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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco Catalyst 9800-80 ワイヤレスコントローラ
インテントベース ネットワーキングおよび Cisco DNA 向けに新たに構築された Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラは、Cisco IOS XE ベースで、Cisco Aironet アクセスポイントの優れた RF 性能を実装しています。これにより、クラス最高水準のワイヤレスエクスペリエンスで組織の進化と成長が実現されます。9800 シリーズは、組み込みのセキュリティ、ストリーミングテレメトリ、および豊富な分析機能を備えたオープンでプログラマブルなアーキテクチャに基づいて構築されています。
Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラは、優れたネットワーク性能の 3 つの柱(常時稼働、安全性、あらゆる場所に導入)に基づいて構築されています。これにより、侵害を受けることなく最高のワイヤレスエクスペリエンスを実現することでネットワークを強化し、同時に時間と費用も節約します。
Cisco Catalyst 9800-80 は、オプションの 100 ギガビットイーサネット(G)モジュラアップリンクとシームレスなソフトウェアアップデートを備えた、大規模な企業およびキャンパス向けのモジュール型ワイヤレスコントローラです。また、ビジネスクリティカルな業務を実行し、エンドカスタマー エクスペリエンスを変える機能を豊富に備えており、企業での使用に適しています。
● ホットパッチ機能で使用可能になるハイアベイラビリティおよびシームレスなソフトウェアアップデートにより、計画内および計画外のイベント時にクライアントおよびサービスは常時稼働を維持します。
● Cisco Catalyst 9800-80 では、無線通信、デバイス、およびユーザーがセキュリティ保護されます。ワイヤレス インフラストラクチャは、シスコの暗号化トラフィック分析(ETA)とソフトウェア定義型アクセス(SD-Access)を備えた最強の第一防御線となります。コントローラには、セキュアブート、ランタイム防御、イメージ署名、整合性検証、ハードウェアの信頼性といったセキュリティが組み込まれています。
● モジュール型オペレーティングシステムに基づいて構築された 9800-80 には、オープンでプログラマブルな API 機能が搭載されており、0 日目から N 日目のネットワーク運用を自動化することができます。モデル駆動型のストリーミングテレメトリにより、ネットワークとクライアントの正常性に関する詳細なインサイトが提供されます。
● Cisco User Defined Network は Cisco DNA Center で使用可能な機能で、これにより IT 部門はエンドユーザに共有ネットワーク上の独自のワイヤレス ネットワーク パーティションの制御を任せることができます。エンドユーザは、このネットワークにデバイスをリモートで安全に導入できます。大学の学生寮や長期の病院での滞在に最適な Cisco User Defined Network は、デバイスのセキュリティと制御の両方を提供し、各ユーザはネットワークに接続できるユーザを選択できます。
● Wi-Fi 6 の対応状況を示すダッシュボードは、Cisco DNA Center のアシュアランスメニューにある新しいダッシュボードです。このダッシュボードではネットワーク上にある全デバイスが網羅され、デバイスやソフトウェア、クライアントが新しい Wi-Fi 6 規格との互換性を備えているかが検証されます。アップグレード後、高度なワイヤレス分析により、Wi-Fi 6 の導入によるパフォーマンスとキャパシティの向上が示されます。これはワイヤレスネットワークをアップグレードする場面とその方法をチームが定義するのに役立つ優れたツールであり、プロトコル別(802.11 ac/n/abg)のアクセスポイントの分布やプロトコル別のワイヤレス接続の通信時間の効率に関する情報を把握し、緻密な評価指標を入手できます。
● Cisco In Service Software Upgrade(ISSU)の機能により、ソフトウェアの更新やアップグレード中におけるネットワークのダウンタイムは過去のものとなります。ISSU はネットワークの機能を維持したまま、完全なイメージによるアップグレードと更新を実現します。ソフトウェアイメージまたはパッチは、トラフィックの転送を妨げることなくワイヤレスコントローラにプッシュされ、アップグレードのプロセスが進行中でもすべてのアクセスポイントとクライアントセッションが維持されます。ネットワークのアップグレードがクリック 1 つで済み、あとは自動で最新のソフトウェアに更新されます。
メトリック |
値 |
アクセスポイントの最大数 |
最大 6000 |
最大クライアント数 |
64,000 |
最大スループット |
最大 80 Gbps |
最大 WLAN 数 |
4096 |
最大 VLAN 数 |
4096 |
最大サイトタグ数 |
6000 |
サイトあたりの最大 Flex AP 数 |
100 |
最大ポリシータグ数 |
6000 |
最大 RF タグ数 |
6000 |
最大 RF プロファイル数 |
12000 |
最大ポリシープロファイル数 |
1000 |
最大 Flex プロファイル数 |
6000 |
固定アップリンク |
10G x 8 または 10G x 6 + 1G SFP+/SFP x 2 |
モジュラアップリンク(オプション) |
サポートされるアップリンクモジュール:
● C9800-18X1GE
(=
)
● C9800-10X10GE
(=
)
● C9800-1X40GE
(=
)
● C9800-2X40GE
(=
)
● C9800-1X100GE
(=
)
アップリンクモジュールはホットスワップ可能です。 10G、40G、および 100G QSFP トランシーバをサポート |
冗長電源 |
AC または DC の電源装置 |
最大消費電力(モジュール搭載) |
600W |
展開モード |
