データ シートCisco Nexus 7000 F3 シリーズ 12 ポート 40 ギガビット イーサネット モジュール製品概要Cisco Nexus® 7000 F3 シリーズ 12 ポート 40 ギガビット イーサネット モジュール(以降、Cisco Nexus 7000 F3 シリーズ モジュールと記載)は、優れた柔軟性とワイヤレート パフォーマンスを各ポートで提供します。このモジュールの使用により、高密度、低遅延、スケーラブルなデータセンター アーキテクチャを導入できます。 シスコのユニファイド ファブリック アーキテクチャの機能を強化Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチは、シスコ ユニファイド ファブリック ソリューションの基盤として機能します。ミッションクリティカルなデータセンターの要件に対応するように設計され、優れた可用性と拡張性、Cisco NX-OS ソフトウェアの実証済みで包括的なデータセンター向けスイッチング機能セットを提供します。 次世代データセンター スイッチング プラットフォームの最初のモデルである Cisco Nexus 7000 シリーズは、可用性、信頼性、拡張性、および管理のしやすさのために特別に最適化された機能を兼ね備え、総合的な復元力を提供します。ファブリック アーキテクチャは、17 テラビット/秒(Tbps)を超える拡張に対応し、10 ギガビット、40 ギガビット、および 100 ギガビット イーサネットの高密度な導入をサポートする設計となっています。1 台の Cisco Nexus 7000 シリーズ シャーシで、最大 768 のネイティブ 10 Gbps ポート、192 の 40 Gbps ポート、96 の 100 Gbps ポートをサポートします。 Cisco Nexus 7000 F3 シリーズ モジュール(図 1)は、低遅延、高性能かつ高密度な 40 ギガビット イーサネット モジュールです。本モジュールは、Cisco Nexus 7700 F3 シリーズ モジュールとの間に運用上の一貫性を有しており、共通のシステム アーキテクチャと同一の ASIC(特定用途向け IC)テクノロジーを共有しています。Cisco Nexus 7000 の 18 スロット スイッチ シャーシ 1 台(図 1)で、最大 192 のワイヤレート 40 ギガビット イーサネット ポートをサポートできます。 表 1 Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチ 40 ギガビット イーサネットの最大ポート密度
Cisco Nexus 7000 F3 シリーズ モジュールは、Cisco Nexus F3 シリーズ Switch-On-Chip(SoC)ASIC をベースにしています。この設計は、パフォーマンスを向上させるとともに、モジュールの電力消費を抑えて冷却要件を緩和させます。Cisco Nexus F3 シリーズの SoC は、柔軟なパケット エンジンを採用したシスコ設計による革新的な ASIC で、パブリック クラウドとプライベート クラウド環境のためのネットワーク インフラストラクチャの構築に最適です。Cisco Nexus F3 シリーズのエンジンは、レイヤ 2 およびレイヤ 3 ネットワークの構築に必要な基盤ネットワーキング プロトコルのすべてをサポートするほか、仮想オーバーレイ ネットワーキング、Cisco Virtual Extensible LAN(VXLAN)のハードウェア サポート、Locator/ID Separation Protocol(LISP)テクノロジーを提供して高度な仮想環境もサポートします。Cisco Nexus 7000 F3 シリーズのハードウェアは、Overlay Transport Virtualization(OTV)、マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)、仮想プライベート LAN サービス(VPLS)などのプロトコルを使用したデータセンター間の透過的な相互接続を可能にします。 このモジュールは、720 Mpps(Mpps = 100 万パケット/秒)の分散レイヤ 2 およびレイヤ 3 フォワーディングと最大 480 Gbps のデータ スループットを提供します。Cisco Nexus 7000 18 スロット スイッチに Cisco Nexus 7000 F3 シリーズ モジュールをフル搭載した場合、最大 11.5 bpps(10 億パケット/秒)および 15.4 Tbps のスイッチング パフォーマンスが提供されます。 機能と利点Cisco Nexus 7000 F3 シリーズ モジュールには、業界の標準規格やシスコ独自の革新技術を使用した広範なデータセンター向けスイッチング テクノロジーが統合されています。従来のファブリック インターフェイス ラインカードの利点に加えて、エッジ インターフェイス モジュールの高度なルーティング機能が提供されます。この統合により、データセンター環境を統合しながら高密度マルチサービス 40 ギガビット イーサネット ネットワークへの移行を進める企業では、投資が大幅に保護されます。
注: 本ドキュメントは、Cisco Nexus F3 シリーズ モジュラ ハードウェアの機能を説明するものです。各機能を有効にするために必要な Cisco NX-OS ソフトウェアの適切なリリースについては、シスコの担当者にお問い合わせください。 製品仕様表 2 に、Cisco Nexus 7000 F3 シリーズ モジュールの製品仕様を示します。表 3 に、物理メディアを介した接続を可能にするために、このモジュールの Quad Small Form-Factor Pluggable Plus(QSFP+)ポートに装着するシスコのトランシーバの仕様を示します。サポートされる光および銅線のアセンブリについては、最新のソフトウェア バージョン情報に関するリリース ノートを参照してください。サポートされるトランシーバの全情報については、 表 2 製品仕様
表 3 40 ギガビット イーサネット インターフェイスの距離およびオプション
* IEEE 802.3 標準に基づく、-SR4 および -CSR4 モジュールの最短ケーブル長は 0.5 m、-LR4 モジュールは 2 m ** 設計上コネクタに割り当てられる最大 1 dB のリンクとスプライス損失を考慮 *** 伝送波長で指定 注: QSFP-40G-CSR4 を除くすべての Cisco QSFP+ モジュールとケーブルは IEEE の仕様を越えており、1E-15 以上のリンク ビット エラー レート(BER)が保証されます。QSFP-40G-CSR4 は IEEE の仕様を満たしており、1E-12 以上のリンク BER が保証されます。 注: MTP/MPO ファイバ ブレークアウト ケーブルを使用すると、QSFP-40G-SR4 または QSFP-40G-CSR4 のインターフェイスを物理的に独立した 4 つの 10 Gbps インターフェイスに変換できます。 発注情報シスコ製品の購入方法については、購入案内を参照してください。ソフトウェアをダウンロードするには Cisco Software Center にアクセスしてください。表 4 に発注情報を示します。 表 4 発注情報
サービスとサポートシスコは、データセンターへの Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチの導入と最適化を成功させるために、各種サービスを用意しています。シスコの革新的なサービスは、運用効率の向上とデータセンター ネットワークの進化を目的として、スタッフ、プロセス、ツール、パートナーをそれぞれに組み合わせて提供されます。Cisco Advanced Services は、アーキテクチャ主導型のアプローチによってデータセンター インフラストラクチャをビジネスの目的に合致させ、長期にわたる価値を実現します。Cisco SMARTnet® サービスを利用すると、シスコのネットワーク専門家や高い実績を持つリソースにいつでも直接アクセスできるので、ミッションクリティカルな問題を解決できます。このサービスでは、保有する Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチに関して予防的診断やリアルタイムのアラートを提供する Cisco Smart Call Home サービス機能の利点を活用することができます。シスコのサービスは、ネットワーク ライフサイクル全体にわたって最大限に投資を保護し、ネットワーク運用の最適化、移行のサポート、IT 能力の強化を実現します。シスコのデータセンター サービスの詳細については、 関連情報Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチの詳細については、製品のホームページ |
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