この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco 8000 シリーズ ルータ
これまでの高性能ネットワーキングシステムは、ハードウェアとソフトウェアが異なるルーティングクラスまたはスイッチングクラスに区別されていましたが、時間とともに、この区別はあまり目立たなくなってきました。従来のサービスプロバイダー(SP)クラスの機能と特定用途集積回路(ASIC)のスイッチングの多くの利点とのバランスを取る、機能豊富なスイッチングチップとルーティングチップの進化により、このような統合が生じています。
統合の過程を完全なものにするのが、Cisco® 8000 シリーズ ルータです。8000 シリーズ ルータは、比類のない密度、パフォーマンス、およびパワーにより、プロバイダークラスのルーティング機能を実現します。この機能により、多岐にわたるルーティングロール(すべて単一の ASIC アーキテクチャとオペレーティングシステムでサポートされます)に Cisco 8000 シリーズを展開できるため、認定、導入、および運用が合理化されます。
Cisco 8000 シリーズは、革新的な Cisco Silicon One™、IOS XR® ソフトウェア、および一連のクリーンシートシャーシを組み合わせて、高性能ルータにおける飛躍的な進歩を実現します。8000 シリーズは、1 RU フットプリントに収まる機能豊富で拡張性の高い、ディープバッファ対応かつオンチップの High Bandwidth Memory(HBM)および 400 ギガビットイーサネット(GbE)に最適化された 10.8 ~ 25.6 Tbps の幅広いルータで構成されています。また、約 518.4 Tbps の全二重ラインレート転送が可能な、業界トップクラスのラックマウント型モジュラシステムでも使用できます
Cisco 8000 シリーズには、Cisco Silicon One ASIC を使用する 3 種類の異なるルータアーキテクチャ、分散型/モジュラ型、集中型、固定型が含まれています。このデータシートでは、分散型/モジュラ型(8800 シリーズ)および固定型(8100/8200 シリーズ)のアーキテクチャについてのみ説明します。集中型ルータアーキテクチャの詳細については、こちらを参照してください。
Cisco 8100 および 8200 シリーズは、シスコの Router-on-Chip(RoC)アーキテクチャを使用して、ルータごとに 1 つの ASIC で完全なルーティング機能を提供します。どちらも完全なルーティング機能セットをサポートしていますが、8200 シリーズはディープバッファと拡張転送テーブルを備えていて、8100 シリーズはバッファリングと転送テーブルの拡張要件が低いデータセンター アプリケーションを対象としています。
RoC アーキテクチャは、大規模な転送テーブル、ディープバッファ、より柔軟なパケット操作、強化されたプログラマビリティをサポートする点で、System-on-Chip(SoC)スイッチと区別されます。Cisco 8100 および 8200 は、同様のシステムよりも少ない電力で、最大 25.6 Tbps のネットワーク帯域幅を提供します。
8000 シリーズには、広範な帯域幅のニーズと設備の要件に対応するために、固定またはモジュラ型両方のフォームファクタにルータが含まれます。
表 1. Cisco 8100 および 8200 シリーズの固定シャーシオプション
固定シャーシ |
帯域幅 |
高さ |
ポート |
メモリ オプション |
Cisco 8101-32H-O |
3.2 Tbps |
1 RU |
32 QSFP28 100GbE |
HBM なし |
Cisco 8102-64H-O |
6.4 Tbps |
2 RU |
64QSFP28 100GbE |
HBM なし |
Cisco 8101-32FH-O |
12.8 Tbps |
1 RU |
32QSFP56-DD 400 GbE |
HBM なし |
Cisco 8111-32EH-O |
25.6 Tbps |
1 RU |
32 800G (2x 400GbE QSFP-DD800) |
HBM なし |
Cisco 8201-SYS |
10.8 Tbps |
1 RU |
24 QSFP56-DD 400GbE および 12 QSFP28 100GbE |
HBM を使用 |
Cisco 8202-SYS |
10.8 Tbps |
2 RU |
12 QSFP56-DD 400GbE および 60 QSFP28 100GbE |
HBM を使用 |
Cisco 8201-24H8FH |
5.6Tbps |
1 RU |
8 QSFP56-DD 400GbE および 24 QSFP28 100GbE |
HBM を使用 |
Cisco 8201-32FH/ |
12.8 Tbps |
1 RU |
32 QSFP56-DD 400GbE |
HBM を使用 |
Cisco 8202-32FH-M |
12.8 Tbps |
2 RU |
MACsec を使用した Q32 QSFP56-DD 400GbE |
HBM を使用 |
表 2. Cisco 8800 シリーズのモジュラ型シャーシオプション
モジュラ型シャーシ |
帯域幅 |
高さ |
すべてのシャーシでサポートされるラインカード |
Cisco 8804 |
115.2 Tbps |
4 スロット/10 RU |
MACsec を使用した QSFP28 100 GbE QSFP28 100 GbE X 34 および QSFP56-DD 400 GbE X 14 QSFP56-DD 400 GbE X 36 MACsec を使用した QSFP56-DD 400 GbE X 36 36 QSFP-DD800 800G |
Cisco 8808 |
230.4 Tbps |
8 スロット/16 RU |
|
Cisco 8812 |
345.6Tbps |
12 スロット/21 RU |
|
Cisco 8818 |
518.4 Tbps |
18 スロット/33 RU |
Cisco Silicon One ASIC によるシリコンの革新