一元化、Cisco FlexConnect、およびファブリックワイヤレス(SD-Access) |
フォーム ファクタ |
2 RU |
ライセンス |
スマートライセンス対応 |
オペレーティングシステム |
Cisco IOS XE |
管理 |
Cisco DNA Center、Cisco Prime Infrastructure、統合された WebUI、およびサードパーティ(オープンスタンダード API)* |
相互運用性 |
AireOS ベースのコントローラ* |
ポリシーエンジン |
Cisco Identity Services Engine(ISE)* |
ロケーション プラットフォーム |
Cisco Connected Mobile Experiences(CMX)/Cisco Spaces* |
アクセスポイント |
Aironet 802.11ac Wave 1 および Wave 2 アクセスポイント、Cisco Catalyst 9100 802.11ax アクセスポイント |
常時稼働
シームレスなソフトウェアアップデートにより、重大な問題を迅速に解決したり、ダウンタイムなしで新しいアクセスポイントを導入することができるようになり、また、ソフトウェアアップデートの柔軟性も向上します。1:1 のアクティブ/スタンバイを使用したステートフル スイッチオーバー(SSO)と N+1 冗長性により、計画外のイベントが発生した場合でもネットワーク、サービス、およびクライアントは常時稼働を維持します。Cisco Advanced Wireless Intrusion Prevention System(aWIPS)は、Cisco Unified Access インフラストラクチャを使用して有線およびワイヤレスによる不正や脅威を検出し、場所を特定して緩和および封じ込めを行う完結型のワイヤレス セキュリティ ソリューションです。
セキュア
Cisco Catalyst 9800-80 ワイヤレスコントローラにより、無線通信、デバイス、およびユーザーがセキュリティ保護されます。ワイヤレス インフラストラクチャは、ETA と SD-Access を備えた最強の第一防御線となります。コントローラには、セキュアブート、ランタイム防御、イメージ署名、整合性検証、ハードウェアの信頼性といったセキュリティが組み込まれています。
オープンでプログラム可能
コントローラは、Cisco IOS XE オペレーティングシステムに基づいて構築されており、オープンスタンダードベースのプログラマブルな API やモデル駆動型のテレメトリが豊富に用意されています。これにより、0 日目から N 日目のネットワーク運用を簡単に自動化できます。
表 2. 物理寸法
寸法 |
値 |
幅 |
43.94 cm(17.3 インチ) |
奥行 |
52.07 cm(20.5 インチ) |
高さ |
8.81 cm(3.47 インチ) |
重量 |
14.29 kg(31.5 ポンド) |
前面パネル
前面パネル
前面パネルのコンポーネント
10G/1G ポート
ラベル |
コンポーネント |
1 |
電源モジュール(PEM 0) |
2 |
電源モジュール(PEM 1) |
3 |
電源(PWR)スイッチ |
4 |
PWR:電源 LED |
5 |
SYS:システム LED |
6 |
ALM:アラーム LED |
7 |
HA:ハイアベイラビリティ LED |
8 |
SP:RJ-45 10/100/1000 管理イーサネットポート |
9 |
RP:RJ-45 10/100/1000 冗長イーサネットポート |
10 |
RP:1G SFP ポート(RP ポートでサポートされる SFP は GLC-SX-MMD および GLC-LH-SMD のみ) |
11 |
USB ポート 0 および 1 |
12 |
固定:10G x 6 および 1G x 2 または 10G x 8 |
13 |
CON:RJ-45 対応コンソールポート |
14 |
LINK:RJ-45 コネクタ LED |
15 |
CON:ミニ USB コンソールポート |
16 |
SSD:SSD アクティビティ LED |
17 |
SSD アクセス |
18 |
モジュラアップリンク |
ポート |
目的 |
RJ45 コンソールポート x 1 |
アウトオブバンド管理用コンソールポート |
USB 3.0 コンソールポート x 1 |
アウトオブバンド管理用コンソールポート |
USB 3.0 ポート x 2 |
外部メモリ接続用 USB 3.0 ポート |
RJ-45 管理ポート x 1 |
アウトオブバンド管理用管理ポート(別名:サービスポート) |
RJ-45 冗長ポート x 1 |
SSO に使用される冗長ポート |
SFP ギガビットイーサネット冗長ポート x 1 |
●
冗長ポートは SSO
に使用されます。RP
ポート用のシスコ対応 SFP
(GLC-LH-SMD
および GLC-SX-MMD
)を使用します
|
固定アップリンク:10G SFP+/1G SFP ポート |
このポートは固定アップリンクで、10G SFP+ x 8 または 10G x 6 + 1G x 2 として使用できます |
モジュラアップリンク |
サポートされるアップリンクモジュール:
● C9800-18X1GE
(=
)
● C9800-10X10GE
(=
)
● C9800-1X40GE
(=
)
● C9800-2X40GE
(=
)
● C9800-1X100GE
(=
)
アップリンクモジュールはホットスワップ可能です。 10G、40G、および 100G QSFP トランシーバをサポート |
前面パネル LED
表 5. 前面パネル LED
LED |
色 |
機能 |
電源 PWR |
緑 |
すべての電源レールが仕様範囲内の場合は緑になります |
STATUS SYS |
緑 |
点灯:IOS が完全に起動 点滅:IOS ブートが進行中 |
オレンジ |
点灯:システムクラッシュ 点滅:セキュアブートの失敗 消灯:ROMMON ブート |
|
ALARM ALM |
緑 |
点灯:ROMMON ブートの完了 点滅:システムアップグレードが進行中 |
オレンジ |
点灯:ROMMON ブートおよびシステムのブートアップ 点滅:温度エラーおよびセキュアブートの失敗 |
|
ハイアベイラビリティ HA |
緑 |
点灯:HA アクティブ 点滅:HA スタンバイホット |
