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高密度、低遅延の物理レイヤスイッチ
CiscoNexus® 3550-H 高密度レイヤ 1 スイッチは、高速ネットワーク アプリケーションをサポートするためのエンタープライズ ネットワーク モニタリング、パッチおよびファンアウト接続への最適化を目指し、特別に製造されたものです。
Cisco Nexus® 3550-H 高密度レイヤ 1 スイッチは、データリンクレイヤ(レイヤ 2)で動作する従来のネットワークスイッチとは異なっています。Cisco Nexus 3550-H は、物理ネットワークレイヤ(レイヤ 1)で動作するからです。このスイッチを介する接続は、マトリックス スイッチを利用して電気的に行われます(図 3 を参照)。これにより接続のタップ(ネットワークモニタリング用)、ポート間接続のパッチ(再設定用)、1 つのポートから多数のポートへのほぼ遅延なし(5ns 未満)でのファンアウト接続(高速アプリケーション用)を実現できます。
Cisco Nexus 3550-H 高密度レイヤ 1 スイッチ
Cisco Nexus 3550-H (160)は、倍密度 QSFP-DD コネクタを使用する世界初のネットワーック スイッチです。QSFP-DD コネクタは、従来の QSFP コネクタと完全に下位互換性があるため、古いネットワークケーブル/コネクタからこの高密度コネクタに円滑に移行できます。Cisco Nexus 3550-H は、QSFP のみのオプションでも利用できます。
エンタープライズ管理機能は、Cisco Nexus 3550-H の中核となるものです。
Cisco Nexus 3550-H は、Nexus 3550-F モジュラ レイヤ 1 マトリックス スイッチに基づくまったく新しい管理プラットフォームを備えています。
強力な x86 ベースの管理 CPU、デュアル(1G および 10G)イーサネット管理インターフェイス、USB および RS232 ベースのコンソールアクセス、管理 CPU からデータプレーンへの 10Gbps アクセスを特長としています。また、PPS および GPS ベースのインライン パケット タイムスタンプ用高精度時刻同期オプションも用意されています。
Cisco Nexus 3550-H は物理レイヤで動作し、すべてのパケットを認識します。
デバイス上の各ポートで送受信されたパケット数/バイト数や送受信エラーなど、重要なパケット統計情報をモニタできます。光源レベル、動作温度、トランシーバ機能など、20 の各 QSFP-DD ポートに関する詳細な診断情報も得られます。これらの統計情報はすべて、クリティカル パスで遅延なしに利用できます。
53 個のファイバタップを 1 つの 1RU スイッチで代替
ネットワーク モニタリングは、ロギング、デバッグ、コンプライアンスに不可欠です。低遅延でのネットワーク インスペクションにファイバ タップを利用することもできますが、貴重なラックスペースを消費します。リモートで管理することもできません。Cisco Nexus 3550-H は、1 つの 1RU スイッチで 53 個のファイバタップ(159 レーン)を代替できます。3550-H のタップはアクティブ信号再生方式を採用しているため、信号品質は高いまま、ポート間の遅延を 3.2ns という低さに抑えられます。またジッターはほとんど検出されません。そのため、ネットワーク内の他のインフラストラクチャ デバイスに対して事実上透過的と言えます。
Cisco Nexus 3550-H 高密度レイヤ 1 スイッチ
Cisco Nexus 3550-H 高密度レイヤ 1 スイッチ
Cisco Nexus 3550-H。ポート 1 とポート 3 の間にパッチを設定:ポート 1 からのすべてのトラフィックはポート 3 に転送され、その逆も同様です。ポート 1 からポート 4 および 5 にタップを設定:ポート 1 からのトラフィックは、わずか 3.2ns の遅延でポート 4 および 5 に複製されます。
Cisco Nexus 3550-H ポート マトリックス
レイヤ 1 機能
● タップ、パッチ、ファンアウト。すべてのポートで 1:1 および 1:N 接続***
● 3.2ns(最小)ポート遅延
● すべてのポートで 1G/10Gb/s 接続
● I/O 信号の調整および再生成
統計
● パケットカウンタ(RX、TX、ドロップなど)
● ポートごとのステータス LED
● すべてのポートの tcpdump
● QSFP(-DD)診断(光源レベル、温度など)
● SNMP、ローカル/リモート syslog
● LLDP TX/RX
● InfluxDB への時系列ロギング
接続
● QSFP-DD ポート X 20、10G レーン X 160(Cisco Nexus 3550-H Hydra 160)または QSFP ポート X 36、10G レーン X 144(Cisco Nexus 3550-H Hydra 144)
● QSFP(-DD)X 8(10GBASE-SR、10GBASE-LR、10GBASE-LRM、1000BASE-SX、1000BASE-LX)
● QSFP(-DD)銅線直接接続
● RJ45/SFP +管理ポート(1G/10G)
● RJ45 業界標準シリアルポート
● USB マイクロシリアルポート
● USB(ファームウェア アップグレード用)
● GPS および PPS 用 SMA X 2
管理
● x86 ベースの管理 CPU
● シリアル、SSH、Telnet 経由の CLI
● JSON RPC API(全 CLI コマンド対象)
● DHCP による自動設定
● TACACS+ およびマルチユーザー サポート
● 管理インターフェイスを利用した ACL 設定
● SFTP、TFTP、HTTP、USB を利用したファームウェア更新
● オンボード BASH/Python スクリプト
● オンボード Cron ジョブ
● PPS、GPS、PTP、NTP による時刻同期、低遅延タッピング、パッチ設定、ファンアウト
一般
● 19 インチ 1RU、ラック マウント
● 重量:15kg(24 ポンド)
● ホットスワップ可能なデュアル電源
● 標準:AC 100〜240 Vac、50〜60 Hz
● オプション:DC 40 ~ 72V
● 最大消費電力:750W
● ホットスワップ可能ファンモジュール X 3
● オプションのエアーフロー方向(FTB、BTF)
● 動作温度:-5 °C ~ 45°C
● 保管温度:-40 ~ 70 °C(-40 ~ 158 °F)
● 動作時相対湿度:5 ~ 90 %(結露しないこと)
● 保管相対湿度:5 ~ 95 %(結露しないこと)
● 最大動作高度 AC:5000 m
● 最大動作高度 DC:3048 m(中国本土 2000 m)
● クラス I 機器
シスコの環境、社会、ガバナンス(ESG)イニシアチブおよびパフォーマンスに関する情報は、シスコの CSR および持続可能性レポートで提供されます。
表 1. シスコの環境保全に関する情報
持続可能性に関するトピック |
参照先 |
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一般 |
製品の素材に関する法律および規制に関する情報 |
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製品、バッテリ、パッケージを含む電子廃棄物法規制に関する情報 |
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製品の回収および再利用プログラムに関する情報 |
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持続可能性に関するお問い合わせ |
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動作および保管条件 |
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電源 |
電源モジュール |
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材料 |
最大消費電力 |
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製品パッケージの重量と材料 |
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寸法と重量 |
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