この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco Unity Connection バージョン 14 の新機能
Cisco Unity Connection バージョン 14 の注文
シスコ コラボレーション ソリューションは、分散環境やモバイル利用のユーザ間で情報量の豊富なやり取りを容易にすることで、チームのパフォーマンス向上、イノベーションの促進、生産性の向上、意思決定プロセスの迅速化を実現します。Cisco Unity Connection は、堅牢な統合型のメッセージングおよびボイスメール ソリューションであり、柔軟なメッセージ アクセス オプションを提供することでコラボレーションを促進します。また、IT 部門による管理もシンプルになります。
電子メールの受信トレイ、Web ブラウザ、Cisco Jabber®、Cisco Webex® アプリケーション、Cisco® IP 電話、スマートフォン、タブレットからのボイス メッセージに、Cisco Unity® Connection を使用してアクセスし、管理することができます。メッセージの優先順位を簡単に設定し、同僚、パートナー、顧客にすばやく応答できます。移動中に、または好みに応じて、音声認識ツールを使用してハンズフリーでメッセージを取得できます。
IT の観点からは、Cisco Unity Connection は、「統合デザイン」を取り入れた Cisco Unified Communications Manager の拡張機能の 1 つです。音声と動画を扱う環境全体を統合管理するための単一アプリケーションである Cisco Prime® Collaboration を使用して簡単に管理できます。Cisco Prime Collaboration は、導入、プロビジョニング、モニタリング、システム管理をシンプルにします。
Cisco Unity Connection は、堅牢で安全性が高く、高可用性、冗長性、ブランチ オフィスの存続可能性をサポートすることにより、複雑な分散型のグローバルな導入環境向けに設計されています。完全に仮想化されており、Cisco Unified Computing System™(Cisco UCS®)上、または IBM と HP が製造するサーバやブレードなど、最小仕様を満たすハードウェア上で動作します。
Cisco Unified Communications Manager は、企業のコールおよびセッション管理プラットフォームにおける業界をリードする製品であり、全世界で 30 万社を超える顧客が利用し、1 億 2,000 万台を超える Cisco IP 電話およびソフト クライアントが導入されています。Cisco Unified Communications Manager は、シスコのコラボレーション ポートフォリオの中心となるアプリケーションです。Cisco Unity Connection は、Cisco Unified Communications Manager とともに導入するボイス メッセージングとしては唯一の選択肢です。
Cisco Unity Connection バージョン 14 の新機能
表 1 に、Cisco Unity Connection バージョン 14 の主な機能を示します。
表 1. Cisco Unity Connection バージョン 14 の機能の概要
機能 |
利点 |
ユーザ エクスペリエンスの向上 |
|
HCS モードの Unity Connection 用の Cisco SpeechView |
●
HCS
モードで導入される
Unity Connection
にボイスメールの音声テキスト変換をネイティブで搭載
●
HCS
をご利用のお客様が
SpeechView
機能を利用するのに
Enterprise
モードの
Unity Connection
に切り替える必要はありません
|
音声テキスト変換の通知イベント |
音声テキスト変換が利用になったときにボイスメールのクライアント アプリケーションに通知するための新しいイベントが導入され、Webex などのクライアント アプリケーションでエンド ユーザ向けにボイスメールの音声テキスト変換を実装できます |
管理の簡素化 |
|
高可用性プロキシおよび Tomcat の再構成 |
●
WebApp
の安定性が向上
●
他の
Web
アプリケーションに影響を与えずに個別の
Tomcat
コンテナ
/
インスタンスを再起動
●
Web
アプリケーションの起動時間を短縮
●
Unity Connection
へのクライアント
ログインを高速化
●
WebApp
セッションをモニタリングする新しい
RTMT
カウンタによって有用性が向上
|
Microsoft Exchange 以外のサーバでの SpeechView |
●
SpeechView
によるボイスメールの音声テキスト変換を受信する場合に、オンプレミスの
MS Exchange
サーバ以外の別のメールボックスを使用して、
SpeechView
サーバからの音声テキスト変換を含む着信電子メール
メッセージを受信できるようになりました
●
MS Exchange
サーバへのハードウェア依存を排除することで導入が容易になります
|
セキュリティとコンプライアンス |
|
Unity Connection データベースへのセキュアなアクセス |
●
データベースとのやりとりに使用されるインターフェイスを保護
●
攻撃対象領域を縮小
|
シスコのセキュアな開発ライフサイクル(CSDL)によるセキュリティとコンプライアンスの向上 |
●
以下の点で改善が加えられました
◦ 管理アクセスのセキュリティ ◦ アプリケーション セキュリティ ◦ 攻撃対象領域の縮小 ◦ ロギングと監査 ◦ Web セキュリティ(XSS およびインジェクションの脆弱性) ◦ プライバシーとデータ セキュリティ ◦ 脆弱性管理 ◦ 暗号サポート(X.509) |
クラウド導入 |
|
Google Workspace を使用したユニファイド メッセージング |
●
広く使用されているオフィス
スイートである