オレンジ |
ゆっくり点滅:HA スタンバイコールドで起動 速い点滅:HA メンテナンス |
|
USB コンソールが有効 EN |
緑 |
LED が点灯:USB コンソールが有効(RJ-45 コンソールは無効) |
10/100/1000 RJ45 I/F LINK |
緑 |
緑の点灯はリンクを示します |
10/100/1000 RJ45 I/F アクティビティ |
緑 |
緑の点滅はアクティビティを示します |
SSD アクティビティ SSD |
緑 |
ユニット内のハードディスク SSD メモリデバイスのアクティブな使用を示します |
背面パネル
背面パネル
● シャーシには前面から背面へのエアーフローがあります。
● 4 つの内蔵ファンがシャーシの前面から冷気を取り入れ、内部コンポーネントに通気して、動作温度を許容範囲に保ちます。
● ファンは、シャーシの背面に設置されています。
● ファンには右から左の順に、0 ~ 3 の番号が付けられています。
9800-80 コントローラには、お客様の選択に応じて AC または DC のいずれかの冗長電源装置が同梱されます。
電源入力モジュール(PEM)により、システムに冗長電源が提供されます。9800-80 は PEM を 1 つ搭載するだけで継続的に動作できます。PEM はホットスワップ可能です。システムへの電源を切断せずに 1 つの PEM を交換できます。PEM へのすべての外部接続はシャーシの背面パネルから行われ、背面から取り外しまたは挿入されます。装置の主電源スイッチはシャーシ背面の PEM のすぐ隣にあります。
表 6. 電源オプション
電源の状態 |
緑(正常)LED ステータス |
オレンジ(障害)LED ステータス |
どの電源モジュールにも AC 電力が供給されていません |
消灯 |
消灯 |
電源モジュールの障害(過電圧、過電流、過熱、ファン障害など) |
消灯 |
電源の障害は赤 ファンの障害はオレンジ |
電源が引き続き動作する場合(高温、高電力、および低速ファン)の電源の警告イベント |
消灯 |
1 Hz の点滅 |
注: 冗長性は同じ電源タイプでサポートされます。
● すべての 1G、10G、40G、および 100G ポートを個別に設定できます。
● SFP、SFP+、および QSFP の活性挿抜(OIR)。
● モジュールはホットスワップ可能です。
表 7. サポートされる SFP
タイプ |
サポートされるモジュール |
小型フォーム ファクタ(SFP) |
GLC-BX-D |
GLC-BX-U |
|
GLC-EX-SMD |
|
GLC-LH-SMD |
|
GLC-SX-MMD |
|
GLC-ZX-SMD |
|
GLC-TE |
|
拡張 SFP(SFP+) |
SFP-10G-AOC1M |
SFP-10G-AOC2M |
|
SFP-10G-AOC3M |
|
SFP-10G-AOC5M |
|
SFP-10G-AOC7M |
|
SFP-10G-AOC10M |
|
SFP-10G-SR |
|
SFP-10G-SR-S |
|
SFP-10G-SR-X |
|
SFP-10G-LR |
|
SFP-10G-LRM |
|
SFP-10G-LR-X |
|
SFP-10G-ER |
|
SFP-10G-ZR |
|
SFP-H10GB-CU1M |
|
SFP-H10GB-CU1.5M |
|
SFP-H10GB-CU2M |
|
SFP-H10GB-CU2.5M |
|
SFP-H10GB-CU3M |
|
SFP-H10GB-CU5M |
|
SFP-H10GB-ACU7M |
|
SFP-H10GB-ACU10M |
|
DWDM-SFP10G-30.33 - DWDM-SFP10G-61.41 |
|
クアッド SFP(QSFP) |
QSFP-40G-SR4 |
QSFP-40G-LR4 |
|
QSFP-40GE-LR4 |
|
QSFP-40G-ER4 |
|
QSFP-40G-SR4-S |
|
QSFP-40G-LR4-S |
|
QSFP-40G-SR-BD |
|
QSFP-40G-BD-RX |
|
QSFP-100G-SR4-S |
|
QSFP-100G-LR4-S |
Cisco IOS XE により、ネットワーク自動化によるネットワークの設定、運用、モニターリングにまったく新しいパラダイムが展開されます。シスコの自動化ソリューションはオープンかつ標準ベースであり、ネットワークデバイスのライフサイクル全体をカバーします。デバイスのライフサイクルに基づき、ネットワーク自動化を実現するさまざまなメカニズムを以下に示します。
● 自動化されたデバイスプロビジョニング:ネットワークでのシスコアクセスポイントの初回展開時に、ソフトウェアイメージのアップグレードプロセスおよびコンフィギュレーション ファイルのインストールプロセスを自動化します。シスコは、プラグアンドプレイ(PnP)などのターンキーソリューションを提供しています。これにより、自動化された負担の少ない展開が可能になります。
● API 駆動型設定:Cisco Catalyst 9800-80 ワイヤレスコントローラなどの最新ワイヤレスコントローラでは、多様な自動化機能をサポートしています。ネットワークリソースの自動プロビジョニング用途では、(既製およびカスタムビルドの)外部ツール向けとして YANG データモデルを使用するネットワーク設定プロトコル(NETCONF)を介した堅牢なオープン API を提供しています。
● きめ細かな可視性:モデル駆動型テレメトリは、ワイヤレスコントローラから宛先にデータをストリーミングするメカニズムを提供します。ストリーミングされるデータは、YANG モデルでのデータセット サブスクリプションを通じて伝達されます。サブスクライブされたデータセットは、設定された間隔で宛先に送信されます。さらに、Cisco IOS XE は、リアルタイムに近いネットワークモニタリングを実現するプッシュモデルを可能にします。これにより障害をすばやく検出・修正します。
● シームレスなソフトウェアアップグレードとパッチ適用:OS の復元力を強化するため、Cisco IOS XE では、通常のメンテナンスリリースの合間に、重大なバグやセキュリティの脆弱性に関する修正パッチを提供します。このサポートにより、お客様は次のメンテナンスリリースを待たずに修正パッチを適用できます。
