2022 年 3 月に改訂された文部科学省の「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」では、クラウドサービス活用を前提とした今後の推奨ネットワーク構成として示した「アクセス制御による対策を講じたシステム構成」への移行のための技術的対策の追記などが行われました。
社会全体のデジタル化が加速する中で、コストや学校規模、利便性、運用性、情報資産の重要性等を鑑みながら、クラウド利用を念頭に置いた教育情報ネットワークの整備に取り組む必要があります。
更なる GIGA スクール構想の推進に向けて取り組むべき 3 つの課題についてシスコがトータルでサポートします。
GIGA スクールの先を見据えた、クラウドサービスを安全に最大限活用する教育情報ネットワークやセキュリティ対策について、ポイントや移行にむけての手順など全 55 ページに渡って解説しています。
現状多くの学校は、インターネット接続をする際、まずデータセンターへアクセスする仕組みになっており、
複数の学校からアクセスが集中すると、過負荷によって通信速度が低下し、快適な授業を提供できなくなってしまう課題があります。
そこで、センターを介さず各学校のインターネット回線から直接アクセス(ローカルブレイクアウト)することで、
教材の取得やオンライン授業システム等への接続の際の通信速度を高め、
教材の取得やWebサイト閲覧などの通信速度を高め授業満足度を向上させることができます。
数百台のルータを一括で管理可能できるため、管理ポイントを増やすことなく、安定運用が可能。
ルータにケーブルを差し込むだけで利用でき、急な交換や増設も簡単に対応できます。
視覚的にネットワーク状況を把握できるわかりやすいダッシュボードでかんたん管理。初心者の方でもご安心ください。
Cisco ISR シリーズはSD-WAN市場シェアNo.1を誇り、Cisco Meraki はGIGAスクール構想で全国約 7000 校で採用され、 MX シリーズ も多数の学校で採用されています。
2 万台のiPad を市内の児童・生徒に配布した福島市。増強ではなく、様々な「制御」でトラフィックの変化に対応できるCisco SD-WANソリューションを採用いただきました。
今まで
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これから
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内部ネットワークと外部ネットワークを明確に切り離すことで、機密性を高める手法。 学校内からの通信のみに限定した場合に有効。 |
端末の認証やセキュリティ対策を充実させ、それぞれのリソースへのアクセス認証や通信の保護を徹底することで、ネットワークによる制限を必要としない手法。 接続するネットワークを限定しないため、リモートワーク等の働き方改革の推進に有効。 |
校務系システムの機密性を確保する方法として、旧来は、ネットワーク制御を中心とした境界防御型が一般的でしたが、 特に昨今の働き方改革や休校時対応によるリモートワーク等を行う際には、 端末への対策を中心としたアクセス制御型への移行又は組み込みがより有効な手段となりえます。 |
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出典:文科省「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」 (令和3年5月版)ハンドブック
上述の通り、文部科学省のセキュリティガイドラインでは、
従来の「校内ネットワークから、校内の端末を使用し、Webサイトにアクセスする」ことを前提とした境界防御型セキュリティから、
「校内外のネットワークから、あらゆる端末で、さまざまなクラウドアプリケーションやWebサイトにアクセスする」ことを前提とした、
ゼロトラストセキュリティへの転換を推奨しています。
しかし、全ての対策を同時に進めることは難しいため、
優先づけをして始めやすいところから取り組んでいく段階的移行が現実的と考えられます。
中でも、GIGAスクール化によるセキュリティリスクの高まりに伴い、早急な対応が求められている
「多要素認証と端末の信頼性評価」「接続場所を限定しないWeb閲覧制御」「高度な端末セキュリティ/EDR」 ついて、優先的に対策を進めていくのがおすすめです。
マルウェア感染、学外のセキュリティが脆弱なネットワークの使用などが原因で、ID/パスワードが漏洩。認証が破られ、学校の重要な情報資産にアクセスされてしまう恐れがあります。
持ち帰り端末では、自宅などセキュリティ要件が担保されていない学外のネットワークを使用することに。マルウェアに感染した場合、感染した端末を学校内のネットワークへ持ち込んでしまう恐れがあります。
授業に不可欠な調べ学習中、危険なサイトへアクセスしてしまい、マルウェアへ感染。感染した端末が踏み台として利用されて個人 ID や成績データなどが盗まれてしまう恐れも。
多くの本人認証はID/パスワードによる認証ですが、情報漏洩事故の約6割の原因が、このパスワードの漏洩にあります。
そこで有効なのが、デバイス認証や指紋認証などを加えた、多要素認証の「Cisco Duo」です。さらにシングルサインオンで複数のアプリへ一括ログインが可能。煩雑なパスワード管理の手間も解消します。
万が一危険なサイトをクリックしてしまった場合も、アクセスをブロックできるのが「Cisco Umbrella」です。
ネットワーク環境に依存しないため、自宅からのアクセスも学内と同様に保護することが可能です。不適切なコンテンツのフィルタリングも適用すれば、さらに安全なインターネット利用を実現します。
今までの対策は、既知のマルウェアをブロックし、すり抜けたマルウェアに感染した場合は被害範囲を追えないものがほとんどでした。
「Secure Endpoint」なら、未知のマルウェアを検知、万が一すり抜けがあった場合も、その影響範囲を把握し、修復する方法についてもフォローすることが可能です。
セキュリティ関連のサービスを導入するときに心配なのが、導入の難しさや管理の負担です。
シスコのセキュリティはクラウドを利用しているため、迅速な導入・わかりやすい管理画面で一元管理が可能です。
【サービス】Cisco Umbrella
【導入先】奈良市教育委員会
【サービス】Secure Endpoint
【導入先】佐賀市教育委員会
【サービス】Cisco Duo
【導入先】デューク大学
シスコのウェブ会議ツール Webex では教育現場で使える優れた機能を搭載しています。
画面の向こうとのコミュニケーションが難しく、一方通行になりがちな授業も、
シーンに応じて機能を活用することで、授業のクオリティを高め、学びの可能性を広げるお手伝いをします。
サムズアップや拍手など、ジェスチャ機能によって手の動きを自動的に認識して、声を出さずにリアクションを届けることができます。
ライブ投票なら、意見を求める問いかけにも、リアルタイムで意見を集計でき、その結果をもとにディスカッションを広げることが可能。参加型の授業を実現します。
アンケート機能を使用することで、周りの目を気にせず、先生だけに自分の理解度を伝えることができるので、より生徒に配慮したパーソナルなフォローアップが可能に。
ブレークアウトセッションなら、授業中に少人数のグループディスカッションを実現。リアルなら席の近い生徒同士でしか話し合えないところも、様々なメンバーとの意見交換が可能に。
接続が不安定になって先生の声が途切れても、自動文字起こし機能で聞きそびれた箇所を確認できます。自動翻訳機能を使えば、日本語に不安がある生徒も安心です。
ノイズキャンセル機能で、周囲の不要な雑音を軽減することが可能。自宅などにぎやかな場所でも、スピーカーの声を明瞭に聞くことができます。