この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
ハイブリッドワークとテレワークは新しいものではありません。働き方に関するこうした戦略はこの数年で進化し、従業員が最高の仕事をするために必要となる柔軟性と俊敏性を提供することによって従業員が本領を発揮できるよう支援しています。
シスコのハイブリッドワーク ソリューションは、持続可能なネットワーク機能とビデオテクノロジーにより、ハイブリッドワーク体験を充実させることが可能です。刷新されたワークプレイスでは、すべてのスペースがコラボレーションハブに生まれ変わります。これを支えるのは、あらゆる会議のビデオストリームとオーディオストリームに対応したネットワークです。何と言っても、これらのワークスペースは人をつなぐだけでなく、チームの健康とウェルビーイングを後押しし、企業のサステナビリティの取り組みにも寄与します。
ハイブリッドワークとテレワークはすでに定着しています。Accenture 社の調査によると、従業員の 83% は将来的にハイブリッドワークを望んでいます。
ハイブリッドワークとテレワークは、ビジネスの効率化と最新化を実現しながらコストを削減するのに役立ちます。実際、ある調査では、ハイブリッドワークによって従業員 1 人あたり最大 11,000 ドルのコスト削減が可能になることが示されています。
また、従業員のウェルビーイング向上と離職対策にも貢献します。テレワークを一定程度認めている企業では、離職率が平均 12% 低下しました。
従業員がリモートとオフィスの両方で働けるようになったことで自由と柔軟性が高まった今、多くの組織にとっての新たな課題は、働く場所に関係なく生産性を発揮できるようにワークスペースを最適化することです。
つまり企業は、従業員がオンサイトとリモートの同僚とシンプルで信頼性の高いコラボレーションを行い、適切なアプリケーションにシームレスにアクセスできるように、テレワーク用のワークスペースを整備する必要があります。シスコの調査によると、IT リーダーの 86% が、場所を問わず生産性を高めるには、質の高いコラボレーション体験とアプリケーションへのアクセスが不可欠だと考えています。
ハイブリッドワークとテレワークのもう 1 つの課題は、堅牢なセキュリティが必要であるということです。デジタル資産、データ、アプリケーションを保護しながらも、各種デバイスやさまざまな場所からアクセスして共有できるようにしなければなりません。IT リーダーの 88% は、ハイブリッドワーク環境には安全にテレワークを行えるツールとデータの保護が不可欠だと回答しています。
これらの課題を解決するためには、ハイブリッドワーク時代の成功を支える画期的なテクノロジーと順応性のあるソリューション、未来志向の戦略を導入する必要があります。
● 充実した魅力的なワークエクスペリエンスを実現するインテリジェントなテクノロジーと直感的なコラボレーションツールにより、優秀な人材を確保してつなぎ留めることができます。
● 高度にデジタル化された持続可能なビジネスモデルに対応しながら、個々のワークスタイルに合った優れた従業員体験を実現できます。
● あらゆる場所でセキュリティを確保できるため、従業員はどこにいても安心して働けます。
● ネットワークの可視性をエンドツーエンドで拡張し、複雑な環境とアプリケーションを適切に管理して保護します。
● 組織のデータから貴重なインサイトを抽出し、それを使用して新たな効率化を実現して、従業員の健康と安全を向上させ、コストを大幅に削減します。
シスコのハイブリッドワーク ソリューションは、コラボレーション、コアネットワーキング、スマートビルディング テクノロジーを提供します。従来のオフィスがスマートなワークスペースに生まれ変わります。
シスコ ハイブリッドワーク ソリューションは 3 つのモデル、すなわち Office、Software Foundation（Work Anywere）、Home で構成される、エンドツーエンドのクロスアーキテクチャ ソリューションです。これには、シスコのコラボレーション、セキュリティ、可視化ソフトウェア、ネットワーキング、コラボレーションデバイスが統合されています。また、再構築されたあらゆるタイプのワークスペースと従業員のための推奨ソリューションも用意しています。
Cisco Hybrid Work from Office ソリューション（Hybrid Work Software Foundation が必要）を選択すると、以下のものが提供されます。
表 1. Cisco Hybrid Work from Office のテクノロジーソリューション
| 製品セット |
概要 |
リソース |
| Cisco Smart Workspaces |
Catalyst、Meraki、Webex などのシスコのポートフォリオを活用して、より安全でスマートな充実したワークプレイスを構築します。 デジタルサイネージを利用すれば、室内の人数と環境の状態（空気の質と温度）をインタラクティブな 3D マップ上でリアルタイムに可視化できます。また、利用可能な会議スペースやコラボレーションスペースを簡単に見つけることができます。施設管理アプリは、IT チーム、施設管理チーム、不動産チームに分析機能を提供します。スペースの有効活用、不動産ポートフォリオの適正規模化、エネルギー使用量の管理、室内環境のモニタリングに対応し、健康と安全に関する懸念への迅速な対応を可能にするものです。 |