Google Workspace
によるユニファイド
メッセージングを利用可能
●
Gmail
クライアントでの単一の受信トレイ
ビューを実現
●
仕事用の電子メールとボイスメールを同じビューで提供することによって生産性を向上
|
証明書管理の一元化 |
●
Webex Control Hub
で
Unity Connection
を通じて証明書を
1
か所で管理
●
クラスタ全体でアイデンティティ証明書と信頼証明書の両方をモニタリングおよび管理
●
Unified Communications
アプリケーションの信頼ストア全体に証明書を配布
●
有効期限切れまたは有効期限間近の証明書をシンプルなダッシュボードに表示
●
証明書の統合およびコンプライアンス違反の証明書に関する情報を把握
|
Microsoft Office 365 によるユニファイド メッセージング向けに拡張性を強化 |
●
O365
を使用したユニファイド
メッセージングをご利用のお客様向けに強化した拡張性を提供
●
単一ノード上のユニファイド
メッセージングのユーザ数を増やすことで導入が容易に
●
必要な
Unity Connection
ノード数を減らすることでコストを削減
|
注: 証明書の一元管理などの Cisco Webex Cloud-Connected UC 機能はリリースに依存しません。これらの機能は Cisco Unity Connection バージョン 11.5、12.0、12.5 にも対応しています。
リリース番号のスキームの簡素化:シスコでは整数によるリリース番号体系を採用しました。過去のバージョン リリースでの .5 のような、小数点付きのリリースは今後は使用されません。サービス アップグレード リリースは、ソフトウェア メンテナンス サイクルを通じて、メイン リリースに付加する形で公開されます。
表 2. ローカライズ言語
ローカリゼーション |
Cisco Unity Connection テレフォニー ユーザ インターフェイス(TUI)、エンド ユーザ GUI、音声合成(TTS)エンジンは、次の言語で利用できます。
●
アラビア語
●
カタロニア語
●
中国語(香港、簡体字および繁体字の中国語
GUI
を含む標準中国語
TUI
、簡体字の標準中国語
TTS
、ただし繁体字の標準中国語
TTS
を含まない)
●
チェコ語
●
デンマーク語
●
オランダ語
●
英語(米国、英国、およびオーストラリア)
●
英語
TTY
●
フィンランド語
●
フランス語(ヨーロッパおよびカナダ
)
●
ドイツ語
●
ギリシャ語
●
ヘブライ語
●
ハンガリー語
●
イタリア語
●
日本語
●
韓国語
●
ノルウェー語
●
ポーランド語
●
ポルトガル語(ブラジルおよびヨーロッパ)
●
ロシア語
●
スペイン語(ヨーロッパおよび南米)
●
スウェーデン語
●
トルコ語
|
Cisco Unity Connection システムは、Cisco UCS または仕様ベースのハードウェア上で仮想マシンとして実行されます。ハードウェア構成および拡張性の要件については、Cisco Unity Connection サポート対象プラットフォーム リスト [英語] を参照してください。
Cisco Unity Connection での使用についてサポートされている電子メール クライアント、Web ブラウザ、デスクトップ オペレーティング システムについては、更新された完全なリスト [英語] を参照してください。
ライセンスのタイプ
● Basic ユーザ ライセンス:Cisco Unity Connection のユーザ機能および相互運用性機能は、単一の低コストな Basic ユーザ ライセンスの下で提供され、すべてのコア機能(ボイスメール、ユニファイド メッセージング、統合メッセージング)を利用できます。
● Enhanced ユーザ ライセンス:Basic ライセンスで利用可能なすべてのユーザ機能と相互運用性機能に加えて、ブランチ オフィスのユーザ向けの Cisco Survivable Remote Site Voicemail 機能が提供されます。Enhanced ライセンスでは、リモート ユーザ向けにブランチ オフィスの 2 個目のスタンバイ メールボックスが提供されます。
● Cisco SpeechView(音声テキスト変換サービス)は、サブスクライバごとに追加されるサブスクリプションベースのライセンスで、音声からテキストへの変換機能が提供されます。詳細については Cisco SpeechView [英語] を参照してください。
注: Basic と Enhanced のどちらの機能も Cisco Unified Workspace Licensing(UWL)および Cisco UC エンタープライズ アグリーメント ライセンスで提供されます。
Cisco Unity Connection バージョン 14 の注文
● Cisco Unity Connection 12.0 から 12.5 までは、スマート ライセンスのみがサポートされます。ライセンスは、Smart Entitlements です。お客様はスマートアカウントを作成する必要があります。
● Cisco Smart Licensing:https://www.cisco.com/c/en/us/buy/smart-accounts/software-licensing.html
● Cisco Smart Software Manager:https://www.cisco.com/web/ordering/smart-software-manager/index.html
● Cisco Smart Software Manager サテライト:https://www.cisco.com/go/smartsatellite [英語]
● Cisco スマートアカウント:https://www.cisco.com/web/ordering/smart-software-manager/smart-accounts.html
発注情報
