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Cisco® コラボレーションエッジ アーキテクチャの一部である Cisco Unified Border Element(CUBE)バージョン14 は、大企業、中堅企業、中小企業の統合された通信ネットワークとパブリックおよびプライベート IP 通信サービスとの接続と連携を可能にするエンタープライズクラスのセッション ボーダー コントローラ(SBC)ソリューションです。
CUBE には、Cisco IOS® XE ソフトウェアの一連のライセンス機能として、ビジネスクリティカルな接続のセキュリティ、監視、維持、および業界標準への準拠を確立するために使用できる数多くの機能が備わっています。統合的にCUBE 機能を使用することで、高可用性のエンタープライズ通信ネットワークを設計する際に柔軟性が向上し、コストを削減し、ユーザに高度な音声とビデオのコラボレーション体験を提供できます。
包括的なインターワーキング
音声、ビデオ、モバイル通信システムが統合され、より費用対効果の高い統合されたコラボレーション ソリューションが形成されるにつれ、様々なプロトコルやセキュリティ要件に基づく多様なネットワークを相互に連携させる必要性が高まっています。CUBE SBC は、これらのネットワークをつなぐ重要な役割を果たし、ユーザに音声や映像のシームレスな体験を提供します。
CUBE は、特に次のような用途に適しています
● インターネット サービスプロバイダーの SIP トランクを利用した PSTN 相互接続により、迅速なサービス提供が可能となり、拠点間での十分な通話容量も確保できます。
● TDM から SIP パブリック テレフォニー トランク サービスへの移行。多くのシスコのルータは、音声ゲートウェイと CUBE の機能を同時に使用できるため、企業のコール制御プラットフォームに変更を加えることなく、段階的にトランクの移行を行うことができます。
● Cisco Webex® Cloud Connected 音声(CCA および CCA-SP)、Webex Calling Local Gateway、Cisco Hosted Collaboration Solution(HCS)やMicrosoft Phone System(Microsoft Teams)の直接ルーティング、など、シスコおよびサードパーティのクラウド コラボレーション サービスへの接続が認証され、顧客のコラボレーションシステムへ正常に接続されます。CUBEは、Cisco Webex Cloud への大容量 SIP メディア接続に対応しており、会議サービスへの高価な TDM 音声接続を置き換えることができます。
● 企業間接続の音声とビデオシステムの相互接続
● 共通のプラットフォーム上に顧客専用の SIP トランクを必要とするマルチテナントのソリューション。
● 通話中のコーデックの再ネゴシエーションやトランスコーディングの制御によるコーデックのインターワーキング。
注: 企業間接続のビデオ機能を必要とするCisco Unified Communications Manager の顧客は、Cisco Expressway™ をご利用ください。
CUBE は、シグナリングやメディアトラフィックの終端および再起を行うことで、内部サービスと外部サービスの間に安全な境界線を提供するとともに、それらの間でシグナリングプロトコルやエンコードされたメディアストリームのインターワーキングを可能にしています。さらに、CUBE は柔軟なセッションコントロール機能の充実したセットを備えており、トラフィックの安全性の確保やさまざまな接続先へのルーティング、また監視や QoS(Quality of Service)ポリシーの適用が可能となっています。
CUBE の一部の機能は、Cisco Communications Manager Express(CME)や Unified Survivable Remote Site Telephony(SRST)アプリケーションで使用して SIP トランクサービスに接続することができます。
セキュリティとコンプライアンス
ネットワークが相互に接続されるようになると、情報を保護する必要性が非常に重要になります。企業は、機密情報や個人情報の適切な取り扱いと保護、および商取引の適切な監査のために、急速に進化する業界標準に準拠する必要があります。包括的な CUBE SBC の機能セットは、企業がこれらの要件を達成するのに役立ちます。
