(1.45 ポンド) 0.43 kg(0.94 ポンド) |
取り付けオプション |
パネル、壁、DIN レール(縦向きおよび横向き)取り付け |
公称電圧:12 ~ 48V DC 最小/最大入力電圧:9.6 ~ 60V DC 最大/最小入力電流:1.24A(9.6V DC)および 0.26A(60V DC) |
|
消費電力 |
アイドル時:6.6W 通常時:9.8W 最大値:12W 拡張モジュールと 2 つ目のセルラーを利用する場合、さらに 10W(通常時) |
ベースプラットフォーム上のインターフェイス |
|
コンソール |
ミニタイプ B USB |
WAN インターフェイス |
●
ベースプラットフォーム上のコンボ 10/100/1000
ギガビット
イーサネット
ポート(RJ45
および SFP
)
●
拡張モジュール上の追加の 10/100/1000
ギガビットイーサネット SFP
。サポートされる SFP
については表 8
を参照
●
LTE
:シングルおよびデュアルアクティブ
LTE
と
LTE-Advanced
のオプションを備えたモジュラ
|
LAN インターフェイス |
● 10/100BASE-T
ファストイーサネットポート X 4
|
入出力 |
●
アラーム入力ポート
|
シリアルおよびイーサネット拡張モジュールのインターフェイス |
|
シリアル インターフェイス |
●
絶縁非同期シリアル
ポート(RS232/RS485/RS422
)(DCE
)X 4
|
イーサネット インターフェイス |
● GE RJ45 LAN
ポート X 2
|
LED |
●
システム OK
●
イーサネット WAN
ポートのリンク
● VPN
● 3
色のユーザ設定可能な LED
●
アラーム
|
シリアル インターフェイス |
●
分離された RS-232 RJ45 DTE
ポート
●
最大速度 115,200
ボーでの非同期モードのサポート
|
シリアルプロトコル |
SCADA、DNP3、T101-104、raw ソケット TCP、および UDP |
環境特性 |
|
動作環境温度条件 |
-40 ~ 60 °C(-40 ~ 140 °F):エアーフローなしの密閉型 NEMA ラック内 -40 ~ 70 °C(-40 ~ 158 °F):エアーフロー 40 リニアフィート/分(LFM)の通気口付きベント型キャビネット内 -40 ~ 75 °C(-40 ~ 167 °F):エアーフロー 200 LFM の強制換気エンクロージャ内 85 °C で 16 時間型式試験済み |
動作時の高度 |
IEC 68-2-41 に従って 40 °C で最大 4206 m(13,800 フィート)(動作時) |
非動作時の衝撃および振動 |
● 50
~ 60 G
(3.76 m/
秒以上)
● 1.12 GRMS
で 3
~ 500 Hz
(10/100 Hz
で BP
)
|
標準安全規格認定 |
● UL 60950-1
第 2
版
● CAN/CSA C22.2 No. 60950-1
、第 2
版
● EN 60950-1
第 2
版
● CB to IEC 60950-1
、第 2
版(グループの相違点および国別要求項目をすべて含む)
|
防爆規格 |
● ANSI/ISA 12.12.01
(クラス 1
、ディビジョン 2 A-D
)
● CSA 213
(クラス 1
、ディビジョン 2 A-D
)
● IEC 60079-0
、-15 IECEx
テストレポート(クラス l
、ゾーン 2
、ガスグループ IIC
)
● EN 60079-0
、-15 ATEX
認定(クラス I
、ゾーン 2
、ガスグループ IIC
)
|
業界規格 |
公共の安全
● FirstNet Ready
™
● Verizon Frontline
スマートグリッド
● IEC 61850-3
● IEEE 1613
セキュリティ
● FIPS 140-2
● Common Criteria
Department of Defense; 米国国防総省
● DoDIN APL
IPv6
● USGv6
|
EMC エミッションクラス A |
● 47 CFR
パート 15 B
● EN 55032:2015
● CISPR 32 Edition 2
● CNS13438: 2006
● EN 300 386 V1.6.1
● ICES-003 Issue 6: 2016
● KN 32: 2015
● TCVN 7189: 2009
