相手先固定接続(PVC)で通信の問題が発生した(トラフィックがどちらか一方を通過しない)場合は、PVC はエンドデバイス上でアップのままになります。そのため、その PVC に向かうルーティング エントリはルーティング テーブルにしばらく留まり、その結果パケットが消失します。この問題の解決方法は、Operation, Administration, Maintenance(OAM)を使用して、このような障害を検出し、パスが一時不通になった場合は PVC に接続を解除させることです。
こちらをクリックすると、PVC 管理に OAM を使用している設定例を参照できます。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
このドキュメントに関しては個別の前提条件はありません。
OAM および PVC 管理は、Cisco IOS® バージョン 11.1(22)CC および Cisco IOS バージョン 12.0 以降でサポートされています。
このマニュアルの情報は、特定のラボ環境に置かれたデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。実稼動中のネットワークで作業をしている場合、実際にコマンドを使用する前に、その潜在的な影響について理解しておく必要があります。
この文書は次の構成に基づいています。
1/116 は完全なパス上の仮想回線(VC)に割り当てられた仮想パス識別子/仮想チャネル識別子(VPI/VCI)。
ATMスイッチはCisco IOS 12.0を実行しています。このドキュメントで説明されているように、ATMスイッチは、リンク障害時にAlarm Indication Signal/Remote Identifier(AIS/RDI)を送信するように設定されています。
Guilder 上の(サブ)インターフェイスをシャットダウンすると障害を検出でき、Bernard 上で監視が行われます。このドキュメントでは、すべての debug に関する設定で service timestamps debug datetime msec を有効にしています。これにより、各イベントの時間を msec で確認できます。
Cisco エンドデバイス(ルータ)で障害の検出に使用されるセルは F5 OAM(VC レベル)セルだけなので、このドキュメントではこのセルについてのみ考察します。OAM では、PVC パス上で発生した障害をエンドデバイスで検出するために、次のセルが使用されます。
ループバック セル
Continuity Check(CC)セル
Alarm Indication Signal(AIS; アラーム表示信号)セル
Remote Detection Indication(RDI)セル
PVC の UP が宣言されるには、次の 3 つの条件があります。
設定された回数のエンドツーエンド F5 OAM ループバック セル応答をルータが連続して受信した場合
ルータが F5-AIS セルを 3 秒間受信しなかった場合
ルータが F5-RDI セルを 3 秒間受信しなかった場合
次のセクションでは、これらのセルとその効果を示す出力について説明します。
OAM 用に設定されているエンドデバイス(ルータなど)は一定間隔でループバック セルを送信します。このセルはネットワーク内でループされるものです。このルーピング ポイントは、PVC の末端に存在するマシン(エンドツーエンド ループバック セル)か、パス上の機器(セグメント ループバック セル)のいずれかになります。
ループバック セル内の識別情報には、そのセルをループするデバイスが示されています。VC を終端する Cisco デバイスは OAM 用に設定されていなくても、このようなセルを PVC で受信したときにはセルをループさせます。また、これらのセルにはそれぞれ、(そのセルがコマンドなのか応答なのかを識別するための)「方向」インジケータと(Correlation tag または debug では CTag と呼ばれる)シーケンス番号が含まれています。 「コマンド」ループバック セルと「応答」ループバック セルには同じシーケンス番号が付けられます。
次の図は、Loopback(LB; ループバック)セルを示しています。
次は、Bernard 上のループバック セルを示す debug(debug atm oam)です。
Mar 30 14:22:39.050: ATM OAM(ATM2/0/0.116): Timer: VCD#4 VC 1/116 Status:2 CTag:17128 Tries:0 Mar 30 14:22:39.050: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0.116) O: VCD#4 VC 1/116 CTag:42E9 Mar 30 14:22:39.050: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0) I: VCD#4 VC 1/116 LoopInd:0CTag:42E9 Mar 30 14:22:48.958: ATM OAM(ATM2/0/0.116): Timer: VCD#4 VC 1/116 Status:2 CTag:17129 Tries:0 Mar 30 14:22:48.958: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0.116) O: VCD#4 VC 1/116 CTag:42EA Mar 30 14:22:48.958: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0) I: VCD#4 VC 1/116 LoopInd:0CTag:42EA
最初の行では、ループバック セルを(サブ)インターフェイスに発行する時間を識別するタイマーの満了を示している。
