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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
今日のビジネスは、ネットワークセキュリティの必要を満たす上で、物理的ソリューションと仮想ソリューションの組み合わせに依存しています。ビジネスには、ブランチオフィス、企業データセンター、および各拠点間のすべてのエントリポイントで一貫したポリシーを維持しつつ、さまざまな物理ファイアウォールと仮想ファイアウォールを幅広い環境に展開する柔軟な対応が必要です。データセンターの統合から、オフィスの移転、合併と買収、またはアプリケーションの需要がピークに達する時期に至るまで、シスコの仮想ファイアウォール ポートフォリオは、統一されたポリシーの利便性とあらゆる分野に展開できる柔軟性により、セキュリティ管理の簡素化に取り組むビジネスを支援します。
Cisco® 次世代ファイアウォール仮想(NGFWv)アプライアンスは、シスコの実績あるネットワーク ファイアウォールと高度な次世代 IPS、URL フィルタリング、マルウェア検出を組み合わせたものです。脅威を自動的に特定して排除し、セキュリティおよびネットワーク運用チームの負担を軽減します。さらに NGFWv は、物理環境、プライベートクラウド環境、およびパブリッククラウド環境におけるワークロードに一貫したセキュリティポリシーを適用することを可能にし、仮想環境の保護を簡素化します。ネットワークを詳細に可視化して、脅威の発生源とアクティビティを迅速に検出し、ビジネスに影響を与える前に攻撃を阻止します。シスコの仮想ファイアウォール製品は、世界有数のセキュリティ制御技術により、IT 部門に対する要求の大幅な変化を緩和し、ますます複雑化する脅威からワークロードを保護します。
NGFWv は、シスコの定評ある NGFW ソリューションの仮想化オプションであり、従来の物理データセンター、プライベートクラウド、およびパブリッククラウドでセキュリティを提供します。自動化されたリスクのランク付けと影響フラグを使用して脅威に優先順位を付け、即時の対応が必要なイベントにリソースを集中させます。ライセンスポータビリティにより、すべてのアプライアンスで一貫したポリシーと一元的な管理を維持しつつ、オンプレミスのプライベートクラウドからパブリッククラウドへと柔軟に移行できます。シスコ スマート ソフトウェア ライセンシングにより、オンプレミスで実行されているアプライアンスの仮想インスタンスを簡単に展開、管理、追跡できます。
パブリッククラウドとプライベートクラウドで同じ NGFW の機能を利用できます。その利点は次のとおりです。
自動化されたリスクのランク付けと影響フラグ
環境全体を詳細に可視化することで、脅威に優先順位を付けます。管理者による迅速な対応を必要とする影響の大きな事項に集中できるよう、イベントのノイズと量を減らします。Snort の最高水準のオープンソース侵入防御システム(IPS)を活用して、ホストプロファイルと脆弱性のレベルを関連付けるルールの推奨事項を設定し、影響分析を自動化し、データをコンテキスト化します。
クラウド間のライセンスポータビリティ
パブリッククラウドまたはプライベートクラウド(VMware、KVM、AWS、Azure、官公庁クラウド)間で仮想ソリューションをサポートする 1 つのライセンスのポータビリティを利用して、スーパーデータセンターからブランチオフィスに至るまで、あらゆる場所にアプライアンスを展開できます。1 つのライセンスで、ワークロードの拡張、縮小、または再配置を長期的に行い、複数のプライベートおよびパブリック クラウド インフラストラクチャに対応します。
一元的な管理と自動的な脅威の関連付け
高度なマルウェア防御(AMP)と URL フィルタリングにより、既知および未知のマルウェアを封じ込めることで、さらなる脅威を阻止します。統合されたツールの一元的な管理により、複数のセキュリティ製品を管理する作業の複雑さを軽減します。
表 1. NGFWv の機能と仕様
機能 |
仕様 |
Cisco Firepower Device Manager(ローカル管理) |
ESXi および KVM。Azure:バージョン 6.5 以降。AWS:6.6 以降 |
集中管理 |
集中型の設定、ロギング、モニタリング、およびレポートは、Cisco Firepower Management Center(オンプレミスおよび AWS と Azure を含むすべてのプラットフォーム)によって、または Cisco Defense Orchestrator を使用したクラウド(ESXi および KVM、Azure:バージョン 6.5 以降)で実行されます。 |
Application Visibility and Control(AVC) |
標準。4,000 以上のアプリケーションと地理位置情報、ユーザ、および Web サイトをサポート |
AVC:カスタム、オープンソース、アプリケーション検出機能で OpenAppID をサポート |
標準 |
Cisco Security Intelligence |
標準。IP、URL、および DNS の脅威インテリジェンス |
Cisco Firepower 次世代型侵入防御システム(NGIPS) |
使用可。エンドポイントとインフラストラクチャの脅威相関を受動的に検出可能。セキュリティ侵害指標(IoC)インテリジェンスを提供 |
ネットワーク向け Cisco Advanced Malware Protection(AMP) |