常時稼働
● ハイアベイラビリティ:1:1 のアクティブ/スタンバイを使用したステートフル スイッチオーバーと N+1 冗長性により、計画外のイベントが発生した場合でもネットワーク、サービス、およびクライアントは常時稼働を維持します。
● ホットパッチを使用したソフトウェア メンテナンス アップグレード(SMU):パッチ適用により、ネットワーク全体をダウンさせることなくバグ修正としてパッチをインストールできます。これにより、ソフトウェアイメージ全体を再認定する必要がなくなります。SMU はシステムにインストールできるパッケージで、リリース済みのイメージにパッチ修正やセキュリティ上の問題の解決を行うことができます。SMU を使用するとネットワークの問題に迅速に対応できるだけでなく、テストに必要な時間と範囲も削減できます。Cisco IOS XE プラットフォームでは SMU の互換性が内部検証されるため、互換性のない SMU はインストールされません。すべて SMU が後続の Cisco IOS XE ソフトウェア メンテナンス リリースに統合されています。
● アクセスポイントのインテリジェントなローリングアップグレードおよびシームレスなマルチサイトアップグレード:Cisco Catalyst 9800-80 ワイヤレスコントローラには、ネットワーク運用を簡素化するためのアクセスポイントのインテリジェントなローリングアップグレードが搭載されています。マルチサイトアップグレードは複数のステージで実行できるようになりました。アクセスポイントは、ネットワーク全体を再起動することなくインテリジェントにアップグレードできます。
● ハイアベイラビリティ(HA)モードでの Cisco Catalyst 9800 ワイヤレスコントローラのスタンバイモニターリングにより、アクティブコントローラを経由せずに、プログラムインターフェイス(NETCONF/YANG、RESTCONF)および CLI を使用して、ハイアベイラビリティペアのスタンバイコントローラのシステム正常性をモニターできます。詳細については、技術マニュアルを参照してください。
● In-Service Software Upgrade(ISSU):ISSU は、ネットワークを稼働したままで、ダウンタイムがゼロの、完全なイメージアップグレード/更新です。ソフトウェアイメージまたはパッチは、トラフィックの転送を妨げることなくワイヤレスコントローラにプッシュされ、アップグレードのプロセスが進行中でもすべてのアクセスポイントとクライアントセッションが維持されます。
ネットワークのアップグレードがクリック 1 つで済み、あとは自動で最新のソフトウェアに更新されます。バックアップ 9800 コントローラは、アクティブな 9800 コントローラを介してプッシュされる新しいソフトウェアを受信します。バックアップ 9800 コントローラがアクティブに切り替わり、ネットワークを引き継ぐと同時にアクティブだった 9800 がバックアップ 9800 コントローラに切り替わって、ソフトウェアのアップグレードを処理します。インテリジェントな RF ベースのローリング アクセスポイント アップグレードによって、ワイヤレスセッションには影響を与えずにすべてのアクセスポイントが段階的にアップグレードされます。この手順は、コントローラからネイティブに手動で介入することなく、外部オーケストレータや追加ライセンスを必要とせずに実行されます。
セキュリティ
● 暗号化トラフィック分析(ETA):ETA は、アクセスレイヤから入ってくる暗号化トラフィックからマルウェアを特定できる独自機能です。トラフィックの暗号化は急増しているため、可視化して脅威を検出できるこの機能は、各レイヤでネットワークの安全性を保つために不可欠です。
● 信頼できるシステム:Cisco Trust Anchor テクノロジーは、高い安全性の基盤をシスコ製品に提供します。高い信頼性を誇る Cisco Catalyst 9800-80 では、サプライチェーントラストに関するハードウェアとソフトウェアの信頼性を確保し、ソフトウェアやファームウェアでの中間者攻撃を大幅に軽減します。Trust Anchor の機能には、次のようなものがあります。
◦ イメージの署名:暗号化で署名されたイメージは、ファームウェア、BIOS、およびその他のソフトウェアが正規のものであり、改ざんされていないことを保証します。システムのブート時に、ソフトウェアシグネチャの整合性が確認されます。
◦ セキュアブート:シスコのセキュアブートテクノロジーは、ブートシーケンスの信頼チェーンを永続的なハードウェアに固定し、ユーザの権限レベルにかかわらず、システムの通常状態や実行されるソフトウェアに対する脅威を緩和します。不正に改ざんされたファームウェアに対しても、多層保護が実現します。
◦ Cisco トラストアンカーモジュール:改ざん耐性と強力な暗号化を備えた単一チップのソリューションハードウェアが製品を一意に識別します。これによりシスコが提供元を確認できるため、製品の真偽が保証されます。
◦ Cisco Wireless Intrusion Prevention System(WIPS):WIPS は、ワイヤレスネットワークへの侵入や脅威を検出、特定、軽減および阻止する高度なネットワークセキュリティを提供します。ワイヤレスネットワークの異常、不正アクセス、および RF 攻撃をモニタおよび検出できます。Cisco DNA Center には、不正および aWIPS 用の新しい専用分類エンジンが組み込まれています。WIPS ソリューションの完全統合スタックには、Cisco DNA Center、Cisco Catalyst 9800 コントローラ、Wave 2、および Cisco Catalyst 9100 アクセスポイントが含まれます。この新しいアーキテクチャにより、検出とセキュリティが向上し、シンプルで使いやすくなり、誤検出アラームが減少します。
Flexible NetFlow
● Flexible NetFlow(FNF):Cisco IOS FNF は、柔軟性と拡張性が強化された次世代のフロー可視化テクノロジーです。ネットワーク インフラストラクチャの最適化や、運用コストの削減、キャパシティプランニングおよびセキュリティインシデント検出の改善に役立ちます。
アプリケーションの可視性と制御
