Cisco Private 5G ソリューションの概要

ダウンロード オプション

  • PDF
    (538.8 KB)
    Adobe Reader を使ってさまざまなデバイスで表示
Updated: 2022 年 3 月 17 日

偏向のない言語

この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。

翻訳について

このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。

ダウンロード オプション

  • PDF
    (538.8 KB)
    Adobe Reader を使ってさまざまなデバイスで表示
Updated: 2022 年 3 月 17 日

目次

 

 

Cisco Private 5G はサービスとして提供されるため、財務リスクを排除し、5G だけが実現できる高速、低遅延、デバイスセグメンテーションを取り入れてビジネスの生産性を向上させることができます。

Related image, diagram or screenshot

図 1.                           

ローカル 5G の説明

概要

企業は、デジタル トランスフォーメーションをさらに進めるために 5G テクノロジーに注目しており、これにはインダストリ 4.0 時代への期待も含まれます。複数の業種が、クリーンなスペクトルの高帯域幅、低遅延、高可用性、さらなる可視化のニーズに対応するために、ローカル 5G ネットワークを検討しています。

このような企業は、ローカル 5G ネットワークの利点と、そのようなネットワークを購入、運用、維持することの現実とのバランスを取る必要があります。ほとんどの場合、ローカル 5G ネットワークの運用は企業のコアビジネスではありません。企業は通常、コアではない業務に大量のリソースを投入することは最小限に抑えたいと考えます。

サービスとして提供される Cisco Private 5G は、高額な初期費用(CapEx 投資)のリスクを最小限に抑えながら、ローカル 5G ネットワークのすべてのメリットを提供します。直感的なダッシュボードにより、プライベートネットワークの所有に伴う運用の悩みが解消されます。Cisco Private 5G は、セルラーサービスを展開するための将来を見据えた方法であり、既存のネットワークを補完して強化し、ビジネスに不可欠なお客様固有の環境全体で信頼できるカバレッジとモビリティを実現します。

Related image, diagram or screenshot

図 2.                           

Cisco Private 5G

利点

Cisco Private 5G は、単なる 5G コネクティビティ以上のものを提供します。ユースケース固有のポリシーや業界随一のセキュリティを構築するための詳細な理解をもとに、デバイスやアプリケーションを識別するアプリケーション認識と ID 管理を行います。

Cisco Private 5G には、次の利点があります。

     シンプルな運用 サービスとデバイスを可視化する簡単なユーザーインターフェイス

     SLA の管理 すべてのセルラー資産を対象としたクラウドベースの構成および監視サービス

    アプリケーション認識と ID 管理

     24 時間 365 日体制のサポート – SLA 保証 – 99.999% のサービス可用性

     クラウドマネージド、ハイパフォーマンス

     信頼性と安全性

     投資の保護 陳腐化しない

    ソフトウェアとファームウェアのシームレスなアップグレードが含まれている

     エンタープライズ、サービスプロバイダー、クラウドサービスの分野におけるシスコのリーダーシップと専門知識

トレンドと課題

技術革新は、多くの成果をもたらした産業転換の原動力となってきました。現在では、世界中のほぼすべての企業が情報技術に投資しています。しかし、さらに大きな規模でデジタル化の第 2 の波が起こりつつあり、第 4 次産業革命と呼ばれる新しい時代へと突入することが予想されます。この新しい時代の中核を担うのが、ワイヤレスネットワークと IoT です。クラウドが IT 分野でのビジネスの生産性を大きく変革したように、この 2 つがオペレーショナル テクノロジー(OT)のデジタル化を促進することによって業界と業務のあり方を根本的に変革するでしょう。この産業革命の中心となるのはハイブリッドワークの未来です。つまり、ネットワークを介してすべての人とすべてのモノをつなぎ、生産性とレジリエンスを実現する能力です。

通信サービスプロバイダ(CSP)は、5GIoT、コラボレーションサービスの波によってもたらされるデジタル革命に向けて構築を続けています。5G は次の転換点となり、業界とビジネスを取り巻く環境を刷新する技術革新の融合を先導します。ただし、モバイルネットワークは複雑なので、これから起こる市場変革には課題が待ち受けています。5G は複雑なのです。

率直に言って、需要と供給の話はシンプルに見えるかもしれません。通信事業者は 5G を供給し、5G サービスを販売する準備ができています。消費者、企業、業界は 5G サービスに対する需要があり、購入する準備ができています。では現在、何が問題となっているのでしょうか?需要を供給に一致させようとすると、さまざまな面で問題が起こります。新しいユースケースのニーズがますますカスタム化する中、それに対応するために拡張しようとすると、従来の CSP モデルでは柔軟性に限界があります。CSP は現在の公共サービスと消費者向けサービスの市場にはうまく対応していますが、画一的なモデルは企業や産業界の顧客の心には響きません。 5G で得られる最大の価値とは、産業界と企業のニーズや IoT デバイスの急増に対応できる能力です。企業と産業界のデジタル化によって、事業者とその顧客の両方に長期的で大きな価値が生み出されます。

