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Cisco Business Edition 7000 14(コラボレーション システム リリースバージョン 14)M6 アプライアンス
増え続けるワークフォースを、単体のモジュール型プラットフォームにプリロードされた、フル セットの統合コラボレーション アプリケーションで 1 つにまとめます。Cisco Unified Computing System™(Cisco UCS®)の仮想化プラットフォーム上に構築される Cisco® Business Edition 7000(BE7000)は、高品質の音声、ビデオ、モビリティ、メッセージング、会議、インスタントメッセージとプレゼンス、コンタクトセンターなど、広範なシスコ コラボレーション アプリケーションを提供します。コラボレーション ニーズの増加にあわせてアプリケーションを利用可能にしたり、BE7000 サーバの追加により、ユーザやデバイスを簡単に増やすことができます。BE7000 のモジュール型ビルディング ブロック設計は、ユーザ数が数百人から数万人規模の環境への導入に適しており、将来、規模が拡大した場合でも柔軟に対応することができます。
電話システムのキャパシティが限界に達してしまったことはありますか。または、ユーザが複数のデバイスを利用する必要があるにもかかわらず、キャパシティが不足したことはないでしょうか。また、同僚と連絡が取りにくく、生産性が上がらないという不満が寄せられたことはないでしょうか。このような状況にはコラボレーション ソリューションが最適です。しかし、新たな IT の大規模導入には、不安を覚えるかもしれません。
Cisco BE7000 では、まず一部の従業員が複数のコラボレーション テクノロジーを試してから、すばやく拡張することができます。つまり、大規模な初期費用をかけるのではなく、成長に合わせた投資が可能です。Cisco BE7000 は、ユーザ数 1000 ~ 5000 人、デバイス数 3000 ~ 15,000 台の大規模企業向けに最適化されていますが、急成長が見込まれる中小規模の企業への導入にも適しています。また、サーバを追加すれば、ユーザ数 5,000 以上の組織にもいつでも導入できます。
BE7000 ソリューションは、きわめて高い汎用性を誇っています。システムには、高品質な音声、ビデオ、モビリティ、メッセージング、会議、インスタント メッセージとプレゼンス、コンタクト センターなどのアプリケーションがプリロードされています。また、Cisco DevNet が提供する、幅広いサードパーティ パートナー アプリケーションの中から選択して追加することもできます。幅広いアプリケーションとビルディング ブロック設計の組み合わせにより、ユーザがより迅速かつ簡単にコラボレーションできるソリューションを構築できます。また、インストールも簡単にすばやく行うことができます。
コラボレーション アプリケーションには、幅広い選択肢が用意されています(図 1 参照)。Cisco BE7000 は、コラボレーション需要が拡大しているユーザ数 1,000 ~ 5,000 人またはそれを超える大規模組織向けに導入します。この汎用性のあるプラットフォームにより、需要の変化に応じて新たなアプリケーションを簡単に追加できます。たとえば、すべての音声機能と IP テレフォニーから使い始め、後から、ビデオ、コンタクト センター、サードパーティ アプリなどの追加機能を簡単に有効化できます。
Cisco BE7000:スタッカブルで導入が簡単、さらに幅広いアプリケーションを選択可能
プラットフォーム モデル オプション
Cisco BE7000 プラットフォームは、幅広いビジネス ワークロードに対応できる、高性能および高密度設計の仮想化 Cisco Unified Computing System™(Cisco UCS®)を基盤として構築されています。
● BE7000H:この高密度モデルでは、複数のサイトにまたがって複数のコラボレーション アプリケーションを使用できます(ユーザ数 1,000 ~ 5,000、デバイス数 3,000 ~ 15,000 の規模の導入環境で通常は 12 ~ 15 種類)。さらに大型規模の導入をサポートするキャパシティが必要である場合は、必要に応じて追加サーバをスタックできます。ユーザ数 1000 人未満の小規模導入では、各サーバでより多くのアプリケーションをサポートできます。
● BE7000M:この中密度モデルでは、複数のサイトにまたがって複数のコラボレーション アプリケーションを使用できます(ユーザ数 1,000 ~ 5,000、デバイス数 3,000 ~ 15,000 の規模の導入環境で通常は 6 ~ 8 種類)。さらに大型規模の導入をサポートするキャパシティが必要である場合は、必要に応じて追加サーバをスタックするのみです。ユーザ数 1,000 人未満の小規模導入では、各サーバでより多くのアプリケーションをサポートできます。