このときコマンド ループバック セルは、対応するインターフェイスの<SPAN style="FONT-WEIGHT: bold">外部に送信される(デバッグの 2 行目参照)。 この行に表示される <SPAN style="FONT-WEIGHT: bold">CTag 値は、最初の行の <SPAN style="FONT-WEIGHT: bold">CTag に 1 を足した 16 進法の値です。
ループされたループバック セルは次に 0 である LoopInd とともに受信される。
注: LoopInd=1はコマンドセルを示し、LoopInd=0は応答(ループ)セルを示します。LoopInd=1 はデバッグ内には表示されませんが、Snifferトレース上に表示される場合があります。
(PVC を使用中の)デバイスが OAM セルを送信するよう設定され、PVC 管理を使用しているとします。この機器が一定数のループバック セルを失うと、PVC をダウンの状態にします。次のデバッグを参照してください。
Mar 30 14:48:31.704: ATM OAM(ATM2/0/0.116): Timer: VCD#4 VC 1/116 Status:2 CTag:17284 Tries:0 Mar 30 14:48:31.704: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0.116) O: VCD#4 VC 1/116 CTag:4385 At this point, the sub-interface corresponding to PVC 1/116 on Guilder is shut down Mar 30 14:48:41.684: ATM OAM(ATM2/0/0.116): Timer: VCD#4 VC 1/116 Status:1 CTag:17285 Tries:0 Mar 30 14:48:41.684: atm_oam_setstate - VCD#4, VC 1/116: newstate = Down Retry <-no reply to the loopback cell just sent Mar 30 14:48:41.684: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0.116) O: VCD#4 VC 1/116 CTag:4386 Mar 30 14:48:42.680: ATM OAM(ATM2/0/0.116): Timer: VCD#4 VC 1/116 Status:1 CTag:17286 Tries:1 Mar 30 14:48:42.680: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0.116) O: VCD#4 VC 1/116 CTag:4387 Mar 30 14:48:43.680: ATM OAM(ATM2/0/0.116): Timer: VCD#4 VC 1/116 Status:1 CTag:17287 Tries:2 Mar 30 14:48:43.680: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0.116) O: VCD#4 VC 1/116 CTag:4388 Mar 30 14:48:44.680: ATM OAM(ATM2/0/0.116): Timer: VCD#4 VC 1/116 Status:1 CTag:17288 Tries:3 Mar 30 14:48:44.680: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0.116) O: VCD#4 VC 1/116 CTag:4389 Mar 30 14:48:45.676: ATM OAM(ATM2/0/0.116): Timer: VCD#4 VC 1/116 Status:1 CTag:17289 Tries:4 Mar 30 14:48:45.676: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0.116) O: VCD#4 VC 1/116 CTag:438A Mar 30 14:48:46.676: ATM OAM(ATM2/0/0.116): Timer: VCD#4 VC 1/116 Status:1 CTag:17290 Tries:5 <- the router makes 5 retries before declaring the PVC down Mar 30 14:48:46.676: atm_oam_setstate - VCD#4, VC 1/116: newstate = Not Verified <-5 retries and no answers -> PVC declared down Mar 30 14:48:46.676: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface ATM2/0/0.116,changed state to down Mar 30 14:48:46.676: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0.116) O: VCD#4 VC 1/116 CTag:438B
PVC をダウンさせるのに要する失ったセルの合計数を設定できます。次の show atm pvc vpi/vci コマンドで、上記のコマンドについて説明しています。
