Q&ACisco Unity Express 3.0、3.1、および 3.2Cisco Unity Express 3.0Q:Cisco Unity® Express 3.0 ではどのような新機能が導入されましたか。
A:Cisco Unity Express 3.0 では、次のような機能強化が行われています。
Q:1 つの Cisco Unity Express ネットワーク モジュールで、同時にボイスメール、自動応答、および IVR を利用できますか。
A:はい。3 つとも同時に使用可能です。ボイスメールと自動応答には、モジュールのフォーム ファクタと購入済みライセンスに基づいて所定の数のポートが割り当てられます。残りの利用可能ポートは IVR セッション用に予約されます。
Q:Cisco Unity Express IVR では呼び出し機能がサポートされますか。
A:はい。Cisco Unity Express IVR は自動呼び出し機能を備えており、たとえば処方薬の準備ができたことを患者に知らせることができます。また、顧客へのそのほかの通知手段として、ファックス送信や E メール サービスも利用できます。
Q:Cisco Unity Express IVR のバージョン 3.0 では、どのようなデータベースがサポートされますか。
A:Cisco Unity Express IVR のバージョン 3.0 は、エンタープライズクラスおよび中堅・中小企業向けの幅広いデータベースをサポートします。サポート対象のデータベースは、Microsoft Structured Query Language(SQL)2000、Microsoft SQL Desktop Edition(MSDE)2000、Sybase Adaptive Server Version 12、Oracle 10g、および IBM DB2 9 などです。
Q:Cisco Unity Express IVR では、どのような種類のレポートを利用できますか。
A:Cisco Unity Express 3.0 では、多様なリアルタイム レポートおよび履歴レポートの作成が可能となっており、管理者が自動応答や IVR の利用パターンを分析するためのツールとして使用できます。リアルタイム レポートは 5 種類あり、コール アクティビティの詳細と要約、アプリケーションの要約、アクティブ コール、データベース接続アクティビティ、および設定可能なしきい値警告レベルを、グラフィカルに表示できます。さらに、放棄呼の詳細なアクティビティ レポート、IVR アプリケーション パフォーマンス分析レポート、IVR トラフィック分析、コールのカスタム変数レポート、および送信先番号のアクティビティ要約レポートという 5 種類の履歴レポートを、Cisco Unity Express ネットワーク モジュールに保存できます。
Q:Cisco Unity Express IVR のスクリプトにはどのようなオプションが用意されていますか。
A:Cisco Unity Express Script Editor がアップデートされ、高度な IVR スクリプトの作成ステップが加わりました。さらに、組み込みの Voice Extensible Markup Language(VoiceXML)アプリケーション サーバを使用することで、VoiceXML スクリプトによるセルフサービス アプリケーションを実行できます。
Q:Cisco Unity Express IVR は、Cisco® Unified Communications Manager と Cisco Unified Communications Manager Express の両方でサポートされていますか。
A:はい。Cisco Unity Express IVR は、これらの両製品でサポートされています。Cisco Unified Communications Manager との通信が切断された場合、Cisco Unity Express は Survivable Remote Site Telephony(SRST)モードでサポートされます。
Q:Cisco Unity Express 3.0 での IVR のライセンスについて教えてください。
A:IVR はバージョン 3.0 のオプション機能です。IVR ライセンスを購入し、別途 2 ポートを確保する必要があります。
Q:互換性のある Cisco IOS® ソフトウェア、Cisco Unified Communications Manager Express、および Cisco Unified Communications Manager のリリースを教えてください。
A:Cisco Unity Express 3.0 を使用するには、12.3.11T、12.4.3、12.4.4T、12.4.9T、12.4.11T、12.4.4XC、12.4.11XJ、12.4.15T、または 12.4.11XW のいずれかの Cisco IOS ソフトウェアが必要です。また、Cisco Unity Express 3.0 は、Cisco Unified Communications Manager Express 3.2、3.3、3.4、4.0、4.1、および 4.2 と互換性があり、Cisco Unified Communications Manager 4.1、4.2、5.0、5.1、および 6.0 をサポートします。
Q:Cisco Unity Express Script Editor プログラムを利用して、Web ベース ツールで作成した Cisco Unity Express の自動応答スクリプトを編集できますか。
A:はい。このスクリプト編集プログラムを使用すると、Web ベース ツールで作成した自動応答スクリプトの編集が可能です。ただし、Cisco Unity Express Script Editor を使用して作成したスクリプトを、Web ベース ツールで編集することはできません。
Cisco Unity Express 3.1Q:Cisco Unity Express 3.1 ではどのような新機能が導入されましたか。
A:Cisco Unity Express 3.1 では、いくつかの重要な機能強化が行われています。次に、ユニファイド メッセージング ネットワークに固有の機能について説明します。
Q:Cisco Unified Messaging Gateway に Cisco Unity Express を自動登録する方法を教えてください。