● V-2/2015.04
● V-3/2015.04
● AS/NZ CISPR32
|
EMC イミュニティ |
● EN 61000-4-2
、3
、4
、5
、6
、8
、9
、16
、17
、18
、29
● CISPR24
:2010 + A1
:2015
● EN 300 386 V1.6.1
● EN 55024: 2010 + A1: 2015
● EN 55035:2017
● KN35
:2015
● TCVN 7317:2003
● QCVN 18:2014
|
表 7. IR1101 で使用可能な LTE(3GPP カテゴリ 4)モジュール
地域/シアター |
P-LTE-MNA |
P-LTE-VZ |
P-LTE-US |
P-LTE-GB |
LTE バンド |
LTE バンド 2、4、5、12、13、14、17、66 FDD LTE 1700 MHz および 2100 MHz(バンド 66 Ext AWS)、700 MHz(バンド 17、14、13、12)、850 MHz(バンド 5 CLR)、1700 MHz および 2100 MHz(バンド 4 AWS)、1900 MHz(バンド 2) |
LTE バンド 4、13 FDD LTE 700 MHz(バンド 13)、1700 MHz および 2100 MHz(バンド 4 AWS) |
LTE バンド 2、4、5、12 FDD LTE 700 MHz(バンド 17)、700 MHz(バンド 12)、850 MHz(バンド 5 CLR)、1700 MHz および 2100 MHz(バンド 4 AWS) |
LTE バンド 1、3、7、8、20、28 FDD LTE 700 MHz(バンド 28)、800 MHz(バンド 20)、900 MHz(バンド 8)、1800 MHz(バンド 3)、2100 MHz(バンド 1)、および 2600 MHz(バンド 7) |
下位互換性 |
UMTS、HSPA+(バンド 2、4、5) |
- |
HSPA+(バンド 2、4、5) |
UMTS、HSPA+(バンド 1、8)、EDGE、GSM、GPRS(900/1800) |
理論上のダウンロード速度およびアップロード速度1 |
150 および 50 Mbps |
150 および 50 Mbps |
150 および 50 Mbps |
150 および 50 Mbps |
米国 |
マルチキャリア(AT&T 社および Verizon 社) |
Verizon |
AT&T |
- |
欧州 |
- |
- |
- |
対応 |
バンド 14 |
対応 |
- |
- |
- |
FirstNet Ready™ |
AT&T FirstNet による承認 |
- |
- |
- |
表 8. IR1101 で使用可能な LTE(3GPP カテゴリ 4)モジュール
地域/シアター |
P-LTE-IN |
P-LTE-JN |
LTE バンド |
LTE バンド 1、3、5、8、40、41* FDD LTE 2100 MHz(バンド 1)、1800 MHz(バンド 3)、850 MHz(バンド 5)、900 MHz(バンド 8) TDD LTE 2300 MHz(バンド 40)、2500 MHz(バンド 41) *B41 でサポートされる周波数範囲:(2535 ~ 2655 MHz) |
LTE バンド 1、3、8、11、18、19、21 FDD LTE 2100 MHz(バンド 1)、1800 MHz(バンド 3)、900 MHz(バンド 8)、1500 MHz(バンド 11)、850 MHz(バンド 18 およびバンド 19)、1500 MHz(バンド 21) |
下位互換性 |
HSPA+、UMTS(バンド 1、8) |
HSPA +、UMTS(バンド 1、6、19) |
理論上のダウンロード速度およびアップロード速度3 |
150 および 50 Mbps |
150 および 50 Mbps |
インド |
対応 |
- |
日本 |
- |
対応(NTT Docomo、KDDI、ソフトバンク) |
表 9. IR1101 で使用可能な LTE Advanced(3GPP カテゴリ 6)モジュール
地域/シアター |
P-LTEA-EA |
P-LTEA-LA |
LTE バンド |