Cisco Silicon One は、ネットワーク帯域幅の 10 Tbps ベンチマークを突破する最初のルーティング シリコン アーキテクチャです。ルート容量、1 秒あたりのパケット転送パフォーマンス、機能の柔軟性を犠牲にすることなく革新を遂げました。第 1 世代の Q100 ASIC は 16 nm プロセステクノロジーで 10.8 Tbps のスループットを実現しますが、第 2 世代の Q200 ASIC は 7 nm プロセステクノロジーでパフォーマンスを 12.8 Tbps まで向上させます。そして、新しい P100 ASIC は、7 nm テクノロジーでパフォーマンスをさらに 19.2 Tbps まで高めます。Q100 ASIC、Q200 および P100 ASIC は、通常はオフチップメモリが必要な大規模なルーティングとディープバッファリングを提供します。外部メモリの場合、頻繁なメモリアクセスのためにデータパス帯域幅が減少します。Cisco Silicon One アーキテクチャは、外部メモリなしで高性能かつ完全なルーティング機能を実現します。このルーティング機能は、オンチップの High Bandwidth Memory(HBM)を含む、クリーンシート内部アーキテクチャによって可能になります。HBM は、消費電力を削減しながら、パフォーマンスを大幅に向上させます。HBM はチップパッケージ上にあり、超高速シリコンインターフェイスを介して Cisco Silicon One ASIC に接続します。HBM は、フォワーディングテーブルのスケールを増やすために使用されます。25.6Tbps のパフォーマンスを備えた G100 ASIC は HBM を使用せず、データセンターや大規模な AI/ML (人工知能/機械学習)ネットワークのトップオブラック(ToR)、リーフ、スパインなどの特定のアプリケーション向けに最適化されています。
Cisco Silicon One アーキテクチャは、複数の動作モードをサポートします。RoC、ラインカード ネットワーク プロセッサ、スイッチファブリック要素として機能します。このような柔軟性により、複数のロールにおいてソフトウェアを統一し、シリコンの急速な進化が実現します。
8000 シリーズの機能をサポートするには、プラットフォーム設計に対して広範かつ新しいアプローチが求められています。高性能システム設計を 25 年以上にわたって活用してきたシスコは、転送パフォーマンスを損なうことなく、またオーバーサブスクリプションを必要とすることなく、前例のない容量を提供してきました。容量の提供には、新しい電源装置、再設計された冷却アーキテクチャ、および将来性を考慮したコネクタが必要です。
Cisco 8100 および 8200 シリーズルータでは、高密度をサポートするために、複数のコンポーネントを 1 つの ASIC に統合するなど、広範なイノベーションが必要でした。Cisco Silicon One は、複数のチップの機能を 1 つのデバイスに統合し、ソリューションの電力効率を大幅に向上させます。すべての最新のネットワークデバイスと同様に、ASIC の電力密度は発熱の問題を引き起こします。さらに、400GbE 光ファイバには、100GbE QSFP28 モジュールの最大 6 倍の電力が必要です。これらの課題は、最先端のファンやヒートシンク、QSFP-DD 光モジュールなど、高度なシステム設計によって解決します。
8800 シャーシは、高度な冷却、高電力容量、新しい電源を備えた、最先端の直交型設計を利用します。8800 シリーズのシャーシおよびすべてのデータパスコンポーネントは、システムが最新のテクノロジーとシスコの設計専門知識を最大限に活用できるという、クリーンシート設計の恩恵を受けられます。クリーンシート設計では、バックプレーンまたはミッドプレーンなしで、すべての転送パスコンポーネントを直接接続します。8800 シリーズでは、ラインカードは水平方向に配置され、8 枚のファブリックカードは垂直方向に配置されます。8800 シリーズのすべての主要コンポーネントは、前例のない規模の投資と、8000 シリーズの長期的なライフサイクルへのコミットメントを示す、クリーンシートアプローチにより開発されました。
従来の直交型シャーシに対して、8800 シャーシによって実現する大幅な改善は次のとおりです。
● 最先端の冗長ファン
● ラインカードへのアクセスを簡素化する、Network Equipment Building System(NEBS)準拠の扉付きエアーフィルタ
● 省電力型内部配電による将来を考慮した電力容量の確保
● プロビジョニングを削減した、電源フィードの冗長性に備えた新しい電源装置
● 最大 864 本の光ファイバ用のケーブル管理
Cisco 8101-32H-O
Cisco 8102-64H-O
Cisco 8101-32FH-O
Cisco 8111-32EH-O
Cisco 8100 シリーズは、小さいフットプリント、低電力、高性能が特徴の 8000 シリーズを、8200 シリーズの拡張された転送スケールとディープバッファリングを必要としないデータセンターファブリックのロールに拡張します。
シスコの Q200 および G100 世代 ASIC を使用し、HBM を使用しない 8100 シリーズは、3.2 Tbps、6.4 Tbps、12.8 Tbps、25.6 Tbps の 4 つの帯域幅レベルで 7nm テクノロジーの低消費電力と高性能を実現し、最新のシリコン開発において、トップオブラック(ToR)、高密度 IP ファブリックリーフやスパインなどのロールで、データセンターネットワーク全体で活用できます。
Cisco 8100 シリーズは次の 4 つの異なるバリエーションを提供します。100GbE のポート 32 個を搭載してコンパクトな 1RU フォームファクタに収納された Cisco 8101-32H-O、100GbE のポート 64 個を搭載して 2RU フォームファクタに収納された Cisco 8102-64H-O、400GbE のポート 32 個を搭載してコンパクトな 1RU フォームファクタに収納された Cisco 8101-32FH-O、800GbE のポート 32 個または 400GbE のポート 64 個とブレークアウトケーブルを搭載してコンパクトな 1RU フォームファクタに収納された Cisco 8111-32EH-O。
8100 シリーズは、オープンソース ネットワーク オペレーティング システム SONiC(Software for Open Networking in the Cloud)をサポートしています。
Cisco 8201-SYS
Cisco 8202-SYS