● 次世代型 Network-Based Application Recognition(NBAR2):Cisco Catalyst 9800-80 では、NBAR2 により、最大 1400 の既知の事前定義済みアプリケーション署名と最大 150 の暗号化アプリケーションに対応する、高精度のアプリケーション分類技術が実現しています。最も一般的なアプリケーションには Skype、Office 365、Microsoft Lync、Cisco Webex、Facebook などがあります。その他の多数のアプリケーションがすでに事前定義されていて、簡単に設定できます。NBAR2 はエンドユーザによるアプリケーション使用を識別、制御、モニタするための重要なツールをネットワーク管理者に提供するとともに、ユーザエクスペリエンスの品質を確保し、悪意のある攻撃からネットワークを保護します。FNF を使用して、サポート対象の NetFlow コレクタ(Cisco Prime、Stealthwatch、準拠しているサードパーティツールなど)にネットワーク内のアプリケーション パフォーマンスやアクティビティを報告します。
サービス品質
● 優れた QoS:QoS 技術はネットワークリソースを管理するツールおよび技術の集合であり、音声、ビデオおよびデータネットワークで透過的なコンバージェンスを実現するための鍵となる技術と考えられています。Cisco Catalyst 9800-80 の QoS は、パケットデータに基づいたトラフィックの分類とアプリケーションの認識やトラフィック制御アクション(ドロップ、マーキング、ポリシングなど)で構成されています。モジュール型の QoS コマンドライン フレームワークを採用することで、一貫性がありプラットフォームに依存しない、柔軟な構成による動作を実現します。また、9800-80 はターゲットの 2 つのレベル(BSSID とクライアント)のポリシーをサポートしています。ポリシーの割り当ては、クライアントレベルまで細かく下げることができます。
スマートオペレーション
● Bluetooth 対応:Cisco Catalyst 9800-80 では Bluetooth ドングルをコントローラに接続するハードウェアがサポートされており、このワイヤレスインターフェイスを管理ポートとして使用できます。このポートは IP 管理インターフェイスとして機能し、WebUI またはコマンドライン インターフェイス(CLI)を使った設定とトラブルシューティングに、あるいはイメージや設定の転送に使用できます。
● WebUI:WebUI は組み込み GUI ベースのデバイス管理ツールです。デバイスをプロビジョニングしたり、デバイスの導入および管理性を簡素化したり、ユーザーエクスペリエンスを向上したりする機能を提供します。WebUI にはデフォルトイメージが付属しています。デバイス上で何かを有効にしたり、ライセンスをインストールしたりする必要はありません。CLI の使用方法が分からなくても、WebUI を使用して 0 日目や 1 日目から設定を構築し、それ以降もデバイスをモニターしたり、トラブルシューティングしたりできます。
表 8. 仕様
項目 |
仕様 |
|
ワイヤレス |
IEEE 802.11a、802.11b、802.11g、802.11d、WMM/802.11e、802.11h、802.11n、802.11k、802.11r、802.11u、802.11w、802.11ac Wave 1 および Wave 2、802.11ax |
|
有線、スイッチング、およびルーティング |
IEEE 802.3 10BASE-T、IEEE 802.3u 100BASE-TX、1000BASE-T、1000BASE-SX、1000-BASE-LH、IEEE 802.1Q VLAN タギング、IEEE 802.1AX リンクアグリゲーション |
|
データ標準規格 |
●
RFC 768 User Datagram Protocol
(
UDP
)
● RFC 791 IP
● RFC 2460 IPv6
● RFC 792 Internet Control Message Protocol
(ICMP
)
● RFC 793 TCP
● RFC 826 Address Resolution Protocol
(ARP
)
● RFC 1122
インターネットホストの要件
● RFC 1519 Classless Inter-Domain Routing
(CIDR
)
● RFC 1542
ブートストラッププロトコル
(BOOTP
)
● RFC 2131 Dynamic Host Configuration Protocol
(DHCP
)
● RFC 5415 Control and Provisioning of Wireless Access Points
(CAPWAP
)プロトコル
● RFC 5416 802.11
向け CAPWAP
バインディング
|
|
セキュリティ規格 |
● Wi-Fi Protected Access
(WPA
)
● IEEE 802.11i
(WPA2
、RSN
)
● Wi-Fi Protected Access 3
(WPA3
)
● RFC 1321 MD5
メッセージ
ダイジェスト
アルゴリズム
● RFC 1851 Encapsulating Security Payload
(ESP
) Triple DES
(3DES
)変換
● RFC 2104 HMAC
:メッセージ認証用の鍵付きハッシュ
● RFC 2246 TLS
プロトコルバージョン 1.0
● RFC 2401
インターネットプロトコルのためのセキュリティアーキテクチャ
● RFC 2403 ESP
および AH
における HMAC-MD5-96
● RFC 2404 ESP
および AH
における HMAC-SHA-1-96
● RFC 2405
明示的 IV
を伴う ESP DES-CBC
暗号アルゴリズム
● RFC 2407 Internet Security Association Key Management Protocol
(ISAKMP
)の解釈
● RFC 2408 ISAKMP
● RFC 2409
インターネット
キー
エクスチェンジ(IKE
)
● RFC 2451 ESP CBC
モード暗号アルゴリズム
● RFC 3280