エンタープライズクラスの Cisco UCS C240 M6SX ラックマウント サーバ ファミリでは、2 ラックユニット(2RU)のフォームファクタに、エネルギー効率の高いインテル Xeon プロセッサー 6300 製品ファミリを搭載し、高性能を実現しています。BE7000 アプライアンスには、仮想化ハイパーバイザとアプリケーション ソフトウェアが事前にインストールされており、すぐに導入してライセンスを適用できるようになっています。
BE7000 プラットフォームは、通常、包括的なシスコ コラボレーション ソリューションの一部であるコア アプリケーションを搭載できます。
Calling
● Cisco Unified Communications Manager(Cisco Unified CM):シスコのコラボレーション アーキテクチャの呼制御エンジンです。Cisco Unified CM によって、音声およびビデオ機能を使用できる範囲が、IP 電話、TelePresence エンドポイント、メディア処理デバイス、ゲートウェイ、マルチメディア アプリケーションなどのネットワーク デバイスにまで拡張されます。Cisco Unified CM は、Instant Messaging(IM)and Presence Serviceを使用するために備わっています。さらに、マルチメディア会議やコラボレーション型コンタクト センター、インタラクティブ マルチメディア レスポンス システムなどのサービスは、オープン テレフォニー API を通じて提供されます。
● Cisco Unified Attendant Consoles:着信コールをすばやく受けて組織内の各個人に効率的に転送するツールをアテンダント コンソール オペレータに提供します。
● Cisco Emergency Responder は、Cisco Unified Communications Manager から発信者の所在地の適切な Public Safety Answering Point(PSAP)へ向けて、緊急コールの確実な送信を実現します。また、PSAP で発信者の所在地を特定できるので、PSAP から必要に応じて発信者に折り返し電話をかけることも可能です。機器の移動および変更が自動的に追跡、更新されるため、法律上または規制上の義務をより適切に遵守できます。その結果、緊急コールに関連する法的責任を問われるリスクが軽減されます(本機能は日本では利用できません)。
● Cisco Paging Server:すべてのユーザにページング機能を提供します。基本的なページング機能と高度なページング機能をサポートしています。基本のページング機能には、ライセンスは不要です。最大で 50 台の Cisco IP 電話のグループ間で、ポイントツーポイントまたはグループの音声ページングが可能です。高度なページング機能のライセンスがあれば、無制限のページング グループを設定できます。また、その他の高度な機能も使用できるようになります。これらの機能には、天井のアナログおよび IP スピーカーへのページング、ベルのスケジューリング、コール割り込みによる緊急通知の優先処理、録音済みおよびテキストのみのページング、通知のためのソーシャル メディア サイトとの統合、電子メールおよびショート メッセージ サービス(SMS)の大規模通知、電話番号モニタリング、緊急サービス アラート、Jabber クライアントとの統合などが含まれます。
Messaging
● Webex® アプリ:通話、会議、メッセージング、ホワイトボード、コンテンツ共有などの重要なチームコラボレーション機能を 1 つのシンプルなインターフェイスにまとめ、SharePoint や Box など、他のさまざまなクラウドベースのビジネスアプリケーションと統合します。Webex は、お客様のチームを顧客やパートナーなどの外部チームと結び付け、あらゆるコラボレーション アクティビティを 1 か所から行える便利なスペースを提供します。
● Cisco Unified Communications Manager IM and Presence Service:標準規格に準拠した組み込みのエンタープライズ インスタント メッセージングおよびネットワーク ベースのプレゼンスを提供します。このサービスは、安全性と拡張性に優れ、管理が容易で、豊富な機能を備えています。このアプリケーションは、Cisco Jabber® デスクトップ/モバイル インスタント メッセージングおよびプレゼンス クライアント、さらに Cisco Jabber ソフトウェア開発キット(SDK)と緊密に統合されています。Cisco Jabber などのコラボレーション クライアントは、シスコ コラボレーション ポートフォリオの製品を使用して、インスタント メッセージング、プレゼンス、クリックツーコール、電話制御、音声、ビデオ、ビジュアル ボイスメール、Web コラボレーションなど、多数の機能を実行します。
● Cisco Unity® Connection:ボイス メッセージングと音声認識機能を統合し、通話やメッセージに対する継続的でグローバルなアクセスを提供します。その高度なコンバージェンスベースのコミュニケーションサービスにより、自然言語の音声コマンドを使用して、ハンズフリーモードで電話をかけたりメッセージを聞いたりすることができます。また、デスクトップから、電子メールの受信トレイや Web ブラウザでボイスメッセージを確認することもできます。さらに、着信コールに対するインテリジェント ルーティング、簡単にカスタマイズできる通話振り分け、メッセージ通知オプションなど、堅牢な自動応答機能も提供します。