LTE バンド 1 ~ 5、7、8、12、13、20、25、26、29、30、41 FDD LTE 700 MHz(バンド 12)、700 MHz(バンド 29)、800 MHz(バンド 20)、850 MHz(バンド 5 CLR)、850 MHz(バンド 26 Low)、900 MHz(バンド 8)、1800 MHz(バンド 3)、1900 MHz(バンド 2)、1900 MHz(PCS バンド 25)、1700 MHz および 2100 MHz(バンド 4 AWS)、2100 MHz(バンド 1)、2300 MHz(バンド 30)、または 2600 MHz(バンド 7) TDD LTE 2500 MHz(バンド 41) キャリア アグリゲーション バンドの組み合わせ: 1 + 8、2 +(2、5、12、13、29)、3 +(7、20)、4 +(4、5、12、13、29)、7 +(7、20)、12 + 30、5 + 30、および 41 + 41 |
LTE バンド 1、3、5、7、8、18、19、21、28、38、39、40、41 FDD LTE 700 MHz(バンド 28)、850 MHz(バンド 5 CLR)、850 MHz(バンド 18 および 19 Low)、900 MHz(バンド 8)、1500 MHz(バンド 21)、1800 MHz(バンド 3)、2100 MHz(バンド 1)、または 2600 MHz(バンド 7) TDD LTE 1900 MHz(バンド 39)、2300 MHz(バンド 40)、2500 MHz(バンド 41)、2600 MHz(バンド 38) キャリア アグリゲーション バンドの組み合わせ: 1 +(8、18、19、21)、3 +(5、7、19、28)、7 +(5、7、28)、19 + 21、38 + 38、39 + 39、40 + 40、および 41 + 41 |
理論上のダウンロード速度およびアップロード速度3 |
300 および 50 Mbps |
300 および 50 Mbps |
米国 |
Verizon 社、AT&T 社 |
- |
欧州 |
- |
- |
カナダ |
対応 |
|
オーストラリアおよびニュージーランド |
- |
対応(Telstra 社による承認) |
日本 |
- |
対応(NTT Docomo、KDDI、ソフトバンク) |
インド、シンガポール、マレーシア、タイ |
|
対応 |
アラブ首長国連邦 |
対応 |
|
表 10. IR1101 で使用可能な LTE Advanced(3GPP カテゴリ 18)モジュール
地域/シアター |
P-LTEAP18-GL1 |
LTE バンド |
LTE バンド 1 ~ 5、7、8、12 ~ 14、17、18 ~ 20、25、26、28 ~ 30、32、38 ~ 43、46、48、66、および 71 FDD LTE 600 MHz(バンド 71)、700 MHz(バンド 12、13、14、17、28、29)、800 MHz(バンド 20)、850 MHz(バンド 5、18、19、26)、900 MHz(バンド 8)、1500 MHz(バンド 32)、1700 MHz(バンド 4 および 66)、1800 MHz(バンド 3)、1900 MHz(バンド 2 および 25)、2100 MHz(バンド 1)、2300 MHz(バンド 30)、2600 MHz(バンド 7)。 TDD LTE 1900 MHz(バンド 39)、2300 MHz(バンド 40)、2500 MHz(バンド 41)、2600 MHz(バンド 38)、3500 MHz(バンド 42 および 48)、3700 MHz(バンド 43)、5200 MHz(バンド 46)。 |
理論上のダウンロード速度およびアップロード速度2 |
1.2 Gbps/200 Mbps |
米国 |
マルチキャリア(AT&T 社および Verizon 社) |
欧州 |
対応 |
カナダ |
対応(Bell) |
オーストラリア |
対応 |
日本 |
対応 |
バンド 14 |
対応 |
FirstNet Ready™ |
AT&T FirstNet による承認 |
バンド 48(CBRS) |
対応 |
表 11. IR1101 で利用可能な 5G サブ 6 GHZ モジュール
地域/シアター |
P-5GS6-GL9 |
RF バンド |
5 G FR1 - n1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n25、n28、n38、n40、n41、n48、n66、n71、n77、n78、n79 LTE バンド 1 ~ 5、7 ~ 8、12 ~ 14、17 ~ 20、25、26、28 ~ 30、32、34、38 ~ 43、46(LAA)、48(CBRS)、66、71 |
