データ シートCisco Catalyst 6500 シリーズ 10 ギガビット イーサネット インターフェイス モジュール製品概要Cisco Catalyst® 6500 シリーズ スイッチには、Cisco Catalyst 6500 16 ポート 10 ギガビット イーサネット銅線モジュール、16 ポート 10 ギガビット イーサネット ファイバ モジュール、8 ポート 10 ギガビット イーサネット ファイバ モジュール、4 ポート 10 ギガビット イーサネット ファイバ モジュールなど、多様な 10 ギガビット イーサネット モジュールが用意されており、大企業、小売・店舗、およびサービス プロバイダーのデータセンターやキャンパスでのさまざまなニーズに対応します。銅線モジュールは RJ-45 コネクタをサポートし、カテゴリ 6、6A、7 タイプのケーブルで最大 100 m の運用距離を提供します。ファイバ モジュールはプラグ可能光ファイバをサポートし、シングルモード ファイバで最大 80 km、マルチモード ファイバで最大 300 m の運用距離を提供します。 16 ポート 10 ギガビット イーサネット銅線モジュール16 ポート 10 ギガビット イーサネット銅線モジュール(図 1)は、1 台の Cisco Catalyst 6509 スイッチ シャーシで最大 130 の 10 ギガビット イーサネット銅線ポートを、また Cisco Catalyst 6500 Virtual Switching System(VSS; 仮想スイッチング システム)1440 では最大 260 の 10 ギガビット イーサネット ポートを収容可能であり、第一に高速サーバ接続向けのデータセンター アクセス、第二にスイッチ間の接続などに向けて設計されています。このモジュールは、4 ポートごとに 1 つのポート グループを形成し、全 16 ポートで 4 つのポート グループという構成になっています。ユーザは、各ポート グループをオーバーサブスクリプション モード(ポート グループごとに 2 〜 4 ポートを使用)とパフォーマンス モード(ポート グループごとに 1 ポートを使用)のいずれかで運用できるので、一部のポートをサーバへの接続に、その他のポートをスイッチの相互接続に、と柔軟に利用できます。パフォーマンス モードでは、最大 4 つの 10 ギガビット イーサネット ポートを使用して、VSS における仮想スイッチ リンク作成に使用できます。 1 図 1 Cisco Catalyst 6500 16 ポート 10 ギガビット イーサ 16 ポート 10 ギガビット イーサネット ファイバ モジュール16 ポート 10 ギガビット イーサネット ファイバ モジュール(図 2)は、1 台の Catalyst 6509 シャーシで最大 130 の 10 ギガビット イーサネット ポートを、および VSS 構成時では最大 260 の 10 ギガビット イーサネット ポートを収容可能であり、ファンアウトとポート密度が非常に重要な LAN キャンパスの集約やデータセンター アクセス向けに設計されています。このモジュールは、4 ポートごとに 1 つのポート グループを形成し、全 16 ポートで 4 つのポート グループという構成になっています。ユーザは、各ポート グループをオーバーサブスクリプション モード(ポート グループごとに 2 〜 4 ポートを使用)とパフォーマンス モード(ポート グループごとに 1 ポートを使用)のいずれかで運用できるので、一部のポートをパフォーマンス モードでサーバ接続に、その他のポートをオーバーサブスクリプション モードでワイヤリング クローゼットへのアップリンクに、と柔軟に利用できます。パフォーマンス モードでは、最大 4 つの 10 ギガビット イーサネット ポートを使用して、VSS における仮想スイッチ リンク作成に使用できます。2また、16 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュールでは大幅な消費電力の削減が実現されています。8 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュールと比較した場合、ポートあたりの消費電力が半分なので、電力コストを大幅に節約できます。 図 2 Cisco Catalyst 6500 16 ポート 10 ギガビット イーサ 8 ポート 10 ギガビット イーサネット ファイバ モジュール8 ポート 10 ギガビット イーサネット ファイバ モジュール(図 3)は、1 台の Cisco Catalyst 6509 シャーシで最大 66 の 10 ギガビット イーサネット ポートを、および VSS 構成時では最大 132 の 10 ギガビット イーサネット ポートを収容できます。