SD-WAN およびルーティング向け Cisco DNA ソフトウェア発注ガイド
偏向のない言語
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翻訳について
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco SD-WAN およびルーティングのサブスクリプションを導入することにより、ルーティングスタック全体のクラウドまたはオンプレミス環境で、最新のテクノロジーを柔軟に利用できます。Cisco DNA 階層型サブスクリプションのライセンスには、3 年間と 5 年間のオプションがあります。発注可能なすべてのライセンスには、Cisco Software Support サービスが含まれています。
Cisco DNA サブスクリプション製品の製品IDは、次の項目を組み込んだ構成になっています。
● 管理オプション
● 階層型帯域幅のエンタイトルメント
● サブスクリプション階層
● サブスクリプション期間
Cisco DNA サブスクリプション製品 ID の構成
Cisco DNA サブスクリプション製品 ID の構成
SD-WAN およびルーティング向け Cisco DNA ソフトウェア サブスクリプションの発注を開始するには、次の手順に従ってください。
ステップ 3：Cisco DNA ソフトウェア サブスクリプション
注： Cisco ソフトウェア サブスクリプションと一緒にシスコハードウェアを発注する場合は、ステップ 1 〜ステップ 5 を実施します。既存のハードウェア向けの Cisco ソフトウェア サブスクリプションを発注する場合は、ステップ 3 から始めて、ステップ 5 までを実施します。
使用している WAN に最適なプラットフォームを選択します。表 1 に示すように、シスコではハードウェア、仮想化、およびクラウドについてさまざまなオプションを提供しています。
表 1. WAN プラットフォームの概要
| 固定型シャーシブランチルータ |
Cisco vEdge ルータ（vEdge-100 および vEdge-1000） |
| モジュラ型シャーシブランチルータ |
Cisco Catalyst 8300/8200 シリーズ エッジプラットフォーム Cisco vEdge ルータ（vEdge-2000 および vEdge-5000） |
| アグリゲーション サービス ルータ |
|
| ユニバーサル CPE ルータ |
|
| 仮想ルータ |
上記の表 1 のプラットフォームは、Cisco SD-WAN 導入用または従来のルーティング用に Cisco DNA ソフトウェアサブスクリプションと併せて発注できます。
下記の表 2 には、Cisco SD-WAN 導入向けに特別に発注できるすべての Cisco DNA バンドルが表示されています。
表 2. Cisco SD-WAN DNA バンドルのプラットフォーム製品 ID
| 製品ファミリ |
製品 ID |
Cisco DNA サブスクリプション パーツ番号 |
| Cisco ISR1000 シリーズ |
C1111-8P-DNA C1111-8PLTEEA-DNA C1111-8PLTELA-DNA C1111-4P-DNA C1111-4PLTEEA-DNA C1111-4PLTELA-DNA |
Cisco DNA ソフトウェア サブスクリプションとバンドル |
| Cisco ISR1100 シリーズ |
ISR1100-4G、ISR1100X-4G ISR1100-4GLTEGB ISR1100-4GLTENA ISR1100-6G、ISR1100X-6G |
|
| Cisco ISR4000 シリーズ |
ISR4221X-DNA1 ISR4321-DNA ISR4331-DNA ISR4351-DNA ISR4431-DNA ISR4451-DNA ISR4461-DNA1 |
|
| Cisco VEDGE シリーズ |
VEDGE-2000-AC-K9 VEDGE-5000-AC-K9 |
|
| Cisco ASR1000 シリーズ |
ASR1001-X-DNA ASR1001-HX-DNA ASR1002-HX-DNA ASR1006-X-DNA2 |
|
| Cisco ENCS-5000 シリーズ |
NFV-BRANCH-MLB |
|
| Cisco Catalyst 8000 シリーズ エッジ プラットフォーム |
C8300-DNA C8200-DNA C8500-DNA C8500-12X4QC-DNA C8500-12X-DNA |
下記の表 3 のプラットフォームは、Cisco SD-WAN 導入用または従来のルーティング用に、Cisco DNA ソフトウェア サブスクリプションとともに個別購入として L-DNA-TIER-ADD または L-LIC-DNA-IOT-ADD（シスコ産業用ルータの場合）で発注できます
表 3. Cisco DNA ソフトウェアサブスクリプションでサポートされる Cisco WAN プラットフォームの製品 ID
| 製品ファミリ |
製品 ID |
Cisco DNA サブスクリプション パーツ番号 |
| Cisco ISR1000 シリーズ |
● C1101-4P
、C1101-4PLTEP
、C1101-4PLTEPW
*
● C1109-4PLTE2P
、C1109-4PLTE2PW
*
● C1109-2PLTEGB
、C1109-2PLTEUS
、C1109-2PLTEVZ
● C1111-4P
、C1111-4PLTEEA
、C1111-4PLTELA
● C1116-4P
、C1116-4PLTEEA
、C1116-4PLTEW
*
● C1117-4P
、C1117-4PM
、C1117-4PLTEEA
、C1117-4PLTELA
、C1117-4PMLTEEA
● C1121-4P
、C1121-4PLTEP
、C1121-8P
、C1121X-8P
、C1121-8PLTEP
、C1121X-8PLTEP
、C1121X-8PLTEPW
*
、C1121-8PLTEPW
*
● C1111-8P
、C1111X-8P
、C1111-8PLTEEA
、C1111-8PLTELA
、C1111-8PW
*
、C1111-8PLTEEAW
*
、C1111-8PLTELAW
*
● C1113-8PLTEEA
、C1113-8PMLTEEA
● C1161X-8P
、C1161X-8PLTEP
、C1161-8P
● C1127-8PLTEP
、C1127-8PMLTEP
、C1127X-8PLTEP
、C1127X-8PMLTEP
|
Cisco DNA ソフトウェアのサブスクリプションは、 L-DNA-TIER-ADD |
| Cisco ISR4000 シリーズ |
● ISR4221/K9
、ISR4221X/ K9
● ISR4321/K9
、ISR4331/K9
、ISR4351/K9
● ISR4431/K9
、ISR4451-X/K9
、ISR4461/K9
|
|
| Cisco ENCS-5000 |
● ENCS5406/K9
、ENCS5408/K9
、ENCS5412/K9
|
|
| Cisco ASR1000 |
● ASR1002-X
、ASR1002-HX
● ASR1001-X
、ASR1001-HX
● ASR1006-X
2
|
|
| Cisco Catalyst 8500 |
● C8500-12X4QC
● C8500-12X
● C8500L-8S4X
|
L-DNA-C8500 |
| Cisco Catalyst 8300 |
● C8300-2N2S-4T2X
● C8300-1N1S-4T2X
● C8300-2N2S-6T
● C8300-1N1S-6T
|
L-DNA-C8300 |
| Cisco Catalyst 8200 |
● C8200-1N-4T
● C8200L-1N-4T
|
L-DNA-C8200 |
| Cisco Universal CPE |
● C8200-UCPE-1N8
● C8000v
|
L-DNA-C8000v |
| シスコ産業用ルータ |
● IR1101-K9
、IR1101-A-K9
● IR1821-K9
、IR1831-K9
、IR1833-K9
、IR1835-K9
● IR8140H-K9
、IR8140H-P-K9
● ESR-6300-NCP-K9
、ESR6-6300-CON-K9
|
L-LIC-DNA-IOT-ADD |
下記の表 4 が示すプラットフォームには、プライベートクラウドまたはパブリッククラウドに導入できるソフトウェア WAN プラットフォームが記載され、L-DNA-TIER-ADD を使用してのみ発注できます
表 4. 新規導入用のソフトウェア WAN プラットフォームの製品 ID
| 製品ファミリ |
Cisco DNA サブスクリプション製品 ID |
プラットフォームの選択 |
| Cisco CSR 1000V |
L-DNA-TIER-ADD |
CSR1KV-DNA-PF を選択 |
| Cisco vEdge Cloud |
L-DNA-TIER-ADD |
VEDGE-CLOUD-DNA-PF を選択 |
シスコは、ステップ 1 で説明したすべてのプラットフォームで動作する複数のオペレーティングシステム全体について、一貫性のある豊富なルーティングおよびセキュリティ機能をご用意しています。次の 3 種類のシスコオペレーティングシステムから選択できます。
● Cisco DNA Center コンソールで管理される従来の WAN 導入向け Cisco IOS XE
● Cisco vManage コンソールで管理される SD-WAN 導入向け Cisco IOS XE SD-WAN