インターネット X.509 Public Key Infrastructure
(PKI
)証明書および証明書失効リスト(CRL
)プロファイル
● RFC 4347
データグラムトランスポート層セキュリティ(DTLS
)
● RFC 5246 TLS
プロトコルバージョン 1.2
|
|
暗号化標準規格 |
●
スタティック Wired Equivalent Privacy
(WEP
)RC4 40
、104
、および 128
ビット
● Advanced Encryption Standard
(AES
):Cipher Block Chaining
(CBC
)、Counter with CBC-MAC
(CCM
)、Counter with CBC Message Authentication Code Protocol
(CCMP
)
●
DES
:
DES-CBC
、
3DES
●
セキュアソケットレイヤ(SSL
)および Transport Layer Security
(TLS
):RC4 128
ビットと、RSA 1024
ビットおよび 2048
ビット
● DTLS
:AES-CBC
● IPsec
:DES-CBC
、3DES
、AES-CBC
● 802.1AE MACsec
暗号化
|
|
認証、許可、アカウンティング(AAA) |
● IEEE 802.1X
● RFC 2548 Microsoft
ベンダー固有の RADIUS
属性
● RFC 2716 Point-to-Point Protocol
(PPP
)Extensible Authentication Protocol
(EAP;
拡張可能認証プロトコル)- TLS
● RFC 2865 RADIUS
認証
● RFC 2866 RADIUS
アカウンティング
● RFC 2867 RADIUS
トンネルアカウンティング
● RFC 2869 RADIUS
拡張
● RFC 3576 RADIUS
への動的許可拡張機能
● RFC 5176 RADIUS
への動的許可拡張機能
● RFC 3579 EAP
の RADIUS
サポート
● RFC 3580 IEEE 802.1X RADIUS
ガイドライン
● RFC 3748 Extensible Authentication Protocol
(EAP
)
● Web
ベース認証
●
管理ユーザのための TACACS
サポート
|
|
管理標準規格 |
● Simple Network Management Protocol
(SNMP
)v1
、v2c
、v3
● Telnet
(RFC 854
)
● RFC 1155 TCP/IP
ベースのインターネットの管理情報
● RFC 1156 MIB
● RFC 1157 SNMP
● RFC 1213 SNMP MIB II
●
RFC 1350 Trivial File Transfer Protocol
(
TFTP
)
● RFC 1643
イーサネット MIB
● RFC 2030 Simple Network Time Protocol
(SNTP
)
● RFC 2616 HTTP
● RFC 2665 Ethernet-Like
インターフェイスタイプ MIB
● RFC 2674
トラフィッククラス、マルチキャスト
フィルタリング、および仮想拡張機能を使用したブリッジの管理対象オブジェクトの定義
● RFC 2819
リモートモニターリング(RMON
)MIB
● RFC 2863
インターフェイスグループ MIB
● RFC 3164 Syslog
● RFC 3414 SNMPv3
のユーザベース
セキュリティ
モデル(USM
)
● RFC 3418 SNMP MIB
● RFC 3636 IEEE 802.3 MAU
のマネージドオブジェクトの定義
● RFC 4741 Base NETCONF
プロトコル
● RFC 4742 NETCONF over SSH
● RFC 6241 NETCONF
● RFC 6242 NETCONF over SSH
● RFC 5277 NETCONF
イベント通知
● RFC 5717
部分ロックのリモートプロシージャコール
● RFC 6243 NETCONF
のデフォルトあり機能
● RFC 6020 YANG
●
シスコのプライベート MIB
|
|
管理インターフェイス |
● Web
ベース:HTTP/HTTPS
●
コマンドライン
インターフェイス:Telnet
、Secure Shell
(SSH
)プロトコル、シリアル
ポート
● SNMP
● NETCONF
|
|
ハードディスクドライブ(HDD) |
● SATA
ソリッドステートドライブ(SSD
)
● 240 GB
のメモリ
|
|
サポートされる環境条件 |
動作温度:
●
通常:0
〜 40°C
(32
〜 104°F
)
●
短時間:0
~ 50°C
(32
~ 122°F
)
温度(非動作時):
● -40
~ 65°C
(-104
~ 149°F
)
湿度(動作時):
●
通常:10
~ 90%
(結露しないこと)
●
短時間:5
~ 90%
(結露しないこと)
非動作時温度湿度:
● 5%
~ 93%
(28 °C
(82 °F
)時)
動作時の高度:
●
アプライアンス動作環境:0
~ 3000m
(0
~ 10,000 ft
)
●
アプライアンス非動作環境:0
~ 12,192 m
(0
~ 40,000 ft
)
電源入力:
● AC
入力周波数範囲:47
~ 63 Hz
● AC
入力範囲:90
~ 264 VAC
(AC PEM
搭載)
● DC
入力範囲:-40
~ -72 VDC
(DC PEM
搭載)
最大電力(モジュール搭載):600 W 熱放散:2047 BTU/時 音響レベル測定:
● A
特性音声レベルは 27C
の公称動作温度で 70.5 LpAm
(dBA
)
|
|
適合規格の遵守 |
安全性:
● UL/CSA 60950-1
● IEC/EN 60950-1
● AS/NZS 60950.1
● CAN/CSA-C22.2 No. 60950-1
|
|
EMC:エミッション:
● FCC 47CFR15
● AS/NZS CISPR 22
● CISPR 22
● EN55022/EN55032
(EMI-1
)
● ICES-003
● VCCI
● KN 32
(EMI-2
)
● CNS 13438
|