使用可。標的型マルウェアや執拗なマルウェアの検出、ブロッキング、追跡、分析、封じ込めを行い、連続的な攻撃に攻撃中および攻撃後のいずれのタイミングでも対応可能。また、オプションで Cisco AMP for Endpoints による統合脅威相関機能を使用可能 |
Cisco AMP Threat Grid のサンドボッ |
使用可。 |
URL フィルタリング:カテゴリの数 |
80 以上 |
URL フィルタリング:分類される URL の数 |
2 億 8000 万以上 |
自動化された脅威フィードと IPS シグネチャの更新 |
あり:Cisco Talos® グループ(https://www.cisco.com/c/ja_jp/products/security/talos.html)により、業界トップクラスの Collective Security Intelligence(CSI)を提供 |
サードパーティおよびオープンソースのエコシステム |
サードパーティ製品との統合を可能にするオープン API:Snort® および OpenAppID のコミュニティリソースにより、新しい脅威および特定の脅威に対応 |
高可用性とクラスタリング |
アクティブ/スタンバイ(ESXi および KVM のみ) |
展開モード |
ルーテッド、透過的(インラインセット:IPS のみ)、パッシブ。AWS および Azure:ルーテッドモードのみ |
注: パフォーマンスは、アクティブになっている機能、ネットワークトラフィックのプロトコルミックス、およびパケットサイズの特性によって変化します。パフォーマンスは新しいソフトウェアのリリース時に変化することがあります。サイジングの詳細なガイダンスについては、シスコの担当者にお問い合わせください。
注: パフォーマンスは以下と異なる場合があります。これらは一般的なガイドラインと見なす必要があります。実際のパフォーマンスは、CPU タイプ、CPU 速度、キャッシュ、インターフェイス数など、テスト環境によって異なります。
表 2. NGFWv のパフォーマンス仕様
仕様 |
4 vCPU |
8 vCPU |
12 vCPU |
スループット:FW + AVC(1024B) |
3 Gbps |
5.5 Gbps |
10 Gbps |
スループット:FW + AVC + IPS(1024B) |
3 Gbps |
5.5 Gbps |
10 Gbps |
スループット:FW + AVC(450B) |
1.5 Gbps |
3 Gbps |
5 Gbps |
スループット:FW + AVC + IPS(450B) |
1 Gbps |
2 Gbps |
3 Gbps |
同時セッションの最大数 |
100,000 |
250,000 |
500,000 |
1 秒あたりの最大新規接続数 |
20,000 |
20,000 |
40,000 |
VPN ピアの最大数 |
250 |
250 |
750 |
表 3. NGFWv のシステム要件
仕様 |
説明 |
VMware および KVM:仮想 CPU およびメモリ(6.4 以降) |
● 4 vCPU/8GB
● 8 vCPU/16GB
● 12 vCPU/24GB
|
VMware および KVM:仮想 CPU およびメモリ(6.3 以前) |
4 vCPU/8GB |
ストレージ |
すべての FTDv 構成で 50GB |
ハイパーバイザ サポート |
ESXi 6.0、6.5、6.7。KVM |
AWS サポート |
●
インスタンス:c3.xlarge
、c4.xlarge
●
インスタンス:c5.xlarge
、c5.2xlarge
、および c5.4xlarge
(6.6
以降)
●
政府/
自治体市場
●
中国市場
●
自動スケール
●
拡張ネットワーキング
|
Azure サポート |
●
インスタンス:D3
、D3_v2
●
インスタンス:D4_v2
および D5_v2
(6.5
以降)
●
政府/
自治体市場
●
中国市場
●
自動スケール
|
表 4. NGFWv の発注情報
部品番号 |
説明 |
FPRTD-V-K9 |
Cisco Firepower Threat Defense(TD)仮想アプライアンス |
L-FPRTD-VT |
Cisco Firepower TD 仮想による脅威からの保護 |
L-FPRTD-V-TM |
Cisco Firepower TD 仮想による脅威およびマルウェアからの保護 |
L-FPRTD-V-TC |
Cisco Firepower TD 仮想による脅威からの保護と URL |
L-FPRTD-V-TMC |
Cisco Firepower TD 仮想による脅威、マルウェア、および URL フィルタリング |
L-FPRTD-V-AMP |
Cisco Firepower TD 仮想によるマルウェアからの保護 |
L-FPRTD-V-URL |
Cisco Firepower Threat Defense 仮想 URL フィルタリング |
シスコの企業の社会的責任(CSR)レポートの「環境保全」セクションでは、製品、ソリューション、運用・拡張運用、サプライチェーンに対する、シスコの環境保全ポリシーとイニシアチブを掲載しています。
次の表に、環境保全に関する主要なトピック(CSR レポートの「環境保全」セクションに記載)への参照リンクを示します。
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