理論上のダウンロード速度およびアップロード速度 |
3.3 Gbps/400 Mbps |
米国 |
マルチキャリア(AT&T、Verizon6、T-mobile6) |
欧州 |
対応 |
カナダ |
対応(Bell7、Telus7、Rogers7) |
APJC |
対応(オーストラリア、ニュージーランド、日本、香港、インドネシア、シンガポール、インド) |
日本 |
対応(NTT Docomo、KDDI6) |
中国 |
対応 |
オーストラリア |
Telstra7 |
バンド 14、バンド 48(CBRS) |
対応 |
リモートサイトへの接続の拡張は、特に場所やユースケースによって接続要件が異なる場合、困難なことがあります。組織がリモートオペレーションを自動化し、確立する中、シスコは Catalyst IR1100 高耐久性シリーズ ルータ(1101-A-K9 のみ)の機能を拡張して、どこで事業を行っていても、ビジネスの接続要件を満たせるようにしています。Network Advantage ライセンスが必要です。
450MHz LTE とも呼ばれる 400-450MHz 帯域のセルラー通信は、従来の LTE や 5G と比較して、波長が長く、周波数が低く、エネルギー要件が低くなります。周波数の物理的特性により、より広い地理的エリアをカバーできるという利点があります。配電網、海事、その他のミッションクリティカルなネットワークを接続するために、ヨーロッパのいくつかの地域で採用されています。
シスコは、ハンガリーを拠点とするテクノロジープロバイダーである Intelliport と提携して、市場のニーズを満たす IR1101 用のモジュールを開発しました。450MHz LTE 帯域は、高い復元力と屋内信号への深い浸透性を提供し、Catalyst IR1101 をオンサイトのどこにでも接続します。モジュールのデータシートは、https://www.intelliport.hu/dinamic/P-LTE-450%20datasheet%20v1dot0.pdf で入手できます。
LoRa は、長距離ワイヤレス接続、優れた電力効率、非常に高い受信感度、堅牢なスペクトル拡散、暗号化による安全な伝送を可能にする、免許不要の RF 物理層変調テクノロジーです。LoRaWAN は、LoRa Alliance が定義した、LoRa 物理層を補完する MAC(Media Access Control)プロトコル仕様です。これは、複数のベンダーが提供する LoRaWAN 準拠デバイスによって確立されたエコシステムによってサポートされており、LoRa Alliance が相互運用性の認定を行います。この技術は、水道メーターやガスメーター、アセットトラッカー、パーキングセンサー、環境センサーなど、さまざまなユースケースに使用されています。
注: LoRaWAN モジュールは、IR1101 と組み合わせて、LoRaWAN ゲートウェイ機能(エンドポイント機能ではない)を有効にします。LoRaWAN モジュールは、IOS XE リリース 17.10 以降と互換性があります。
表 12. IR1101 で利用可能な 900 および 800 MHz LoRaWAN モジュール
機能 |
説明 |
||
ISM 帯域のサポート |
● 900 MHz ISM
帯域:国/
地域に応じて 902 – 928 MHz
のサブセット
● 800 MHz ISM
帯域:国/
地域に応じて 863 – 870 MHz
のサブセット
● 8
つのアップリンクチャネル
|
||
LoRa テクノロジー |
● Semtech
「Corecell
」リファレンスデザインに基づく
|
||
LoRaWAN 仕様 |
● LoRaWAN
仕様 1.0.x
および 1.1
リリースに準拠
● US915
、EU868
、AU915
、AS923-x
、IN865
●
クラス A
、B
(共通パケットフォワーダーのロードマップ)、および C
エンドポイントのサポート
|
||
電波スペクトルスニファ |
● RF
チャネルの干渉ノイズのオンラインスキャン
|
||
LTE との共存 |
●
900 MHz
モジュール:
LTE/NR
バンド
5/26
アップリンク(
814 – 849 MHz
)の
40 dB
以上の除去
● 800 MHz
モジュール:LTE/NR
