概要
このドキュメントでは、CliqrIgnoreAppFailureパラメータのエラーを解決する方法について説明します。
前提条件
要件
このドキュメントの情報は、CloudCenter 4.8.1.1に基づくものです。
使用するコンポーネント
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
- CloudCenter Manager(CCM)コンソール
- cliqr-cloud-management.jarファイル
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
問題
CloudCenterでインスタンスを展開すると、インスタンスの展開に失敗すると、仮想マシン(VM)が自動的に終了します。CloudCenterグローバルパラメータCliqrIgnoreAppFailureは、展開が失敗してもVMが終了するのを防ぐために役立ちます。ただし、CloudCenterバージョン4.8.1.1では、CliqrIgnoreAppFailureパラメータが有効になった後でもVMが終了します。
解決方法
この記事はCloudcenter 4.8.1.1に固有のもので、修正は4.9バージョンで提供されています。この不具合を回避するには、CloudCenterにパッチを適用する必要があります。
CCMにパッチを適用するには、次の手順に従います。
ステップ1:ルートクレデンシャルでCCMにログインします。
ステップ2: cliqr-cloud-management.jarファイルを/tmpディレクトリにダウンロードします。
ステップ3:/usr/local/tomcat/webapps/ROOT/WEB-INF/libディレクトリに移動します。
ステップ4:古いcliqr-cloud-management.jarを別のディレクトリに移動するか、cliqr-cloud-management.jar.origという名前に変更します
ステップ5:/tmpディレクトリからダウンロードしたパッチを/usr/local/tomcat/webapps/ROOT/WEB-INF/libディレクトリにコピーします
ステップ6:ファイル名をcliqr-cloud-management.jarに変更します。
ステップ7:cliqr-cloud-management.jarの権限をcliqruserに変更します。
# chown cliqruser:cliqruser cliqr-cloud-managmeent.jar
ステップ8:/usr/local/tomcat/webapps/ROOT/WEB-INF/gateway.propertiesを編集します。
ステップ9:この行を追加する
#vmware.threadpool.size=30 #windows.bypass.reboot.on.rename=false
ステップ10:tomcatサービスを再起動します。
参考資料SUS-3560