● 不正な接続を禁止する柔軟性のあるセキュリティルール。
● TDoS(Telephony Denial of Service)攻撃を含む悪意のあるコールパターンを検出し、終了、リダイレクト、レコードなどの適切な応答を呼び出すことができる行動評価ポリシー。
● 暗号化された通信ストリームと非暗号化された通信ストリームのインターワーキング。
● SIPREC または HTTP API を使用した、通話録音ソリューション用のメディアストリームの複製。
クラウド通信サービス
クラウドコール制御製品は、簡単にサービスを提供および管理することができます。しかし、これらのサービスはその性質上、顧客のサイトで必要とされる広域接続への依存度が高くなります。帯域幅の追加や接続の冗長化によってこの要求を軽減することができますが、サービスプロバイダーは CUBE のラインサイド機能を利用して、サービスの継続的な提供を確保することもできます。
● CUBE の登録プロキシは、Cisco マルチプラットフォーム電話機(MPP)やサードパーティの SIP エンドポイントからの定期的なメッセージングを管理することができ、広域接続の要求を減らし、エンドポイントの大規模な展開を可能にします。
● ラインサイドのサバイバビリティ機能では、クラウドサービスへの接続が遮断されても、お客様のサイトにある SIP 電話の継続使用を可能にします。
注: CUBE のラインサイド機能は、SIP ベースの IP Centrex ソリューション(Cisco BroadCloud®など)
での使用向けに提供されています。また、Cisco Unified Communications Manager では使用できないため、Expressway や Unified Survivable Remote Site Telephony製品をご検討ください。
コンタクト センター ソリューション
CUBE には、フル機能のコンタクトセンター ソリューションを構築および最適化するために使用できる多くの機能があります。その例を次に示します。
● アウトバウンド コール キャンペーンのコール プログレス分析(CPA)
● 自動音声応答(IVR)ソリューション
● 通話録音と分析のためのメディアの複製
柔軟性、信頼性、そして拡張性
シスコは、ほぼすべての企業アーキテクチャでの SBC 機能導入において、業界をリードする柔軟性を提供しています。CUBE は、Cisco IOS XE ソフトウェアの一部として提供されているため、業界をリードする IP ネットワーク、セキュリティ、QoS 機能と同時に使用することが可能となります。また、規模、性能、耐障害性、予算などの要件に合わせて、さまざまなホストプラットフォームから選択することができます(表 2 参照)。IOS XE 17.7.1a から、CUBE は Cisco SD-WAN ソリューションの一部として展開することができます。
CUBE の機能は、Cisco サービス統合型ルータ(ISR)、Cisco Catalyst®エッジルータ、Aggregation Services Router(ASR)製品ファミリの物理ホストに加えて、シスコ クラウド サービス ルータ(CSR)や Catalyst エッジソフトウェアによる仮想環境でもご利用いただけます。
アクティブ/スタンバイの冗長ペアとCisco Unified SIP Proxyとのクラスタリングによるステートフルな高可用性により、企業は拡張性の高いビジネスクリティカルなソリューションを構築することができます。
CUBE のライセンスモデル
上記の CUBE の機能は、3 つの主要な使用モデルを可能にするためにライセンスされています。
● トランキングは、サービスの相互接続やプロトコルのインターワーキングに対応します。トランクライセンスは、標準(シングルノード)とエンハンスド(高可用性および高度な機能)の両方のネットワークアーキテクチャに対応しており、サイト間および PSTN への接続を容易にします。各トランクライセンスは、単一のコールセッションに加え、必要に応じて録音用にフォークされたメディアセッションを可能にします。
● ラインサイドは、ホストされた SIP 通信サービスの提供を強化します。これまで NanoCUBE ライセンスを通して Cisco 800 シリーズ ルータ向けにのみが提供されていましたが、CUBE ラインサイドクライアントライセンスは、表 2 に記載されているすべてのプラットフォームでご利用いただけます。ラインサイドの各ライセンスは、1 つのローカル SIP エンドポイントに対して登録プロキシとサバイバビリティ機能を有効にします。
