この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco UCS® C480 M5 ラック サーバは、4 ラックユニット(4 RU)フォームファクタでパ
フォーマンス、拡張機能、および拡張の柔軟性を最適なバランスで提供します
Cisco UCS C480 M5 ラック サーバは、ストレージおよび I/O が最適化されたエンタープライズクラスのラック
サーバです。インメモリ データベース、ビッグデータ分析、仮想化、仮想デスクトップ インフラストラクチャ(VDI)、およびベアメタル アプリケーションで業界トップクラスのパフォーマンスを実現します。C480 M5 は、
4 RU フォームファクタのスタンドアロンまたは Cisco Unified Computing System™(Cisco UCS)管理環境に非常に高レベルの拡張性とパフォーマンスを提供します。また、モジュラ設計であるため、必要コンポーネント・容量にあわせて構成できます。以下の最新機能を装備しています。
● 4 基の新しい第 2 世代 Intel® Xeon® スケーラブル CPU(ソケットあたり最大 28 コア)
● 4 基の既存の Intel® Xeon® スケーラブル CPU(ソケットあたり最大 28 コア)
● 2 基または 4 基のプロセッサ構成をサポート
● Intel Optane DC パーシステント メモリ(128G、256G、512G)のサポート
● 高密度 DDR4 メモリ、6 TB(128 G DDR4 DIMM)~ 12 TB(256 G DDR4 DIMM)をサポート
● メモリ速度が 2666 MHz から 2933 MHz へ高速化
● Intel Optane DC パーシステント メモリ モジュール(DCPMM):128 G、256 G、および 512 G1
● 24 個の 256 G DDR4 DIMM および 24 基の 512 G Intel® Optane DC パーシステント メモリ モジュールを使用して最大 18 TB
● 最大 4 基の GPU(2 CPU 構成)または 6 基の GPU(4 CPU 構成)、および NVIDIA と AMD に対応
● PCI Express(PCIe)3.0 スロット X 12
◦ x8 フル高、フル長スロット X 6
◦ x16 フル高、フル長スロット X 6
● 最大 32 台の小型フォームファクタ(SFF)2.5 インチ SAS/SATA/PCIe NVMe ディスク ドライブをサ
ポートする柔軟なストレージ オプション
● Cisco® Gbps SAS モジュラ RAID コントローラを専用スロットでサポート
● 内蔵セキュア デジタル(SD カード)と M.2 起動オプション
● 組み込みのデュアル 10 ギガビット イーサネット LAN-on-motherboard(LOM)ポート
表 1 に、Cisco UCS C480 M5 の機能および利点を示します。
表 1. 主な機能と利点
機能 |
利点 |
最大 12 TB(256 GB DIMM を使用)および 18 TB(Intel Optane DC パーシステント メモリ モジュールを使用)の大容量メモリのサポート |
インメモリ コンピューティングに必要なパフォーマンスと容量を提供する大きなメモリ フットプリント |
前面アクセス可能なドライブが最大 24 基、および上面挿入式のドライブが最大 8 基、すべてホットスワップ可能ハード ディスク ドライブ(HDD)/ソリッドステート ディスク(SSD)、または PCIe NVMe ドライブによるモジュラ |
●
アプリケーションの要件に合わせてストレージ
オプションのサイズを適切に調整できるモジュール方式
●
ストレージ
ニーズの増大に合わせて拡張できる柔軟性
|
最大 12 の 個の PCIe Generation 3.0 スロットのサポート |
● I/O
処理のパフォーマンスと柔軟性が向上
●
最大 6
基のグラフィック処理ユニット(GPU
)をサポートし、深層学習ワークロードに対応
|
スケーラブルな CPU 構成 |
ビジネス ニーズの変化に応じて 2 ソケットから 4 ソケットに拡張可能な C480 M5 サーバ モジュール |
最大 4 基の GPU(2 CPU)または 6 基の GPU(4 CPU) |
VDI、分析、およびデータベース ソリューションのパフォーマンスが向上 |
ホットスワップ可能な冗長電源構成 |
高可用性を向上 |
統合型デュアル 10 Gbps イーサネット |
ネットワーク I/O パフォーマンスの向上 |
ストレージおよび I/O の最適化による業界トップクラスのパフォーマンス
Cisco UCS C480 M5 は、ストレージおよび I/O が最適化されたエンタープライズクラスのラック サー