このラインカードは 64 Gbps のスイッチング パフォーマンスをサポートしているため、LAN キャンパスやデータセンターのコアまたは集約レイヤでの使用に最適です。8 ポートのすべてが、VSS 構成に必要な VSL として使用できます。 図 3 Cisco Catalyst 6500 8 ポート 10 ギガビッ 4 ポート 10 ギガビット イーサネット ファイバ モジュール4 ポート 10 ギガビット イーサネット ファイバ モジュール(図 4)は、オーバーサブスクリプションがなく、ライン レートが重要とされるネットワーク構成向けに設計されています。1 台の Cisco Catalyst 6509 シャーシで最大 34 の 10 ギガビット イーサネット ポートを、また VSS 構成時で最大 68 の 10 ギガビット イーサネット ポートを収容できます。 図 4 Cisco Catalyst 6500 4 ポート 10 ギガビット イーサネ モジュールの相互運用性4 つのモジュールはすべて、10 ギガビット イーサネット アップリンク搭載 Cisco Catalyst 6500 シリーズ Virtual Switching Supervisor Engine 720 および Cisco Catalyst 6500 シリーズ Supervisor Engine 720 での利用が可能で、1 ラインカードあたり 40 Gbps のスイッチ ファブリック接続を提供します。世界中で数多くの実績を持つ Cisco Catalyst 6500 シリーズに搭載可能なこれらの 10 ギガビット イーサネット モジュールは、既存のすべての Cisco Catalyst 6500 シリーズ ラインカードおよびサービス モジュールとの互換性を持っています。サービス プロバイダーや企業は機器の大規模なアップグレードを行う必要がなく、新しいレイヤ 2 〜 7 のサービスとネットワーク機能を導入して、ネットワーク コストを削減し、収益やユーザの生産性を向上させることができます。 Cisco Catalyst 6500 シリーズ 10 ギガビット イーサネット モジュールは、キャンパスやデータセンターのディストリビューションやコアに導入して、トラフィックの集約、またはビル間接続、Point of Presence(POP; アクセス ポイント)接続、Wide Area Network(WAN; ワイド エリア ネットワーク)エッジ接続、および Metropolitan Area Network(MAN; メトロポリタン エリア ネットワーク)接続に使用されます。これらのモジュールは、IEEE 802.3ad リンク集約、Cisco ® Distributed EtherChannel テクノロジーによるフォールトトレラント接続、および同じシャーシ内の 8 ポートを使用する EtherChannel 接続単位で最大 80 Gbps の帯域幅の拡張をサポートしています。また、多くの帯域幅を必要とするアプリケーションのセキュリティと予測可能なパフォーマンスを確保するために、ハードウェア ベースのマルチキャスト レプリケーション、Quality of Service(QoS; サービス品質)、Access Control List(ACL; アクセス コントロール リスト)、ジャンボ フレーム、および低遅延もサポートしています。 用途
詳細については、ホワイト ペーパー『10 Gigabit Ethernet Switching for Enterprises(企業環境における 10 ギガビット イーサネット スイッチング)』 (http://www.cisco.com/en/US/products/hw/switches/ps708/products_white_paper0900aecd802a648b.shtml [英語])を参照してください。 主な機能と利点表 1 に、Cisco Catalyst 6500 シリーズ 10 ギガビット イーサネット モジュールの主な機能と利点をまとめます。 表 1 Cisco Catalyst 6500 シリーズ 10 ギガビット イーサネット モジュールの主要機能の比較
16 ポート 10 ギガビット イーサネット銅線ラインカードでは、カテゴリ 6、6A、7 タイプのケーブルをサポートしています。 8 ポートおよび 16 ポート 10 ギガビット イーサネット ファイバ ラインカードは Cisco 10GBASE-CX4、-SR、-LRM、-LX4、-LR、-ER X2 モジュールをサポートしています。 4 ポート ファイバ ラインカードは Cisco 10GBASE-CX4、-SR、-LRM、-LX4、-LR、-ER、-ZR、-DWDM、-WDM-REC、-LW XENPAK モジュールをサポートしています。 同じタイプの XENPAK と X2(XENPAK SR と X2 SR など)は、相互に接続できます。 表 2 に、Cisco Catalyst 6500 シリーズ 10 ギガビット イーサネット モジュールでサポートされるプラグ可能光ファイバを示します。 表 2 Cisco Catalyst 6500 シリーズ 10 ギガビット イーサネット モジュールでサポートされるプラグ可能光ファイバ