● メディアプロキシは、高度な通話録音とコンプライアンス ソリューションに対応します。CUBE メディアプロキシは、トランク側またはラインサイドアプリケーション用に構成された CUBE プラットフォームから独立して展開され、企業の顧客は、最大 5 つの接続先のコールを同時に録音または分析することで、コンプライアンス要件を満たすことができます。メディアプロキシの各ライセンスは、標準構成または冗長構成のいずれかで 1 つのフォークされたメディアセッションを有効にします。
スマート ライセンス
CUBE スマートライセンスは、組織のシスコスマートラインセンスのアカウントに登録されているすべての CUBE プラットフォーム間で使用権のプーリングとポータビリティを可能にします。さらに柔軟性を高めるために、シスコスマートラインセンスでは必要に応じて、上位の CUBE ライセンスを借用することができます。
CUBE バージョン 12.5(Cisco IOS XE 16.10.1a)以降は、すべてのプラットフォームでライセンスの使用状況を顧客の Cisco Smart Software Management サービスアカウントへレポートする必要があります。スマートライセンスに関する詳細は、https://www.cisco.com/go/smartlicensing をご覧ください。
CUBE の機能サポート
CUBEは、セッションコントロール、セキュリティ、インターワーキング、分割などの SBC 機能を総合的にサポートしており、それらの多くが表 1 に詳しく示されています。
表 1. Cisco Unified Border Element の機能
機能 |
サポートの詳細 |
●
Binary Flow Control Protocol
(
BFCP
)パススルー
|
|
メディアインターワーキング |
●
音声またはビデオコールの
SIP
ディレイドオファーから
SIP
アーリーオファーへのインターワーキング
|
●
メディア
フロースルー
|
|
●
Transport Layer Security
(
TLS
)
|
|
モデムのサポート |
●
モデム
パススルー
●
G.711
上のモデム
|
●
インターワーキング機能には以下が含まれます。
◦ RFC 2833/4733 から G.711 in-band DTMF へ2 ◦ sip-info から rtp-nte へのインターワーキング ◦ RFC 2833/4733 から KPML へ |
|
●
アウトバウンド
コール
センターの遠端メディア(ライブメディアと録音されたメディア)を分析するコール
プログレス分析(
CPA
)
1
。
|
|
インターネットワーキング |
●
ヘッダーフィールドやセッション記述プロトコル(
SDP
)属性を含む、
SIP
メッセージコンテンツを操作するための設定可能な
SIP
プロファイル
●
ヘッダーの内容に応じてヘッダーの修正を行う、条件付きの
SIP
プロファイル
●
P-Asserted-Identity
(
PAI
)、
P-Preferred-Identity
(
PPI
)、および
Remote-Party-ID
(
RPID
)のインターネットワーキング
●
Multipurpose Internet Mail Extensions
(
MIME
)タイプの添付ファイルパススルーの非サポート
●
SIP
ヘッダーのパススルーの非サポート
●
SDP
属性パススルー
●
ダイヤルピアバインド(
CUBE
から複数のサービスプロバイダーへの接続が可能)
●
リモート
IP
アドレスに基づく着信ダイヤルピアのマッチング
●
Microsoft Lync/Skype for Business
との相互運用性のための
アシステッド
RTCP
●
メディア変更時の通話中シグナリングのブロックまたはパススルー
●
Early Dialog UPDATE/183
の処理
●
180
と
183
のシグナリングメッセージの受信をブロック
●
ビデオ通話を音声のみに制限
●
メディア
トロンボーン現象防止
●
IPv4
と
IPv6
のインターワーキング
●
設定可能な
SIP
エラーコード
●
SIP
エラーコードパススルー
|
コールルーティングとダイヤルオプション |
●
E164
ベースのダイヤリング
●
Uniform Resource Identifier
(
URI
)ダイヤリング
●
順序無関係の
E164
および
/
または