Bernard# sh atm pvc 1/116 ATM2/0/0.116: VCD: 4, VPI: 1, VCI: 116 UBR, PeakRate: 155000 AAL5-LLC/SNAP, etype:0x0, Flags: 0xC20, VCmode: 0x0 OAM frequency: 10 second(s), OAM retry frequency: 1 second(s) OAM up retry count: 3, OAM down retry count: 5 OAM Loopback status: OAM Sent OAM VC state: Not Verified ILMI VC state: Not Managed VC is managed by OAM. InARP frequency: 15 minutes(s) InPkts: 4, OutPkts: 4, InBytes: 280, OutBytes: 300 InPRoc: 2, OutPRoc: 0, Broadcasts: 5 InFast: 0, OutFast: 0, InAS: 2, OutAS: 0 InPktDrops: 0, OutPktDrops: 364240961 CrcErrors: 0, SarTimeOuts: 0, OverSizedSDUs: 0 Out CLP=1 Pkts: 0 OAM cells received: 9 F5 InEndloop: 9, F5 InSegloop: 0, F5 InAIS: 0, F5 InRDI: 0 F4 InEndloop: 0, F4 InSegloop: 0, F4 InAIS: 0, F4 InRDI: 0 OAM cells sent: 18 F5 OutEndloop: 18, F5 OutSegloop: 0, F5 OutRDI: 0 F4 OutEndloop: 0, F4 OutSegloop: 0, F4 OutRDI: 0 OAM cell drops: 0 Status: DOWN, State: NOT_VERIFIED
ご覧のように、F5ループバックは送信されましたが、応答がありません(18 F5 OutEndloopですが、F5 InEndloopは9個だけです。したがって、9 F5ループループバックセルは失われました。) これは(PVC 管理で設定されているとおり)PVC がダウンする原因になります。F5 OutEndloop はループバック セルを送信した数で、F5 InEndloop は F5 ループバック セルを受信した数を表しています。
また、F4 OAM セル カウンタも存在しますが、ここでは F5 のみを考慮しているので何も記録されていません。上記の <SPAN style="FONT-WEIGHT:bold">show</SPAN> コマンド出力では、ループバック セルに関するその他の関連情報を集めることができます。
PVC の状態(アップまたはダウン)にかかわらず、OAM セルが 10 秒ごとに送信されています。
PVC がアップ状態でも相手側が応答しない場合、ルータは、応答を受け取るか、応答のない 5 個の OAM セルが続くまで、1 秒おきに OAM セルを送信します。それから、PVC はダウンします(上記のデバッグ参照)。
相手側では、PVC がダウン状態のときに有効なセルがループされて来た場合、有効なループバック セルが 3 個ループされたものを連続して受信するまで、LB セルを 1 秒おきに再送信します。そして PVC は再びアップになります。次のデバッグを参照してください。
Mar 31 12:40:10.154: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface ATM2/0/0.116, changed state to down Mar 31 12:40:20.074: ATM OAM(ATM2/0/0.116): Timer: VCD#4 VC 1/116 Status:1 CTag:25267 Tries:6 Mar 31 12:40:20.074: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0.116) O: VCD#4 VC 1/116 CTag:62B4 Mar 31 12:40:20.074: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0) I: VCD#4 VC 1/116 LoopInd:0 CTag:62B4 Mar 31 12:40:20.074: atm_oam_setstate - VCD#4, VC 1/116: newstate = Up Retry ! PVC was down and suddenly receives a valid response loopback cell Mar 31 12:40:21.070: ATM OAM(ATM2/0/0.116): Timer: VCD#4 VC 1/116 Status:2 CTag:25268 Tries:0 Mar 31 12:40:21.070: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0.116) O: VCD#4 VC 1/116 CTag:62B5 Mar 31 12:40:21.070: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0) I: VCD#4 VC 1/116 LoopInd:0 CTag:62B5 ! first looped LB cell Mar 31 12:40:22.066: ATM OAM(ATM2/0/0.116): Timer: VCD#4 VC 1/116 Status:2 CTag:25269 Tries:0 Mar 31 12:40:22.066: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0.116) O: VCD#4 VC 1/116 CTag:62B6 Mar 31 