コンタクト センター
● Cisco Unified Contact Center Express の製品ラインは、企業や組織が、接続された状態のデジタル エクスペリエンスを提供するのに役立ちます。それにより、時間やチャネルをまたいで、状況に応じた継続的かつ機能豊富なサービスを提供できます。導入が簡単で使いやすいこのソリューションは、中規模企業または大企業のブランチ オフィス向けに設計されています。安全で可用性に優れ、強力なエージェント ベースのサービスに加え完全に統合されたセルフサービス アプリケーションをサポートします。自動着信呼分配(ACD)、音声自動応答(IVR)、コンピュータ テレフォニー インテグレーション(CTI)、電子メールやチャットなどのデジタル チャネルが含まれています。
Edge
● Cisco Expressway™ は高度なマルチメディア ゲートウェイです。社内同様、社外でもシンプルでセキュア、かつ効果的なコラボレーションが可能になります。Expressway は、モバイル ユーザや在宅勤務者が、VPN クライアントを別途使用せずにアクセスできるようにリモート アクセスを提供します。Business-to-Business および Business-to-Consumer のコラボレーション、およびサードパーティ製の標準ベースのシステムとのビデオの相互運用性をサポートしています。また、Expressway はシームレスなハイブリッド コラボレーション エクスペリエンスも提供し、オンプレミス型ユニファイド コミュニケーション アセットを Webex® クラウドサービスに接続します。
管理
● Cisco Prime Collaboration Deployment は、Unified Communication アプリケーションの管理支援を目的としたアプリケーションです。以前のバージョンのソフトウェアから新しい仮想マシンへの移行、新規インストール、既存のアプリケーションでのアップグレードなどのタスクを実行できます。
● Cisco TelePresence® Management Suite(プリロードされていません)は、ビデオ会議の柔軟なスケジュール機能を提供します。これには、Microsoft Exchange および Microsoft 365 と統合する機能が含まれます。シスコのコラボレーション インフラストラクチャ ポートフォリオの中核をなすこのスイートは、社内のビデオ コラボレーションを簡素化します。Cisco Meeting Server および Cisco TelePresence Server の導入で機能します。
ミーティング
● Cisco Meeting Server(プリロードされていません)は、プレミスベースのビデオ、音声、Web コミュニケーションを統合して、今日の職場で求められるコラボレーションを実現します。サードパーティのデバイスと連携でき、快適で直感的なユーザ エクスペリエンスを提供します。また、簡単に拡張され、シスコ、オールインワンのユーザベース マルチパーティ ランセンスのオファーを使用して購入できます。
さらに、Business Edition 7000 アプライアンスは、共存ポリシーに記載されているように、承認されたサードパーティ製コラボレーション アプリケーションの共存をサポートしています。
表 1 に、BE7000 プラットフォーム モデルがサポートする一般的なシステム容量の一覧を示します(実際の容量はモデルのタイプおよび導入によって異なります)。詳細な設計ガイダンスと導入モデルに関しては、ソリューション リファレンス ネットワーク デザイン(SRND)ガイド [英語] およびエンタープライズ コラボレーション向けプリファード アーキテクチャ、virtualization docwiki ページ [英語]、Collaboration Virtual Machine Placement ツール [英語] を参照してください。
表 1. Cisco BE7000H および BE7000M モデルのシステム容量
属性 |
容量 |
最大容量 |
強制的な制限はありません。モジュール型ビルディング ブロック方式によるアプローチで拡張し、サーバモデルを追加してシステム全体のキャパシティを増やすことができます。 |
サポート可能なデバイスの数 |
制限なし:サーバのスタックが可能なモデルにより、全体のシステム容量を増やすことができます |
共存アプリケーションの最大数 |
制限なし:通常の導入は、2 ~ 4 台の物理サーバ モデルで構成されます。
●
BE7000H
モデル:展開によって異なり、通常はアプライアンスごとに
12
~
15
●
BE7000M
モデル:展開によって異なり、通常はアプライアンスごとに
6
~
8
種類のアプリケーション
|