バです。以下のアプリケーションで業界トップクラスのパフォーマンスを実現します。
● インメモリ データベース
● ビッグデータ分析
● 仮想化および VDI ワークロード
● ベアメタル アプリケーション
C480 M5 サーバは、単独のラック サーバとして導入することも、Cisco UCS システムとして統合管理環境に導入することもできます。Cisco UCS Manager と組み合わせて使用すると、Cisco® SingleConnect テクノロジーを含むユニファイド コンピューティングのパワーと自動化がエンタープライズ アプリケーションにもたらされ、スイッチングと配線のコンポーネントと構成要件が劇的に減少します。
Cisco UCS Manager は、サービス プロファイル、テンプレート、およびポリシーベース管理を使用して、迅速な導入を実現するとともに、導入の一貫性を確保します。さらに、エンドツーエンド サーバの可視性、管理、ベア メタル環境と仮想環境の両方の制御も実現します。
Cisco Integrated Management Controller(IMC)は、以下のようなさまざまな業界標準をサポートする包括的なアウトオブバンド サーバ管理機能を提供します。
● Redfish バージョン 1.01(v1.01)
● Intelligent Platform Management Interface (IPMI) v2.0
● 簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)v2 および v3
● Syslog
● シンプル メール転送プロトコル(SMTP)
● HTML5 GUI
● HTML5 仮想キーボード、ビデオ、マウス(vKVM)
● コマンドライン インターフェイス(CLI)
● XML API
Python、Microsoft PowerShell、Ansible、Puppet、Chef などで、管理ソフトウェア開発キット(SDK)を提供しており DevOps が統合可能です。統合の技術詳細は、Cisco DevNet を参照してください。
C480 M5 は Cisco Intersight™ に対応しています。Cisco Intersight は新しいクラウド ベースの管理プラットフォームであり、分析による能動的な対応と迅速なサポートを実現します。インテリジェンスと自動化されたアクションを組み合わせることで、コストを劇的に削減し、解決に要する時間を短縮することができます。
表 2 に、Cisco UCS C480 M5 ラック サーバの仕様を示します。
表 2. 仕様
項目 |
仕様 |
フォーム ファクタ |
4 RU ラック サーバ |
プロセッサ |
Intel® Xeon® スケーラブル CPU と第 2 世代 Intel® Xeon® スケーラブル CPU |
メモリ |
48 個の DDR4 DIMM スロット:16、32、64、128、および 256 GB、最大 2933 MHz スピードに対応 |
PCIe 拡張 |
PCIe 3.0 スロット X 12、専用の 12 Gbps RAID コントローラ スロット X 1 |
RAID コントローラ |
内部コントローラ:
● Cisco 12 Gbps
モジュラ RAID
コントローラ(PCIe 3.0
)と 4 GB
フラッシュバッ
ク書き込みキャッシュ(FBWC )(最大 24 台の SAS/SATA HDD および SSD にエンタープライズクラスのデータ保護を提供)
● 12 Gbps 9460-8i RAID
コントローラと 2 GB FBWC
(補助ドライブ
モジュールで最大 8
台の SAS/SATA HDD
および SSD
をサポート)
● PCIe NVMe
スイッチ
カード(補助ドライブ
モジュールで最大 8
台の PCIe NVMe
ドライブをサポート) |
内蔵ストレージ |
最大 32 台のホットスワップ可能な 2.5 インチ スモール フォーム ファクタ(SFF)ドライブのサポート
●
最大 24
台の前面挿入式 2.5
インチ SAS/SATA HDD
および SSD
、および PCIe NVMe
ドライブ
● C480 M5
補助ドライブ
モジュールで最大 8
台の上面挿入式 2.5
インチ SAS/SATA/PCIe HDD
および SSD
、または NVMe
ドライブ
● DVD
ドライブ
オプション
|
組み込みネットワーク インターフェイス |
デュアル 10GBASE-T Intel x550 イーサネットポート |
電源装置 |
ホットプラグ可能な冗長 1600W AC 電源 |
他のストレージ |
●
内蔵のデュアル Cisco FlexFlash SD
カード(32/64/128 GB
)(オペレーティングシステムまたはハイパーバイザのインストール用)
● SD
カード間の RAID 0
ミラーリングをサポート
