概要
このドキュメントでは、Enterprise Email and Chat(ECE)が高CPUを報告する場合のトラブルシューティングプロセスについて説明します。
前提条件
- Cisco Unified Contact Center Enterprise(UCCE)11.6
- ECE 11.6 ES 7
要件
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
使用するコンポーネント
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
- UCCE 11.6
- SQL 2014 Standard Edition搭載のECE 11.6 ES 7(400以下のエージェントの導入時)
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
背景説明
[アーカイブジョブ]ノードは、Microsoft SQLのStandard Editionを使用するインストールでのみ使用できます。Dataはアクティブなデータベースに保存されます。時間が経過すると、データのサイズは通常、システムのパフォーマンスに影響を与え始めるポイントまで増加します。
問題
ECEが高CPUを報告します。 タスクマネージャを確認すると、MS SQL Serverプロセスが主にCPU割り当てのほとんどを消費していることが明確になります。
解決方法
次の手順を使用して、問題を解決できます
1. 400以下のエージェントを導入する場合、アクティブ・データは110 GBを超えないようにするため、パフォーマンスの問題を回避するためにアーカイブを使用します。
注:400以下のエージェントの導入では、アクティブデータは110 GBを超えることはできません。Microsoft SQL ServerのStandard Editionを使用した展開では、データがこのサイズ未満に維持されるようにアーカイブを構成する必要があります。Enterprise Editionを使用した導入では、アプリケーションはSQL Serverのパーティション化機能を活用するため、データの増加を管理するために必要なディスク領域を増やす以外に特別な操作は必要ありません。Pg 12. Enterprise Chat and Email Design Guide
2. SQL Management Studio \DB \ Rtに接続します。eGActiveDB \ Click Properties ;次の図に示すように、サイズが110 GBを超えないことを確認します(図を参照)。
3.アーカイブタスクが構成されていて、失敗がないことを確認します。
- 図に示すように、アーカイブジョブが作成され(Archive Job)、[Active]、[Last Run Status]、[completed]、
- [オプション]で[キュー]が選択されていることを確認し、図に示すように、データベースの成長を考慮して[スケジュール]が適切に選択されていることを確認します。
注:使用されるキュー名は、キュー名の例です。適切なキュー名を選択してください。