URI
リストに基づくルーティング
●
接続先ベースまたは送信元ベースのルーティング
●
ダイヤルピア
グループ(トランク
グループ)(インバウンド
ダイヤル
パターンによって決定されるアウトバウンドルーティング)
●
アウトバウンドルーティング用の代替ルーティングパスまたはバックアップ
ルーティング
パスの選択順序を定義するサーバグループ
●
重複ヘッダー変数に基づくルーティング(
AND
と
OR
両方のロジック)
●
Refer
とコールリダイレクトの処理とパススルー
●
ランダムまたはラウンドロビンのスキームを使用したアウトバウンドコール負荷分散
●
ネットワークエラーまたはエラー応答に基づくコールの再ルーティング
●
P-Called-Party ID
のサポート
|
マルチテナンシー、マルチ VRF、およびトランク レルム |
●
相互
IP VRF
ルーティングテーブルとイントラ
IP VRF
ルーティングテーブルのいずれかまたは両方が必要なダイヤルプランのシナリオのサポート
●
マルチテナンシーサポート用の
VRF
ドメインごとの
SIP
ユーザエージェント(最大
100
の
VRF
)
●
トランクごとに異なるユーザエージェント定義がある場合でも、複数のトランクのレルムの共通性
|
●
コール総数、
CPU
使用率、またはメモリ使用量のしきい値に基づく
CAC
●
帯域幅の可用性とコールの急増の検出に基づく
CAC
|
|
OPTIONS SIP メッセージのサポート |
●
セッションターゲットに基づく
OPTION-PING
グループを使用した
OPTIONS-PING
メッセージへの応答のサポート
●
in-dialog
の
OPTIONS-PING
メッセージ生成のサポート
●
ダイヤルピアのステータスを制御する
out-of-dialog
の
OPTIONS-PING
メッセージ生成のサポート
|
メディア分岐 |
●
音声およびビデオをメディア録音または分析サーバと統合するメディア分岐機能
●
メディア分岐を呼び出す
API
ベースのメカニズム
●
標準
SIPREC
メディア分岐のサポート
●
Cisco
コンタクト
センター
ソリューション用のセキュアな
WebSocket
を使用した
Raw
メディア分岐。(エンハンスドライセンスが必要)
●
最大
5
つの異なる接続先へのコールを分岐するためのメディア
プロキシ
モード
2
●
非セキュアコールのセキュアフォーキング
|
●
Border Gateway Protocol
(
BGP
)、
Enhanced IGRP
(
EIGRP
)、マルチプロトコル
ラベル
スイッチング(
MPLS
)など、
Cisco IOS XE
ソフトウェアベースのルーティング機能のサポート
●
Cisco IOS XE
ソフトウェアベースのポリシールーティング機能のサポート
●
Cisco IOS XE
ソフトウェアベースのアクセス
コントロール
リスト(
ACL
)機能のサポート
|
|
以下を提供するために使用される着信コールレッグと発信コールレッグからの RTCP データ。
●
パケット損失、ジッター、ラウンドトリップ時間(
RTT
)
●
コールレッグあたりのコール品質の統計
|
|
●
コールごとの
QoS
パケットマーキング
|
|
●
ICE-Lite
|
|
●
バックツーバック
ユーザエージェント、すべての
SIP
埋め込み
IP
アドレッシングの置き換え
●
履歴情報に基づくトポロジの非表示とコールルーティング
|
|
●
G.711 mu-law
および
a-law
●
G.722
●
Internet Speech Audio Codec
(
iSAC
)
10
~
32 kbps
●
AAC-LD MP4A-LATM
●
通話中コーデックの再ネゴシエーションと保存
●
ナローバンド適応型のマルチ
レート(
AMR-NB
)
4750
~
12200 bps
|
|
◦ G.711 a-law および mu-law ◦ G.729、G.729A、G.729B、G.729AB ◦ iLBC ◦ G.722 ◦ OPUS(PVDM4 モジュールのみ)
●
通話中のトランスコーダの挿入とドロップ
|
|
トランスレーティング1 |
●
次のコーデックのパケット化レートの変換:
◦ G.711 a-law および mu-law ◦ G.723 5.3/6/3 kbps ◦ G.729、G.729A、G.729B、G.729AB ◦ G.722 |
●
設定可能な
RTP
ポート範囲
●
IP
セキュリティ(
