データ シートCisco Nexus 3048 スイッチ製品概要Cisco Nexus® 3048 スイッチ(図 1)はラインレートのギガビット イーサネット トップオブラック(ToR)スイッチで、Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチのポートフォリオの一部です。コンパクトな 1 ラック ユニット(1RU)フォーム ファクタの Cisco Nexus 3048 は、統合されたレイヤ 2 および 3 スイッチング機能を搭載し、既存の Cisco Nexus スイッチ ファミリを補完します。世界各国の何千ものデータセンターで導入されてきた業界最先端の Cisco® NX-OS ソフトウェア オペレーティング システムが動作するこのスイッチは、顧客に堅牢性と豊富な機能を提供します。Cisco Nexus 3048 は、アップストリームの Cisco Nexus スイッチに透過的に接続するローカル スイッチングに対応したギガビット イーサネット ToR スイッチであり、大容量のデータを扱うユーザに最適です。データセンターにエンドツーエンドの Cisco Nexus ファブリックを提供します。 主な利点Cisco Nexus 3048 の主な利点は次のとおりです。
構成
標準方向のエアフロー(ポート側で排気)と逆方向のエアフロー(ポート側で吸気)の両方に対応。 トランシーバおよびケーブルのオプションCisco Nexus 3048 は、アップリンク接続として、SFP+ 直接接続 10 ギガビット イーサネット銅線ケーブルをサポートします。これは、トランシーバと Twinax ケーブルを統合した、エネルギー効率が高く低コストの革新的なソリューションです。また、それよりも長いケーブル配線用として、マルチモードおよびシングルモードの光 SFP+ トランシーバをサポートします。表 1 に、サポートされる 10 ギガビット イーサネット トランシーバのオプション一覧を示します。 表 1 Cisco Nexus 3048 のサポート対象 10 ギガビット イーサネット トランシーバ一覧
トランシーバ タイプの詳細については、http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/prod_module_series_home.html [英語] を参照してください。 Cisco NX-OS ソフトウェアの概要Cisco NX-OS は、モジュール性、復元性、サービサビリティを基盤として構築された、データセンター クラスの OS です。Cisco NX-OS を使用すると、継続的なアベイラビリティを確保し、ミッションクリティカルなデータセンター環境を確立することができます。自己修復機能を備え、高度にモジュール化された Cisco NX-OS は、ゼロインパクトの運用を現実化し、きわめて柔軟な運用を可能にします。 データセンターの要件に特化した Cisco NX-OS は、現在および将来のデータセンターに要求されるネットワーキング要件を満たす、堅牢で包括的な機能を備えています。XML インターフェイスを備え、Cisco IOS® ソフトウェアと同じコマンドライン インターフェイス(CLI)を持つ Cisco NX-OS は、主要なネットワーキング標準およびシスコが持つ真のデータセンター クラスの画期的な技術を実装した、最先端の OS です。 Cisco NX-OS ソフトウェアの利点表 2 に、Cisco NX-OS の利点を示します。 表 2 Cisco NX-OS ソフトウェアの利点
Cisco Nexus 3048 向け Cisco NX-OS ソフトウェア パッケージCisco Nexus 3048 向け Cisco NX-OS ソフトウェア パッケージは、Cisco Nexus アクセス スイッチとの一貫性を保ち、柔軟性と包括的なフィーチャ セットを提供します。デフォルトのシステム ソフトウェアは、強力なセキュリティと管理機能のほか、包括的なレイヤ 2 フィーチャ セットを搭載します。レイヤ 3 IP ユニキャストおよびマルチキャスト ルーティング機能を有効にするには、追加ライセンスのインストールが必要です。表 3 に、ソフトウェア ライセンスの詳細を示します。 表 3 Cisco Nexus 3048 向け Cisco NX-OS ソフトウェア パッケージ
* LAN Enterprise ライセンス(N3K-C3048-LAN1K9)の機能を利用するには、ベース ライセンス(N3K-C3048-BAS1K9)が必要です。表 5 に、機能をすべて記載した一覧を示します。 Cisco Data Center Network ManagerCisco Nexus 3048 は、Cisco DCNM でサポートされます。Cisco DCNM は、Cisco NX-OS 対応ハードウェア プラットフォーム(Cisco Nexus 製品ファミリ)用に設計されており、データセンター インフラストラクチャ全体のアップタイムと信頼性を向上させるシスコの管理ソリューションです。これによってビジネスの継続性が改善されます。データセンター ネットワークの管理要件に特化した Cisco DCNM は、現在および将来のデータセンターで要求されるルーティング、スイッチング、およびストレージ管理のニーズを満たす、堅牢なフレームワークと包括的な機能を備えており、特に、プロビジョニング プロセスの自動化、パフォーマンス低下の検出による LAN の予防的監視、ネットワークの保護、機能障害時のネットワーク要素の診断を行います。 製品仕様表 4 に Cisco Nexus 3048 の仕様、表 5 にソフトウェア機能、表 6 に管理機能および標準のサポートを示します。 表 4 仕様
* 特定のソフトウェア リリースの正確なスケーラビリティの値は、Cisco Nexus 3000 シリーズの設定制限に関するドキュメントを参照してください。 表 5 ソフトウェア機能
表 6 管理機能および標準のサポート
ソフトウェア要件Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチは、Cisco NX-OS ソフトウェア リリース 5.0 以降でサポートされます。Cisco NX-OS は、このデータ シートに記載されたネットワーキング標準に準拠する、Cisco IOS ソフトウェアなどのネットワーキング OS と相互運用できます。 適合規格表 7 に、Cisco Nexus 3000 シリーズが適合する標準規格の概要を示します。 表 7 適合規格:安全性および EMC
発注情報表 8 に、Cisco Nexus 3048 の発注情報を示します。 表 8 発注情報
サービスとサポートシスコでは、データセンターへの Cisco Nexus 3000 シリーズの導入と最適化を成功させるための各種サービスをご用意しています。これらのシスコ サービスは、運用効率の向上とデータセンター ネットワークの進化を目的として、スタッフ、プロセス、ツール、パートナーをそれぞれに組み合わせて提供します。シスコ アドバンスド サービスは、アーキテクチャ主導型のアプローチによってデータセンター インフラストラクチャをビジネスの目的に合致させ、長期にわたる価値を提供します。Cisco SMARTnet® Service を利用すると、シスコのネットワーク専門家や高度なリソースにいつでも直接アクセスでき、ミッションクリティカルな問題を解決することができます。このサービスでは、保有する Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチに関して予防的診断やリアルタイムのアラートを提供する Cisco Smart Call Home サービス機能の利点を活用することができます。シスコのサービスは、ネットワーク ライフサイクル全体にわたって投資を保護し、ネットワーク運用を最適化し、移行をサポートし、IT 能力を強化します。 関連情報詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/nexus3000/ を参照してください。 |
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