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Cisco UCS® S3260 ストレージ サーバ(図 1)は、サービス プロバイダー、企業、および業界特有のストレージが求められる環境に対して、最適化されたストレージを提供できるモジュール型の高密度、高可用性の 2 ノード サーバです。増え続けるデータのニーズに対応する、高密度でコスト効率の高いストレージを可能にします。新次元レベルのデータ集約型ワークロード向けに設計されているため、導入が簡単で、ビッグ データ、データ保護、ソフトウェアデファインド ストレージ環境、非構造化スケールアウト データ リポジトリ、メディア ストリーミング、およびコンテンツ配信といった用途に優れた性能を発揮します。
Cisco UCS S3260 ストレージ サーバ
Cisco UCS S3260 サーバーは、最高レベルのデータ可用性とパフォーマンスを実現します。デュアルノード機能は、コンパクトな 4 ラックユニット(4RU)フォーム ファクタに 第 2 世代 Intel® Xeon® スケーラブル プロセッサをベースとした 2 台のサーバー ノードを搭載して実現されており、最大 1,080 TB のローカル ストレージを提供します。ドライブはエンタープライズクラスの冗長化ディスク アレイ(RAID)として冗長性を構成することも、パススルーの ホスト バス アダプタ(HBA)コントローラを利用して構成することも可能です。ネットワーク接続は、各サーバーのデュアルポートの最大 40 Gbps ノードで提供され、ネットワークアタッチド ストレージ(NAS)と SAN 環境間のデータ移行向けの拡張ユニファイド I/O 機能を搭載しています。このストレージ最適化サーバーは、一般的な奥行きの 32 インチのラック システムに収まります。
● 第 2 世代 Intel Xeon スケーラブル プロセッサと Intel Xeon スケーラブル プロセッサに基づくデュアル 2 ソケット サーバー ノード(サーバー ノードあたり最大 48 コア)
● M5 サーバ ノードあたり最大 1.5 TB の DDR4 メモリおよび最大 1 TB の Intel Optane™ DC パーシステント メモリ
● 高性能 Non-Volatile Memory Express(NVMe)とフラッシュ メモリをサポート
● Cisco UCS Manager でペタバイトまで容易に拡張設定できる、大容量 1,080 TB データ ストレージ
● ポリシーベースのストレージ管理フレームワークによる、シンプルなオペレーションでキャパシティ要件に合わせてオンデマンドで変更可能
● Cisco UCS 仮想インターフェイス カード 1300 プラットフォーム組み込みチップを搭載したデュアル ポート 40 Gbps システム I/O コントローラ、またはクアッド ポート 10/25G Cisco VIC 1455 またはデュアル ポート 40/100G Cisco VIC 1495 用、またはサードパーティの PCIe アダプタの PCIe ベースのシステム I/O コントローラ
● 既存の NAS または SAN ストレージ環境へのイーサネットまたはファイバ チャネル用ユニファイド I/O
● シスコの双方向トランシーバのサポート、既存の 10 Gbps 配線インフラストラクチャでの 40 Gbps 接続
Cisco UCS S3260 サーバーは複数世代に対応できるモジュラ型サーバー アーキテクチャ(図 2)を使用し、シスコの UCS システムのテクノロジーの専門知識や実績を活用して投資保護を強化します。このため、データを別のシステムに移行することなく、メイン システム コンポーネント(図 3)をアップグレードできます。
Cisco UCS S3260(空のシャーシ)
2 つの M5 サーバー ノードを備えた Cisco UCS S3260 シャーシ
Cisco Unified Computing System™(Cisco UCS)管理は、ルーチン タスクの自動化によって管理作業と管理コストを大幅に削減し、運用の俊敏性を向上させます。Cisco UCS 管理は、Cisco UCS S3260 およびすべての Cisco UCS サーバのストレージ管理機能を強化します。ストレージ プロファイルを使用すると、ストレージ ディスクの数や、ディスクの割り当ておよび使用方法、その他のストレージ パラメータを柔軟に定義できます。ストレージに使用するディスクを選択して仮想ドライブとして構成できます。