● Cisco vManage コンソールで管理される SD-WAN 導入向け Viptela OS*
Cisco DNA および Cisco IOS 製品のパーツコードの表記について
Cisco IOS およびサブスクリプション製品のパーツコードは、以下の構成で表記されます。
Cisco IOS XE イメージの製品 ID の構成
Cisco Unified イメージの名称の構成
IOS XE SD-WAN イメージの製品 ID の構成
Cisco XE-SDWAN イメージの名称の構成
SD-WAN バンドルの Cisco IOS タイプを選択する（Cisco IOS XE-SDWAN）
Cisco DNA バンドル（例：ISR4331-DNA または ASR1001-HX-DNA）を使用するルータの場合、Cisco IOS タイプの選択は Cisco IOS XE-SDWAN（工場出荷時にプリインストールされる）のみに限定され、次のように選択します。
● 希望する Cisco DNA バンドルを選択し、オプションクラスの [IOS ソフトウェアとバージョンタイプ（IOS Software and Version Type）] で、Cisco IOS タイプを選択します。
● オプションのサブクラス [ペイロード暗号化を使用する SDWAN イメージ（SDWAN Image with Payload Encryption）] で、使用可能な IOS XE SD-WAN イメージバージョンから選択します。
ソフトウェアイメージとタイプの選択
ルータの Cisco IOS タイプを選択する（Cisco IOS XE-SDWAN）
ISR/ASR シリーズルータ（例：ISR4331/K9 または ASR1001-X）の場合、Cisco IOS タイプは次のように選択します。
● オプションクラスの [IOS ソフトウェアとバージョンタイプ（IOS Software and Version Type）] で、Cisco IOS タイプを選択します。
● IOS XE XE-SDWAN イメージを希望する場合は、オプションのサブクラス [ペイロード暗号化を使用する SDWAN イメージ（SDWAN Image with Payload Encryption）] の使用可能なバージョンから選択します。
● Cisco IOS XE イメージを希望する場合は、オプションのサブクラス [ペイロード暗号化を使用するイメージ（Image with Payload Encryption）] または [ペイロード暗号化を使用しないイメージ（Image with No Payload Encryption）] の使用可能なバージョンから選択します。
ソフトウェアイメージとタイプの選択
ステップ 3：Cisco DNA ソフトウェア サブスクリプション
Cisco DNA ソフトウェアサブスクリプションは、次の 4 つの重要な要素で構成されています。
A. 管理オプション
B. 階層型帯域幅のエンタイトルメント
C. サブスクリプション階層
D. サブスクリプション期間
管理オプション：
Cisco SD-WAN およびルーティング向け Cisco DNA サブスクリプションでは、クラウドまたはオンプレミスでの管理オプションが用意されているため、最大限に柔軟な選択が可能になっています。WAN 導入の簡素化、デジタル トランスフォーメーションの促進、およびインテントベースのネットワークへの移行を望むお客様には、vManage コンソールによるクラウド管理オプションをお勧めします。
表 5. 管理オプション
| 管理オプション |
説明 |
| クラウド管理 |
Cisco vManage クラウド管理ソフトウェアによって、シンプルな管理が可能。パーツ番号は、Cisco DNA-C-<>-<>-<> 構成になっています（例：DNA-C-T1-E-3Y）。 |
| オンプレミス管理 |
Cisco DNA Center または vManage をオンプレミスで使用して WAN を管理。オンプレミス管理ソフトウェアのパーツ番号は、Cisco DNA-P-<>-<>-<> 構成になっています（例：DNA-P-T1-E-3Y）。Cisco DNA Center を使用するには、別途アプライアンスの購入が必要です。 |
WAN 向け Cisco DNA ライセンスにより、オンプレミス管理からクラウド管理へ、またハードウェアおよびソフトウェア プラットフォーム全体で柔軟に移行できます。同じ帯域幅の階層内では、ライセンス移行料金は発生しません。Cisco ONE Software のデバイスファミリ分類は、『Cisco ONE Software のデバイス階層化ガイド』に記載されています。
帯域幅のエンタイトルメント（帯域幅を選択した場合の権限付与されたスループット）
シスコは、さまざまな帯域幅のオプションを提供していて、ビジネスやネットワークのニーズに最適な製品を購入できます。次の図において重要なポイントは、シスコでは 2 つの帯域幅の名称（公称型および集約型）を使用しているということです。製品 ID は、公称帯域幅に基づいています。集約帯域幅は公称帯域幅の 2 倍になります。これは、サービスプロバイダの WAN 帯域幅の販売方法と整合するように定められています。
次の図の例で見てみましょう。すべての帯域幅を集約します。アップストリーム、ダウンストリーム、そしてすべての回線を集約します。これが集約帯域幅です。この例では 335 Mbps です。これを 2 で割って公称帯域幅を求め、必要な PID を決定します。この場合、167.5 Mbps を超えるデータ量を処理できる PID が必要です。すなわち、ティア（階層）1 帯域幅 PID が必要です。
混乱を引き起こすのは、非対称的な使用が多い場合です。この例では、ダウンストリーム帯域幅の合計を見ると、それだけで 200 Mbps を超えていることがわかります。200 Mbps のライセンスでは不十分だと思われるかもしれません。しかし、実際には十分です。ティア（階層）1 帯域幅 PID では、400 Mbps の集約帯域幅に対応し、すべてのアップロード/ダウンロード比率で使用できます。
帯域幅レベルの選択プロセス
次の表 6 は、Cisco DNA ソフトウェア サブスクリプションが提供する、帯域幅エンタイトルメントとサブスクリプション期間の選択可能なオプションを示しています。
表 6. Cisco DNA Cloud およびオンプレミス ソフトウェア サブスクリプションの製品 ID
| 製品 ID |
帯域幅オプション |
期間オプション |
PID の例 |
| DNA-C-<帯域幅階層>-E-<期間> DNA-P-<帯域幅階層>-E-<期間> |
帯域幅 =
● T0 =
最大 25M
（集約帯域幅 50 Mbps
）
● T1 =
最大 200M
（集約帯域幅 400 Mbps
）
● T2 =
最大 1G
（集約帯域幅 2 Gbps
）
● T3 =
最大 10G
（集約帯域幅 20 Gbps
）
|
期間 =
● 3Y
● 5Y
|
DNA-C-T0-E-3Y DNA-C-T0-E-5Y DNA-P-T1-E-3Y DNA-P-T1-E-5Y |
| DNA-C-<帯域幅階層>-A-<期間> DNA-P-<帯域幅階層>-A-<期間> |
期間 =
● 3Y
● 5Y
● 7Y
|
DNA-C-T1-A-3Y DNA-C-T1-A-5Y DNA-P-T2-A-3Y DNA-P-T2-A-5Y |
|
| DNA-C-<帯域幅階層>-P-<期間> DNA-P-<帯域幅階層>-P-<期間> |
期間 =
● 3Y
● 5Y
|
DNA-C-T2-P-3Y DNA-C-T2-P-5Y DNA-P-T3-P-3Y DNA-P-T3-P-5Y |
注： 製品 ID の列の数値は、集約帯域幅ではありません。
サブスクリプション階層：
3 つのソフトウェア サブスクリプション階層では、お客様のニーズに合わせた機能を組み合わせることができます。プラットフォームと導入のニーズに応じて、ステップ 1 で説明したすべてのプラットフォームで、次のサブスクリプション階層が選択できます。
● Cisco DNA Premier：製品 ID の形式は DNA-<>-<>-P-<>（例：DNA-C-T1-P-3Y）
● Cisco DNA Advantage：製品 ID の形式は DNA-<>-<>-A-<>（例：DNA-C-T1-A-3Y）
● Cisco DNA Essentials：製品 ID の形式は DNA-<>-<>-E-<>（例：DNA-C-T1-E-3Y）
注： Cisco 1000 および 4000 シリーズ ISR には、購入時の階層に応じて Network Essentials または Network Advantage スタックが含まれます。ASR 1000 シリーズには Network Advantage のみが含まれます。Cisco DNA Essentials には、Network Essentials が永続ライセンスとして含まれています。Cisco DNA Premier および Cisco DNA Advantage には、Network Advantage が永続ライセンスとして含まれています。永続ライセンスはサブスクリプションの影響を受けないため、サブスクリプション期間に関わらず有効です。
シスコ産業用ルータの場合、Network Essentials/Advantage ライセンス（永続ライセンス）は必須であり、ハードウェア発注の一部として設定されます。Cisco DNA サブスクリプションには含まれません。
サブスクリプション期間：