Cisco Unity Connection ソフトウェアおよび Messaging のライセンスは、Cisco Collaboration Flex のオファーを通じて注文します。製品 SKU には、A-Flex-3、A-Flex-3-EDU、A-Flex-3-FEDRAMP があります。詳細については『Flex 3.0 Ordering Guide(Flex 3.0 注文ガイド)』[英語] を参照してください:https://www.cisco.com/c/en/us/partners/tools/collaboration-ordering-guides.html
Cisco Unity Connection バージョン 14 の新規購入
Cisco Unified Communications Manager をご注文のお客様は、A-Flex-3、A-Flex-3-EDU、A-Flex-3-FEDRAMP のいずれかを使用してコール オプションを選択できます。エンタープライズ アグリーメント(EA)または Named User(NU)から適切な購入モデルを選択します。Unity Connection は、EA、NU Professional、NU Enhanced に含まれています。
NU Access または Unity Connection 単体を注文する場合は、コール用アドオンから Unity Connection オプションを選択します。
詳細については『Flex 3.0 Ordering Guide(Flex 3.0 注文ガイド)』[英語] を参照してください:https://www.cisco.com/c/en/us/partners/tools/collaboration-ordering-guides.html
Software Support Service(SWSS)を使用した Cisco Unity Connection バージョン 14 へのアップグレード
Software Support Service(SWSS)をご利用のお客様は、My Cisco Entitlements(MCE)を使用して Cisco Unified Communications 14 サーバ ソフトウェア スイートを注文し、SWSS 契約期間に応じてライセンスをアップグレードします。MCE 変換ポータルで問題が発生した場合は、Cisco Global Licensing Operations(GLO)チームがライセンスのアップグレードを支援します。次の URL で GLO ケースを登録してください:https://mycase.cloudapps.cisco.com/case
SWSS を使用しない Unity Connection バージョン 14 へのアップグレード
Cisco Unity Connection 14 にアップグレードする際に SWSS を追加しないお客様は、Flex で(A-Flex-3 SKU を使用して)EA オプションまたは NU オプションを通じて注文し、サブスクリプションを維持することができます。SWSS を使用せずに Unity Connection 14 へのアップグレードのみを実行したい場合は、コール アドオンで Unity Connection を注文します。詳細については『Flex 3.0 Ordering Guide(Flex 3.0 注文ガイド)』[英語] を参照してください:https://www.cisco.com/c/en/us/partners/tools/collaboration-ordering-guides.html
Cisco Unity Connection 10.x 以降(PLM ベースのライセンス)から Cisco Unity Connection 14 への移行
● 移行またはアップグレードを開始する前に、スマート アカウントとバーチャル アカウントを作成する必要があります。スマート アカウントとバーチャル アカウントの詳細については、次の URL を参照してください:https://www.cisco.com/web/ordering/smart-software-manager/smart-accounts.html
● スマート ライセンス対応バージョンへの移行は、アクティブな SWSS 契約でのみ実行できます。
● バージョン 10 およびバージョン 11 の従来のライセンスからスマート ライセンスへの移行は、Cisco Smart Software Manager(CSSM)および従来のライセンス登録ポータル(LRP)から実行できます。これらはセルフサービスのポータルです。
● 次の 2 種類の移行方法がサポートされています。
◦ 製品アクティベーション キー(PAK)ベース:移行は、すでに履行された PAK、部分的に履行された PAK、および履行されていない PAK で実行できます。
◦ デバイスベース:Cisco Prime License Manager(PLM)ベースのライセンスをスマート ライセンスに変換するために使用できます。
● PAK またはデバイス(PLM)を LRP でスマート アカウントおよびバーチャル アカウントに割り当ててから、スマート ライセンスに変換できます。バージョン(14 または 12)を選択します。
● LRP または CSSM のセルフサービス変換ポータルで問題が発生した場合は、Global Licensing Operations(GLO)チームが従来のライセンスの変換を支援できます。次の URL で GLO ケースを登録してください:https://mycase.cloudapps.cisco.com/case
目標の達成を支援する柔軟な支払い方法
Cisco Capital® により、目標を達成するための適切な技術を簡単に取得し、ビジネス変革を実現し、競争力を維持できます。総所有コスト(TCO)の削減、資金の節約、成長の促進に役立ちます。シスコの柔軟な支払いソリューションは 100 ヵ国以上で利用可能であり、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、およびサードパーティ製の補完的な機器を、利用しやすい計画的な支払い方法で購入できます。詳細はこちらをご覧ください。