各 BE7000 アプライアンスには、VMware vSphere ESXi のライセンスが必要です。これは、シスコから購入することも、お客様が用意することもできます。BE7000 プラットフォーム モデルのコラボレーション アプリケーションは、ユーザ単位でライセンスが供与されます。BE7000 をご利用のお客様は、ユーザや共用部のデバイスごとに、エンタープライズ アグリーメント(EA)または Named User(NU)モデルに基づいて Cisco Collaboration Flex Plan サブスクリプションを購入することができます。Cisco Collaboration Flex Plan では、柔軟な支払い方法による購入の簡素化、通話やメッセージングから会議やコンタクトセンターまで簡単に拡張できる機能性、クラウドへの柔軟な移行、コラボレーションの利用状況の可視化の強化を実現しています。詳細については、https://www.cisco.com/c/en/us/products/unified-communications/collaboration-flex-plan/index.html をご覧ください。発注情報
BE7000 プラットフォームのモデルを注文するには、アプライアンスを必要な数だけ購入します(表 2 の部品番号を使用します)。次に、シスコから仮想化ソフトウェアのライセンスを購入するか、独自に用意したライセンスを適用し、アプリケーションのサブスクリプションを追加して、必要な数のユーザが必要な機能を使用できるようにします。シスコ チャネル パートナーおよびリセラー向けの詳細情報については、Cisco Business Edition 7000 の発注ガイド [英語] を参照してください。
発注するには、シスコ代理店に問い合わせるか、Cisco.com を参照し、シスコから直接注文するか、またはパートナーを検索してください。「Advanced Collaboration Architecture スペシャライゼーション(ACAS)」または「Master Collaboration」で検索すると、お住まいの地域のユニファイド コミュニケーション認定パートナーが見つかります。
表 2. Cisco Business Edition 7000 プラットフォーム モデルの発注
製品番号 |
説明 |
BE7H-M6-K9 |
Cisco Business Edition 7000H サーバ(M6)、輸出規制対象ソフトウェア |
BE7H-M6-XU |
Cisco Business Edition 7000H サーバ(M6)、輸出規制対象外ソフトウェア |
BE7M-M6-K9 |
Cisco Business Edition 7000M サーバ(M6)、輸出規制対象ソフトウェア |
BE7M-M6-XU |
Cisco Business Edition 7000M サーバ(M6)、輸出規制対象外ソフトウェア |
シスコ ユニファイド コミュニケーション サービスは、Cisco Unified Communications をネットワークに導入して、コスト節約と生産性の向上を促進するサービスです。シスコまたは認定パートナーによって提供される導入およびテクニカル サポートのサービス ポートフォリオは、固定およびモバイル ネットワーク上の音声、ビデオ、データ、およびモバイル アプリケーションを統合する実証済みの手法に基づいています。
シスコ独自のサービス ライフサイクル アプローチでは、強力な新しい方法で同僚、パートナー、および顧客とあらゆる場所でコラボレーションできるようにすることで、ビジネスの優位性を促進します。
詳細については、https://www.cisco.com/jp/go/ucservices を参照してください。
目的達成に役立つ柔軟な支払いソリューション
Cisco Capital により、目標を達成するための適切なテクノロジーを簡単に取得し、ビジネス変革を実現し、競争力を維持できます。総所有コスト(TCO)の削減、資金の節約、成長の促進に役立ちます。シスコの柔軟な支払いソリューションは 100 か国以上で利用可能であり、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、およびサードパーティ製の補完的な機器を、利用しやすい計画的な支払方法で購入できます。詳細はこちらをご覧ください。
Cisco Business Edition 7000 ソリューションの詳細については、https://www.cisco.com/go/be7000 を参照してください。
仮想化ソリューションの設計の詳細については、https://www.cisco.com/c/dam/en/us/td/docs/voice_ip_comm/uc_system/virtualization/cisco-collaboration-virtualization.html および https://www.cisco.com/go/quotecollab を参照してください。
シスコ チャネル パートナー向けのリソースの詳細については、https://www.cisco.com/go/bepartner を参照してください。
新規トピックまたは改訂されたトピック |
説明 |
日付 |
以下に関する更新
●
サポート終了のお知らせ
●
アプライアンスハードウェアの更新
●
仮想化ソフトウェアライセンスの変更
|
www.cisco.com/jp/go/virtualized-collaborationの仮想化に関するドキュメント |
2022 年 12 月 15 日 |