すべての Cisco ソフトウェア サブスクリプション階層で、3 年間または 5 年間のサブスクリプション期間を選択できます。
● 3 年、5 年の Cisco DNA Essentials：製品 ID の形式は DNA-<>-<>-E-3Y/5Y
● 3 年、5 年および 7 年の Cisco DNA Advantage：製品 ID の形式は DNA-<>-<>-A-3Y/5Y/7Y*
● 3年、5年の Cisco DNA Premier：製品 ID の形式は DNA-<>-<>-P-3Y/5Y
Cisco ソフトウェア サブスクリプションの発注：
ステップ 1：シスコルータを選択します。
A. Cisco DNA バンドル（例：ISR4331-DNA または「ステップ1：プラットフォーム」セクションの表 2 の任意のプラットフォーム）を選択する場合は、組み込まれている Cisco DNA サブスクリプション SKU と一緒に注文プロセスを完了できます。ステップ 2 は省略できます。
B. 個別購入ルータのハードウェア プラットフォーム（例：ISR4221/K9 または ASR1002-X）を選択する場合は、適切な Cisco IOS タイプ、ネットワークモジュールを選択して、最後に L-DNA-TIER-ADD SKU あるいは L-LIC-DNA-IOT-ADD を追加し、個別購入発注プロセスを完了します。
◦ 新しいルータを購入する際に、Cisco DNA Center を通じたサブスクリプションの導入を検討中の場合は、追加でテクノロジー パッケージ ライセンスを購入する必要はありません（例外：ASR 1000 プラットフォームでは OS として機能する IP Base を選択する必要があります）。サブスクリプションに必要なすべての機能ライセンスは、Cisco DNA Essentials または Cisco DNA Advantage ライセンスを（ステップ 2 を介して）発注する際に含まれます。
◦ 同様に、該当する帯域幅階層の該当するすべてのプラットフォームについて、Cisco DNA ライセンスの調達時に必要な Performance/Boost/HSEC ライセンスが自動的に含まれます（ステップ 2 を介して）。
注： シスコ産業用ルータの場合、Network Essentials/Advantage ライセンス（永続ライセンス）は必須であり、ハードウェア発注の一部として設定されます。Cisco DNA サブスクリプションには含まれません。
Cisco DNA ソフトウェア サブスクリプションの発注を完了させるには、下記のステップ 2 の「L-DNA-TIER-ADD の利用」セクションを参照してください。
ステップ 2：L-DNA-TIER-ADD または L-LIC-DNA-IOT-ADD SKU を選択します。
L-DNA-TIER-ADD または L-LIC-DNA-IOT-ADD の利用
SD-WAN または従来のルーティング用の Cisco DNA ライセンスを以下に追加する場合について説明します。
● フィールドに導入済みのルータ
● お客様が購入する予定のルータで、Cisco DNA のバンドルに関連付けられていないもの（例：ISR4221/K9、 ISR4461/K9 または ASR1001-X。しかし ISR4321-SEC/K9、ISR4351-AX/ K9 などのプラットフォーム バンドルは対象外)
● プライベートクラウドまたはパブリッククラウドに導入することを目的としたソフトウェア WAN ルータ
これらの場合は、お客様がルータとサブスクリプションをご自身で構成します。お客様がルータ（例：ISR4321/K9、ISR4351/K9 または ASR1002-X）を設定し、「ステップ 2：ソフトウェア」のセクションで説明されているように、該当する Cisco IOS タイプを選択します。最後に L-DNA-TIER-ADD あるいは L-LIC-DNA-IOT-ADD を選択します。以下で説明するように、これらには各プラットフォームファミリ向けにさまざまなサブスクリプションのオプションが提供されています。
選択肢がクラウド プラットフォームの場合、または既存のハードウェアへのサブスクリプションの場合は、表 7 に示す製品 ID を使用します。
表 7. クラウドまたは既存導入向けの WAN プラットフォーム製品 ID
| 製品 ID |
説明 |
| L-DNA-TIER-ADD |
ルーティング向け Cisco DNA サブスクリプション ライセンス |
| L-LIC-DNA-IOT-ADD |
IoT 向け Cisco DNA サブスクリプション ライセンス |
上記の製品 ID を選択したら、Cisco DNA サブスクリプション発注の対象となるプラットフォームを選択します（以下の表 8 を参照）。
表 8. クラウドまたは導入済みの環境に向けた L-LIC-DNA-ADD および L-LIC-DNA-IOT-ADD のプラットフォームライセンス
| プラットフォーム ライセンス |
製品番号 |
製品説明 |
| ENCS 5000 |
ENCS5400-DNA-PF |
Cisco DNA 向け 5400 ENCS プラットフォーム |
| VEDGE Cisco DNA |
VEDGE-2000-DNA-PF |
Cisco DNA 向け vEdge 2000 プラットフォーム |
| VEDGE-5000-DNA-PF |
Cisco DNA 向け vEdge 5000 プラットフォーム |
|
| VEDGE-CLOUD-DNA-PF |
Cisco DNA 向け vEdge クラウドプラットフォーム |
|
| ISR 1000 |
C1100-8P-DNA-PF |
Cisco DNA 向け 1100 ISR 8 ポートプラットフォーム |
| C1100-4P-DNA-PF |
Cisco DNA 向け ISR1100 4 ポートプラットフォーム |
|
| C1100SV-8P-DNA-PF |
Cisco DNA 向け ISR1100 SV 8 ポート 1121、1126、1127、1161 プラットフォーム |
|
| C1100SV-4P-DNA-PF |
Cisco DNA 向け ISR1100 SV 4 ポート プラットフォーム セレクション |
|
| ISR 1100（Viptela OS） |
ISR1100-4G-DNA-PF |
ISR1100-4G 用 Cisco DNA 向け ISR1100 プラットフォーム |
| ISR1100-6G-DNA-PF |
ISR1100-6G 用 Cisco DNA 向け ISR1100 プラットフォーム |
|
| ISR1100-4GLTE-PF |
SDWAN 向け ISR1100 4GLTE プラットフォーム セレクション |
|
| ISR 4220 |
ISR4220-DNA-PF |
Cisco DNA 向け 4200 ISR プラットフォーム |
| ISR 4300 |
ISR4320-DNA-PF ISR4330-DNA-PF ISR4350-DNA-PF |
Cisco DNA 向け 4300 ISR プラットフォーム |
| ISR 4400 |
ISR4430-DNA-PF ISR4450-DNA-PF ISR4460-DNA-PF |
Cisco DNA 向け 4400 ISR プラットフォーム |
| ASR 1001X |
ASR1001X-DNA-PF |
Cisco DNA 向け ASR 1001-X プラットフォーム |
| ASR 1001HX |
ASR1001HX-DNA-PF |
Cisco DNA 向け ASR 1001-HX プラットフォーム |
| ASR 1002X |
ASR1002X-DNA-PF |
Cisco DNA 向け ASR 1002-X プラットフォーム |
| ASR 1002HX |
ASR1002HX-DNA-PF |
Cisco DNA 向け ASR 1002-HX プラットフォーム |
| ASR 1006X |
ASR1006X-DNA-PF |
Cisco DNA 向け ASR 1006X プラットフォーム |
| ASR 1009X |
ASR1009X-AUTO-PF |
Cisco DNA ルーティング向け ASR 1009X プラットフォーム（SD-WAN サポートなし） |
| CSR 1000V |
CSR1KV-DNA-PF |
CSR 1000V Cisco DNA サブスクリプション |
| IR1101 |
IR1101-PF |
Cisco DNA 向け IR1101 プラットフォーム |
| IR1800 |
IR1800-PF |
Cisco DNA 向け IR1800 プラットフォーム |
| IR8100 |
IR8100-PF |
Cisco DNA 向け IR8100 プラットフォーム |
| ESR6300 |
ESR6300-PF |
Cisco DNA 向け ESR6300 プラットフォーム |
● L-DNA-TIER-ADD あるいは L-LIC-DNA-IOT-ADD サブスクリプションの SKU を選択します。
● 購入予定のサブスクリプションの対象となるプラットフォームファミリを以下に示すプラットフォーム選択カテゴリのいずれかから選択します。
プラットフォームの選択
● 次のいずれかのオプションを使用して、カテゴリ「ソフトウェアモード」から目的の導入ユースケースを選択します。
◦ IOSXE-CTRL-MODE-PF：導入ユースケースが SD-WAN（オンプレミスまたはクラウドに関係なく）で、管理に VMANAGE を使用する場合に選択します。
◦ IOSXE-AUTO-MODE-PF：導入ユースケースが従来のルーティングである場合に選択します（管理は DNACENTER を使用）。