ローカル 5G ネットワークの柔軟なサービス

これまで、携帯電話ネットワークを構築するには、インフラストラクチャへの多額の設備投資や、インフラストラクチャに必要なサービスを実装するためにかなりの専門知識が必要なことから、利益が低く抑えられていました。シスコは、5G サービスと 4G サービスの利用を開始する障壁を低くしています。まず、API と直感的なインターフェイスによって基盤となる機能を抽象化することで、エンドユーザーが既存の IT/OT システムを使用してサービスのプロビジョニング、変更、確認、拡張、アップグレード、ロールバックをできるようにします。次に、シスコは、使用状況とカバレッジというわかりやすい要素に基づいたシンプルなサブスクリプション料金を提供することにより、先行投資を削減します。

仕組み

購入するもの:

シスコは、オンプレミスハードウェア(5G 無線アクセスポイントなど)と導入にかかる初期設備投資を最小限に抑えることで、ローカル 5G ネットワーキングを導入する障壁を低くしています。ソフトウェアとサービスはすべて、月額の従量制の財務モデルに組み込まれています。この月額サブスクリプションには、24 時間 365 日提供されるサービス、アップグレードとアップデートが含まれており、アップグレードとアップデートは安全で信頼できるシスコのクラウドから自動的にダウンロードされます。

主な機能と特徴:

     クリーンなスペクトルと一貫性と信頼性に優れたカバレッジ

     カバレッジの拡張(屋内および屋外)により強化されたブロードバンド

     無線区間の高速ハンドオフ

     超低遅延と高可用性

     使いやすく馴染みのあるユーザーインターフェイス

主な差別化要因:

一元管理:ネットワークとデバイス両方の確認と制御を行える一元管理システムを提供するのはシスコだけです。シスコの一元管理モデルには、複数のネットワークロケーションへの実装が含まれます。これにより、どこからでも安全な方法でネットワークを簡単に管理できます。

ID 管理:企業や政府の最も複雑なネットワークにポリシー、ID、セキュリティを組み合わせて適用します。そうすることで、ユースケース固有のポリシーと業界随一のセキュリティを構築できます。この機能により、作業負荷や人的ミスが発生する可能性も低減されます。

モデル/オプションCisco Private 5G は、従量制の消費モデルを通じて、ユーザーエクスペリエンスを最適化する、セキュリティとインテリジェンスが組み込まれた柔軟なサービスを提供します。そのため、運用がシンプルで収益につながる最適なコストモデルを備えた信頼性の高いネットワークが得られます。

ユースケース

表 1.          業界別の導入例

業種

ユースケースの説明

製造・産業 IoT

  ロボティクス プロセス オートメーションと精密制御
  無人搬送車・シームレスモビリティ
  高速なソフトウェアダウンロード
  AR/VR アプリケーション

物流・流通・倉庫

  流通経路・ワークフローの自動化
  無人搬送車・シームレスモビリティ
  資産の追跡

ホスピタリティと集客施設

  高密度環境での超高速モバイル接続
  ビデオストリーミングの改善
  AR/VR アプリケーション
  施設監視・警備

シスコのメリット

企業のお客様は、自社固有のビジネス目標に対応できるプライベート ネットワーク モデルを求めています。Cisco Private 5G は、プライベートネットワークの所有に伴う作業と費用を最小限に抑えながら、最大のメリットを提供するように設計されたフルサービスのソリューションです。シスコのサービスを利用すると、これらすべてをよりシンプルに、最小限の設備投資で提供できます。Cisco Private 5G を利用すると、自社のビジネスの顧客にとって付加価値の高いパートナーとなることができます。マネージドサービスやコラボレーションに追加することで、収益がさらに増加する可能性が広がります。

シスコはエンタープライズ、サービスプロバイダー、クラウド事業者の分野においてリーダーであるため、お客様にとってローカル 5G とプライベートネットワークを提供する最も価値あるパートナーとなるでしょう。シスコのサービスベースのアーキテクチャにより、新しいアプリケーションとビジネスモデルをより早く簡単に導入できます。

Cisco Capital

Cisco Capital® では、お客様が目標を達成し、競争力を維持するために必要なテクノロジーを入手できるよう支援します。シスコは設備コストの削減、成長の促進、投資額と ROI の最適化を支援します。Cisco Capital ファイナンスプログラムは、お客様がハードウェア、ソフトウェア、サービス、および補完的なサードパーティ製機器を柔軟に取得できるようにサポートします。支払いが統一され、予想外の支払いが発生することもありません。

100 ヵ国以上でご利用いただける Cisco Capital の詳細については、こちらをご覧ください。

詳細情報

ローカル 5G に関してシスコと提携することで、新しい収益源が開かれ、企業顧客との関係が深まります。シスコを利用することで、初期投資を最小限に抑えて運用をシンプルにしながら、ローカル 5G ネットワークサービスをより迅速に提供できます。お客様が新しい 5G ビジネスと収益性を促進できるようにシスコが行う支援については、こちらをご覧ください。

 

 

 

Learn more