Supervisor Engine 4
シスコのミッドレンジのモジュラ マルチレイヤ スイッチとして、Catalyst® 4500シリーズは、LANエッジ(ワイヤリングクローゼット)から中小規模のオフィスのコア、データセンタまで、幅広い環境に適応できます。Supervisor Engine 4は、このCatalyst® 4500シリーズ(4503, 4506, 4507R, 4510R)の性能を最大限に発揮するエンジンモジュールとして開発されました。従来のSupervisor Engine 2に比べ、大幅なパフォーマンスアップと機能の向上が図られています。また、Supervisor Engine 3に比べ、CPUのクロック数・搭載メモリ容量が増えただけでなく、より低コストなモジュールとなっています。
主な特徴は、以下の通りです。
- CEF(Cisco Express Forwarding)によるパケット処理
Supervisor Engine 4は、64Gbpsのバックプレーンを持ち、レイヤ2/3/4の全てにおいて48Mppsのパケットフォワーディング能力を提供します。CEFアーキテクチャを採用していることにより、アプリケーションが大量のフローを発生させるような今日のネットワーク環境においても、高速で安定したサービスを提供します。
- 高速なQoS、セキュリティ機能
QoS処理やACL(Access Control List)を、全てハードウェアで処理します。高度な処理を設定した場合でもパフォーマンスに影響を及ぼしません。QoSは、ポート毎に4つのキューを持ち、ストリクトプライオリティキューや入出力ポリシング、シェーピング等、多彩な機能をサポートし、より細やかで高度な設定が可能となっています。
- Supervisor IOSの搭載
Ciscoのルータ製品と同等のオペレーションを実現できます。
- 投資保護
既存のインターフェースモジュールをサポートしますので、Catalyst4000シリーズで使用している環境において、従来からのインターフェースをそのまま利用することができます。
- レイヤ2/3/4スイッチング
対応プロトコルは以下の通りです。
- レイヤ3プロトコル
IP、IPX、AppleTalk
- ルーティングプロトコル
RIPv1/v2、OSPF、IGRP、EIGRP
- インタードメインルーティング
BGP4
- マルチキャストサービス
PIM(sparse/denseモード)、IGMP、CGMP、MBGP、MSDP
製品資料
データシート
Cisco Catalyst 4500 シリーズSupervisor Engine Ⅳ