はじめに
このドキュメントでは、Cisco Unified CM および Cisco Unity Connection(CUC)へのサービスによってユーザを Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)統合ユーザとしてプロビジョニングするための Prime Collaboration Provisioning(PCP)の設定について説明します。
また、Cisco Unified Communication Manager(CUCM)および Cisco Unity Connection に LDAP 同期されたユーザがまだ存在しない新規開拓の展開も対象にしています。
前提条件
要件
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
- Cisco Unified CM および Cisco Unity Connection のディレクトリ統合
- Prime Collaboration プロビジョニング管理について
使用するコンポーネント
このドキュメントの情報は、ユーザを LDAP 同期ユーザとしてプロビジョニングするために PCP 11.x に基づいています。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。稼働中のネットワークで作業を行う場合は、コマンドまたは設定変更の影響について十分に理解したうえで作業してください。
コンフィギュレーション
CUCM LDAP の設定
- CUCM の [System] > [LDAP] で、LDAP システム、ディレクトリおよび認証の設定を追加します。
- LDAP から CUCM にユーザをインポートする必要がないので、LDAP 同期スケジュールを無効にします。
CUC LDAP の設定:
- [Unity Connection] で LDAP セットアップ、ディレクトリ、認証を追加するために、[System Settings] > [LDAP] に移動します。
- Unity Connection の LDAP 同期スケジュールを設定し、今すぐ完全同期を実行します。
注:LDAPからUnityにユーザをインポートしないでください(「Users」 > 「Import Users」)
PCP デバイスの設定:
- [PCP Device Setup] で Unified Communications Manager を追加する場合。図に示すように、[LDAP Integration] で [NONE] を選択します。
- 図に示すように、必要な詳細を入力して Unity 接続デバイスを追加し、[LDAP Integration] で [YES] を選択します。
- [PCP Device Setup] ページでディレクトリ サーバ(LDAP)と IM and Presence を追加します。
- CUCM、CUC にインフラストラクチャ同期とユーザ同期を実行します。
- IM & Presence サーバにインフラストラクチャ同期を実行します。
- 必要に応じて、残りのプロビジョニング設定([Domains]、[Service Areas]、[Roles]、[Service Templates])を完成させます。
確認
- 設定が完了したら、ユーザをプロビジョニングする準備が整っています。自動プロビジョニングと完全なプロビジョニングのために LDAP からユーザをインポートします。
- ユーザのプロビジョニングが正常に完了すると、CUCM および CUC でユーザが LDAP 同期されたユーザとして表示されます。
関連情報