IPSec
)
●
次世代暗号化(
NGE
)暗号スイートを使用した
SRTP-to-RTP
および
SRTP-to-SRTP
間のインターワーキング
●
設定可能な、トランクごとの
SIP
リスニング
ポート
●
未使用の伝送メカニズムの無効化
●
SIP
登録とダイジェスト認証のサポート
●
RTP
および
UDP
パケットのフラッディングを制御するためのさまざまなメカニズム
●
音声セキュリティポリシー
アプリケーションの統合(
HTTP API
経由)
●
ピアホワイトリスト
/IP
信頼リスト
●
信頼されていないピアからの
SIP
メッセージのサイレント廃棄
●
IOS
ゾーンベースのファイアウォールとの互換性
|
|
認証、許可、アカウンティング(AAA) |
|
●
シグナリングとメディアのトラフィックを監視および制御する
Web
ベースの
API
(外部ポリシー制御用)
|
|
API |
●
Web
サービス記述言語(
WSDL
)開発ツールと互換性のある
Web
ベースの
API
で、通話の監視と制御、コール詳細レコード(
CDR
)、外部アプリケーションとのサービス属性対話をサポートします。音声ポリシーアプリケーションに特化して設計されています。
|
◦
AAA
レコード
◦
Syslog
◦
Simple Network Management Protocol
(
SNMP
)
|
|
●
サードパーティがホストするコール制御サービス(
Cisco BroadSoft®
など)に接続するための、標準的な
SIP
登録プロセスを使用したエンドポイント(サードパーティ製
SIP
エンドポイントを含む)のプロキシ登録
●
ホスト型コール制御への
WAN
接続が失われた場合のローカルおよび
PSTN
の耐障害性
●
SIP
登録イベントごとに
10
個のエンドポイントを登録するプロキシエンドポイント登録
|
|
クラスタ間検索サービス(ILS)のルーティング |
●
ILS
ルーティングのサポートにより、
Cisco Unified Communications Manager
のクラスタ間で
ILS
ダイヤルプランの交換を補完したり、複数のクラスタ間で複雑なコールルーティングを簡素化することが可能です
|
リッチ メディア |
|
シグナリング インターワーキング |
●
SIP
ディレイド
オファーから
SIP
アーリー
オファーへのコール
|
メディア |
●
多重化
RTP
コールのサポート(
Cisco TelePresence
ソリューション用)
●
テレプレゼンス用の
Simple Traversal of UDP through NAT
(
STUN
)
/
データグラム
TLS
(
DTLS
)パススルー
|
●
T.120
データ
コラボレーション(フローアラウンドのみ)
|
|
●
遠端カメラ制御(
FECC
)
|
|
ビデオ抑制 |
●
音声専用セッションに接続するためにビデオ
メディア
セッションを終了する
|
●
H.264
●
MPEG4
|
|
ネットワーク管理 |
|
管理性、有用性、およびトラブルシューティング |
●
SIP
トランクでのリソース使用率のモニタリング
●
並べ替え可能なダイヤルピア
●
エンドツーエンド
コール
トレース用の
SIP
セッション
ID
●
コールごとの
SNMP
品質トラップ
●
SNMP
と
syslog SIP
トランクのステータスメッセージ
●
重要なものから詳細なものまで、ユーザが選択できるデバッグ情報のレベルを許可する
DEBUG
コマンド
●
特定のコール特性に関するユーザが選択できる情報を許可する
DEBUG
コマンド
●
VoIPTrace
連続診断キャプチャ
●
RESTCONF
および
NETCONF
を介した構成と管理を可能にする
YANG
データ
モデル
|
高可用性 |
|
高可用性 |
●
Cisco ASR 1006
および
ASR 1006-X
を使用した
BOX
内冗長
●
Cisco 4000
シリーズ
ISR
、
Catalyst
エッジ
8000
、
Cisco ASR 1000
、および
CSR 1000V
モデルによるボックスツーボックス冗長性(
RG
インフラストラクチャに基づく)
●
冗長なスイッチへの接続を可能にするポートチャネルの使用
●
エンハンスドトランクまたはメディアプロキシセッションライセンスが必要です。
|
注: H.323 機能は、IOS XE 17.6.1以降では廃止されています。詳細については、[製品情報] を参照してください。
