概要
このドキュメントでは、メモリ不足の問題によるCisco Tomcatのクラッシュをトラブルシューティングするために、Java Virtual Machine(JVM)フラグを追加する方法について説明します。
前提条件
要件
このドキュメントに特有の要件はありません。
使用するコンポーネント
このドキュメントの情報は、Cloud Centerバージョン4.8.Xに基づくものです。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
問題
メモリの問題をトラブルシューティングするには、問題を絞り込み、問題の場所を特定するために必要な情報を収集することが困難な場合があります。
解決方法
Cisco Tomcatのメモリ不足の問題をトラブルシューティングするための詳細情報を収集する手順は、次のとおりです。
ステップ1:/usr/local/tomcat/bin/setenv.shに変更します。
ステップ2: -XX:+HeapDumpOnOutOfMemoryError -XX:HeapDumpPath=/usr/local/tomcat/logs/ccm.bin -verbose:gc -XX:+PrintGCDetails -XX:+PrintGCDate-Xlogc:/usr/local/tomcat/logs/ccm-gc.logを追加します。
ステップ3:/etc/init.d/tomcatでCisco Tomcatを再起動します。
ステップ4:ファイルsetenv.shを確認します。修正を行うには、ps -efコマンドを実行します | grep tomcat.
ステップ5:メモリ不足のため、Cisco Tomcatプロセスがクラッシュしたときに追加情報を収集します。
- /usr/local/tomcat/logs/ccm.bin
- /usr/local/tomcat/logs/ccm-gc.log
- Cisco Call Manager(CCM)からのDETAILレベルsmosix.log。