Cisco 8201-32FH/ 8201-32FH-O
Cisco 8201-24H8FH
Cisco 8202-32FH-M
Cisco 8200 シリーズは、高い拡張性と外的ディープバッファを必要とするロール向けに設計されています。同様のルーティング帯域幅とスケールを実現するために、他の業界のルータでは、オフチップの三値連想メモリ(TCAM)、ファブリック ASIC、および複数のネットワークプロセッサなどの複数のデバイスが必要です。しかし、Cisco 8200 シリーズ ルータはシンプルな単一 ASIC(HBMを使用)設計を使用します。オフチップ TCAM は必要ありません。
8200 シリーズは、従来、大型のシャーシと電力および冷却装置のための特別な設備を必要としていた場所に、1 RU および 2 RU フットプリントで展開できます。最も効率的な 100G/400G 世代シャーシで最大 12.8 Tbps をプロビジョニングするには、7 倍以上のスペースが必要です。8200 シリーズは数十ミリ秒のバッファリングを提供し、大規模な転送テーブルをサポートします。コロケーション、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)、インターネットなど、電源とスペースに制約のある施設にフル機能のルータを展開する機能により、ネットワーク設計における新たな可能性が見つかります。
交換ポイント(IXP)または古いセントラルオフィスサイトは、ネットワーク設計の新しい可能性を開きます。バッファおよびスケール容量が大きい 8200 シリーズは、集約、ピアリング、コア、データセンター相互接続(DCI)などのロールに最適です。
Cisco 8200 シリーズは次の 5 つの異なるバリエーションを提供します。400GbE のポート 24 個と 100GbE のポート 12 個を搭載してコンパクトな 1RU フォームファクタに収納された Cisco 8201-SYS、100GbE のポート 60 個と 400GbE のポート 12 個を搭載して 2RU フォームファクタに収納された Cisco 8202-SYS、100GbE のポート 24 個と 400GbE のポート 8 個を搭載してコンパクトな 1RU フォームファクタに収納された Cisco 8201-24H8FH、400GbE のポート 32 個を搭載してコンパクトな 1RU フォームファクタに収納された Cisco 8201-32FH、MACsec を使用し 400GbE のポート 32 個を搭載して 2RU フォームファクタに収納された Cisco 8202-32FH-M。
8200 シリーズは、すべての 8200 における IOS XR ソフトウェアおよび 8201-32FH-O におけるオープン ソース ネットワーク オペレーティング システム SONiC(Software for Open Networking in the Cloud)の両方をサポートします。
Cisco 8800 の 4、8、12、および 18 スロットモジュラ型シャーシ
Cisco 8800 シリーズは、648 個の 800G(2x 400GbE)ポートを介して最大 518.4 Tbps を提供し、すべての Cisco 8000 シリーズルータに共通の広範な拡張性、バッファリング、および機能により、業界をリードする画期的な密度と効率を実現します。8800 シリーズには、8804、8808、8812、および 8818 の 4 つのシャーシが含まれており、幅広いネットワークおよび設備要件を満たします。
Cisco 8800 シリーズでは、前世代に比べてポートあたりの電力を削減できるだけでなく、特定の場所で必要なルータの数を減らすことによってネットワークからレイヤ全体を削除できる可能性が生じるため、さらに大幅なコスト削減が可能になります。結果として、ネットワークコストがかさむ原因の 1 つである、ルータポートと光ファイバの総数が大幅に削減されます。
Cisco 8800 シリーズのモジュラ型プラットフォームは、6 つの異なる 100GbE、400GbE、および 800G ラインカードをサポートします。ラインカードは、複数の Cisco Silicon One 転送 ASIC を使用して、ラインレート転送で高いパフォーマンスと帯域幅を実現します。すべての 6 ラインカードのすべてのポートは、200 GbE、100 GbE、50 GbE、40 GbE、および 10 GbE のさまざまなブレークアウト オプションをサポートします。
表 3. Cisco 8800 シリーズ ラインカード オプション
ラインカード |
帯域幅 |
シリコン |
100 GbE ポート |
400GbE ポート |
800G ポート (2x 400GbE) |
MACsec |
8800-LC-48H |
4.8 Tbps |
Q100 |
48 |
- |
- |
対応 |
88-LC0-34H14FH |
9 Tbps |
Q200 |
34 |
14 |
- |
100GbE ポート X 16 |
8800-LC-36FH |
14.4 Tbps |
Q100 |
- |
36 |
- |
非対応 |
88-LC0-36FH |
14.4 Tbps |
Q200 |
- |
36 |
- |
非対応 |
88-LC0-36FH-M |
14.4 Tbps |
Q200 |
- |
36 |
- |
対応 |
88-LC1-36EH |
28.8 Tbps |
P100 |
- |
- |
36 |
非対応 |
すべての 8800 モジュラ型シャーシでは、6 枚の異なるラインカードがサポートされます。
48 ポート QSFP28 100GbE ラインカードは、すべてのポートで MACsec サポートによる 4.8 Tbps のスループットを提供します。また、10G と 40G の互換性のため、QSFP+ 光ファイバをサポートしています。
48 ポート QSFP28 100GbE ラインカード
36 ポート QSFP56-DD 400GbE ラインカードの 2 つのバリエーションは、Q100 および Q200 シリコンチップをベースにしています。各ラインカードは、36 個の QSFP56-DD 前面パネルポート経由で 14.4 Tbpsを提供します。
36 ポート QSFP56-DD 400GbE ラインカード
