概要
このドキュメントでは、削除されたプレシジョンキュー(PQ)属性メンバーシップがコンタクトセンター管理ポータル(CCMP)のキャッシュ再構築を遅らせているかどうかを確認する手順について説明します。
前提条件
要件
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
- Contact Center Management Portal(CCMP)
- Microsoft SQL Server Management Studio
使用するコンポーネント
このドキュメントの情報は、CCMP 11.6および12.0に基づいています。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。本稼働中のネットワークでは、各コマンドによって起こる可能性がある影響を十分確認してください。
問題:PQを使用したCCMPでのキャッシュの再構築に時間がかかる
プレシジョンキューを使用した導入では、CCMPのアプリケーションキャッシュの再構築が遅くなる可能性があります。
これは、エージェントのプレシジョン属性メンバーテーブルが、28日以上経過した削除された属性レコードから削除されないために発生します。
select count(1) from TB_DIM_AGENT_PRECISION_ATTRIBUTE_MEMBER where Deleted=1 and EFFECTIVE_TO < DATEADD(day,-28, GETUTCDATE())
これは、ポータルDBでテーブル上の削除されたレコード数のクエリによって識別できます。注:「EFFECTIVE_TO < DATEADD(day,-28, GETUTCDATE())」は、削除されたスキルグループメンバーシップの消去に使用される28日より古いレコードの数を示します。
クエリの結果は展開のサイズによって異なりますが、通常は数万の削除レコードがCCMPのキャッシュのロード時間に悪影響を与え、この不具合の影響を受けていることを示します。
CSCvv54873 - CCMP does not cleanup deleted Agent Precision Queue Attribute Members.
このバグの詳細については、次のリンクを参照してください。
https://bst.cloudapps.cisco.com/bugsearch/bug/CSCvv54873/
解決方法
この不具合の影響を受けている場合は、Cisco TACに連絡してパージの問題を回避してください。