OpenRoaming:シームレスでセキュアなパブリック Wi-Fi オンボーディングの概要

At a Glance

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Updated: 2023 年 4 月 19 日

偏向のない言語

この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。

翻訳について

このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。

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メリット

      施設で顧客がゲストとして簡単に Wi-Fi に接続可能

      施設での Wi-Fi 接続率が大幅に向上

      Wi-Fi ゲストアクセスのセキュリティが強化

      Wi-Fi へのシームレスな接続と、Wi-Fi LTE/5G 間のシームレスなローミングの提供により、施設でのユーザー体験が向上

      Wi-Fi を通じた顧客データの把握と、価値の高い分析の取得

      Wi-FiCisco Spaces、お客様のロイヤルティ アプリケーションによる顧客エンゲージメントの向上

      セルラーから Wi-Fi へのトラフィックのオフロードによる運用コストの削減

どこにいても、シームレスかつセキュアに接続可能

誰もが、どこに行ってもインターネットを利用したいと思っています。空港、コーヒーショップ、小売店、ホテルなど、どこであってもすぐにインターネットに接続して、つながっていたいのです。ただ、そのためのプロセスを面倒に感じることは珍しくありません。たくさんの SSID に混乱させられたり、安全性の低いキャプティブポータルが表示されたり、安全ではない共有ユーザー名とパスワードの入力を求められたりします。そのため、仕方なくモバイル通信を使い続けて貴重なデータを消費してしまうことや、インターネットにまったく接続できないこともあります。そこで登場するのが OpenRoaming です。

OpenRoaming は、アクセスプロバイダー(公共施設、小売業者、空港、企業など)と ID プロバイダー(サービス プロバイダー キャリア、デバイスメーカー、クラウドプロバイダーなど)を結びつけることで、モバイルユーザーが手間をかけずに Wi-Fi にオンボードできるようにします。ユーザーは信頼されている ID プロバイダーに一度だけサインインすれば、いつでもどこでも、利用可能な OpenRoaming ネットワークに自動的に接続されます。

統合されたアクセスネットワークが世界中で利用可能

OpenRoaming は、Hotspot 2.0 の背後にあるテクノロジーと、類を見ない世界規模のシスコのネットワークを活用して、すべての顧客がセルラーと Wi-Fi ネットワーク間でシームレスかつセキュアにローミングできるようにします。OpenRoaming フェデレーションは、デバイスメーカーやクラウドプロバイダーなどの ID プロバイダーと、小売業者、ホテル、大規模施設などの Wi-Fi アクセスプロバイダーで構成されており、顧客は自動的に接続されるようになります。この Wi-Fi 接続は、業界標準の Wi-Fi Protected Access 2WPA2)プロトコルと暗号化された認証を使用して保護されます。ユーザーが接続するすべてのネットワークはシスコによって入念に検査され、ユーザーは考えられる限り最高の、最も信頼できる接続を利用できるようになります。

アクセスプロバイダー

アクセスプロバイダーは、高速、安全、信頼性が高い接続という付加価値を顧客に提供したいと思っています。OpenRoaming により、セルラーの LTE/5G から Wi-Fi へのシームレスなオンボーディングが可能になります。また、体験の共有やより質の高い情報の入手も可能になり接続も維持されるため、ユーザー体験が改善すると同時に Wi-Fi 接続率が向上します。OpenRoaming Cisco Spaces と組み合わせると、ユーザーの動向と現在地に関する実用的なインサイトが得られ、より有意義な体験をゲストに提供できます。

ID プロバイダー

個人の ID は、ハードウェアやサービスのほか、ロイヤルティプログラムなど生活の他の分野に結びつけられています。OpenRoaming を使用する ID プロバイダーは、ユーザーの一意の ID を利用して、セルラーの LTE/5G から ID プロバイダーが参加している OpenRoaming ネットワークにユーザーを自動的にオンボーディングさせ、接続させます。これにより、顧客とエンドユーザーのために価値を生み出し、プラットフォームのスティッキネスを改善することができます。また、ユーザーパスの選択とハンドオフが可能になるため、全体的なフットプリントを拡大しながらイノベーションを促進できます。

このサービスは極めてセキュアかつ迅速であるため、ユーザーはどの Wi-Fi ネットワークを使えばよいかを考えたり、ポップアップ表示されるキャプティブポータルに煩わされたりせずにすみます。また、どこにいても接続を維持できるため、ダウンロード、ストリーミング、ビデオチャット、ゲームを思う存分楽しめます。

サービスプロバイダー

現代の消費者は、使い慣れたサービスへの接続を維持したいと思っています。セルラーの LTE/5G サービスは、すべての場所をカバーすることはできません。屋内や、基地局から遠く離れているなど何らかの障害がありセルラー接続に適さない場所であればなおさらです。OpenRoaming は、これらの課題を解決し、ユーザーの接続を維持するために開発されました。実績のある Hotspot 2.0 標準を活用しているため、ベンダーに関係なく、すべてのデバイスで機能します。さらに、Wi-Fi ローミングはセルラーローミングよりもはるかに費用対効果が高いため、OpenRoaming は運用コストの削減を通じて価値を提供します。


Service providers

お客様のネットワークで OpenRoaming を有効にする方法

OpenRoaming では、Cisco Spaces のコネクタと認証エンジンを活用しています。Cisco Spaces のお客様は、ウィザードを使用してパラメータを設定するだけで OpenRoaming をご利用いただけます。サインアップすると、ネットワークが自動的に構成され、OpenRoaming フェデレーションに接続できるようになります。

最小要件:Cisco Spaces と、Cisco または Meraki ワイヤレスネットワーク

 

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