Q200 ベースの MACsec 対応 36 ポート QSFP56-DD 400GbE ラインカードもあり、すべてのポートでラインレート MACsec で 14.4 Tbps のスループットを実現します。
MACsec を使用する 36 ポート QSFP56-DD 400GbE ラインカード
36 ポートの QSFP-DD800 800G ラインカードは、28.8 Tbps のスループットを提供します。各 800G ポートは、2x400GbE イーサネットまたは 8x100GbE イーサネットとして使用できます。
36 ポート QSFP-DD800 800G ラインカード
さらに、34 個の QSFP28 ポートと 14 個の QSFP56-DD ポートを提供するコンボカードがあります。100G から 400G へのスムーズな移行が可能です。柔軟性を高めるために、このカードは 100GbE ポートのうち 16 ポートで MACsec をサポートします。
34 ポート QSFP28 100GbE および 14 ポート QSFP56-DD 400GbE
Cisco 8800 シリーズ スイッチファブリックには、7+1 ラインレートの冗長性を提供する 8 枚のファブリックカードが搭載されています。さらに、ファブリックは 4+1 ファブリックカードの冗長性を備えた個別の運用モデルをサポートし、48 ポート 100GbE ラインカードのみを搭載したシステムに、エントリーレベルのオプションを提供します。このモードでは、最新のプラットフォームを利用したくても 400GbE を広く導入する準備ができていないネットワークのコストと電力を削減します。
Cisco 8800 ファブリックカード
ルートプロセッサ(RP)は、Cisco ネットワーク オペレーティング システム(IOS XR)を実行します。8000 モジュラ型プラットフォームのコントロールプレーン、管理、およびタイミング同期機能を管理します。さらに、RP はルート処理を実行し、転送テーブルをラインカードに配布します。また、各ファントレイと電源への I2C 通信リンクを使用して、ファン、アラーム、および電源を制御します。RP は 1+1 冗長性をサポートします。モジュラーシステムには、アクティブモードとホットスタンバイモードの 2 つのルートプロセッサカードを使用できます。アクティブ RP に障害が発生した場合、スタンバイ RP がすべての制御機能を引き継ぎます。
表 4. Cisco 8800 シリーズ ルートプロセッサのオプション
ルート プロセッサ |
8800-RP |
8800-RP2 |
プロセッサ |
Intel 4 コア @ 2.4 GHz |
Intel 8 コア @ 2.7 GHz |
システム メモリ |
32GB DRAM |
64GB DRAM |
SSD ストレージ |
128GB |
256GB |
RS-232 シリアルポート |
1 |
1 |
管理ポート |
1(RJ45)+1 SFP+(1/10G) |
1(RJ45)+2 SFP+(1/10G) |
USB 2.0 ポート |
2 |
1 |
USB 3.0 ポート |
0 |
1 |
タイミング/ポート |
クラス B、SyncE、1588 TOD、1PPS、10MHz |
クラス C、SyncE、1588 TOD、1PPS、10MHz、GNSS |
サイズ(HxWxL) |
2.61x22.37x8.05 |
2.61x22.37x8.05 |
重量 |
6 ポンド(2.7 kg) |
6 ポンド(2.7 kg) |
シャーシサポート |
8804、8808、8812、8818 |
8804、8808、8812、8818 |
セキュリティは、シスコのすべてのお客様にとって重要な関心事です。ネットワーク機器への攻撃は、破滅的な結果をもたらす可能性があります。ネットワークオペレータは、機器が安全で、認定されたシスコソフトウェアを実行していることを保証する必要があります。Cisco 8000 シリーズ ルータは、信頼されたコンピューティンググループ(TCG)および IEEE 802.1 AR の標準規格に基づくハードウェアの Root of Trust をサポートします。このアプローチは、ソフトウェアベースのセキュリティアプローチよりもはるかに信頼性が高くなります。Cisco 8200 ルータはすべて FIPS 140-2 レベル 2 に準拠しており、プラットフォームと OS の完全性を確保する高度なセキュリティ機能をサポートしています。
● シスコでは、製造時にすべてのシステムのサプライチェーンをセキュリティ保護しています。「チッププロテクション」と呼ばれる技術により、シスコが出荷するハードウェアに偽造コンポーネントがないことをお客様に保証できます。この技術は、Cisco 8000 のライフサイクル全体を通じてコンポーネントを識別および追跡する方法として、トラストアンカーモジュール(TAM)デバイス内に格納されている一意の識別子を使用して実現されます。このチェックでは、ネットワークプロセッサ、CPU、フィールド プログラマブル ゲート アレイ(FPGA)など、主要なコンポーネントがすべて対象になります。
● お客様がシスコのサイトからダウンロードするすべてのイメージは、シスコの秘密キーを使用して暗号化署名されます。各プラットフォームには、組み込みの暗号化関数を使用してイメージ署名を検証する(TCG 標準規格に基づく)TAM があります。署名が検証されると、ソフトウェアは本物であると見なされ、インストールの準備が整います。
● 通常の動作中には、チップ上の JTAG(Joint Test Action Group:チップテストと検証の方法)ポートが監視されます。JTAG は最も一般的な攻撃対象領域の 1 つであるため、セキュリティ保護する必要があります。シスコでは、「セキュア JTAG」と呼ばれるテクノロジーを使用してポートを監視します。違法行為が検出されると、フラグが設定され、システム CPU はリセットモードで保持されます。
● セキュアブートルートは TAM に固定されます。各ソフトウェアモジュールが、ブートプロセスの次のモジュールを認証する、認証チェーンを確立します。
Cisco IOS XR7 は、アクセス、集約、エッジ、およびコアにまたがる統合ネットワーク OS です。IP トランスポート アーキテクチャが簡素化されると、XR7 内のネットワーク プロトコル スタックを 3 分の 2に削減できます。XR7 内部アーキテクチャの改良により、メモリフットプリントが 35% 削減されました。XR7 は、コードサイズと必要なリソースを減らすことで、完全なセキュリティ機能を備えた最も制約の高いハードウェア設計でも、起動時間に影響を与えることなくインストールできます。
