はじめに
このドキュメントでは、CCUCのサービスアビリティコネクタエラー「Analysis can not be completed」を修正する方法について説明します。
問題:通話履歴を解析する際に「解析を完了できません」(CCUC)
コールログを収集してCloud Connected Unified Connector(CCUC)でView Analysisをクリックすると、コール分析ウィンドウが表示され、コールログの分析後に「分析を完了できません。指定された呼び出しがログ内に見つかりませんでした。指定されたコールIDを含むSDLファイルまたは回線が一致しません。」Control Hub Connected UCのエラーメッセージ
このエラーは、ログが上書きされ、使用できなくなったことを意味します。
解決策:Signal Distribution Layer(SDL)トレースファイルの数を増やす
この問題を解決するには、Cisco Unified Call Manager(CUCM)のSDLトレースファイルの数を増やして、ログのタイムウィンドウカバレッジを増やします。
SDLファイルの数を増やすには、次の手順を実行します。
1. CUCM Administrationにログインして、Navigationの下でCisco Unified Serviceabilityを選択します。
2. Trace > Configuration > Service Group: CM Services > Service: Cisco CallManager.CUCM Trace Configurationの順にクリックします。
3. 「関連リンク: SDL設定」をクリックします。
SDLの設定
4. 「トレース出力設定」>「ファイルの最大数」までスクロールします。
トレース出力設定
5. ファイル数を増やします。
6. Saveをクリックします。
キャプチャされた現在のログ時間枠の計算方法
コール処理ノードで、CLIコマンドfile list activelog cm/trace/ccm/sdl date detailの出力をキャプチャします。
最初のファイルと最後のファイルのタイムスタンプの差から、ログが使用可能でコールを分析できる期間がわかります。
使用可能なディスク領域(ロギングパーティション)に基づいてログファイルの最大数を計算する方法
各呼処理ノードでのCLIコマンドshow statusの出力を取得します。
Disk/loggingに使用できる空き領域がどれだけ増えたかを確認できます。
これに基づいて、ロギングパーティションに書き込めるファイルの数を計算できます。
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