A:Cisco Unity Express と Cisco Unified Messaging Gateway の両方に、共通のユーザ名とパスワードを設定する必要があります。Cisco Unity Express は起動時に、Cisco Unified Messaging Gateway に対して HTTP 経由で登録メッセージを送信します。ユーザ名とパスワードの検証が済み、かつ Cisco Unity Express の名前が Cisco Unified Messaging Gateway の「ブラック リスト」に含まれない場合に、Cisco Unity Express が、オンライン ステータスのエンドポイントとして Cisco Unified Messaging Gateway のデータベースに登録されます。ただし、これらの条件のいずれかに合致しない場合、Cisco Unity Express は Cisco Unified Messaging Gateway に登録されません。
Q:Cisco Unity Express 3.1 は、なぜ Cisco Unified Messaging Gateway に登録する必要があるのですか。
A:Cisco Unity Express 3.1 を Cisco Unified Messaging Gateway に登録する必要があるのは、Cisco Unity Express が、Unified Messaging Gateway によって管理されるユニファイド メッセージング ネットワークの一部として使用されている場合です。ユニファイド メッセージング ネットワーク内では、登録プロセスを通じて、Cisco Unity Express による Cisco Unified Messaging Gateway との VPIM メッセージの送受信が許可されます。Cisco Unity Express が Cisco Unified Messaging Gateway との間で VIPM メッセージを送受信するには、Cisco Unified Messaging Gateway に正しく登録されている必要があります。
Q:Cisco Unity Express 3.1 の Cisco Unified Messaging Gateway への登録を取り消すことはできますか。
A:はい。Cisco Unity Express 3.1 の Cisco Unified Messaging Gateway への登録は、CLI(コマンドライン インターフェイス)を使用して取り消すことができます。取り消し後は、ユニファイド メッセージング ネットワーク内の他の Cisco Unified Messaging Gateway に登録できるようになります。
Cisco Unity Express 3.2Q:Cisco Unity Express 3.2 ではどのような新機能が導入されましたか。
A:Cisco Unity Express 3.2 では、次のような機能強化が行われています。
Q:Cisco Unified Communications Manager Express を実行しているサイトと、Cisco Unified Communications Manager を実行している別のサイトに、同時に Cisco Unity Express を統合することは可能ですか。
A:いいえ。Cisco Unity Express は、複数の Cisco Unified Communications Manager Express サイトとの統合のみをサポートします。統合可能な Cisco Unified Communications Manager Express サイトは、最大 10 までです。
Q:新しく導入された複数の Cisco Unified Communications Manager Express との統合機能を利用して、本社とリモート サイト間で、Cisco Unity Express を冗長化することはできますか。
A:いいえ。統合が可能なのは、本社に設置した単一の Cisco Unity Express モジュールのみです。
Q:Cisco Unity Express のユーザは、オフィス内の任意の内線を使用し、PIN 番号の入力を省略して自分のボイスメールにアクセスできますか。
A:はい。管理者が設定を行えば、Cisco Unity Express のユーザは、ログイン時の PIN 番号の入力を省略して任意の内線から自分のボイスメールにアクセスできるようになります。また、Cisco Unity Express のユーザが、自分の内線からログインする場合にのみ PIN 番号の入力を省略できるようにするオプション設定もあります。
Q:ログイン時の PIN 番号省略設定は永続的な設定ですか。それとも、状況に応じて管理者が無効にすることができますか。
A:PIN 番号省略設定はいつでも変更できます。ユーザのボイスメール ボックスへのアクセスについて、管理者が PIN 番号省略ログイン設定を無効にすると、ボイスメールが自動的に生成されてユーザに変更を知らせます。
Q:Cisco Unity Express Release 3.2 から Cisco Unity Express の以前のバージョンへダウングレードできますか。
A:Cisco Unity Express をあるバージョンから別のバージョンへダウングレードするには、クリーン インストールを実行する必要があります。クリーン インストールを行う前に、管理者は Cisco Unity Express モジュール上に存在するすべてのカテゴリのデータをバックアップする必要があります。
Q:Cisco Unity Express Release 3.2 では、Cisco Unified Communications Manager のどのリリースがサポートされますか。
A:Cisco Unity Express がサポートされる Cisco Unified Communications Manager は、Release 4.2、5.1、6.0、6.1、および 7.0 です。
Q:Cisco Unity Express Release 3.2 では、Cisco Unified Communications Manager Express のどのリリースがサポートされますか。
A:Cisco Unity Express がサポートされる Cisco Unified Communications Manager Express は、Release 4.0、4.1、4.2、および 4.3 です。
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