●
デュアル M.2 SATA SSD
ドライブ
|
管理 |
|
ラック オプション |
ボール ベアリング 付きレール キットとオプションのリバーシブルなケーブル管理アーム(CMA) |
ハードウェアおよびソフトウェアの相互運 |
サポートされるオペレーティング システムと周辺機器のオプションの一覧については、『シスコ ハードウェアおよびソフトウェアの相互運用性リスト』を参照してください。 |
表 3 に、サーバのシステム要件を示します。
表 3. システム要件
項目 |
要件 |
Cisco UCS Manager(オプション) |
リリース 3.2(2) 以降 |
Cisco IMC |
リリース 3.1(2) 以降 |
構成情報については、Cisco UCS C480 M5 サーバの仕様書(英語)、製品仕様・構成ガイドを参照してくだ
さい。
サーバのインストールまたはアップグレードについては、『Cisco UCS C480 M5 ハードウェア設置ガイド』を参照してください。
Cisco UCS C480 M5 ラック サーバには、3 年間の翌営業日(NBD)ハードウェア保証と 90 日間のソフトウェア保証が付いています。
Cisco Smart Net Total Care™、シスコ ソリューション サポート サービスは、シスコの技術サービス ポートフォリオの一環として、Cisco UCS 保証を補強しています。Cisco Smart Net Total Care には、受賞歴のある、業界をリードするシスコの基本的なテクニカルサービスが含まれています。また、Cisco Smart Net Total Care ポータルのスマート機能を通じて、実用的かつ高度なビジネスインテリジェンスも提供されます。詳細については、https://www.cisco.com/c/ja_jp/support/services/smart-net-total-care/index.html を参照してください。
ソリューション サポートには、シスコ製品サポートとソリューションのサポートの両方が含まれており、製品サポート単体の場合よりも平均 43% 迅速にマルチベンダー環境の複雑な問題を解決します。ソリューション サポートは、データセンター管理の重要な要素であり、パフォーマンス、信頼性、投資回収率を維持しながら、
発生した問題の迅速な解決を支援します。
このサービスは、エコシステムに展開したシスコ製品とソリューション パートナーの製品の両方に対応するため、マルチベンダーのシスコ環境全体でサポートが一元化されます。シスコとソリューションパートナーのどちらの製品に問題がある場合でも、シスコにご連絡ください。シスコのエキスパートが主な連絡窓口となり、最初のお電話から問題の解決までお客様をサポートします。詳細については、https://www.cisco.com/c/ja_jp/support/services/solutions-support/index.html を参照してください。
欧州委員会規則(EU)2019/424に基づくユーザー向け製品環境情報 2019/424
https://www.cisco.com/web/dofc/18799431.pdf
回収プログラムとリサイクル プログラム
シスコは、業界をリードするパートナー企業とともに、Cisco UCS C シリーズ ラック サーバ ソリューションの移行を加速させるサービスを提供します。シスコ ユニファイド コンピューティング サービスは、俊敏性に優れたインフラストラクチャの構築、価値実現までの時間の短縮、導入および移行時の可用性の維持をサポートします。また導入後は、ビジネス ニーズの変化に応じたパフォーマンス、可用性、および復元力の向上をサポートすることで、さらなるリスクの軽減を可能にします。詳細については、https://www.cisco.com/c/ja_jp/solutions/data-center-virtualization/service-listing.htmlを参照してください。
目的達成に役立つ柔軟な支払いソリューション
Cisco Capital により、目標を達成するための適切なテクノロジーを簡単に取得し、ビジネス変革を実現し、競争力を維持できます。総所有コスト(TCO)の削減、資金の節約、成長の促進に役立ちます。100 ヵ国あまりの国々では、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、および他社製製品を購入するのに、シスコの柔軟な支払いソリュー
ションを利用して、簡単かつ計画的に支払うことができます。詳細はこちらをご覧ください
Cisco UCS サーバの詳細については、https://www.cisco.com/c/ja_jp/products/servers-unified-computing/index.html を参照してください。