CUBEは、Cisco IOS XE ソフトウェアのコンポーネントとして開発され、表 2 に示すプラットフォーム上で動作します。最大のトランク セッション キャパシティとコール処理パフォーマンスは、ここでは比較のみを目的として示されています。処理能力は、通話提示率、通話の種類(コールセンターや標準的な IP テレフォニーなど)、トランスコーディング、暗号化、メディアフォークなど、さまざまな要因に依存します。表 2 に記載された数値は、単純なテレフォニーコールに基づいており、通話量または通話レートのいずれかが最適化された理想的な条件を想定しています。表 2 に示すコントロールプレーンメモリが設定された IOS XE 17.3.1 以降のリリースを実行しているプラットフォームのキャパシティの数値を示します。CUBE 機能を実行するための最小メモリ要件はありませんが、リストされているよりも少ないメモリを使用すると、最大セッション容量が減少します。
CUBE の導入形態によっては、WAN 終端やトランスコーディングのために追加のハードウェアが必要になる場合があります。CUBE は、ホスト ルータ プラットフォームで使用可能なすべてのデータ インターフェイス タイプをサポートします。
仮想化された CUBE(vCUBE)は、シスコ クラウド サービス ルータ(CSR 1000V)および Catalyst エッジ 8000V ソフトウェアのライセンス機能として提供されており、顧客はネットワーク機能の仮想化(NFV)環境で CUBE の機能を使用することができます。
DSP や音声インターフェイスに直接アクセスする必要がある CUBE の機能は、vCUBEまたは ISR1100 モデルでは使用できません。
IOS XE 17.7.1a 以降、CUBE 機能は IOS XE 自律モードで、または Cisco SD-WAN ソリューションの一部としてコントローラ モードで使用できます。
表 2. CUBE プラットフォームのサポート
ルータプラットフォーム |
コントロールプレーンメモリ |
トランク セッションの最大数 |
持続可能な最大通話レート(コール/秒) |
Cisco 1100 ISR 1 |
デフォルト |
500 |
5 |
Cisco 4321 ISR |
4 GB |
500 |
4 |
Cisco 4331 ISR |
4 GB |
[1,000] |
10 |
Cisco 4351 ISR |
4 GB |
2,000 |
13 |
Cisco 4431 ISR |
8 GB |
3,000 |
15 |
Cisco 4451-X ISR |
8 GB |
6,000 |
40 |
Cisco 4461 ISR |
8 GB |
10,000 |
55 |
C8200L-1N-4T |
4 GB |
1500 |
9 |
C8200-1N-4T |
8 GB |
2500 |
14 |
C8300-1N1S-6T |
8 GB |
7000 |
40 |
C8300-1N1S-4T2X |
8 GB |
8000 |
45 |
C8300-2N2S-6T |
8 GB |
7500 |
54 |
C8300-2N2S-4T2X |
16 GB |
10,000 |
55 |
Cisco CSR 1000V /C8000V 1vCPU2 |
4 GB |
[1,000] |
5 |
Cisco CSR 1000V /C8000V 2vCPU2 |
4 GB |
3,000 |
20 |
Cisco CSR 1000V /C8000V 4vCPU2 |
8 GB |
6,000 |
30 |
Cisco ASR 1001-X |
16 GB |
12,000 |
50 |
Cisco ASR 1002-X |
16 GB |
14,000 |
55 |
Cisco ASR 1006-X with RP3 および ESP100/ESP100X |
16 GB |
16,000 |
65 |
Cisco ASR 1004 /ASR 1006 /ASR 1006-X(RP2 および ESP40 の場合) |
16 GB |
16,000 |
70 |
CUBE はシスコ コラボレーション Flex プランのサブスクリプションで購入できます。
CUBE ライセンスサブスクリプションは、表 3 に示すオプションの A-FLEX-3、A-FLEX-3-EDU、または A-FLEX-3-FEDRAMP オファーを使用して購入できます。サブスクリプションとして CUBE を注文する方法の詳細については、 『Cisco Collaboration Flex Plan Ordering Guide』を参照してください。Flex サブスクリプションで提供される権利は期間限定で、(RTU ライセンスを使用するものを含む)どのバージョンの CUBE にもエンタイトルメントとして使用できます。