導入モードの選択
● 選択した製品ファミリに適切な階層型帯域幅を選択します。適切な帯域幅の選択については、表 9 を参照してください。
表 9 は、プラットフォームごとに使用可能な帯域幅階層を示しています。
表 9. プラットフォームごとの Cisco DNA サブスクリプション帯域幅の階層
Cisco DNA ソフトウェア 適用マトリックス
| エンタープライズ ルーティング プラットフォーム |
SD-WAN |
従来のルーティング |
T0（最大 25M、50M 集約） |
T1（最大 200M、400M 集約） |
T2（最大 1G、2G 集約） |
T3（最大 10G、20G 集約） |
|
| VEDGE |
VEDGE-2000 |
○ |
× |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
|
| VEDGE-5000 |
○ |
× |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
| VEDGE-CLOUD |
○ |
× |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
| ISR1K |
C1100-4P および C1100SV-4P |
○ |
○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
| C1100-8P および C1100SV-8P |
○ |
○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
|
| ISR1100-4G |
○ |
× |
○○○ |
○○○ |
|
|
|
| ISR1100-6G |
○ |
× |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
| ISR4K |
ISR4220 |
○ |
○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
| ISR4320 |
|||||||
| ISR4330 |
○ |
○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
| ISR4350 |
|||||||
| ISR4430 |
|||||||
| ISR4450 |
|||||||
| ISR4460 |
○ |
○ |
|
○○○ |
○○○ |
○○○ |
|
| ASR1K |
ASR1001-X |
○ |
○ |
|
|
○○ |
○○ |
| ASR1002-X |
|||||||
| ASR1001-HX |
○ |
○ |
|
|
|
○○ |
|
| ASR1002-HX |
|||||||
| ASR1006-X |
|||||||
| ASR1009-X |
× |
○ |
|
|
|
○○ |
|
| VNF |
CSR1KV |
○ |
○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○ |
| ENCS5400 |
○ |
○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
| IR1101 |
IR1101-K9 |
○ |
○ |
○○ |
○○ |
|
|
| IR1101-A-K9 |
|||||||
| IR1800 |
IR1821-K9 |
○ |
○ |
○○ |
○○ |
○○ |
|
| IR1831-K9 |
|||||||
| IR1833-K9 |
|||||||
| IR1835-K9 |
|||||||
| IR8100 |
IR8140H-K9 |
○ |
○ |
○○ |
○○ |
○○ |
|
| IR8140H-P-K9 |
|||||||
| ESR6300 |
ESR-6300-NCP-K9 |
○ |
○ |
○○ |
○○ |
○○ |
|
| ESR-6300-CON-K9 |
|||||||
Enforced Encryption（HSEC）ライセンスの発注
米国連邦政府の規制により、250 Mbps（T1）を超えるすべての暗号化トラフィックは、別のライセンス（HSEC ライセンス）でプロビジョニングすることが義務付けられています。HSEC ライセンスは、SD-WAN または従来のルーティング導入に関係なく、暗号化のスループットとトンネルスケールを向上させるためにのみ必要です。次の例は、HSEC ライセンスをさまざまなシナリオでプロビジョニングする方法を示しています。
シナリオ 1：Cisco DNA バンドル（例：ISR4331-DNA、C1111-8P-DNA）を使用した、プラットフォームと併せたサブスクリプションの購入
● このシナリオでは、ティア 1（T1）以上の Cisco DNA サブスクリプションごとに、プラットフォーム固有の HSEC ライセンスが無料で自動的に含まれます。
● ティア 1（T1）未満の Cisco DNA サブスクリプション ライセンスの場合、トンネルの規模を拡大するために HSEC ライセンスの調達が必要なら、バンドル内の HSEC ライセンスを有償アイテムとして選択してください。
シナリオ 2：L-DNA-TIER-ADD トップレベル SKU を使用した、既存ルータ用サブスクリプションの購入（例：ISR4221/K9、C1117-4P および L-DNA-TIER-ADD を使用したサブスクリプション）
● このシナリオでは、ティア 1（T1）以上の Cisco DNA サブスクリプションごとに、プラットフォーム固有の HSEC ライセンスが無料で自動的に含まれます。
● ティア 1（T1）未満の Cisco DNA サブスクリプション ライセンスの場合、トンネルの規模を拡大するために HSEC ライセンスの調達が必要なら、バンドル内の SPARE HSEC ライセンスを有償アイテムとして選択してください。
シスコ産業用ルータでは、該当する場合、HSEC ライセンスはハードウェア発注の一部として発注されます。
Cisco SD-WAN セキュリティ適用マトリックス
コア セキュリティ機能（アプリケーション認識型エンタープライズ ファイアウォールと DNS セキュリティ監視機能）は、Cisco SD-WAN 適用マトリックスに記載されているすべてのプラットフォームでサポートされています。（注：VEdge ルータは、ゾーンベースのファイアウォールのみサポートします）
次の高度なセキュリティ機能では、すべてのプラットフォームで最低 8 GB のメモリと 8 GB のブート用フラッシュが必要です。
1. 侵入防御システム
2. URL フィルタリング
3. Advanced Malware Protection（AMP および ThreatGrid）
表 10. Cisco SD-WAN セキュリティ機能適用マトリックス
| プラットフォーム/機能 |
Ent FW |
Ent FW アプリケーション認識 |
IPS |
URL フィルタリング |
AMP および TG |
DNS/ウェブレイヤ セキュリティ |
| vEdge -（2000 および 5000） |
○ |
N/A |
N/A |
N/A |
N/A |
○ |
| CSR1000V |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
| ISRv（ENCS） |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
| ISR 4000（4461、4451、4431、4351、4331、4321、4221x） |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
| ISR 1100（ISR1100-4G、ISR1100-6G） |
○ |
N/A |
N/A |
N/A |
N/A |
○ |
| ISR1100X（ISR1100X-4G、ISR1100X-6G） |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
| ISR 1000X（1111X、1121X、1126X、1127X、1161X） |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
| ASR1K（1001-HX、1002-HX、1001-X、1002-X、1006-X） |
○ |
○ |
N/A |
N/A |
N/A |
○ |
| C8300 および C8200 プラットフォーム |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
| C8500 プラットフォーム |
○ |
○ |
N/A |
N/A |
N/A |
○ |
| C8000v |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
| 産業用ルータ（4GB RAM）
●
IR1101-K9
●
IR1101-A-K9
●
ESR-6300-NCP-K9
●
ESR-6300-CON-K9
●
IR1821-K9
●
IR1831-K9
●
IR1833-K9
|
○ |
○ |
N/A |
N/A |
N/A |
○ |
| 産業用ルータ（8GB RAM）
●
IR1835-K9
●
IR8140H-K9
●
IR8140-P-K9
|
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
備考：
