さまざまなベンダーが、特定のニーズを満たすために標準の属性と値のペア(AV ペア)を拡張しました。シスコによって導入された AV ペアは総称してベンダー固有属性と呼ばれ、そのうちの 1 つが Cisco AV ペアと呼ばれます。
このドキュメントでは、ユーザプロファイルに複数のCisco AVペア(任意の複数値の属性)を追加する方法について説明します。
このドキュメントに特有の要件はありません。
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
Solaris 8
Access Registrar 3.0R8
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
ドキュメント表記の詳細は、「シスコ テクニカル ティップスの表記法」を参照してください。
Cisco AVペアまたは多値属性を一度に1つずつ追加することはできません。一度に1つずつ追加すると、最後のAVペアまたは属性だけが残ります。これは、他のAVペアが上書きされるためです。
正しい構文は次のとおりです。
set Cisco-Avpair "vpdn:l2tp-tunnel-password=XYZ" "vpdn:tunnel-type=l2tp" "vpdn:tunnel-id=tunnel23" "vpdn:ip-addresses=10.10.10.1"
注:値にスペースが含まれていない限り、二重引用符は絶対に必要ありません。この場合、二重引用符は必要ありません。コマンド全体を1行で入力する必要があります。このドキュメントでは、スペース上の理由から2行目に折り返されています。
次に、aregcmdの手順の例を示します。
--> cd /Radius/Profiles/default-PPP-users/Attributes/ [ //localhost/Radius/Profiles/default-PPP-users/Attributes ] Ascend-Idle-Limit = 1800 Framed-Compression = "VJ TCP/IP header compression" Framed-MTU = 1500 Framed-Protocol = PPP Framed-Routing = None Service-Type = Framed !--- This command is brought down to a second line !--- for spatial reasons. Keep this command on one line when you !--- enter it. --> set Cisco-Avpair "vpdn:l2tp-tunnel-password=XYZ" "vpdn:tunnel-type=l2tp" "vpdn:tunnel-id=tunnel23" "vpdn:ip-addresses=10.10.10.1" !--- This command is brought down to a second line !--- for spatial reasons. Keep this command on one line when you !--- enter it. Set Cisco-Avpair vpdn:l2tp-tunnel-password=XYZ vpdn:tunnel-type=l2tp vpdn:tunnel-id=tunnel23 vpdn:ip-addresses=10.10.10.1 --> ls [ //localhost/Radius/Profiles/default-PPP-users/Attributes ] Ascend-Idle-Limit = 1800 Cisco-Avpair = vpdn:l2tp-tunnel-password=XYZ Cisco-Avpair = vpdn:tunnel-type=l2tp Cisco-Avpair = vpdn:tunnel-id=tunnel23 Cisco-Avpair = vpdn:ip-addresses=10.10.10.1 !--- All av-pairs are successfully added. Framed-Compression = "VJ TCP/IP header compression" Framed-MTU = 1500 Framed-Protocol = PPP Framed-Routing = None Service-Type = Framed
改定 | 発行日 | コメント |
---|---|---|
1.0 |
19-Jan-2006 |
初版 |