標準の Linux ソフトウェア パッケージ マネージャを使用したインストール手順による XR7 の刷新で、操作も改善されました。XR7は「汎用型」ではなくモジュール性を提供し、お客様が使用するものだけをロードするようにしました。
サービスプロバイダーは、信頼できる Cisco Red Hat パッケージマネージャー(RPM)リポジトリから、新しいソフトウェアパッケージに簡単にアクセスできます。また、シスコ ソフトウェア パッケージとカスタム ソフトウェア パッケージの両方で独自のリポジトリを構築することもでき、ソフトウェアの依存関係の整理に時間を費やすことなく、最終的なシステム設定用にそのリポジトリを取得できます。必要なすべてのシスコ ソフトウェア パッケージ、自社製やサードパーティ製ソフトウェアパッケージ、およびルータ設定は、「ゴールデン ISO」と呼ばれる単一のシスコソフトウェアイメージに取り込むことができます。カスタマイズされたイメージは、ネットワーク内のデバイス間で一貫して確実にインストールできるようになりました。
Cisco IOS XR7 は、プログラマビリティとカスタマイズに比類のないレベルのオープン性をもたらします。
IOS XR 7 は、ソフトウェアスタックのすべてのレイヤでオープンなモデル駆動型 API をサポートします。XR は、管理レイヤで、複数のエンコード(XML および JSON)オプションと転送(gRPC、Netconf)オプションを使用するネイティブモデルと、業界主導型 OpenConfig モデルの両方の包括的なリストをサポートします。管理レイヤの API を使用すると、オペレータはデバイスに構成を適用したり、システムの状態を取得したりできます。また、API は高度なトラフィック エンジニアリングのユースケースにも対応しており、ネットワーク内のトラフィックがたどるルートをアプリケーションが制御できるようになります。これらの API は、独立して使用することも、SONIC や P4Runtime などの他のエコシステム抽象化層と組み合わせて使用することもできます。
IOS XR 7 では、基盤となるハードウェアのすべての転送およびテレメトリ機能を論理的に表現する OFA(Open Forwarding Abstraction)API もサポートされています。さらに、IOS XR 7 は柔軟な消費モデルを提供して、サードパーティ製のアプリケーション ソフトウェアを IOS XR とともにデバイス上で実行し、お客様のネットワークでカスタマイズオプションを有効にします。アプリケーション ホスティング機能を使用すると、オペレータは独自のコントローラエージェントまたはカスタムプロトコルをホストできます(テレメトリの収集、トラフィック エンジニアリング、および構成管理にさまざまなホスティングアプリを使用します)。もしくは、Chef、Puppet、Ansible などのサードパーティ製ソフトウェアを使用して、Linux マシンのようにボックスを管理します。
Cisco IOS XR 7 は、業界で最も信頼できるネットワーク オペレーティング システムです。
XR7 は、ルータのセキュリティ体制を向上させるための最も先進的なネットワーク オペレーティング システムです。シスコのセキュアブートサブシステムは、デバイスのブートイメージが本物であり、改ざんされていないことを保証します。高度な署名技術により、XR7 はソフトウェアの整合性の適用と測定を確立できます。信頼された防御態勢をさらに強化するために、XR7 内の複数のランタイム防御が悪意のある攻撃者を防ぎ、バグの悪用をより困難にします。安全に起動した場合でも、ルータは再起動せずに数ヵ月または数年にわたって実行され、実行時の脆弱性が長時間検出されない可能性があります。XR7 は、Integrated Measurement Architecture(IMA)を活用し、実行中のソフトウェアの完全性を検証することでセキュリティを大幅に強化します。IMA 評価モードでは、署名の検証によって、承認されていないイメージの起動を防ぐことができます。IMA 測定モードでは、すべてのイメージのハッシュが、検証に使用される安全な場所に記録されます。実行時プロセスのレコードは分析目的で送信できるため、オペレータはシステムソフトウェア、更新プログラム、またはパッチが意図したとおりに実行されていることを認識できます。
XR7 の詳細については、「IOS XR Data Sheet」をご参照ください。
サポートされる機能の一覧については、Cisco Feature Navigator をご参照ください。
高レベルのハードウェアコンポーネントを次に示します。詳細については、発注に関する資料をご参照ください。
表 5. Cisco 8000 シリーズの発注概要
部品番号 |
説明 |
8101-32H-O |
オープンソフトウェアを使用し、HBM を使用しない 100GbE QSFP28 X 32 を備えた Cisco 8100 1 RU シャーシ |
8102-64H-O |
オープンソフトウェアを使用し、HBM を使用しない 100GbE QSFP28 X 64 を備えた Cisco 8100 2 RU シャーシ |
8101-32FH-O |
オープンソフトウェアを使用し、HBM を使用しない 400GbE QSFP56-DD X 32 を備えた Cisco 8100 1 RU シャーシ |
8111-32EH-O |
オープンソフトウェアを使用し、HBM を使用しない 800G X 32 または 400GbE QSFP-DD800 X 64 を備えた Cisco 8100 1 RU シャーシ |
8201-SYS |
IOS XR を使用し、400GbE QSFP56-DD X 24 および 100GbE QSFP28 X 12 を備えた Cisco 8200 1 RU シャーシ |
8202-SYS |
IOS XR を使用し、400GbE QSFP56-DD X 12 および 100GbE QSFP28 X 60 を備えた Cisco 8200 2 RU シャーシ |
8201-24H8FH |
IOS XR を使用し、400GbE QSFP56-DD X 8 および 100GbE QSFP28 X 24 を備えた Cisco 8200 1 RU シャーシ |
