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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco Nexus® 3550-F Fusion HPT は、高性能/低遅延ネットワーク向けに最適化された、高精度のネットワークタッピング、アグリゲーション、モニタリングソリューションです。
世界をリードするシスコの HPT1 タイムスタンプテクノロジーを採用し、業界トップクラスの 70ps(0.1ns)の精度で各パケットにタイムスタンプを組み込んでいます。そのため Cisco Nexus 3550-F Fusion HPT は、市場でトップクラスの高精度ネットワーク アグリゲーション/モニタリングソリューションとして評価されています。Nexus 3550-F Fusion HPT は、Pulse Per Second(PPS)、GPS、Precision Time Protocol(PTP)との高精度な時刻同期機能も備えているため、すべてのパケットがグローバルで同期され、正確なタイムスタンプが付与されます。
Nexus 3550-F Fusion HPT は、400Gb/s の入力および設定可能な最大 80Gb/s の出力オプションを備えています。
そのため、悪条件のネットワーク環境でも最適なパフォーマンスでタップアグリゲーションが可能です。1Gb/s2、10Gb/s、または 40G/s2 で動作する最大 40 個の入力ポート(合計 400Gb/s)と 100ps 精度の HPT タイムスタンプ機能をサポートしています。出力ポートは、それぞれ 10Gb/s で動作する 1 〜 8 個のポート、または 40Gb/s2 で動作する 1 〜 2 個のポートが備わっています。また、出力ポートには業界標準のイーサネットフロー制御機能も搭載されており、キャプチャデバイスが輻輳していても損失のない伝送が可能です。
マルチレイヤのディープ パケット バッファ アーキテクチャにより、強力なマイクロバースト対応を実現します。
マイクロバーストが相互に関係していることはよくあります。特に高性能ネットワークで多く見られます。しかし規制を遵守すべき環境では、すべてのパケットをキャプチャする必要があります。Cisco Nexus 3550-F Fusion HPT にはディープパケットバッファ階層があり、非常に相関関係の高いマイクロバースト状況下でも、パケットのキャプチャ、タイムスタンプ、長期ストレージへの転送が可能です。ポートあたり 32KB のバッファ、クアッドポートあたり 64KB のバッファ、32GB のグローバルパケットバッファを備えています(次ページの図を参照)。このマルチレイヤアーキテクチャにより、Cisco Nexus 3550-F Fusion HPT は最も信頼性の高いタップ アグリゲーション システムと評価されています。
20 個のファイバタップを 1 つの 1RU デバイスで代替
ファイバタップは導入や管理が難しく、ラックスペースを大量に消費します。Cisco Nexus 3550-F Fusion HPT のすべての入力ポートはレイヤ 1 タップとして設定でき、1RU のラックスペース 1 つで 20 個のファイバタップを代替できます。Cisco Nexus 3550-F HPT タップは、他のデバイスに対して透過的です。タップされたパスに追加される遅延は 5ns 未満で、ジッターはほとんど検出されません。
使いやすさとエンタープライズ管理機能は、Cisco Nexus 3550-F Fusion シリーズの中核となるものです。
多くのユーザが CLI の操作性を高く評価しています。CLI で利用できる各コマンドは、リモートから JSON RPC API を使用しても利用できます。そのため使いやすく、大規模な環境でも管理できます。すべての Cisco Nexus 3550-F デバイスには標準的なエンタープライズ管理機能と導入機能がバンドルされています。その中には、自動設定(DHCP 利用)、SNMP、TACACS+ 認証、オンボードの Python プログラム、BASH シェル、時系列ロギングなどがあります。
Cisco Nexus 3550-F Fusion HPT
Cisco Nexus 3550-F Fusion HPT のマルチレイヤ/ディープパケットバッファ階層
アグリゲーション
● 400Gb/s 入力(1GbE2/10GbE/40GbE2)
● 70ps 高精度タイムスタンプ(HPT1)
● 80Gb/s 出力(10GE X 8 または402 GbE X 2)、イーサネットフロー制御機能(IEEE 802.3x)
パケットバッファ
● ポートあたり 32KB バッファ(40 ポート)
● クアッドポートあたり 64KB バッファ(10 ポート)
● 32GB ディープバッファ(共有)
時刻同期
● 72 チャネル GPS、GLONASS、QZSS、BeiDou
● アクティブアンテナサポート(3.3V)
● コールドスタート時刻同期(30 秒未満)
● PPS 入力/出力、選択可能な 50Ω 終端
● 管理ポート経由の PTP/NTP サポート
接続性
● 16 SFP+ ラインカード X 3、最大 48 ポート
● 4QSFP ラインカード X 3、最大 12 ポート
● 入力として任意の 40 ポートを割り当て可能
● 出力として任意の 8 ポートを割り当て可能
● SFP+ 光ファイバ(10GBASE-SR、10GBASE-LR、10GBASE-LRM、1000BASE-SX、1000BASE-LX)
● SFP+ 銅線直接接続
● PPS 入出力用 SMA
● GPS 入力用 SMA
● RJ45 管理ポート
● RJ45 業界標準シリアルポート
● USB(ファームウェア アップグレード用)
管理
● シリアル、SSH、Telnet 経由の CLI
● JSON RPC API(全 CLI コマンド対象)
● DHCP による自動設定
● TACACS+ およびマルチユーザサポート
● 管理インターフェイスを利用した ACL 設定
● SFTP、TFTP、HTTP、USB を利用したファームウェア更新
● オンボード BASH/Python スクリプト
● オンボード Cron ジョブ
統計情報
● パケットカウンタ(RX、TX、ドロップなど)
● ポートごとのステータス LED
● ライブパケットダンプ
● SFP 診断(光源レベル、温度など)
● SNMP、ローカル/リモート syslog
● InfluxDB への時系列ロギング
全般
● 19 インチ 1RU、ラックマウント
● 重量:11kg(24 ポンド)
● ホットスワップ可能なデュアル電源
● 標準:AC 90 ~ 264V、47 ~ 64 Hz(IEC C13-C14 ケーブル同梱)
● オプション:DC 40 ~ 72V
● 最大消費電力:150W
● ホットスワップ可能デュアルファンモジュール
● オプションのエアーフロー方向(FTB、BTF)
シスコの企業の社会的責任(CSR)レポートの「環境の持続性」セクションでは、製品、ソリューション、運用・拡張運用、サプライチェーンに対する、シスコの環境持続性ポリシーとイニシアチブを掲載しています。
次の表に、環境の持続可能性に関する主要なトピック(CSR レポートの「環境の持続性」セクションに記載)への参照リンクを示します。
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