表 3. CUBE サブスクリプションオプション
製品コード |
説明 |
A-FLEX-ENH-CUBE |
1つの CUBE トランク拡張セッション サブスクリプション |
A-FLEX-STD-CUBE |
1つの CUBE トランク標準セッション サブスクリプション |
A-FLEX-MP-CUBE |
1つのメディアプロキシストリーム サブスクリプション |
Cisco 製品、ソリューション、運用、拡張運用またはサプライチェーンに関する環境持続性ポリシーおよび取り組みに関する情報は、「2021 年度 Cisco 目的レポート」に記載されています。
次の表に、環境持続性に関する主要なトピックに関する情報への参照リンクを示します。
シスコでは、パッケージデータを情報共有目的でのみ提供しています。これらの情報は最新の法規制を反映していない可能性があります。シスコは、情報が完全、正確、または最新のものであることを表明、保証、または確約しま
せん。これらの情報は予告なしに変更されることがあります。
目的達成に役立つ柔軟な支払いソリューション
Cisco Capital により、目標を達成するための適切なテクノロジーを簡単に取得し、ビジネス変革を実現し、競争力を維持できます。総所有コスト(TCO)の削減、資金の節約、成長の促進に役立ちます。シスコの柔軟な支払いソリューションは 100 か国以上で利用可能であり、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、およびサードパーティ製の補完的な機器を、利用しやすい計画的な支払方法で購入できます。詳細はこちらをご覧ください。
大企業から中小企業までさまざまな企業が SIP ベースの通信の価値を実感しています。シスコのセッション ボーダー コントローラである CUBE は、トランクサービスとラインサイドサービスの両方に音声とビデオの接続性を提供することで、これらの組織がサービスプロバイダーの SIP サービスを利用するのに役立っています。CUBE は、あらゆる規模の企業にとって理想的なソリューションであり、オンプレミス型であれ、ホスト型のコール制御であれ、様々な SIP
サービスをコスト効率よくサポートすることができ、さらに、顧客の既存のシスコルータへの投資を活用できるという利点もあります。
Cisco Unified Border Element(CUBE)の詳細については、https://www.cisco.com/go/cubeをご覧いただくか、最寄りのシスコのアカウント担当者にお問い合わせください。
新規トピックまたは改訂されたトピック |
説明 |
日付 |
永続的ライセンス オファーの詳細を削除しました。 |
|
2022 年 6 月 |
Cisco SD-WAN のサポートが追加されました。 |
|
2022 年 1 月 |
販売終了のH.323の機能を削除しました。プラットフォームのメモリ要件をより明確化しました。 |
表 1 およびプラットフォーム サポート |
2021 年 11 月 11 日 |
サブスクリプションの順序と H.323 の廃止の詳細を追加 |
|
2021 年 8 月 16 日 |
新しい Catalyst 8000 シリーズ製品に関する情報を追加。 |
|
2021 年 5 月 20 日 |
新しい Catalyst 8000 シリーズ製品に関する情報を追加。 |
|
2021 年 3 月 15 日 |
Catalyst Edge ルータプラットフォームに関連する情報を追加。 |
|
2020 年 11 月 |
CUBE 14.0(IOS XE 17.3.1)の内容を更新 |
ルータプラットフォームのサポート、新しいコーデック、Microsoft Phone Systemのサポート、およびバージョン 14 のライセンス |
2020 年 7 月 31 日 |
CUBE 12.8(IOS XE 17.2.1)の内容を更新 |
2020 年 4 月 4 日 |
|
最小メモリ要件の追加、ISR1100 の新規サポート、スケーリング数値の更新 |
2019 年 9 月 27 日 |
|
CUBE バージョン 12 のコンテンツをすべて更新 |
更新:CUBE バージョン 12 |
2019 年 2 月 13 日 |