12:40:22.066: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0) I: VCD#4 VC 1/116 LoopInd:0 CTag:62B6 ! second looped LB cell in a row Mar 31 12:40:23.062: ATM OAM(ATM2/0/0.116): Timer: VCD#4 VC 1/116 Status:2 CTag:25270 Tries:0 Mar 31 12:40:23.062: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0.116) O: VCD#4 VC 1/116 CTag:62B7 Mar 31 12:40:23.062: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0) I: VCD#4 VC 1/116 LoopInd:0 CTag:62B7 ! third looped LB cell in a row Mar 31 12:40:23.062: atm_oam_setstate - VCD#4, VC 1/116: newstate = Verified ! PVC is declared up again Mar 31 12:40:23.062: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface ATM2/0 0.116, changed state to up
この出力を見ると、有効な応答ループバック セルを連続して 3 個受信した後、サブインターフェイス(つまり PVC)が再びアップ状態に移行しています。
注:ユーザは、上記のすべてのパラメータを設定できるほか、show atm pvc vpi/vciコマンドを使用してパラメータを確認できます。
OAM 用に設定されたデバイスは障害を検出すると、AIS フレームをダウンストリームに送信し、RDI フレームをアップストリームに送信します。
次の例は、AIS セルおよび RDI セルを示しています。Rx 信号がスイッチ上で消滅したと仮定します。この場合の障害は信号損失(LOS)と呼びます。 それを検出したスイッチは、AIS を障害よりダウンストリームに送信し、RDIを障害よりアップストリームに送信します。
このようなセルを受信すると、PVC管理用に設定されたエンドデバイスによって、該当するPVCがダウンします。 これらの AIS と RDI セルは、PVC 上のユーザのセルと同一の VPI/VCI を使用して送信されます。さらに、デバイスは障害がなくなるまでこれらのセルを毎秒送信します。
障害が検出されるのは、複数の場合があります。
下位の OAM レベル(F1 AIS や信号消失など)から障害が報告される。
AIS または RDI を受信したことにより障害が検出される。
デバイスが CC セルを受信しなくなることにより障害が検出される。
Continuity Check(CC)セルは、OAM 用に設定されたデバイスから定期的に送信され、「リンク」の完全性確認するために使用されるセルです。Cisco ルータはこれらのセルを送信しませんので、ここでは説明されていません。OAM CC セルの詳細情報については、ITU-T I.610 を参照してください。
次の debug は、PVC 管理用に設定されたルータで AIS/RDI セルを受信したときに何が発生するかを示しています。
Mar 31 13:11:18.990: ATM OAM(ATM2/0/0.116): Timer: VCD#4 VC 1/116 Status:2 CTag:25470 Tries:0 Mar 31 13:11:18.990: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0.116) O: VCD#4 VC 1/116 CTag:637F Mar 31 13:11:18.990: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0) I: VCD#4 VC 1/116 LoopInd:0 CTag:637F
bold">ここでは、Bernard の PVC がダウンしている(Guilder のメインインターフェイスはシャットダウン)。
Mar 31 13:11:28.894: ATM OAM(ATM2/0/0.116): Timer: VCD#4 VC 1/116 Status:2 CTag:25471 Tries:0 Mar 31 13:11:28.894: ATM OAM LOOP(ATM2/0/0.116) O: VCD#4 VC 1/116 CTag:6380 Mar 31 13:11:29.806: atm_oam_ais(ATM2/0/0): AIS signal, failure=0x6A, VC 1/116 Mar 31 13:11:29.806: atm_oam_setstate - VCD#4, VC 1/116: newstate = AIS/RDI Mar 31 13:11:29.806: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface ATM2/0/0.116, changed state to down Mar 31 13:11:30.806: atm_oam_ais(ATM2/0/0): AIS signal, failure=0x6A, VC 1/116 Mar 31 13:11:31.806: atm_oam_ais(ATM2/0/0): AIS signal, failure=0x6A, VC 1/116 Mar 31 13:11:32.806: atm_oam_ais(ATM2/0/0): AIS signal, failure=0x6A, VC 1/116