8201-32FH |
IOS XR と HBM を使用し、400GbE QSFP56-DD X 32 を備えた Cisco 8200 1 RU シャーシ |
8202-32FH-M |
IOS XR と HBM を使用し、400GbE QSFP56-DD MACsec X 32 を備えた Cisco 8200 2 RU シャーシ |
8201-32FH-O |
オープンソフトウェアと HBM を使用し、400GbE QSFP56-DD X 32 を備えた Cisco 8200 1 RU シャーシ |
8804-SYS |
Cisco 8808 4 スロットシステム |
8808-SYS |
Cisco 8808 8 スロットシステム |
8812-SYS |
Cisco 8812 12 スロットシステム |
8818-SYS |
Cisco 8818 18 スロットシステム |
8800-LC-48H |
56Gb Serdes を搭載した Q100 シリコンベースの Cisco 8800 100GbE QSFP28 ラインカード X 48 |
88-LC0-34H14FH |
56Gb Serdes を搭載した Q200 シリコンベースの Cisco 8800 100GbE QSFP28 ラインカード X 34 と 400GbE QSFP56-DD ラインカード X 14 |
8800-LC-36FH |
56Gb Serdes を搭載した Q100 シリコンベースの Cisco 8800 400GbE QSFP56-DD ラインカード X 36 |
88-LC0-36FH |
56Gb Serdes を搭載した Q200 シリコンベースの Cisco 8800 400GbE QSFP56-DD ラインカード X 36 |
88-LC0-36FH-M |
56Gb Serdes を搭載した Q200 シリコンベースの Cisco 8800 400GbE QSFP56-DD ラインカード X 36、MACsec 対応 |
88-LC1-36EH |
112Gb Serdes を搭載した P100 シリコンベースの Cisco 8800 800G QSFP-DD800 ラインカード X 36 |
8800-RP |
4x コア CPU 搭載 Cisco 8800 ルートプロセッサ |
8800-RP2 |
8x コア CPU 搭載 Cisco 8800 ルートプロセッサ |
8818-FC |
Cisco 8818 ファブリックカード(Q100 シリコンベース、56Gb Serdes) |
8812-FC |
Cisco 8812 ファブリックカード(Q100 シリコンベース、56Gb Serdes) |
8808-FC |
Cisco 8808 ファブリックカード(Q100 シリコンベース、56Gb Serdes) |
8818-FC0 |
Cisco 8818 ファブリックカード(Q200 シリコンベース、56Gb Serdes) |
8808-FC0 |
Cisco 8808 ファブリックカード(Q200 シリコンベース、56Gb Serdes) |
8804-FC0 |
Cisco 8804 ファブリックカード(Q200 シリコンベース、56Gb Serdes) |
表 6. Cisco 8000 シリーズの寸法および重量
シリーズまたはモデル |
寸法および重量 |
Cisco 8000 シリーズ |
動作温度:0 ~ 40°C (32 ~ 104°F) 非動作時温度:-40 ~ 70 °C(-40 ~ 158 °F) 湿度:5 ~ 95 %(結露しないこと) 高度:0 ~ 3000 m(0 ~ 9842 フィート) |
8101-32H-O |
16 GB の DRAM を搭載した Intel Broadwell 4 コア 2.4 GHz CPU。RS-232 コンソール、10GbE コントロールプレーン拡張、1GbE 管理、USB2.0 X 1、 GBP(ToD、10MHz、1PPS)、1588、および BIT(同期)。 (高さ)4.40 X(幅)43.9 X(奥行)49.1 cm(1.73 X 17.3 X 19.34 インチ):1 RU 10.32 kg(22.7 ポンド) 3.2 Tbps の一般的なシステム電源:172 W 電源モジュール 2 つ、ファン 5 つ |
8102-64H-O |
16 GB の DRAM を搭載した Intel Broadwell 4 コア 2.4 GHz CPU。RS-232 コンソール、10GbE コントロールプレーン拡張、1GbE 管理、USB2.0 X 1、 GBP(ToD、10MHz、1PPS)、1588、および BIT(同期)。 (高さ)8.77 X(幅)43.9 X(奥行)51.1 cm(3.45 X 17.3 X 20.1 インチ):2 RU 16 kg(35 ポンド) 6.4 Tbps の一般的なシステム電源:256 W 電源モジュール 2 つ、ファン 3 つ |
8101-32FH-O |
32 GB の DRAM を搭載した Intel Broadwell 4 コア 2.4 GHz CPU。RS-232 コンソール、10GbE コントロールプレーン拡張、1GbE 管理、USB2.0 X 1、 GBP(ToD、10MHz、1PPS)、1588、および BIT(同期)。 (高さ)4.40 X(幅)43.9 X(奥行)59.9 cm(1.73 X 17.3 X 23.6 インチ):1 RU 14.09 kg(31 ポンド) 12.8 Tbps の一般的なシステム電源:288 W 電源モジュール 2 つ、ファン 6 つ |
8111-32EH-O |
32 GB の DRAM を搭載した Intel Broadwell 4 コア 2.4 GHz CPU。RS-232 コンソール、10GbE コントロールプレーン拡張、1GbE 管理、USB2.0 X 1、 GBP(ToD、10MHz、1PPS)、1588、および BIT(同期)。 (高さ)4.40 X(幅)43.9 X(奥行)59.9 cm(1.73 X 17.3 X 23.6 インチ):1 RU 11.34 kg(25 ポンド) 25.6 Tbps の一般的なシステム電源:715W 電源モジュール 2 つ、ファン 6 つ |
Cisco 8201-SYS |