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| Cisco Meraki と Catalyst ネットワーキング（またはいずれか一方）：UPOE/UPOE+（スイッチ）および Wi-Fi 6E（アクセスポイント）対応 |
シスコのスイッチと Cisco Meraki アクセスポイントにより、高性能の有線およびワイヤレス接続、ビルの使用状況や位置データ/消防用の API、環境モニタリング（空気の質、温度、湿度）、ゲスト Wi-Fi を利用できます。 |
Cisco Catalyst 9300 シリーズ スイッチ データ シート |
| コラボレーション |
シームレスで安全なカスタム コラボレーションツールを使用して、分散したチーム間で組織のつながりを維持します。コラボレーションツールには、包括的な Webex デバイスとサービス、充実した電話機と電話のプランなどがあります。 ホットデスク、静音室、ハドルルーム、設備の整ったフルサイズの会議室など、ワークスペースのニーズに合わせてソリューションをカスタマイズすることもできます。 |
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| Meraki MV カメラ |
Meraki スマートカメラにより複雑さが解消されます。物理的な安全性とセキュリティを確保するだけでなく、高度なビジネスインテリジェンスも提供します。MV スマートカメラは、高速処理能力、堅牢なセキュリティ機能、高度な分析機能を画期的にシンプルなパッケージに詰め込んでいます。 |
表 2. ユースケース
| ユースケース |
メリット |
| 不動産チーム |
●
部屋とデバイスの使用状況のスマートな管理、スマート環境の自動化、リアルタイムダッシュボードを使用したワークスペースの可視性により、不動産を最適化します。
●
コストを削減し、サステナビリティへの取り組みを強化します。これは、施設管理の自動化、照明とエネルギーの効率化、使用状況の分析により、エネルギー消費と資材の使用量を削減することで実現します。
●
室内の人数、スペースの使用状況、空気の質を可視化してレポートするテクノロジーにより、従業員の快適性と安全性を最優先します。
|
| サステナビリティ目標 |
● LEED
プラチナ認定と建築基準 WELL
を取得します。
●
よりサステナブルなビジネスソリューションにより、環境、社会、ガバナンス（ESG
）とネットゼロ目標を達成します。
●
低電圧 PoE
（Power over Ethernet
）照明、シェード、センサーにより、カーボンニュートラルな施設運用を実現します。
●
組織の環境イニシアチブに対する顧客と従業員の期待に応えます。
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| 人事の取り組み |
●
採用候補者の居住地に関係なく、人材プールを拡大してグローバルな戦力を獲得できます。
●
ハイブリッド環境により、従業員の満足度、健康、ウェルビーイングを向上させます。従業員のワークライフバランスを重視したハイブリッド環境では、従業員がエンゲージメントを維持しやすく、燃え尽き症候群が緩和されます。
●
従業員がどこで働いていても、トレーニングとオンラインイベントに参加できます。
●
人の密度と混雑状況に関するリアルタイムのインサイトを取得します。
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| 教育 |
●
地域におけるブロードバンドへの公平なアクセス、娯楽の選択肢の充実、施設管理の自動化、物理的な安全性の強化を実現します。
●
健康相談、財務サービス、学業についてのアドバイスなどハイブリッド学習と学生向けサービスにより、学生と職員の希望に応えます。
●
研究革新を奨励し、仮想キャンパスと実在のキャンパス、教室のすべてに教育と学習を展開します。
●
カメラと分析機能を利用して、キャンパスのアクティビティのモニタリング、健康上の懸念に関するパターン分析、脅威の迅速な検出を実現し、学生と職員を保護します。
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| 製造 |
●
先進的な倉庫運用、産業用モビリティ、リモートの専門知識の活用、工場フロアでのコラボレーションを実現するスペースを再構築します。
●
デジタルワークフォースの育成、生産性の向上、人材格差の解消が可能になります。
●
立ち入りが制限された区域でのリモート監視による管理の支援、盗難による在庫数減少の抑制、PPE
コンプライアンスの可視化、物理的なセキュリティの脅威や破壊行為からの保護を実現します。
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| 政府/自治体 |
●
分散した政府機関の拠点間でコラボレーションをサポートし、安全にオンラインサービスを提供します。
●
オフサイトの場所や緊急時に、インターネットゲートウェイを迅速に展開できます。
●
エネルギー消費コストを削減し、廃棄物を削減することで、環境に対する顧客と有権者の期待に応えます。
●
FIPS
準拠のセキュアなインフラストラクチャで信頼を構築し、信頼性の高いデジタルサービスを提供します。
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| 金融サービス業 |
●
業務の中断、不正な侵入、危険な状況が発生していないかを監視することで、安全な銀行業務とワークエクスペリエンスを実現できます。
●
イベントの監視と視覚的なコンテキスト、センサーを使用した正確な物体検出、人と資産の可視性により、安全なエリアを作成します。