次のコマンドを実行すると、PVC の新しい状態を確認できます。
Bernard# sh atm pvc 1/116 ATM2/0/0.116: VCD: 4, VPI: 1, VCI: 116 UBR, PeakRate: 155000 AAL5-LLC/SNAP, etype:0x0, Flags: 0xC20, VCmode: 0x0 OAM frequency: 10 second(s), OAM retry frequency: 1 second(s) OAM up retry count: 3, OAM down retry count: 5 OAM Loopback status: OAM Sent OAM VC state: AIS/RDI ILMI VC state: Not Managed VC is managed by OAM. InARP frequency: 15 minutes(s) InPkts: 4, OutPkts: 2, InBytes: 140, OutBytes: 60 InPRoc: 0, OutPRoc: 0, Broadcasts: 0 InFast: 0, OutFast: 0, InAS: 4, OutAS: 2 InPktDrops: 0, OutPktDrops: 0 CrcErrors: 0, SarTimeOuts: 0, OverSizedSDUs: 0 Out CLP=1 Pkts: 0 OAM cells received: 14 F5 InEndloop: 0, F5 InSegloop: 0, F5 InAIS: 14, F5 InRDI: 0 F4 InEndloop: 0, F4 InSegloop: 0, F4 InAIS: 0, F4 InRDI: 0 OAM cells sent: 15 F5 OutEndloop: 1, F5 OutSegloop: 0, F5 OutRDI: 14 F4 OutEndloop: 0, F4 OutSegloop: 0, F4 OutRDI: 0 OAM cell drops: 0 Status: DOWN, State: NOT_VERIFIED
この出力を見ると、F5 AIS または RDI 信号(このケースでは AIS)を受信したために PVC がダウン状態に移行しています。 また、F5 AIS セルを受信して、ルータでは F5 RDI セルが生成されていることがわかります。
次の例は、このパス上にある 2 台のスイッチ上のアクティビティを示しています。
LS1010-1
1d03h: % OAM Pkt Rcv 1d03h: % Intf: 0/0/0 VPI: 1 VCI: 116 OAM: F5-END-LPBK ! OAM LB cell 1d03h: % OAM Pkt Sent 1d03h: % Intf: 0/0/1 VPI: 1 VCI: 116 OAM: F5-END-LPBK ! OAM LB cell
bold">ここでは、PVC は Guilder でダウンしている。
1d03h: % OAM Pkt Rcv 1d03h: % Intf: 0/0/1 VPI: 1 VCI: 116 OAM: F5-AIS ! AIS cell sent downstream by LS1010-2 upon detection of the failure 1d03h: % OAM Pkt Sent 1d03h: % Intf: 0/0/0 VPI: 1 VCI: 116 OAM: F5-AIS 1d03h: % OAM Pkt Rcv 1d03h: % Intf: 0/0/0 VPI: 1 VCI: 116 OAM: F5-RDI ! RDI sent by Bernard upstream compared to the failure 1d03h: % OAM Pkt Sent 1d03h: % Intf: 0/0/1 VPI: 1 VCI: 116 OAM: F5-RDI ! Bernard's RDI forwarded upstream 1d03h: % OAM Pkt Rcv 1d03h: % Intf: 0/0/1 VPI: 1 VCI: 116 OAM: F5-AIS 1d03h: % OAM Pkt Sent 1d03h: % Intf: 0/0/0 VPI: 1 VCI: 116 OAM: F5-AIS
And so on until the failure is eliminated.
LS1010-2
normal">障害の検出(ここでは、Rx 信号が Guilder に接続された int atm 1/1/2 から消滅する)時に、AIS セルはダウンストリームの LS1010-1 へ送信される。
Mar 31 13:17:09.847: % OAM Pkt Sent Mar 31 13:17:09.847: % Intf: 0/0/0 VPI: 1 VCI: 116 OAM: F5-AIS Mar 31 13:17:10.847: % OAM Pkt Sent Mar 31 13:17:10.847: % Intf: 0/0/0 VPI: 1 VCI: 116 OAM: F5-AIS
また、ここまでの debug をすべて見ると、すべての F5 OAM セルが VPI 1 VCI 116 から送信されていることがわかります。これは、ユーザのセルによって使用される VPI/VCI と同じです。
debug atm oam(ルータ上)
show atm pvc vpi/vci(12.0 および 12.0T)
11.1CCを使用したshow atm vc <vcd>
show int atm x[/y/[z]]].w(可能な場合は、show int atm x の代わりに show atm pvc を使用することを推奨します)(12.0)
改定 | 発行日 | コメント |
---|---|---|
1.0 |
15-Nov-2007 |
初版 |