データ シートCisco UCS C22 M3 ラック サーバ製品概要Cisco Unified Computing System™(Cisco UCS™)は、Cisco UCS C シリーズ ラック サーバと B シリーズ ブレード サーバを、ネットワーク アクセスやストレージ アクセスの機能と結合し、1 つの統合システムを構築します。これにより、可視性と制御機能が強化され、管理が簡単になり、コスト効率と俊敏性が向上します。Cisco UCS のポートフォリオには、ラック サーバのエントリ モデルとして 1RU の Cisco UCS C22 M3 ラック サーバと 2RU の Cisco UCS C24 M3 ラック サーバがあります。これらの 2 種類のサーバでは、コア数とキャッシュを増やし、大容量のメモリ容量とディスク ドライブとのバランスを取ることでコンピューティング密度を高め、価格と性能の適切なバランスを実現しています。このようなサーバの強化と相互補完的な Cisco UCS システムの進歩により、多様な IT サーバのニーズをサポートするために必要な機能とコスト効率の最適な組み合わせを提供します。 Cisco UCS C22 M3 ラック サーバ(図 1)は、優れた経済性と、最適密度の機能を兼ね備えています。C22 M3 ラック サーバは、基幹系で比較的処理の軽いサーバや小中規模のシステムを対象とした製品で、スケールアウト、仮想化、IT および Web のインフラストラクチャ、VPN サーバ、ファイル/印刷サーバ、アプライアンスなどの用途に広く対応します。定評のある Cisco UCS C シリーズ サーバを基盤とする C22 M3 サーバは、Intel® Xeon® プロセッサ E5-2400 製品ファミリを採用した 1 RU のフォーム ファクタで、Cisco UCS 仮想インターフェイス カード(VIC)1225 と組み合わせることで Cisco UCS システムとして機能をさらに拡張し、パフォーマンスと効率性を最適なバランスで提供します。2 ソケットの Cisco UCS C22 M3 サーバは、12 個の DIMM スロットに加え、最大 4 つの LFF(Large Form Factor)または 8 つの SFF(Small Form Factor)ディスク ドライブ、2 個の PCI Express(PCIe)Generation 3.0 スロット、および 2 個の 1 ギガビット イーサネット LAN-on-Motherboard(LOM)ポートを装備し、優れた価格性能比とコンパクトなフォームファクタを特長としています。 Cisco UCS C22 M3 サーバは、Cisco® が提供するもう 1 つのシスコ独自の新製品、Cisco UCS 仮想インターフェイス カード 1225(VIC 1225)を利用できます。Cisco UCS VIC 1225 は、仮想化用に最適化された Fibre Channel over Ethernet(FCoE)PCIe 2.0 x8 対応の 10 Gbps アダプタで、Cisco UCS C シリーズ サーバとともに使用するように設計されています。この仮想インターフェイス カードは、1 枚で PCIe 標準準拠の仮想インターフェイスを最大 256 個サポートする、デュアル ポートの 10 ギガビット イーサネット PCIe アダプタです。インターフェイスのタイプ(ネットワーク インターフェイス カード(NIC)またはホスト バス アダプタ(HBA))と、ID(MAC アドレスおよび Worldwide Name(WWN))の両方がジャストインタイムのプロビジョニングで確立されるように動的に構成できます。さらに、Cisco UCS VIC 1225 は、ネットワーク インターフェイスの仮想化と Cisco® データセンター仮想マシン ファブリック エクステンダ(VM-FEX)テクノロジーもサポートしています。 アプリケーションCisco UCS C22 M3 サーバは、高密度のスケールアウト型 2 ソケット サーバです。価格と性能のバランスがよく、次に示すような、スケールアウト タイプのサーバ構成やスケールアウト、分散処理が必要な負荷に対応します。