●
協業型のモバイルバンキング、サービスコールの削減、ゼロタッチの展開、リモート
トラブルシューティングを可能にします。
●
電力とデバイスのパラメータの自動調整、環境ハザードの検出と対応、空間のプランニングと最適化により、
環境目標を達成できます。
|
| 小売 |
●
場所を問わず顧客体験を向上させるために必要な情報と機能を従業員に提供します。
●
販売支援、モバイル
POS
とレジの行列緩和、安全と監視、損失防止と不正検出、ワイヤレスとビデオ分析、
流通の自動化、モバイルエンゲージメント、デジタルディスプレイとラベルにより、小売スペースを再構築します。
●
エネルギー消費とコスト、食品廃棄物を削減することで、サステナビリティの取り組みに対する顧客の期待に応えます。
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| 医療 |
●
遠隔医療、患者の遠隔モニタリング、リモートコンタクトセンターのエージェントを通じて仮想的な手段で医療を施すことができます。
●
効率的な運用ワークフローによって人員不足を解消し、従業員のワークライフバランスを改善し、医師の疲弊を軽減します。
●
迅速に展開して複数の医療施設を数分以内に接続し、直ちに医療拠点を拡張して同日接続を実現、オフサイトの IT
スタッフによるリモート
トラブルシューティングを可能にします。
●
ネットワーク全体を保護し、IT
インフラの脆弱性にパッチを自動で適用するセキュリティを導入します。
|
シスコの Customer Experience サービスでハイブリッドワークを成功へ導く
シスコの Customer Experience サービスは、世界をリードするエキスパートと比類ないデジタルインテリジェンスにより、包括的なハイブリッドワーク体験を迅速に実現します。これにより、従業員がどこからでも安全に業務を行える環境を構築します。シスコは、ソリューションサポート、ソフトウェアサポート、Expert Care によりお客様をサポートします。Cisco Spaces、Duo、Webex もシスコの Software Licensing Support でサポートされています。
シスコの企業の社会的責任（CSR）レポートの「環境保全」セクションでは、製品、ソリューション、運用・拡張運用、サプライチェーンに対する、シスコの環境保全ポリシーとイニシアチブを掲載しています。シスコの持続可能なテクノロジーについて、またシスコが持続可能でインクルーシブな成長をどのように推進しているかについて詳細情報をご覧ください。回収および再利用プログラムについてもご確認いただけます。次の表には、環境保全に関する主要なトピック（CSR レポートの「環境保全」セクションに記載）への参照リンクを示しています。
表 3. シスコの環境保全への取り組み
ハイブリッドワーク用の柔軟な支払いソリューションです。
組織に必要なハイブリッドワーク ソリューションが導入しやすくなります。予算にとらわれず、自宅、オフィス、それ以外のあらゆる場所で従業員が能力を発揮できる環境を構築できます。シスコの柔軟な支払いオプションにより、ご都合に合わせてソリューションをご利用いただけます。Cisco Capital は 100 か国以上で利用できるシスコの柔軟な支払いソリューションであり、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、およびサードパーティ製の補完的な機器を、利用しやすい計画的な支払方法でご購入いただけます。詳細はこちらをご覧ください。
シスコは、自宅やオフィスなどあらゆる場所においてハイブリッドワーク体験を実現し、従業員が能力を発揮できるようにすることで、ハイブリッドワークを成功に導きます。シスコは、比類のない体験と、包括的で柔軟性と安全性に優れたマネージドソリューションからなる並ぶもののないポートフォリオを実現しています。ソリューションは、コラボレーション、セキュリティ、ネットワーキング、クラウド、アプリケーションなど多岐にわたり、これらすべてをシームレスに統合するエキスパートサービスも提供しています。
「ハイブリッドワークを導入すると、勤務時間の半分を自宅で働く従業員 1 人につき 11,000 ドルの節約が可能です。生産性が向上すること、不動産にかかる費用を削減できること、出社拒否が減ること、事業継続性が向上すること、離職率が下がることなど、節約の要因はさまざまです」
–『The Business Case for Remote Work』、Design Public Group、2021 年
「不動産費用の 3 割削減を達成している組織もあります。リモート対応モデルに完全に移行した組織では不動産費用をほぼゼロにすることができました」
–『Reimagining the office and work life after COVID-19』、McKinsey and Company、2020 年
「スマートなワークプレイスは、出社しなければならないから来る場所ではなく、自然に人が集まる場所であるべきです」
- Chuck Robbins
シスコ社長兼 CEO
ハイブリッドワークの可能性を最大限に引き出す
お客様のニーズに合ったシスコのソリューションにより、ワークスペースの刷新、柔軟なワークスタイル、安全でシームレスな体験が実現します。適切なソフトウェア基盤への投資、適切なテクノロジーとデバイスの導入、すべてのワークスペースでのウェルビーイングの優先、カスタムガイドから着想する設計を検討されている場合は、ハイブリッドワークのエキスパートがご相談を承ります。こちらからご予約ください。