1. CSR 1000V は、オンプレミス導入でのみ URL フィルタリング、AMP、および DNS セキュリティをサポートします。Cisco ISRv および Cisco CSR 1000V には、4 つの vCPUと、最低 8GB の RAM と 8GB のブート用フラッシュが必要です。
2. URL フィルタリングは、8GB の場合クラウドルックアップでのみサポートされます。オンボックス URL データベースのダウンロードとルックアップには 16GB が必要です。
シスコ スマート ライセンシングは、シスコポートフォリオ全体および組織全体でソフトウェアをより簡単かつ迅速に一貫して購入および管理できる柔軟なライセンスモデルです。また、ユーザーのアクセス対象を制御できるため安全です。スマートライセンスでは、次のようなメリットがあります。
● 簡単なアクティベーション：スマートライセンスは、組織全体で使用できるソフトウェアライセンスのプールを確立します。製品アクティベーションキー（PAK）は不要です。
● 管理の統合：My Cisco Entitlements（MCE）は、使いやすいポータルですべてのシスコ製品とサービスの完全なビューを提供します。
● ライセンスの柔軟性：ソフトウェアはハードウェアにノードロックされていないため、必要に応じてライセンスを簡単に使用および転送できます。
スマートライセンシングを使用するには、まず Cisco Software Central （software.cisco.com）でスマートアカウントを設定する必要があります。
シスコライセンスの詳細は、cisco.com/jp/go/licensingguide をご覧ください。
Cisco SD-WAN の発注プロセスでは、エンド ユーザーのスマート アカウントとバーチャル アカウントが必須となります。Cisco SD-WAN には、エンド カスタマー向けにハードウェア デバイスを自動プロビジョニングするための固有識別子が必要です。スマート アカウントとバーチャル アカウントはいずれも一意でパートナーが有効化するため、Cisco SD-WAN ソリューションのプロビジョニング用として利便性の高いメカニズムです。（注：SD-WAN は、スマート アカウントを使用して、シスコ ルータでプロビジョニングされます）。
Cisco SD-WAN ソリューションでのバーチャル アカウントは、お客様のオーバーレイとオーバーレイに紐づくデバイスに連携されます。発注中にバーチャル アカウントを提供できないと、デバイスのプロビジョニングが遅れることになります。
各スマート アカウントには複数のバーチャル アカウントを作成できます。お客様に 2 つのオーバーレイがある場合、2 つの異なるバーチャル アカウントが作成されていることになります。マネージド サービス プロバイダ（MSP）は、スマート アカウントを作成し、スマート アカウントの所有者になります。MSP は、各エンド カスタマーが特定のオーバーレイを持っていると想定し、すべてのエンド カスタマー（またはテナント）のバーチャル アカウントを作成する必要があります。
● ステップ 1：スマート アカウントを作成します（1 回限りの操作）。
◦ https://software.cisco.com/software/company/smartaccounts/home#accountcreation-account [英語]にアクセスする。
◦ スマート アカウント名に電子メール アドレスを使用しないでください。スマート アカウント名には、 A-Z、a-z、0-9、および _ を使用できます。
◦ スマート アカウントの形式例：<MSP>_SD-WAN または <顧客名>_SD-WAN
● ステップ 2：バーチャル アカウントを作成（テナントごとに 1 つ必要）します。
◦ https://software.cisco.com/#module/accountdetails で [スマート アカウントの管理（Manage Smart Accounts）] に移動します。
◦ [新規バーチャル アカウント（New Virtual Account）]をクリックします。
◦ バーチャル アカウント名に電子メール アドレスを使用しないでください。バーチャル アカウント名には、A-Z、a-z、0-9、および _ を使用できます。バーチャル アカウント名には最大 32 文字まで使用できます。
◦ バーチャル アカウント名は組織 ID になります。証明書の組織名には、組織 ID が使用されます。
◦ バーチャル アカウントの形式例：MSP テナントの場合は、<エンド カスタマー>_PROD となります。
● ステップ 3：CCW で発注を開始します。
◦ https://apps.cisco.com/ccw/cpc/estimate/create
◦ スマート アカウントとバーチャル アカウントの詳細が、[スマート アカウントの割り当て（Assign Smart Account）] を介して表示されるようにします。
Cisco Commerce Workspace（CCW）で発注する場合は、エンド カスタマーのスマート アカウントとバーチャル アカウントを行レベルまたはヘッダー レベルで追加し、発注時に該当するすべてのスマート品目に適用できます。
SA/VA の詳細情報の提供
ホールディング アカウントを使用して発注を行ったパートナーは、発注の送信後にエンド カスタマーのスマート アカウントとバーチャル アカウントの詳細を追加できます。パートナーのホールディング アカウントからエンド カスタマーのスマート アカウントへの発注の再割り当てに関するトレーニング ビデオは、こちらをクリックしてご覧ください。
SA/VA の詳細情報の提供
エンド カスタマーの電子メールアドレスは、Cisco SD-WAN の発注に必ず必要です。クラウド導入の場合、vManage に関する詳しい情報はこの電子メールアドレスに送信されます。
SD-WAN 向け Cisco Customer Experience テクニカル サービス
Cisco SD-WAN のお客様には、ハードウェアと SD-WAN ライセンスのサポートを受けられるよう、Cisco Solution Support を購入することをお勧めします。
Cisco SD-WAN ソフトウェア サブスクリプションを購入すると、シスコ組み込みサポートが含まれています。シスコ組み込みサポートでは、オンラインまたは電話でシスコ テクニカル サポートを利用できます。
シスコ組み込みサポートの内容：
● オンライン ツールと Web ケースの送信を通じて、サポートとトラブルシューティングを利用できます。ケースの重大度またはエスカレーション ガイドラインは適用されません。
● アプリケーション ソフトウェアの使用とトラブルシューティングの支援を受けるために、お客様は Cisco Technical Assistance Center（TAC）に 1 日 24 時間、週 7 日間、電話または Web ケース送信、オンラインツールで連絡できます。
● SD-WAN ソフトウェアのみ、メンテナンス リリースとソフトウェア アップデートの権限が付与されます。ハードウェアプラットフォーム OS のサポートと OS の更新は、ハードウェアのサポート契約の対象となります。
● www.cisco.com/jp へのアクセス権限。このシステムは、シスコ製品に関する有用な技術情報や一般情報に加えて、シスコのオンライン Software Center ライブラリへのアクセスも提供します。
ソフトウェア サブスクリプションでこれらのサービスを受けるにあたって、製品の追加購入や追加料金は不要です。ハードウェアサポートは別途購入する必要があり、組み込みの SW サポート契約の対象にはなりません。
推奨事項：Smart Net Total Care による Cisco Solution Support
Cisco Solution Support はシスコ DNA の重要な要素です。お客様のパフォーマンスと信頼性を維持して投資の回収を支援します。
Solution Support の提供内容
● シスコの一次窓口が一元化したサポートを提供
● ソリューションエキスパートによる優先的なアクセスと対応
● シスコおよび Solution Support パートナーの製品に対応
● シスコと Solution Support パートナーの製品サポートチーム間の調整
● 問題の管理と解決に対する責任
ハードウェアで購入すると、そのハードウェアプラットフォームでホストされる Cisco SD-WAN ソフトウェアで発生したすべての問題もカバーされます。Cisco Solution Support の詳細については、サービスの説明を参照してください。
● Cisco Smart Net Total Care® Service による Cisco Solution Support
Cisco Solution Support の詳細は、www.cisco.com/jp/go/solutionsupport をご覧ください。
Cisco エンタープライズ ネットワーク コンピューティング システム（ENCS）で、WAN のサブスクリプションを発注するための手順
このセクションでは、ENCS のサブスクリプションの発注プロセスについて説明します。エンタープライズ NFV ソリューションは、3 年または 5 年の期間で購入できる期間ベースのサブスクリプション ライセンスを介して発注します。発注時に、ハードウェアの出荷日とは無関係の SD-WAN およびルーティングの開始日向けに、Cisco DNA ライセンスを選択できます。