3取り付け前にご使用のモジュールでサポートされる正確な距離を計算する場合は、XENPAK および X2 のデータ シートの光仕様を参照してください。サポートされる正確な距離は、使用するシングルモード ファイバ ストランドの接合数とコネクタ数によって異なります。
Cisco 10GBASE XENPAK モジュールのデータ シート Cisco 10GBASE X2 モジュールのデータ シート Cisco 10GBASE DWDM XENPAK モジュールのデータ シート 4 IEEE 802.3ae 標準に準拠しています。20 km 未満の場合、5 dB 1550 nm 固定損失減衰器が必要です。スペアとして 5 dB 固定損失減衰器を使用できます(製品番号 WS-X6K-5DB-ATT=)。
5 EMI に準拠するには、WS-X6708-10G-3C および WS-X6708-10G-3CXL で SR、LR、ER、LX4、CX4 X2 光ファイバのバージョン -02 以降、WS-X6716-10G-3C および WS-X6716-10G-3CXL で SR と CX4 光ファイバのバージョン -02 以降、ER 光ファイバのバージョン -03 以降、および LR と LX4 X2 光ファイバのバージョン -04 以降が必要です。これらの制限は LRM には適用されません。詳細については、リリース ノートまたは別紙の Q&A を参照してください。
6この DWDM XENPAK では、任意のパッシブ MUX DEMUX を使用できます。Cisco ONS 15216 FlexLayer も 1 つの選択肢となります。
製品仕様表 3 に、Cisco Catalyst 6500 シリーズ 10 ギガビット イーサネット モジュールの製品仕様を示します。 表 3 製品仕様
発注情報表 4 に、発注情報を示します。 表 4 発注のための製品番号
注:
サービスおよびサポートシスコは、お客様がそのネットワーク サービスを最大限に活用するため、各種サービスプログラムを用意しています。これらのサービスは、スタッフ、プロセス、ツールをそれぞれに組み合わせて提供され、お客様から高い評価を受けています。ネットワークへの投資を無駄にすることなく、ネットワーク運用を最適化し、ネットワーク インテリジェンスの強化や事業の拡張を進めていただくためにシスコのサービスを是非お役立てください。シスコ サービスの詳細については、シスコ テクニカル サポート サービスまたはシスコ アドバンスド サービスを参照してください。 関連情報Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチの詳細については、http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/switches/cat6500/index.html を参照するか、最寄りの代理店までお問い合わせください。 1VSS における Cisco Catalyst 6500 16 ポート 10 ギガビット イーサネット銅線モジュールのサポートは、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(33)SXI4 以降でサポートされます。Cisco Catalyst 6500 16 ポート 10 ギガビット イーサネット銅線モジュールでの仮想スイッチ リンク サポートも、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(33)SXI4 以降でサポートされます。
2VSS における Cisco Catalyst 6500 16 ポート 10 ギガビット イーサネット ファイバ モジュールのサポートは、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(33)SXH2 で利用可能です。Cisco Catalyst 6500 16 ポート 10 ギガビット イーサネット ファイバ モジュールでの仮想スイッチ リンク サポートは、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(33)SXI で利用可能です。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||