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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco IOSおよびCisco Catalyst OSにはインテジャーオーバーフローの脆弱性があり、認証されたリモートの攻撃者が該当デバイスに設定変更の処理を停止させ、その結果サービス妨害(DoS)状態を引き起こす可能性があります。
この脆弱性は、統計情報カウンタ内の整数オーバーフローエラーが原因で存在します。 認証されたリモート攻撃者は、スプーフィングされたVTP要約パケットを該当デバイスに送信し、VTP統計情報パラメータを負の数にラップさせることで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。 この状態が発生すると、影響を受けるデバイスではそれ以上の設定変更を処理できなくなる可能性があります。 状況によっては、これによりデバイスがそれ以上の要求に応答できなくなり、DoS状態になる可能性があります。
シスコはこの脆弱性をセキュリティ対策として確認し、修正するための更新ソフトウェアをリリースしました。
この脆弱性を不正利用するには、攻撃者がローカルネットワークにアクセスして悪意のある要求をスプーフィングする必要があります。 また、VTPドメイン内の認証パスワードを使用するVTP設定では、攻撃者がドメインパスワードを知っている必要があるため、この脆弱性を不正利用することはできません。 この脆弱性の影響を受けるのは、有効なVTP設定を持つデバイスのみです。
該当製品
脆弱性のある製品
有効なVTPドメインが設定されているCisco IOSソフトウェアまたはCisco Catalyst OSソフトウェアを実行しているデバイスには脆弱性が存在します。
8.6(.039)または8.5(5.4)よりも前のCisco Catalyst OS(CatOS)ソフトウェアバージョンが影響を受けます。
登録ユーザは、次のリンクから該当製品の完全なリストを入手できます。Cisco
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
適切なソフトウェアアップデートを適用することを推奨します。
管理者は、VTPドメインでパスワードを設定することを推奨します。
影響を受けるデバイスへのアクセスを制限することが推奨されます。
修正済みソフトウェア
契約が有効なシスコのお客様は、CiscoのSoftware Centerからアップデートを入手できます。契約をご利用でないお客様は、1-800-553-2447または1-408-526-7209のCisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡するか、tac@cisco.comのEメールでアップグレードを入手できます。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
1.0 | 初版リリース | 適用外 | Final | 2006年9月13日 |
利用規約
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