ENCS ハードウェアのルーティング サブスクリプションの発注プロセスでは、マルチライン バンドルが使用されます。このバンドルにより、適切なソフトウェア スタックと、それが実行される該当ハードウェア スタックを柔軟に選択できます。
SD ブランチ ソリューションを発注するには、表 10 にあるように、トップレベル のパーツ番号である NFV-BRANCH-MLB を使用します。
表 11. エンタープライズ NFV ソリューションのトップレベル製品 ID
| 製品 ID |
説明 |
| NFV-BRANCH-MLB |
ソフトウェアとハードウェアのオプション向け NFV マルチライン バンドル |
NFV-BRANCH-MLB は、トップレベルのマルチラインパーツ番号で、ソフトウェア サブスクリプション ライセンスと Cisco ENCS ハードウェア オプションの両方の開始点として使用できます。表 11 に NFV-BRANCH-MLB のサブオプションを記載します。
表 12. NFV-BRANCH-MLB のサブオプション
| 製品 ID |
説明 |
| ソフトウェアライセンス |
|
| L-DNA-TIER-ADD |
ソフトウェア サブスクリプション ライセンス |
| ハードウェア |
|
| ENCS5412/K9 |
5412 エンタープライズ ネットワーク コンピューティング システム（12 コア、1.5 GHz Intel® CPU、16 GB DRAM） |
| ENCS5408/K9 |
5408 エンタープライズ ネットワーク コンピューティング システム（8 コア、2.0 GHz Intel CPU、16 GB DRAM） |
| ENCS5406/K9 |
5406 エンタープライズ ネットワーク コンピューティング システム（6 コア、1.9 GHz Intel CPU、16 GB DRAM） |
Cisco 5000 シリーズ ENCS 用ソフトウェア サブスクリプション ライセンスの発注
L-DNA-TIER-ADD には、5000 シリーズ ENCS ソリューションのすべての期間サブスクリプション ライセンスが含まれています。これらのソフトウェア ライセンスは、すべての ENCS プラットフォームに共通です。ENCS プラットフォームは、「ハードウェア（Hardware）」カテゴリにグループ化されています。
WAN ライセンスは、4 つの主な側面（管理方法、帯域幅階層、期間、および機能パッケージ）に合わせて選択できます。
ENCS の導入では、オンプレミスまたはクラウドの SKU を選択すると、ENCS の仮想ネットワーク機能のインスタンス化が Cisco DNA センターを介して行われるため、エンドユーザーは Cisco DNA Center ライセンスを取得できます。
ENCS のパフォーマンスオプションは、25 Mbps（T1）〜 500 Mbps（T2）です。この選択により、Cisco 統合サービス仮想ルータ（ISRv）および IOS XE SD-WAN スループット ライセンスにマッピングされます。L-DNA-TIER-ADD を使用する場合は、プラットフォームライセンスを必ず選択してください。プラットフォーム ライセンスが、基盤となるハードウェアでサポートされるスループットを指定します。表 12 は、ENCS プラットフォームでサポートされるスループット ライセンスの一覧です。
表 13. ENCS プラットフォームでサポートされるスループット
| プラットフォーム |
サポートされるスループット |
| 5400ENCS |
T1（最大 200M、400M 集約） T2（最大 1G、2G 集約） |
ENCS ハードウェア オプションの発注
表 15 は、ブランチやリモート サイトに導入するエンタープライズ NFV ソリューションで使用できる、さまざまなハードウェア オプションの一覧です。ハードウェア プラットフォームの要件は、ホストするソフトウェア コンポーネントに基づいている必要があります。ハードウェア リソースは個々の VNF 要件の合計を超えた上で、さらに、将来増加する余地を残しておかなければなりません。各ハードウェア プラットフォームは独自のものですが、それぞれ個別に検討が必要な 3 つの基本的な共通リソース（CPU コア、メモリ、ディスク容量）を備えています。
発注ツールは、この時点では VNF の要件を検証していません。本ドキュメントのサイジングの目的により、「コア」、「vCPU」、および「物理 CPU コア」という用語は同じことを意味します。
ENCS でのソフトウェアの選択肢
前のセクションで説明したように、ソフトウェア サブスクリプション ライセンスは L-DNA-TIER-ADD 経由で発注できます。ENCS ハードウェアでは、ISRv（非 SD-WAN）または ISRv XE SD-WAN イメージ バイナリとバージョンのどちらかを選択する必要があります。
注：
1. このインスタンスを選択しても、VNF はライセンスされません。ハードウェアに適切なコードがロードされていることだけが確認できます。
2. ISRv XE SD-WAN は、すべての 5400 ENCS プラットフォームでサポートされます。
表 14 は、サポートされる ENCS プラットフォームの一覧です。
表 14. ISRv 16.9 – SD-WAN XE でサポートされるハードウェア プラットフォーム
| モデル |
説明 |
| ENCS 5412/K9 |
5412 エンタープライズ ネットワーク コンピューティング システム（12 コア、1.5 GHz Intel CPU、16 GB DRAM） |
| ENCS 5408/K9 |
5408 エンタープライズ ネットワーク コンピューティング システム（8 コア、2.0 GHz Intel CPU、16 GB DRAM） |
| ENCS5406/K9 |
5406 エンタープライズ ネットワーク コンピューティング システム（6 コア、1.9 GHz Intel CPU、16 GB DRAM） |
ISRv 16.9.1 XE SD-WAN を使用した ENCS 上の NIM
ENCS 上で ISRv XE SD-WAN 16.9 を使用する場合、限定された数のネットワーク インターフェイス モジュール（NIM）が ENCS でサポートされます。表 14 は、5400 ENCS でサポートされるモジュールの一覧です。
表 15. 5400 ENCS 上の ISRv XE SD-WAN 16.9 でサポートされる NIM
| インターフェイスのタイプ |
NIM |
| 4G-LTE |
NIM-LTEA-EA NIM-LTEA-LA |
| T1/E1 |
NIM-1MFT-T1/E1 NIM-2MFT-T1/E1 NIM-4MFT-T1/E1 NIM-8MFT-T1/E1 |
ISRv 16.9.1（非 SD-WAN）は、すべての ENCS プラットフォームでサポートされます。表 15 は、サポートされる ENCS プラットフォームの一覧です。
表 16. ISRv 16.9.1 でサポートされるハードウェア プラットフォーム
| モデル |
説明 |
| ENCS 5412/K9 |
5412 エンタープライズ ネットワーク コンピューティング システム（12 コア、1.5 GHz Intel CPU、16 GB DRAM） |
| ENCS 5408/K9 |
5408 エンタープライズ ネットワーク コンピューティング システム（8 コア、2.0 GHz Intel CPU、16 GB DRAM） |
| ENCS 5406/K9 |
5406 エンタープライズ ネットワーク コンピューティング システム（6 コア、1.9 GHz Intel CPU、16 GB DRAM） |
さらに、表 16 に示すように、ISRv 16.9（非 SD-WAN）では追加の NIM がサポートされます。
表 17. 5400 ENCS 上の ISRv 16.9 でサポートされる NIM
| インターフェイスのタイプ |
NIM NIM-4G- |
| 4G-LTE |
LTE-NA NIM-4G- LTE-VZ NIM-4G- LTE-GA NIM- 4G-LTE-ST NIM-4G-LTE-LA NIM-LTEA-EA NIM-LTEA-LA |
| T1/E1 |
NIM-1MFT-T1/E1 NIM-2MFT-T1/E1 NIM-4MFT-T1/E1 NIM-8MFT-T1/E1 NIM-1CE1T1-PRI NIM-2CE1T1-PRI NIM-8CE1T1-PRI |
付録 A：Cisco SD-WAN サブスクリプションのオプトアウト
すべての Cisco DNA バンドルルータの発注には、必ずサブスクリプションをアタッチします。ただし、次のような例外もあります。
● お客様が有効なエンタープライズライセンス契約（EA）を保有している場合
● MSLA 構造を選択するマネージド サービス プロバイダ（MSP）
このようなタイプの注文に対応するために、すべての Cisco DNA バンドルルータで、適切な DNA-OPTOUT SKU を選択して「DNA サブスクリプションからオプトアウト」するオプションがあります。以下のように選択できます。
● Cisco DNA ハードウェアバンドルで、オプションクラス「DNA OPT OUT」を選択し、以下のオプトアウト SKU のうち、適切なものを選択します。
表 18. Cisco DNA サブスクリプションのオプトアウトオプション
| PID |
説明 |
| DNA-SDWAN-EA |
サブスクリプション：Enterprise Agreement の使用に限る |
| DNA-SDWAN-MSLA |
サブスクリプション：MSLA の使用に限る |