クラス A |
|
EMC:エミッション:
● EN61000-3-2
電源高調波(EMI-3
)
● EN61000-3-3
電圧変動、変動、およびフラッカ(EMI-3
)
|
|
|
EMC:イミュニティ:
● IEC/EN61000-4-2
静電放電イミュニティ
● IEC/EN61000-4-3
放射電磁界イミュニティ
● IEC/EN61000-4-4 EFT-B
イミュニティ(AC
電源リード線)
● IEC/EN61000-4-4 EFT-B
イミュニティ(DC
電源リード線)
● IEC/EN61000-4-4 EFT-B
イミュニティ(信号リード線)
● IEC/EN61000-4-5
サージ AC
ポート
● IEC/EN61000-4-5
サージ DC
ポート
● IEC/EN61000-4-5
サージシグナルポート
● IEC/EN61000-4-6
伝導妨害に対するイミュニティ
● IEC/EN61000-4-8
電源周波数磁界イミュニティ
● IEC/EN61000-4-11
電圧ディップ、瞬断、および電圧変異
● K35
(EMI-2
)
|
|
|
|
EMC(ETSI/EN)
● EN 300 386
電気通信ネットワーク機器(EMC
)(EMC-3
)
● EN55022
情報技術機器(エミッション)
● EN55024/CISPR 24
情報技術機器(イミュニティ)
● EN50082-1/EN61000-6-1
一般イミュニティ標準(EMC-4
)
|
|
Cisco Catalyst 9800-80 は、Cisco IOS XE ソフトウェアバージョン 16.10.1 以降で実行されます。このソフトウェアリリースには、「プラットフォーム ソフトウェアの利点」セクションに記載されている機能がすべて含まれています。
Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラを起動するのにライセンスは必要ありません。ただし、コントローラにアクセスポイントを接続するには、Cisco DNA ソフトウェア サブスクリプションが必要です。9800 シリーズ コントローラに接続する資格を得るには、各アクセスポイントに Cisco DNA サブスクリプション ライセンスが必要です。
Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラに接続するアクセスポイントのライセンス要件の決定
Cisco Catalyst 9800 シリーズに接続するアクセスポイントには、新しく簡素化されたソフトウェア サブスクリプション パッケージがあります。
Cisco DNA Essentials および Cisco DNA Advantage を含む Cisco DNA ソフトウェアの両方の層をサポートします。
Cisco DNA ソフトウェア サブスクリプションは、アクセスポイントに関するシスコのイノベーションを提供します。これらには永続的な Network Essentials と Network Advantage のライセンスオプションもあり、802.1X 認証、QoS、PnP のようなワイヤレスの基本要素だけでなく、テレメトリや可視性、SSO、セキュリティ制御にも対応します。
Cisco DNA サブスクリプション ソフトウェアは、3 年、5 年、または 7 年のサブスクリプション期間を購入する必要があります。サブスクリプションの有効期限が切れると Cisco DNA の機能も無効になりますが、Network Essentials と Network Advantage の機能はそのまま使えます。
永続的な Network Essentials および Network Advantage を含む Cisco DNA ソフトウェアの全機能リストについては、次の機能マトリックスを参照してください。https://www.cisco.com/c/m/en_us/products/software/dna-subscription-wireless/en-sw-sub-matrix-wireless.html?oid=porew018984
2 つのモードのライセンスを使用できます。
● シスコ スマート ライセンシングは、シスコポートフォリオ全体および組織全体でソフトウェアをより簡単、迅速かつ便利に購入および管理できる柔軟なライセンスモデルです。また、これは安全です。ユーザがアクセスできるものを制御できます。スマート ライセンスを使用すると、次のことが可能になります。
◦ 簡単なアクティベーション:スマートライセンスは、組織全体で使用できるソフトウェアライセンスのプールを確立します。PAK(製品アクティベーションキー)は不要です。
◦ 管理の統合:My Cisco Entitlements(MCE)は、使いやすいポータルですべてのシスコ製品とサービスの完全なビューを提供するので、取得したもの、使用しているものを常に把握できます。
◦ ライセンスの柔軟性:ソフトウェアはハードウェアにノードロックされていないため、必要に応じてライセンスを簡単に使用および転送できます。
◦ スマートライセンスを使用するには、まず Cisco Software Central でスマートアカウントを設定する必要があります(software.cisco.com)。
シスコライセンスの概要については詳しくは、cisco.com/go/licensingguide を参照してください
● Specific License Reservation(SLR)は、非常にセキュリティの高いネットワークで使用される機能です。この機能により、お客様は使用状況をシスコと同期通信することなく、デバイス(製品インスタンス)にソフトウェアライセンスを導入できます。シスコまたはサテライトとは通信しません。ライセンスは、すべてのコントローラ向けに予約されます。これは、ノードベースのライセンスです。
Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラでは、4 つのレベルのライセンスがサポートされます。コントローラは、4 つのうちいずれかのレベルで機能するように設定できます。
● Cisco DNA Essentials:このレベルでは、Cisco DNA Essentials 機能セットがサポートされます。