バンド 20
(832 – 853 MHz
)およびバンド 8
(884 – 915 MHz
)アップリンクの 40 dB
以上の除去
|
||
アンテナ コネクタ |
● RF
アンテナコネクタ:1
つの外部 SMA (f)
コネクタ
● GPS
アンテナコネクタ:1
つの外部 SMA (f)
コネクタ
|
||
電力消費 |
●
標準、受信モードの無線機:1.2 W
●
最大、27 dBm
で送信:3.3 W
|
||
内蔵 GPS |
●
高感度 GNSS
モジュール
● GPS L1C/A
、QZSS L1C/A
、GLONASS L1OF
●
時刻パルス精度 < 30 ns RMS
、< 60 ns 99%
の確率(晴天時)
● NMEA 0183
、バージョン 4.0
|
||
LED |
電源 LED
●
消灯:デバイスの電源消灯
●
橙色の点灯:デバイスの電源投入が進行中です
●
緑色の点灯:電源オン
|
||
ステータス LED
●
消灯:デバイスの設定が不完全です
●
赤色の点灯:インターフェイスエラーまたは設定エラーが発生しました
●
緑色の点灯:デバイスは完全に設定されています(LoRa
インターフェースが動作)
|
|||
ACT2 |
シスコ偽造防止テクノロジー、第 2 世代 |
||
受信感度 |
10% PER、125 kHz 帯域幅での受信感度: |
||
拡散率 |
標準(dBm) |
最大(dBm) |
|
SF7 |
-124 |
-120 |
|
SF8 |
-127 |
-123 |
|
SF9 |
-130 |
-126 |
|
SF10 |
-133 |
-129 |
|
SF11 |
-136 |
-132 |
|
SF12 |
-139 |
-136 |
|
送信電力(最大) |
27 dBm 注:最大電力は、各国の規制によって異なります。 |
Small Form-factor Pluggable(SFP)モジュール
IR1101 イーサネット SFP モジュールは、他のデバイスとの接続を可能にします。これらの現場交換可能なトランシーバ モジュールは、アップリンク インターフェイスを提供します。ローカルコネクタによって、光ファイバ接続が可能になります。RJ-45 コネクタを使用すれば、銅線接続が可能です。
GE SFP |
距離 |
ファイバ |
分類 |
GLC-SX-MM-RGD |
220 ~ 550 m |
MMF |
産業用(-40 ~ +85 °C) |
GLC-LX-SM-RGD |
550m/10 km |
MMF/SMF |
産業用(-40 ~ +85 °C) |
GLC-ZX-SM-RGD |
70 km |
SMF |
産業用(-40 ~ +85 °C) |
GLC-SX-MMD |
220 ~ 550m |
MMF |
拡張(-5 〜 +85 °C) |
GLC-LH-SMD |
550m/10 km |
MMF/SMF |
拡張(-5 〜 +85 °C) |
GLC-ZX-SMD |
70 km |
SMF |
拡張(-5 〜 +85 °C) |
GLC-BX-U |
10 km |
SMF |
商用(0 〜 +70 °C) |
GLC-BX-D |
10 km |
SMF |
商用(0 〜 +70 °C) |
GLC-LH-MMD |
550m/10km |
MMF/SMF |
拡張(-5 〜 +85 °C) |
GLC-EX-SMD |
40 km |
SMF |
拡張(-5 〜 +85 °C) |
GLC-FE-100FX-RGD |
2 km |
MMF |
産業用(-40 ~ +85 °C) |
GLC-FE-100LX-RGD |
10 km |
SMF |
産業用(-40 ~ +85 °C) |
GLC-FE-100FX |
2 km |
MMF |
商用(0 〜 +70 °C) |
GLC-FE-100LX |
10 km |
SMF |
商用(0 〜 +70 °C) |
GLC-FE-100EX |
40 km |
SMF |
商用(0 〜 +70 °C) |
GLC-FE-100ZX |
80 km |
SMF |
商用(0 〜 +70 °C) |
GLC-FE-100BX-U |
10 km |
SMF |
商用(0 〜 +70 °C) |
GLC-FE-100BX-D |
10 km |
SMF |
商用(0 〜 +70 °C) |
GLC-TE |
100 m |
NA(RJ45) |
拡張(-5 〜 +85 °C) |