付録 B：4000 シリーズ ISR の SD-WAN でサポートされるモジュール
4000 シリーズ ISR では、次のモジュールがサポートされます。
表 19. Cisco ISR4000 シリーズ 用 Cisco SD-WAN モジュールの互換性マトリックス
| NIM-1GE-CU-SFP NIM-2GE-CU-SFP SM-X-6X1G SM-X-4X1G-1X10G |
NIM-1MFT-T1/E1 NIM-2MFT-T1/E1 NIM-4MFT-T1/E1 NIM-8MFT-T1/E1 |
NIM-LTEA-EA NIM-LTEA-LA NIM-1T NIM-2T NIM-4T |
UCS-EN120S-M2/K9 UCS-EN140N-M2/K9 UCSE-140S-M2/K9 UCSE-160D-M2/K9 UCSE-180D-M2/K9 |
| NIM-1CE1T1-PRI NIM-2CE1T1-PRI NIM-8CE1T1-PRI |
NIM-ES2-4 NIM-ES2-8 NIM-ES2-8-P SM-X-NIM-ADPTR |
NIM-VAB-A NIM-VAB-M NIM-VA-B NIM-4SHDSL-EA |
UCSE-160S-M3/K9 UCSE-180D-M3/K9 UCSE-1120D-M3/K9 |
| NIM-2FXO NIM-4FXO NIM-2FXSP NIM-4FXSP NIM-2FXS/4FXOP |
SM-X-24FXS/4FXO SM-X-16FXS/2FXO SM-X-8FXS/12FXO SM-X-72FXS |
NIM-PVDM-32 NIM-PVDM-64 NIM-PVDM-128 NIM-PVDM-256 |
SM-X-PVDM-500 SM-X-PVDM-1000 SM-X-PVDM-2000 SM-X-PVDM-3000 |
ASR 1000 シリーズのルータには、以下の暗号モジュールが必要です。
● ASR 1001-HX 用 ASR 1001HX-IPSECHW
● ASR 1002-HX 用 ASR 1002HX-IPSECHW
付録 C：新しい Cisco Catalyst 8000 シリーズ エッジ プラットフォームの発注
Cisco Catalyst 8000 シリーズ エッジ プラットフォームは、SD-WAN または従来のルーティング導入のいずれかのための Cisco DNA サブスクリプション（必須）と一緒に発注する必要があります。これらのプラットフォームおよび該当する Cisco DNA サブスクリプションの発注方法の詳細については、以下のリンクを参照してください。
1) Cisco Catalyst 8300/8200 シリーズ エッジ プラットフォームの発注
2) Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジプラットフォームの発注
3) Cisco Catalyst 8000 シリーズ UCPE および C8000v 仮想プラットフォームの発注
付録 D：ASR1006- Xでの SD-WAN サブスクリプションの発注
Cisco IOS-XE 17.5.1 以降、ASR1006-X プラットフォームは SD-WAN Cisco DNA サブスクリプションと一緒に発注できます。このプラットフォームで適用される Cisco DNA サブスクリプションは、階層型サブスクリプション（T3-Advantage または T3-Premier）です。次の表を使って、さまざまなアグリゲーションルータとそれぞれのサブスクリプションを比較してください。
表 20. アグリゲーションプラットフォーム向け Cisco DNA サブスクリプション適用マトリックス
| アグリゲーション プラットフォーム |
1G（最大 2G 集約） |
2.5G（最大 5G 集約） |
5G（最大 10G 集約） |
10G（最大 20G 集約） |
T2（最大 1G、2G 集約） |
T3（最大 10G、20G 集約） |
| ASR1001-X ASR1002-X |
○○ |
○○ |
|
|
○○ |
○○ |
| ASR1001-HX ASR1002-HX ASR1006-X |
|
○○ |
○○ |
○○ |
|
○○ |
| C8500-12X4QC |
|
|
|
|
|
○○ |
| C8500-12X |
|
|
|
|
|
○○ |
| C8500L-8S4X |
|
|
|
|
○○ |
○○ |
注： ASR1006-X の T3 サブスクリプションライセンスでは、SD-WAN の最大プラットフォームスループットが得られます。
このプラットフォームを発注するには、以下に示す 2 つの方法があります。
オプション 1：グリーンフィールド SD-WAN ルータとして ASR1006-X-DNA を発注
ASR1006-X は、トップレベルのSKU「ASR1006-X-DNA」を介して、Cisco DNA サブスクリプションにバンドルされた「SD-WAN 専用」として発注できます。このバンドルでは、ASR1006-X シャーシには次のデフォルトのハードウェア構成が付属しています。
1. Cisco ASR ルートプロセッサ 3（RP3）が 1 つ
a. デフォルトの 8 GB DRAM（最大64GBまでアップグレード可能）を搭載
b. デフォルトの100GB SSD（最大400GBまでアップグレード可能）を搭載
2. Cisco ASR1000 エンベデッド サービス プロセッサ X、200G（ESP200-X）が 1 つ
3. オプションで 1 つまたは 2 つの ASR1000 100G モジュラ インターフェイス プロセッサ
a. 各 MIP スロットには、オプションで最大 2 つの EPA を設定できます。
4. Cisco DNA SD-WAN サブスクリプションのオプション
a. ティア 3 Cisco DNA Advantage クラウド/オンプレミス ライセンス（3年/5年/7年）が 1 契約
b. ティア 3 Cisco DNA Premier クラウド/オンプレミスライセンス（3年/5年）が 1 契約
以下は、ASR1006-X-DNA の発注用スクリーンショットの一部です。
ステップ 1. ユニバーサル IOS-XE イメージ、必要な DRAM、HDD、電源オプションを選択します。
ASR10006-X-DNA 発注時のオプション
ステップ 2. （オプション）MIP100 と EPA を選択します。
ASR1006-X-DNA 発注時のオプション
ステップ 3. Cisco DNA SD-WAN サブスクリプション ライセンスを選択します。
ASR1006-X-DNA 用の Cisco DNA サブスクリプションの発注
オプション 2：L-DNA-TIER-ADD を使用した ASR1006-X のブラウンフィールド SD-WAN サブスクリプションの発注
このオプションは、ASR1006-X ハードウェアがすでに購入されている場合にのみ適用されます。Cisco DNA SD-WAN サブスクリプションライセンスは、トップレベルの SKU「L-DNA-TIER-ADD」を使用して購入できます。サポートされるハードウェアの詳細については、上記のオプション 1 のセクションを参照してください。
ステップ 1. L-DNA-TIER-ADD で、プラットフォームは ASR1006-X-DNA-PF を、またソフトウェアモードは IOSXE-CTRL-MODE-PF を選択します。
ASR1006-X 用の Cisco DNA サブスクリプションの発注
ステップ 2. Cisco DNA SD-WAN サブスクリプション ライセンスを選択します。
ASR1006-X 用の Cisco DNA サブスクリプションの発注
付録 E：4000 シリーズ ISR の Cisco DNA 発注およびライセンス管理
お客様が SD-WAN またはルーティング用に Cisco DNA ライセンスの購入を希望し発注する場合
● Cisco DNA Essentials、Advantage、Premier のいずれかで、帯域幅階層が工場出荷時のデフォルト値以下であれば、Performance（Booster）ライセンスの条件には該当しません。お客様は、購入した帯域幅階層でプラットフォームを実行することになります。
● Cisco DNA Essentials、Advantage、Premier のいずれかで、帯域幅階層が工場出荷時のデフォルト帯域幅よりも大きく、プラットフォームの High Performance ライセンス（Booster ライセンス）で提供される帯域幅よりも小さい場合、Performance ライセンスは発注時に自動的に含まれ、お客様が発注する必要はありません。さらに、帯域幅（暗号化後）が 250 Mbps（T1）を超える場合は、該当するプラットフォームに固有の HSEC ライセンスが自動的に含まれます。
● Cisco DNA Essentials、Advantage、Premier のいずれかで、帯域幅階層がプラットフォームの High-Performance ライセンスを超えるが、プラットフォームで許可される最大サブスクリプション帯域幅以下の場合、BOOST ライセンスが自動的に含まれ、お客様が発注する必要はありません。さらに、帯域幅（暗号化後）が 250 Mbps（T1）を超える場合は、該当するプラットフォームに固有の HSEC ライセンスが自動的に含まれます。