物理ディスクの論理的な集合はディスク グループと呼ばれ、ディスク グループ構成ポリシーはディスク グループの構成および設定方法を定義します。1 つのディスク グループは、複数の仮想ドライブにパーティション分割できます。その場合、オペレーティング システムには各仮想ドライブが個別の物理デバイスとして表されます。このポリシーで、ディスク グループに使用する RAID レベルを指定します。また、ディスク グループのディスクを割りつける方法を手動または自動選択、そのディスク管理も指定します。この機能によって、オーバーヘッドやライセンス コストを増加させなくても、ストレージ リソースを最適化できます。
表 1 に Cisco UCS S3260 ストレージ サーバの仕様を示します。
表 1 製品仕様
項目 |
説明 |
シャーシ |
4RU サーバ |
サーバ ノード |
最大 2 ノード:
●
第 2
世代 Intel Xeon
スケーラブル プロセッサと Intel Xeon
スケーラブル プロセッサに基づく M5
サーバー ノード
|
プロセッサ |
サーバー ノードごとのデュアル第 2 世代 Intel Xeon Scalable プロセッサ
● M5
サーバー ノード プロセッサ: 4214
、5218
、5220
、6238
、6240
、6262V
、4210R
、4214R
、5218R
、5220R
、6226R
、6230R
|
プロセッサ コア |
サーバー ノードあたり最大 48 コア |
メモリ |
M5 サーバ ノード:16 GB、32 GB、64 GB、または 128 GB の DDR4 Registered DIMM(RDIMM)または Load-Reduced DIMM(LRDIMM)を搭載したプロセッサあたり 7 個のデュアル インライン メモリ モジュール(DIMM)スロットIntel Optane DC パーシステント メモリ対応スロット(256 GB または 512 GB)X 1 |
NVMe |
M5 サーバー ノード用に最大 12.8 TB の NVMe |
システム I/O コントローラ |
最大 2 台のシステム I/O コントローラ。次のいずれか
●
オンボード Cisco UCS
仮想インターフェイス カード 1300
プラットフォーム、40-Gbps Quad Small Form-factor Pluggable
(QSFP
)ポート(160 Gbps
のスループット)X 2
● Cisco UCS VIC 1455
クワッド ポート 10/25G
、Cisco UCS VIC 1495
デュアル ポート 40/100G
、またはサードパーティ製イーサネットおよび FC
アダプタのいずれかに基づく PCIe
スロット
|
I/O 拡張モジュール |
●
デュアル X 8 Peripheral Component Interconnect Express
(PCIe
)ハーフハイト、ハーフ幅スロット(サードバーティ製アドイン カード用)。(注:M5
および M4
サーバー ノードで使用可能です。サーバー ベイ 1
を使用します。)
●
いずれかの I/O
イーサネットおよびファイバ チャネル オプション:
◦ 1 ギガビットおよび 10 ギガビット イーサネットまたは 16 Gbps ファイバ チャネル
● 1.6
、3.2
、または 6.4 TB
の NVMe SSD
オプション
● NVIDIA T4 16GB GPU
をサポートするアプリケーション アクセラレーション
|
ストレージ コントローラ |
RAID コントローラ:
● M5
サーバー ノード:チップおよび Supercap
あたり 4 GB RAID
キャッシュを備えた、LSI 3316 ROC
に基づくデュアルチップ RAID
コントローラ
サポート:
●
コントローラは RAID 0
、1
、5
、10
、50
、60
、および JBOD
モードをサポート、システムに装備されたすべてのドライブにエンタープライズクラスのデータ保護を提供
パススルー コントローラ
● LSI IT
ファームウェアを使用する、LSI IOC 3316
を備えたデュアル チップ パススルー コントローラ
|
ドライブ |
●
トップ アクセス可能で、ホットスワップ可能な 3.5
インチの 4 TB
、6 TB