注: IR1101 は、産業用温度範囲(内部コンポーネントの温度範囲が -40C ~ +85C)で動作するように設計されているため、非産業用または商用定格の SFP モジュールを使用すると、システムの温度プロファイルが低下する可能性があります。
IR1101 はスマートライセンス対応製品です。この製品を注文するには、Cisco スマートアカウントおよびバーチャルアカウントが必要です。IR1101 と Cisco スマートアカウントの注文方法の詳細については、『Cisco Smart Account User Guide』[英語] を参照してください。
表 14. Cisco Catalyst IR1101 高耐久性ルータの発注情報
ハードウェア |
説明 |
|
||
IR1101-K9 |
SL-IR1101-NE ソフトウェアライセンス対応 Cisco Catalyst IR1101 高耐久性シリーズ ルータ |
|
||
IR1101-A-K9 |
SL-IR1101-NA ソフトウェアライセンス対応 Cisco Catalyst IR1101 高耐久性シリーズ ルータ |
|
||
管理 |
SKU |
説明 |
|
|
オンプレミスでのホスティング用 Cisco IoT Field Network Director(FND) |
IOTFND-SOFTWARE-K9 IOTFND-IR1100 |
FND トップ レベル サブスクリプション IR1101 ルータ管理用 IoT FND ライセンス |
|
|
Cisco IoT Operations Dashboard |
IR1101-IOTOC |
IR1101 および IoT Operations Dashboard バンドル |
|
|
クラウドまたはオンプレミスホスティング用の SD-WAN を使用した Cisco Digital Network Architecture(Cisco DNA) |
IR1101-K9-DNA IR1101-A-K9-DNA |
SD-WAN 向け Cisco DNA Essentials サブスクリプション対応 Cisco Catalyst IR1101 高耐久性シリーズ ルータ SD-WAN 向け Cisco DNA Advantage サブスクリプション対応 Cisco Catalyst IR1101 高耐久性シリーズ ルータ |
|
|
オンプレミスホスティング用の Cisco Digital Network Architecture Central(Cisco DNAC) |
IR-DNA |
IR1101 向け Cisco IoT DNA-C サブスクリプション ライセンス |
|
|
FirstNet バンドル |
ハードウェア PID |
クラウドマネージャ(サブスクリプション PID) |
|
|
IR1101 |
IR1101-A-K9 IR1101-K9 |
KIN-ESS-CLD-C KIN-ESS-CLD-C |
|
|
FirstNet Ready™ LTE モジュール |
説明 |
RF バンド情報 |
|
|
P-LTE-MNA |
米国の AT&T 社商用ネットワーク、FirstNet™ ネットワークおよび Verizon 社ネットワークに対応する 3GPP カテゴリ 4 LTE |
LTE バンド 2、4、5、12、13、14、17、66 FDD LTE 1700 MHz および 2100 MHz(バンド 66 Ext AWS)、700 MHz(バンド 17、14、13、12)、850 MHz(バンド 5 CLR)、1700 MHz および 2100 MHz(バンド 4 AWS)、1900 MHz(バンド 2) UMTS、HSPA+(バンド 2、4、5) |
|
|
FND 発注ガイド:https://www.cisco.com/c/dam/en/us/products/collateral/se/internet-of-things/fnd-ordering-guide.pdf |
|
|||
拡張モジュール |
説明 |
|
||
IRM-1100-SPMI |
デュアルアクティブ LTE、アプリケーション用ローカルストレージ、SFP および入出力ポート用拡張モジュール |
|
||
IRM-1100-SP |
デュアルアクティブ LTE および SFP 用拡張モジュール |
|
||
IRM-1100-4A2T8 |
非同期シリアルおよび GE インターフェイス用のシリアルおよびイーサネット拡張モジュール |
