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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Unityには脆弱性があり、認証されていないユーザがCisco Unityサーバの設定パラメータの一部を表示または変更できる可能性があります。シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対しては回避策があります。
このアドバイザリは、https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20081008-unity で公開されています。
該当製品
Cisco Unityは、音声およびユニファイドメッセージングプラットフォームです。Cisco Unityは、Microsoft ExchangeまたはIBM Lotus Dominoと相互運用できるように設定できます。これにより、ユーザは単一の受信トレイから電子メール、音声、およびファックスメッセージにアクセスできます。
脆弱性のある製品
すべてのCisco Unityバージョン4.x、5.x、および7.xが、この脆弱性の影響を受ける可能性があります。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
他のシスコ製品において、このアドバイザリの影響を受けるものは現在確認されていません。
詳細
Cisco Unityサーバが匿名認証用に設定されている場合、認証バイパスの影響を受ける可能性があります。匿名認証は、Cisco UnityサーバがMicrosoft Windows(統合Windows認証)ではなくサブスクライバに対して認証される場合に使用されます。デフォルトでは、管理者が統合Windows認証方式を認証に使用するようにCisco Unityが設定されています。
認証メカニズムの詳細については、『Cisco Unity Administratorで使用可能な認証方式』セクションの「Cisco Unityのインストールガイド」を参照してください。
この認証バイパスの脆弱性により、認証されていないユーザが一部のシステム設定パラメータを表示または変更できるようになります。この脆弱性の不正利用によって資格情報、個人を特定できる情報、またはユーザ情報を取得することはできません。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCsr86943 (登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerability and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2008-3814が割り当てられています。
回避策
統合Windows認証は、この脆弱性の影響を受けず、匿名認証の代わりに使用される可能性があります。
認証メカニズムとその設定方法の詳細については、『Setting Up Authentication for the Cisco Unity Administrator』セクションの「Installation Guide for Cisco Unity」を参照してください。
修正済みソフトウェア
この脆弱性は、4.2.1リリースのCisco Unityソフトウェアバージョン4.2.1ES161、5.xリリースの5.0ES53、および7.xリリースの7.0ES8で修正されています。
Cisco Unityソフトウェアの最新バージョンは、https://sec.cloudapps.cisco.com/support/downloads/go/Redirect.x?mdfid=274246502からダウンロードできます。各リリースのソフトウェアは、4.2(1) ESリリース、5.0(1) ESリリース、7.0(2) ESリリースで入手できます。
アップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt と後続のアドバイザリも参照して、問題の解決状況と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードする機器に十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新しいリリースで引き続き適切にサポートされていることの確認を十分に行ってください。情報に不明な点がある場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)または契約を結んでいるメンテナンス プロバイダーにお問い合せください。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
この脆弱性は、VoIPShield Systems社からシスコに報告されたものです。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 |
2008年10月8日 |
初版リリース |
利用規約
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