データセンターの経済性を変革する Cisco UCS サーバシスコは、Cisco UCS の C22 M3 サーバなどに幅広いポートフォリオを提供してシステムの並外れた簡易性、俊敏性、効率性を実現し、サービスとしてのインフラストラクチャ(IaaS)、ベアメタル、仮想化サーバ、およびクラウド コンピューティングなどのデータ センターの革新技術において業界をリードし続けています(図 2)。Cisco C22 M3 ラック サーバは、こうしたシスコの継続的な取り組みのなかから生まれた製品であり、他社とは異なる独自の価値や、ファブリックの統合、他の製品からは得られない管理の容易さなどの利点を提供します。 たとえば、サーバ モデルや筐体の違いにとらわれない Cisco UCS Manager ソフトウェアなどのシスコの革新技術を使用すると、管理者は(シスコのサービス プロファイルおよびテンプレートを使用して)目的のサーバの論理モデルを作成し、モデルと物理リソースを関連付けることで、サーバとその I/O 接続をインスタンス化することができます。ステートレスなこの方法は、要素ごとのマネージャを使用して、各システム リソースを 1 つずつ手動で設定するという従来のやり方とは一線を画しています。従来型のシステムを提供するベンダーとは異なり、シスコは、サービス プロファイルを使用した統一的な管理モデルを採用しています。このサービス プロファイルは、ブレード サーバでもラック サーバでも、Cisco UCS Manager のドメイン内にある 任意の Cisco UCS サーバ間で簡単に移動できます。 Cisco UCS のその他の構成要素には、拡張されたサーバ I/O オプションと Cisco UCS ファブリック相互接続が含まれており、ラック システムとブレード システムの両方で拡張性、投資保護、および管理の容易さが向上します。Cisco UCS の投資保護の例をいくつか紹介します。
さらに、シスコは Cisco UCS のほとんどすべてのハードウェア/ソフトウェアのコンポーネントの技術革新を継続して進めており、適切な I/O 帯域幅、管理の拡張性、および投資保護を備えた、より強力なラック サーバを現在と将来にわたり確実に提供していきます。 Cisco UCS C22 M3 は、ラック サーバの製品ファミリである Cisco UCS C シリーズ ラック サーバの 1 つです。すべての Cisco UCS C シリーズ サーバは、単体のサーバ利用環境でも Cisco UCS の一部としてシステム化しても使用できるように設計されており、シスコ独自の技術革新、投資保護、および簡易性を補完し、さらに拡張します。Cisco UCS C シリーズ サーバは、次のような技術革新を提供します。
Cisco UCS C シリーズの技術革新、Cisco UCS のアーキテクチャの利点、ソフトウェアの進化、継続的な技術革新、シスコ独自のラック サーバとブレード サーバ設定を取り入れた Cisco UCS は、真に統合された初のデータセンター プラットフォームです。さらに、Cisco UCS はポリシーベースの自動化と、一般的なシステム管理とオーケストレーション ツールの密接な統合により、IT 部門に変革をもたらします。 汎用的なラック筐体で UCS 独自の利点を提供シスコやシスコのデータセンター パートナーから入手できる Cisco UCS C22 M3 ラック サーバは、表 1 に示す機能でラック サーバ市場をリードしています。 表 1 機能と利点
製品仕様表 2 に Cisco UCS C22 M3 サーバの仕様を示します。 表 2 製品仕様
適合規格表 3 は適合標準規格の情報です。 表 3 適合規格:安全性および EMC
発注情報すべての部品番号の一覧については、対応する SFF スペックシート、または LFF スペックシートを参照してください。 シスコ ユニファイド コンピューティング サービスシスコは、業界をリードするパートナー企業とともに、データセンターのリソースを一元的に扱うことで、Cisco UCS C シリーズ ラックマウント サーバ ソリューションへの移行を促進するサービスを提供します。シスコ ユニファイド コンピューティングに関連するサービスを利用することにより、サーバの配置や、ビジネス ニーズに応じた運用の最適化、シスコのユニファイド コンピューティング アーキテクチャへの移行を促進できます。詳細についてはシスコ パートナーもしくはシスコ営業担当にお問い合わせください。データセンター ネットワーキング サービス メニューは以下からも参照いただけます。http://www.cisco.com/web/JP/services/portfolio/as/index.html 関連情報http://www.cisco.com/jp/go/ucs/ を参照してください。 |
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