Informational
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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
このSecurity Responseには、次のセキュリティアドバイザリが関連付けられています。
これは、Outpost24のRobert E. LeeとJack Louisが行った調査に対するシスコの回答です。両氏は、TCP状態テーブル情報の操作に関係するサービス拒否(DoS)の脆弱性をいくつか発表しています。これらの脆弱性は、2008年10月17日にフィンランドのヘルシンキで開催されたT2カンファレンスでリーとルイが行ったプレゼンテーションなど、多数のWebサイトやブログで取り上げられています。
Cisco PSIRTは、これらの脆弱性を認識しており、これらの脆弱性がシスコ製品に及ぼす影響について積極的に調査を行っています。PSIRTは、シスコのセキュリティ脆弱性ポリシーに準拠して発見されたセキュリティ脆弱性を開示します。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/resources/security_vulnerability_policy.html
PSIRTは、これらの脆弱性に対する業界対応の一環として、Outpost24およびFinnish Computer Emergency Response Team(CERT-FI)と連携しています。CERT-FIからのアナウンスは、次のリンクで確認できます。
https://www.cert.fi/haavoittuvuudet/2008/tcp-vulnerabilities.html
追加情報
Cisco PSIRTの調査によると、攻撃者がDoSの脆弱性を悪用するには、デバイスへのTCP 3ウェイハンドシェイクを完了する必要があります。この要件により、攻撃元のスプーフィングはより困難になります。Outpost24が発表したTCPの脆弱性は、TCPプロトコルの既知の弱点を拡張したものです。
信頼できる送信元だけにTCPベースのサービスへのアクセスを許可することで、これらの脆弱性のリスクを軽減できます。この緩和策は、重要なインフラストラクチャデバイスにとって特に重要です。PSIRTでは、インフラストラクチャアクセスコントロールリスト(IACL)とコントロールプレーンポリシング(CoPP)を実装して、コアネットワーク機能を保護することを推奨しています。詳細については、次のリンクからIACLのドキュメントを参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/tech/tk648/tk361/technologies_white_paper09186a00801a1a55.shtml
http://www.cisco.com/en/US/tech/tk648/tk361/technologies_tech_note09186a0080120f48.shtml#limitaccess
CoPPの詳細については、次のリンクを参照してください。
http://www.cisco.com/web/about/security/intelligence/coppwp_gs.html
http://www.cisco.com/en/US/tech/tk648/tk361/technologies_tech_note09186a0080120f48.shtml
シスコのセキュリティ手順
シスコ製品のセキュリティの脆弱性に関するレポート、セキュリティ障害に対する支援、およびシスコからのセキュリティ情報を受信するための登録に関するすべての情報は、シスコのワールドワイド ウェブサイト https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/resources/security_vulnerability_policy.html から入手できます。この情報には、シスコのセキュリティ通知に関して、報道機関が問い合せる場合の説明も含まれています。すべての Cisco セキュリティ アドバイザリは、http://www.cisco.com/go/psirt から入手できます。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | 日付 |
リビジョン 1.1 |
関連するセキュリティアドバイザリへのリンクを追加。 |
2009年9月9日 |
|
リビジョン 1.0 |
初回公開リリース |
2008年10月17日 |
利用規約
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