|
||
ソフトウェアライセンス |
説明 |
|
||
SL-IR1101-NE |
コアルーティングおよびセキュリティ機能用 Network Essentials |
|
||
SL-IR1101-NA |
高度なルーティングとアプリケーションベースのポリシー管理用 Network Advantage |
|
||
SL-IR1101-NE-NPE |
ペイロード暗号化機能のないソフトウェアに連動する Network Essentials |
|
||
SL-IR1101-NA-NPE |
ペイロード暗号化機能のないソフトウェアに連動する Network Advantage |
|
||
セルラーモジュール |
説明 |
|
||
P-5GS6-GL(=) |
北米、ヨーロッパ、およびアジア太平洋向用 5G サブ 6GHZ モジュール |
|
||
P-LTEAP18-GL(=) |
北米、ヨーロッパ、およびアジア太平洋用カテゴリ 18 LTE モジュール |
|
||
P-LTEA-EA(=) |
北米、ヨーロッパ、中東用カテゴリ 6 LTE モジュール |
|
||
P-LTEA-LA(=) |
アジア太平洋およびラテンアメリカ用カテゴリ 6 LTE モジュール |
|
||
P-LTE-MNA(=) |
米国 AT&T 社、FirstNet™ Ready および Verizon 社用カテゴリ 4 LTE モジュール |
|
||
P-LTE-US(=) |
米国 AT&T 社用カテゴリ 4 LTE モジュール |
|
||
P-LTE-VZ(=) |
米国 Verizon 社用カテゴリ 4 LTE モジュール |
|
||
P-LTE-GB(=) |
ヨーロッパ用カテゴリ 4 LTE モジュール |
|
||
P-LTE-IN(=) |
インド用カテゴリ 4 LTE モジュール |
|
||
P-LTE-JN(=) |
日本用カテゴリ 4 LTE モジュール |
|
||
LoRaWAN モジュール |
説明 |
|
||
P-LPWA-900 |
LoRaWAN 向けシスコ インターフェイス モジュールは、902 ~ 928 MHz ISM 帯域の周波数サブセットで動作する LoRaWAN 用シスコ インターフェイス モジュール。南・北・中央アメリカ、アジア太平洋の LoRaWAN 地域プロファイルに適用できます。 |
|
||
P-LPWA-800 |
LoRaWAN 向けシスコ インターフェイス モジュールは、863 ~ 870 MHz ISM 帯域の周波数サブセットで動作する LoRaWAN 用シスコ インターフェイス モジュール。欧州、中東、アフリカ、インドの LoRaWAN 地域プロファイルに適用できます。 |
|
||
注:LoRaWAN モジュールの使用には Network Advantage ライセンスが必要です 展開オプションについては、『Cisco LoRaWAN Ordering Guide』を参照してください。 |
|
|||
取り付け |
説明 |
|||
IR1101-DINRAIL(=) |
縦向きまたは横向きに取り付ける DIN レールクリップ |
|||
IR1101-WALLMNT(=) |
壁面取り付けキット |
|||
IRM-1100-DINRAIL(=) |
拡張モジュール用 DIN レールキット |
|||
電源モジュール |
説明 |
|||
PWR-IE50W-AC-L= |
110/220V AC および 88 ~ 300V DC 入力対応 AC アダプター |
|||
PWR-IE50W-AC= |
拡張電源モジュール:入力 AC 100 ~ 240V/1.25A または DC 125 ~ 250V/1A、 |
|||
PWR-IE50W-AC-IEC= |
入力 AC 100 〜 240V/1.25A 50 〜 60Hz、 |
|||
アンテナおよび避雷器 |
説明 |
|||
『Cisco 産業用ルータおよび産業用ワイヤレスアクセスポイント アンテナ ガイド』を参照してください。 注:アンテナおよびその他のアクセサリは、IR1101 に自動的に含まれていません。 |
||||
IR1101 には 5 年間の制限付きハードウェア保証が付属しています。Cisco SMARTnet® サービスなどを提供するテクニカルサービス契約を追加することで、OS アップデートや Cisco.com のオンラインリソース、Cisco Technical Assistance Center(TAC)のサポートサービスへのアクセスなど、製品保証には含まれていないサービスもご利用いただけます。表 10 に、ご利用いただけるテクニカルサービスを示します。