32 GB の DRAM を搭載した Intel Broadwell 4 コア 2.4 GHz CPU。RS-232 コンソール、10GbE コントロールプレーン拡張、1GbE 管理、USB2.0 X 1、 GBP(ToD、10MHz、1PPS)、1588、および BIT(同期)。 (高さ)4.40 X(幅)43.9 X(奥行)51.1 cm(1.73 X 17.3 X 20.1 インチ):1 RU 10.9 Kg(24 ポンド) 10.8 Tbps の一般的なシステム電源:415 W 電源モジュール 2 つ、ファン 5 つ |
Cisco 8202-SYS |
32 GB の DRAM を搭載した Intel Broadwell 4 コア 2.4 GHz CPU。RS-232 コンソール、10GbE コントロールプレーン拡張、1GbE 管理、USB2.0 X 1、 GBP(ToD、10MHz、1PPS)、1588、および BIT(同期)。 (高さ)8.77 X(幅)43.9 X(奥行)51.1 cm(3.45 X 17.3 X 20.1 インチ):2 RU 19 Kg(42 ポンド) 10.8 Tbps の一般的なシステム電源:750 W 電源モジュール 2 つ、ファン 3 つ、オプションのエアーフィルタ |
8201-24H8FH |
32 GB の DRAM を搭載した Intel Broadwell 4 コア 2.4 GHz CPU。RS-232 コンソール、10GbE コントロールプレーン拡張、1GbE 管理、USB2.0 X 1、 GBP(ToD、10MHz、1PPS)、1588、および BIT(同期)。 (高さ)4.40 X(幅)43.9 X(奥行)59.9 cm(1.73 X 17.3 X 23.6 インチ):1 RU 14.09 kg(31 ポンド) 5.6 Tbps の一般的なシステム電源:205W 電源モジュール 2 つ、ファン 6 つ |
8201-32FH/ |
32 GB の DRAM を搭載した Intel Broadwell 4 コア 2.4 GHz CPU。RS-232 コンソール、10GbE コントロールプレーン拡張、1GbE 管理、USB2.0 X 1、 GBP(ToD、10MHz、1PPS)、1588、および BIT(同期)。 (高さ)4.40 X(幅)43.9 X(奥行)59.9 cm(1.73 X 17.3 X 23.6 インチ):1 RU 14.09 kg(31 ポンド) 12.8 Tbps の一般的なシステム電源:288 W 電源モジュール 2 つ、ファン 6 つ |
8202-32FH-M |
64 GB の DRAM を搭載した Intel Broadwell 4 コア 2.4 GHz CPU。RS-232 コンソール、10GbE コントロールプレーン拡張、1GbE 管理、USB2.0 X 1、 GBP(ToD、10MHz、1PPS)、1588、および BIT(同期)。 (高さ)8.77 X(幅)43.9 X(奥行)59.9 cm(3.45 X 17.3 X 23.6 インチ):2 RU 22.8 kg(50.25 ポンド) 12.8 Tbps の一般的なシステム電源:575W 電源モジュール 2 つ、ファン 4 つ、オプションのエアーフィルタ |
Cisco 8800 シリーズ |
ルートプロセッサ X 2 ケーブル管理、ドア、エアーフィルタ 6.3 kW 電源(AC および高電圧 DC 用 )(180 ~ 305V AC、192 ~ 200V DC) 4.4 kW 電源(48V 60A DC 用)(-40 ~ -75V DC) 4.8 kW 電源(48V 100A DC 用)(-40 ~ -75V DC) 8 つの垂直ファブリックカードと 4 つのファントレイを備えた水平ラインカード 標準の 48.3 cm(19 インチ)ラックに取り付け可能 |
Cisco 8804 |
(高さ)44.45 X(幅)44.32 X(奥行)83.82 cm(17.5 X 17.45 X 33 インチ):10 RU、ラインカード X 4 ケーブル管理、フィルタ、およびドア付きの奥行:101.3 cm(39.88 インチ) 重量:非搭載時 56.36 kg(124 ポンド)、完全搭載時 183 kg(402 ポンド) 57.6 Tbps での標準的なシステム電力:4.2 KW、115.2 Tbps での標準的なシステム電力:未定 6 台の高電圧電源装置または 8 台の 48V DC 電源モジュール |
Cisco 8808 |
(高さ)71.12 X(幅)44.32 X(奥行)85.7 cm(28 X 17.45 X 33.73 インチ):16 RU、ラインカード X 8 ケーブル管理、フィルタ、およびドア付きの奥行:104.6 cm(41.18 インチ) 重量:非搭載時 73 kg(162 ポンド)、完全搭載時 299 kg(658 ポンド) 115.2 Tbps での標準的なシステム電力:9.3 KW、230.3 TBps での標準的なシステム電力:未定 9 台の高電圧電源装置または 12 台の 48 V DC 電源モジュール |
Cisco 8812 |
(高さ)93.345 X(幅)44.23 X(奥行)90 cm(36.75 X 17.45 X 35.43 インチ):21 RU、ラインカード X 12 ケーブル管理、フィルタ、およびドア付きの奥行:105.5 cm(41.55 インチ) 重量:非搭載時 96 kg(212 ポンド)、完全搭載時 404 kg(891 ポンド) 172.8 Tbps での標準的なシステム電力:16.3 KW、345.6 Tbps での標準的なシステム電力:未定 9 台の高電圧電源装置または 12 台の 48 V DC 電源モジュール |
Cisco 8818 |
(高さ)146. 7 X(幅)44.23 X(奥行)90 cm(57.75 X 17.45 X 35.43 インチ):33 RU、ラインカード X 18 ケーブル管理、フィルタ、およびドア付きの奥行:105.5 cm(41.55 インチ) 重量:非搭載時 128 kg(283 ポンド)、完全搭載時 615 kg(1357 ポンド) 259.2 Tbps での標準的なシステム電力:22 kW、518.4 Tbps での標準的なシステム電力:未定 18 台の高電圧電源装置または 24 台の 48V DC 電源モジュール |
表 7. コンプライアンス
仕様 |
説明 |
適合規格 |
本製品は、指令 2004/108/EC および 2006/95/EC による CE マークに準拠しています。 |
安全性 |
