概要
Webex Contact Centerダッシュボードの[監査証跡(Audit Trail)]ページでは、権限のあるユーザが7日間の間にエンタープライズに加えられた設定変更の詳細を表示するためのインターフェイスが提供されます。監査証跡データは、Microsoft ExcelまたはAdobe PDFドキュメントとしてエクスポートできます。
監査証跡は、Webex Contact Center管理ポータルで確認できます。
前提条件
要件
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
- Cisco Webex Contact Center
- 監査証跡
注:このドキュメントは、Webex Contact Centerをネットワークインフラストラクチャに導入したお客様およびパートナーを対象としています。
問題の説明
監査証跡ログには、Webex Contact Centerプロビジョニングポータルで変更を行うユーザIDが表示されません。ログには、api@cconesp.netという名前のユーザによって変更が行われたことが示されます。
解決方法
ユーザアカウントにAPIキーが設定されていない場合、監査証跡ログにはユーザIDはログに表示されませんが、api@cconesp.netによって変更が行われたことが示されます。ユーザアカウントにAPIキーが設定されている場合、監査トライアルではログにユーザ名が表示されます。
例
APIキーが設定されていないユーザアカウントCJP_TestAgent1@cconetac.netがあります。
Webex Contact Center管理ポータルでこのユーザによる変更を行うと、監査証跡ログにユーザ名が表示されません。たとえば、ID AW3zqPSEh5ILmjsY44DCのユーザアカウントに変更が加えられました。監査証跡ログでは、変更はapi@cconesp.netによって行われますが、CJP_TestAgent1@cconetac.netによって行われないことがわかります。
APIキーが設定されているユーザが変更を行うと、ユーザIDが監査証跡ログに表示されます。次のスクリーンショットでは、ユーザアカウントmdanylch@cisco.comが設定済みのAPIキーを使用して変更を行うと、ユーザIDが監査証跡ログに表示されます。