シスコ製品の保証の詳細はこちらをご覧ください。
シスコ テクニカルサービス [英語] の詳細はこちらをご覧ください。
表 15. Cisco IR1101 のシスコ テクニカルサービス
テクニカルサービス |
Cisco SMARTnet サービス
● Cisco TAC
へのグローバルアクセス(24
時間)
● Cisco.com
の豊富なリソース、コミュニティ、ツールへの無制限のアクセス
●
翌営業日(NBD
)、8 X 5 X 4
、24 X 7 X 4
、24 X 7 X 2
対応の代替品先行手配およびオンサイトでの部品交換/
取り付け
4
●
ライセンス対象の機能セット内のオペレーティング
システム
ソフトウェアの継続的なアップデート
5
● Cisco Smart Call Home
対応デバイスでの予防的な診断およびリアルタイムのアラート
|
Cisco Smart Foundation サービス
● NBD
の代替品先行手配(対応可能な場合)
●
中小規模企業(SMB
)向け Cisco TAC
への営業時間中のアクセス(アクセスレベルは地域によって異なります)
● Cisco.com SMB
ナレッジベースへのアクセス
● Cisco Smart Foundation
ポータルを介したオンラインのテクニカルリソース
● OS
ソフトウェアのバグ修正とパッチ
|
シスコの企業の社会的責任(CSR)レポートの「環境保全」セクションでは、製品、ソリューション、運用、拡張運用、サプライチェーンに対する、シスコの環境保全ポリシーとイニシアチブを掲載しています。
次の表に、環境保全に関する主要なトピック(CSR レポートの「環境保全」セクションに記載)への参照リンクを示します。
持続可能性に関するトピック |
参照先 |
製品の素材に関する法律および規制に関する情報 |
|
製品、バッテリ、パッケージを含む電子廃棄物法規制に関する情報 |
次の表に、このデータシートの関連するセクションに記載されている製品固有の環境の持続可能性に関する情報への参照リンクを示します。
持続可能性に関するトピック |
参照先 |
電源 |
|
電源仕様と消費電力 |
|
環境特性 |
|
動作温度、業界標準、EMC エミッション |
|
素材 |
|
装置重量 |
シスコでは、パッケージデータを情報共有目的でのみ提供しています。これらの情報は最新の法規制を反映していない可能性があります。シスコは、情報が完全、正確、または最新のものであることを表明、保証、または確約しません。これらの情報は予告なしに変更されることがあります。
目的達成に役立つ柔軟な支払いソリューション
Cisco Capital により、目標を達成するための適切なテクノロジーを簡単に取得し、ビジネス変革を実現し、競争力を維持できます。総所有コスト(TCO)の削減、資金の節約、成長の促進に役立ちます。100 ヵ国あまりの国々では、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、および他社製製品を購入するのに、シスコの柔軟な支払いソリューションを利用して、簡単かつ計画的に支払うことができます。詳細はこちらをご覧ください。
Cisco Catalyst IR1101 高耐久性シリーズ ルータの詳細については、https://www.cisco.com/go/IR1101 [英語] を参照するか、最寄りのシスコ代理店にお問い合わせください。
新規トピックまたは改訂されたトピック |
説明箇所 |
日付 |
新しい認定を追加 新しい LTE モジュール(P-LTEAP18-GL、P-LTE-IN、P-LTE-JN)を追加 |
2020 年 5 月 |
|
FirstNet 承認に関する情報を追加 |
2020 年 9 月 |
|
5G プラガブルおよび IRM-1100-4A2T 拡張モジュールを追加 |
2022 年 1 月 |
FirstNet および FirstNet ロゴは、First Responder Network Authority の登録商標およびサービスマークです。その他のすべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。