● Cisco DNA Advantage:このレベルでは、Cisco DNA Advantage 機能セットがサポートされます。
● NE:このレベルでは、Network Essentials 機能セットがサポートされます。これは、Cisco DNA Essentials で使用できます。
● NA:このレベルでは、Network Advantage 機能セットがサポートされます。これは、Cisco DNA Advantage で使用できます。
Cisco DNA Essentials をご購入のお客様については、Network Essentials がサポートされ、有効期限終了後も引き続き機能します。また、Cisco DNA Advantage をご購入のお客様については、Network Advantage がサポートされ、有効期限終了後も引き続き機能します。
コントローラの初回起動は Cisco DNA Advantage レベルで実行されます。
ご質問がある場合は、ask-catalyst9800licensing で Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラ ライセンスのメールグループにお問い合わせください。
スマートアカウントによるライセンス管理
Cisco Smart Software Manager(SSM)を使用してスマートアカウントを作成すると、デバイスやライセンスパッケージの発注およびソフトウェアライセンスの管理を、一元化された Web サイトから実施できるようになります。スマートアカウントを設定すると、日単位で電子メールアラートが送信され、アドオンライセンスの更新期限通知を受け取ることができます。スマートアカウントは、Cisco Catalyst 9800 シリーズ コントローラに必須です。スマートアカウントの詳細については、https://www.cisco.com/jp/go/smartaccounts を参照してください。
保証については、Cisco.com の「製品保証」ページ [英語] を参照してください。
シスコ製品(ハードウェア)に関する 1 年間の Limited warranty 規定
ハードウェア保証には次の条件が適用されます。組み込みソフトウェアは、シスコ一般条件(後述のリンクを参照)および/または任意の一般条件、またはデバイスに読み込まれたその他のソフトウェア製品に固有のソフトウェア保証条件に従います。
ハードウェア保証期間:1 年間
ハードウェアの交換、修理、返金:シスコまたはシスコのサービスセンターでは、返品許可(RMA)要求を受領してから 10 営業日以内に交換部品を出荷できるように、ビジネスの範囲内で適正な努力を払っています。実際の配送期間は、お客様がお住まいの地域によって異なります。
シスコは購入代金を払い戻すことにより一切の保証責任とさせて頂く権利を留保します。
シスコの企業の社会的責任(CSR)レポートの「環境保全」セクションでは、製品、ソリューション、運用、拡張運用、サプライチェーンに対する、シスコの環境保全ポリシーとイニシアチブを掲載しています。
次の表に、環境保全に関する主要なトピック(CSR レポートの「環境保全」セクションに記載)への参照リンクを示します。
表 9. 持続可能性に関する情報への参照リンク
持続可能性に関するトピック |
参照先 |
製品の材料に関する法律および規制に関する情報 |
|
製品、バッテリ、パッケージを含む電子廃棄物法規制に関する情報 |
|
持続可能性に関するお問い合わせ |
シスコでは、パッケージデータを情報共有目的でのみ提供しています。これらの情報は最新の法規制を反映していない可能性があります。シスコは、情報が完全、正確、または最新のものであることを表明、保証、または確約しません。これらの情報は予告なしに変更されることがあります。
表 10. 発注情報
タイプ |
製品 ID |
説明 |
ワイヤレスコントローラ |
C9800-80-K9 |
Cisco Catalyst 9800-80 ワイヤレスコントローラ |
LIC-C9800-DTLS-K9 |
Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラ DTLS ライセンス |
|
アクセサリ、スペア |
C9800-AC-1100W= |
Cisco Catalyst ワイヤレスコントローラ 1100 AC 電源装置 |
C9800-DC-950W= |
Cisco Catalyst ワイヤレスコントローラ 950W DC 電源装置 |
|
C9800-18X1GE(=) |
Cisco Catalyst 9800-80 GE モジュール |
|
C9800-10X10E(=) |
Cisco Catalyst 9800-80 10 GE モジュール |
|
C9800-1X40GE(=) |
Cisco Catalyst 9800-80 1 ポート 40 GE モジュール |
|
C9800-2X40GE(=) |
Cisco Catalyst 9800-80 2 ポート 40 GE モジュール |
|
C9800-1X100GE(=) |
Cisco Catalyst 9800-80 1 ポート 100 GE モジュール |
目的達成に役立つ柔軟な支払いソリューション
Cisco Capital により、目標を達成するための適切なテクノロジーを簡単に取得し、ビジネス変革を実現し、競争力を維持できます。総所有コスト(TCO)の削減、資金の節約、成長の促進に役立ちます。100 ヵ国あまりの国々では、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、および他社製製品を購入するのに、シスコの柔軟な支払いソリューションを利用して、簡単かつ計画的に支払うことができます。
詳細はこちらをご覧ください。
新規トピックまたは改訂されたトピック |
説明箇所 |
日付 |
ライセンス情報の更新 |
2018 年 12 月 6 日、2020 年 1 月 8 日 |
|
複数の表の外観の変更 |
2018 年 11 月 15 日、2020 年 1 月 8 日 |
|
更新されたイメージの記載 |
2018 年 11 月 15 日、2020 年 1 月 8 日 |
|
Cisco DNA Spaces の名称変更 |
製品名を Cisco Spaces に更新 |
2022 年 10 月 17 日 |