● Cisco DNA Essentials、Advantage、Premier のいずれかの場合、追加のテクノロジーパッケージを発注する必要はありません。すべての Cisco DNA ライセンスには、期間ベースの Cisco DNA スタック権限（SD-WAN 用）と永続ネットワークスタック権限（ルーティング用）が付属しています。Essentials/Advantage/Premier に含まれる永続ネットワークスタックには、適切なテクノロジーパッケージ機能セットが含まれています（例：SECK9、UCK9、APPX）。
● Cisco DNA ライセンスが従来のルーティングファブリックで使用される場合、ネットワークスタックのみが使用され、お客様に永続的に提供されます。
● Cisco DNA ライセンスが SD-WAN ファブリックで使用される場合、Cisco DNA スタックのみが使用され、お客様に期間ベースで提供されます。つまり、SD-WAN の継続的なイノベーションの成果をすべて活用し続けるには、お客様は有効なサブスクリプションを維持する必要があります。
● プラットフォームが SD-WAN モードで導入されている場合、Performance/Boost ライセンスは関係ありません。SD-WAN モードでは、基盤となるプラットフォームがさらに高いスループットをサポートしていても、お客様は購入した Cisco DNA 帯域幅階層のみを利用できます。
● Unified Communications は、SD-WAN ファブリックでサポートされるようになり、Cisco DNA Essentials と Cisco DNA Advantage にパッケージ化されました。Cisco DNA Essentials は基本的な CUBE（DSP サービスなし）のみをサポートします。高度な音声サービスと SRST/FXO/FXS/DSP モジュールとの統合は、Cisco DNA Advantage 層での主要な機能となります。SD-WAN モードでは、シグナリングプロトコルは SIP のみに制限されますが、従来のルーティングモードでは、現在サポートされているすべてのコール制御シグナリングプロトコルが利用できます。
付録 F：Cisco DNA サブスクリプション（数値帯域幅ベース）
従来の数値帯域幅ベースの Cisco DNA サブスクリプションは、階層型帯域幅ベースの Cisco DNA サブスクリプションに移行されます。移行を円滑に進めるために、両方を同時に発注できますが、階層型帯域幅ベースの Cisco DNA サブスクリプションを購入することをお勧めします。
機能の変更や相互の影響はありません。階層型帯域幅サブスクリプションによって、ルーティングポートフォリオ全体との一貫性が保たれます。数値帯域幅ベースの Cisco DNA の適用マトリックスを以下に示します。
表 21. 帯域幅レベルベースの Cisco DNA の適用マトリックス
| プラットフォーム |
|
SD-WAN |
従来のルーティング |
10 Mbps |
15 Mbps |
25 Mbps |
50 Mbps |
100 Mbps |
250 Mbps |
500 Mbps |
1 Gbps |
2.5 Gbps |
5 Gbps |
10 Gbps |
| VEDGE |
VEDGE-100 |
○ |
× |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
|
|
|
|
|
| VEDGE-1000 |
○ |
× |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
|
|
|
|
|
| VEDGE-2000 |
○ |
× |
|
|
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
|
|
| VEDGE-5000 |
○ |
× |
|
|
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○ |
|
|
|
| VEDGE-CLOUD |
○ |
× |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
|
|
| ISR1K |
C1100-4P および C1100SV-4P |
○ |
○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
|
|
|
|
| C1100-8P および C1100SV-8P |
○ |
○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
|
|
|
|
|
| ISR1100-4G |
○ |
× |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
|
|
|
|
|
| ISR1100-6G |
○ |
× |
|
|
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
|
|
|
|
| ISR4K |
ISR4220 |
○ |
○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
|
|
|
|
| ISR4320 |
||||||||||||||
| ISR4330 |
○ |
○ |
|
|
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
|
|
| ISR4350 |
||||||||||||||
| ISR4430 |
||||||||||||||
| ISR4450 |
||||||||||||||
| ISR4460 |
○ |
○ |
|
|
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○ |
|||
| ASR1K |
ASR1001-X |
○ |
○ |
|
|
|
|
|
|
|
○○ |
○○ |
|
|
| ASR1002-X |
||||||||||||||
| ASR1001-HX |
○ |
○ |
|
|
|
|
|
|
|
|
○○ |
○○ |
○○ |
|
| ASR1002-HX |
||||||||||||||
| ASR1000ESP40 |
× |
○ |
|
|
|
|
|
|
|
|
○○ |
|
|
|
| ASR1000ESP100 |
||||||||||||||
| ASR1000ESP200 |
× |
○ |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
○○ |
|
| VNF |
CSR1KV |
○ |
○ |
|
|
|
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
| ENCS5100 |
○ |
○ |
|
|
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
|
|
|
|
| ENCS5400 |
○ |
○ |
|
|
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
○○○ |
|
|
|
|
付録 G：シスコ産業用ルータ用の Cisco DNA サブスクリプションの発注
シスコ産業用ルータの Cisco DNA サブスクリプションは、L-LIC-DNA-IOT-ADD を介して発注できます。発注プロセスは、L-DNA-TIER-ADD SKU で使用される発注プロセスと同様です。
ステップ 1：シスコ産業用ルータを選択します。
適切な Cisco IOS タイプ、ソフトウェアモード（自律または SD-WAN ブートアップモード）、Network Essentials/Advantage 永続ライセンス、ネットワークモジュール、アクセサリを選択することによって、個別購入のハードウェア発注プロセス（例：IR1101-K9 または IR1821-K9）が完了します。
ステップ 2：L-LIC-DNA-IOT-ADD SKU を追加します。
L-LIC-DNA-IOT-ADD には、プラットフォームごとにさまざまなサブスクリプション オプションがあります。
● L-LIC-DNA-IOT-ADD SKU を追加したら、購入予定のサブスクリプションの対象となるプラットフォームファミリを以下に示すプラットフォーム選択カテゴリのいずれかから選択します。
IoT プラットフォーム用の Cisco DNA サブスクリプションの発注
● 次のいずれかのオプションを使用して、カテゴリ「ソフトウェアモード」から目的の導入ユースケースを選択します。
◦ IOSXE-CTRL-MODE-PF：導入ユースケースが SD-WAN（オンプレミスまたはクラウドに関係なく）で、管理に VMANAGE を使用する場合に選択します。
◦ IOSXE-AUTO-MODE-PF：導入ユースケースが従来のルーティングである場合に選択します（管理は DNACENTER を使用）。
導入モードのオプション
● 選択した製品ファミリに適切な階層型帯域幅を選択します。IoT プラットフォームでの適切な帯域幅の選択については、表 9 を参照してください。
注： シスコ産業用ルータの場合、Network Essentials/Advantage（永続ライセンス）は必須であり、ハードウェア発注の一部として設定されます。
選択した Cisco DNA サブスクリプション階層は、ハードウェアとともに発注された永続ライセンスの最も近い帯域幅と一致させることをお勧めします（つまり、Cisco DNA ティア 0 サブスクリプションと永続 DEF ライセンス、Cisco DNA ティア 1 サブスクリプションと永続 PERF ライセンス、および Cisco DNA ティア 2 サブスクリプションと永続 BOOST ライセンス）。