、8 TB
、10 TB
、12 TB
、14 TB
、16 TB
または 18 TB 7200 RPM NL-SAS
ハードディスク ドライブ(HDD
)が最大 56
基
●
上部からアクセス可能で、ホットスワップ可能な 800 GB
、1.6 TB
、または 3.2 TB SAS
ソリッド ステート ディスク(SSD
)が最大 28
基
●
背面アクセス可能で、ホットスワップ可能な 2.5
インチの 120 GB
または 480 GB SATA
または 1.6 TB SSD
ドライブが最大 2
基(1
サーバ ノードあたり)
注:これらのブート ドライブは、M4 および M5 サーバー ノードではそのサーバー ノード上の RAID コントローラに接続されたハードウェア RAID をサポートします。パススルー ストレージ コントローラを使用する場合、これらのブート ドライブは SW RAID をサポートします。すべてのドライブは、ホットプラグ可能です。 |
ディスク拡張モジュール |
●
背面アクセス可能で、ホットスワップ可能な 3.5
インチ 2 TB
、4 TB
、6 TB
、8 TB
、10 TB
、12 TB
、14 TB
、16 TB
、または 18 TB
の 7200 RPM NL-SAS HDD
を最大 4
基搭載し、データ ストレージ容量を拡張します。(注:これらのドライブはサーバー ベイ 2
に取り付けられています。)
|
電源装置 |
●
ホットプラグ可能な、3+1
冗長 1050 W AC
または DC 80 PLUS
プラチナ効率の電源 4
台
|
Cisco Integrated Management Controller(IMC) |
統合型ベースボード管理コントローラ(BMC):
● IPMI 2.0
に準拠した管理および制御
● 10/100/1000
イーサネット アウトオブバンド管理インターフェイス X 1
●
自動化された電源(light-out
)管理対応の管理用コマンドライン インターフェイス(CLI
)および Web GUI
管理ツール
●
キーボード、ビデオ、およびマウス(KVM
)
● HTML5
インターフェイス
|
プロトコル |
●
ファイバ チャネル、Fibre Channel over Ethernet(FCoE)、ネットワーク ファイル システム(NFS)、サーバ メッセージ ブロック(SMB)、SMB Direct
、および Small Computer System Interface over IP
(iSCSI
)。
|
物理ユニット |
● 4RU X 32
インチ(高さ X
奥行)
●
ツール不要なサーバー ノード、システム I/O
コントローラ、使いやすいラッチ構造、ホットスワップおよびホットプラグ可能なコンポーネントで実現する高い信頼性、可用性、有用性の機能
|
オペレーティング システム |
● Microsoft Windows Server 2019
、Red Hat Enterprise Linux
、SUSE Linux
、または VMware vSphere
。
|
目的達成に役立つ柔軟な支払いソリューション
Cisco Capital により、目標を達成するための適切なテクノロジーを簡単に取得し、ビジネス変革を実現し、競争力を維持できます。総所有コスト(TCO)の削減、資金の節約、成長の促進に役立ちます。シスコの柔軟な支払いソリューションは 100 か国以上で利用可能であり、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、およびサードパーティ製の補完的な機器を、利用しやすい計画的な支払方法で購入できます。詳細はこちらをご覧ください。
欧州委員会規則(EU)2019/424 に基づくユーザー向け製品環境情報 2019/424 https://www.cisco.com/web/dofc/18799433.pdf
Cisco UCS S3260 ストレージ サーバーの詳細については、最寄りのシスコ代理店にお問い合わせいただくか、https://www.cisco.com/c/ja_jp/products/servers-unified-computing/ucs-s3260-storage-server/index.html をご覧ください。
新規トピックまたは改訂されたトピック |
説明 |
日付 |
製品環境情報の追加 |
製品環境情報 |
2023 年 1 月 6 日 |