UL 60950 1 第 2 版 CAN/CSA C22.2 No. 60950 1 第 2 版 EN 60950 1 第 2 版 IEC 60950 1 第 2 版 AS/NZS 60950 1 GB4943 |
EMC:エミッション |
47 CFR Part 15(CFR 47)クラス A AS/NZS CISPR22 クラス A CISPR22 クラス A EN55022 クラス A ICES003 クラス A VCCI クラス A EN61000 3 2 EN61000 3 3 KN32 クラス A CNS13438 クラス A |
EMC:イミュニティ |
EN55024 CISPR24 EN300386 KN 61000 4 シリーズ |
RoHS |
本製品は、Ball Grid Array(BGA)鉛ボールおよび鉛プレスフィットコネクタを除き、RoHS-6 に準拠しています。 |
8000 シリーズルータは、Cisco DDoS Edge Protection ソリューションもサポートしています。
最先端の DDoS 防御を 8000 シリーズルータに直接追加して、アグリゲーションやピアリングのロケーションで DDoS 攻撃をオンボックスでコスト効率よく検出、ブロックできます。
Cisco DDoS Edge Protection は、次のプラットフォームでサポートされています。
固定型プラットフォーム:
● Cisco 8111-32EH
● Cisco 8101-32FH
● Cisco 8102-64H
● Cisco 8101-32H
● Cisco 8201-32FH
● Cisco 8201-24H8FH
● Cisco 8202-32FH-M
● Cisco 8201-SYS
● Cisco 8202-SYS
分散プラットフォーム:
● Cisco 8804
● Cisco 8808
● Cisco 8812
● Cisco 8818
ラインカード:
● 8800-LC-48H
● 8800-LC-36FH
● 88-LC0-36FH-M
● 88-LC0-36FH
● 88-LC0-34H14FH
Cisco DDoS Edge Protection ソリューションの詳細をご確認ください。
サービスおよびサポート
シスコ サービスは、ライフサイクル全体でお客様を支援するさまざまなオプションを提供することで、Cisco 8000 シリーズベースのインフラストラクチャの導入、パフォーマンス、メンテナンス、および ROI を促進します。
シスコアドバンスドサービスは、アーキテクチャ主導型のアプローチによってネットワーク インフラストラクチャをビジネスの目的に合致させ、長期にわたる価値を提供します。
また、Cisco Service Provider Base、Smart Net Total Care® 、および Cisco Software Support Basic により、継続性を維持し、リスクを最小限に抑えることができます。そのため、緊急の場合、Cisco Technical Assistance Center のハードウェアおよびソフトウェア サポート エンジニア エキスパートによるネットワーク オープン アーキテクチャに対する 24 時間年中無休のサポートを迅速に受けられます。
シスコの環境、社会、ガバナンス(ESG)イニシアチブおよびパフォーマンスに関する情報は、シスコの CSR および持続可能性レポートで提供されます。
表 8. 製品持続可能性
持続可能性に関するトピック |
参照先 |
|
一般 |
製品の素材に関する法律および規制に関する情報 |
|
製品、バッテリ、パッケージを含む電子廃棄物法規制に関する情報 |
||
製品の回収および再利用プログラムに関する情報 |
||
持続可能性に関するお問い合わせ |
||
材料 |
製品パッケージの重量と材料 |
Cisco Smart Licensing は、シスコポートフォリオ全体および組織全体でソフトウェア製品をより簡単かつ迅速に一貫して購入、アクティブ化、管理、更新、およびアップグレードできる、柔軟かつセキュアなライセンスモデルです。また、これは安全です。ユーザーがアクセスできるものを制御できます。スマートライセンスを使用すると、次のことが可能になります。
● アクティベーションが簡単。スマート ライセンスは、組織全体で使用できるソフトウェア ライセンスのプールを確立します。PAK(製品アクティベーション キー)は不要です。
● 統合管理。My Cisco Entitlements(MCE)は、使いやすいポータルですべてのシスコ製品とサービスの完全なビューを提供します。
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シスコライセンスの詳細については、cisco.com/go/licensingguide を参照してください。
目的達成に役立つ柔軟な支払いソリューション
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Cisco 8000 シリーズルータの詳細はこちらをご覧ください。
新規トピックまたは改訂されたトピック |
説明箇所 |
日付 |
DDoS Edge Protection を追加、8800 ルートプロセッサを更新 |
追加機能、8800 ルートプロセッサの説明、8800-RP および新しい 8800-RP2 仕様 |
2024 年 1 月 8 日 |
88-LC1-36EH ラインカードおよび 800G ポートの列を更新 |
Cisco 8800 シリーズラインカードのセクション |
2023 年 3 月 |
8000 シリーズの帯域幅と CPU を更新 |
Cisco 8000 シリーズのハードウェアおよび寸法および重量のセクション |
2023 年 3 月 |
SerDes 情報を更新済み |
Cisco 8000 シリーズの発注概要 |
2023 年 3 月 |
モデル 8111-32EH-O、8201-24H8FH、8202-32FH-M を追加 |
ハードウェアの説明、発注概要、寸法および重量 |
2022 年 6 月 29 日 |
8804、8808、8812、8818 の重量を更新 |
寸法および重量 |
2021 年 7 月 16 日 |
Cisco Smart Licensing に関するセクションを追加 |
Cisco Smart Licensing |
2021 年 7 月 16 日 |