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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Unified Contact Center Express(UCCXまたはUnified CCX)およびCisco Unified IP Interactive Voice Response(Unified IP-IVR)にはディレクトリトラバーサルの脆弱性があり、認証されていないリモートの攻撃者がファイルシステムから任意のファイルを取得する可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。
この脆弱性を軽減する回避策はありません。
このアドバイザリは、https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20111026-uccx で公開されています。Cisco Unified Communications Managerもこの脆弱性の影響を受けます。また、別のアドバイザリがhttps://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20111026-cucmで公開されています。
注: 2011年10月18日以降、シスコはCisco PSIRTが公開する最新のシスコセキュリティアドバイザリおよびレスポンスのリストを移動しました。新しい場所はhttps://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/publicationListingです。また、Cisco Security(SIO)ポータルのCisco Products and Servicesメニューからこのページに移動することもできます。この移行に伴い、新しいCisco Security Advisories and Responsesが新しい場所に公開されます。URLは変更されていますが、セキュリティドキュメントの内容と脆弱性ポリシーは影響を受けません。シスコは、公開されているセキュリティ脆弱性ポリシーに従って、セキュリティ脆弱性の開示を継続します。
該当製品
脆弱性のある製品
次のCisco UCCXバージョンに脆弱性が存在します。
- Cisco UCCXバージョン6.0(x)
- Cisco UCCXバージョン7.0(x)
- Cisco UCCXバージョン8.0(x)
- Cisco UCCXバージョン8.5(x)
注: 6.0(x)より前のバージョンのCisco UCCXは、ソフトウェアメンテナンスが終了しています。6.0(x)より前のバージョンを実行しているお客様は、サポートされているバージョンのCisco UCCXへのアップグレードに関してシスコサポートチームにお問い合わせください。
次のバージョンのCisco Unified IP Interactive Voice Responseには脆弱性が存在します。
- Cisco Unified IP Interactive Voice Responseバージョン6.0(x)
- Cisco Unified IP Interactive Voice Responseバージョン7.0(x)
- Cisco Unified IP Interactive Voice Responseバージョン8.0(x)
- Cisco Unified IP Interactive Voice Responseバージョン8.5(x)
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
Cisco Unified Interactive Voice Responseは、コンタクトセンター向けのIPコールキューイングおよびIPインテリジェント音声応答機能を提供するUCCX製品パッケージです。
Cisco Unified Communications ManagerおよびCisco Unified Contact Center Expressのディレクトリトラバーサルの脆弱性
Cisco Unified Communications Manager、Cisco Unified Contact Center Express、およびCisco Unified IP Interactive Voice Responseにはディレクトリトラバーサルの脆弱性があり、認証されていないリモートの攻撃者がファイルシステムから任意のファイルを取得する可能性があります。
この脆弱性は、入力の不適切な検証に起因し、攻撃者がファイルシステムのディレクトリを通過できる可能性があります。攻撃者は、巧妙に細工されたURLを該当システムに送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。
Cisco Unified Contact Center ExpressおよびCisco Unified IP Interactive Voice Responseの脆弱性は、6.0(x)および7.0(x)バージョンのTCPポート8080と、8.0(x)バージョン以降のTCPポート9080で不正利用される可能性があります。
注:Cisco Unified Contact Center ExpressおよびCisco Unified IP Interactive Voice Responseバージョン6.0(x)および7.0(x)では、サーバ上でポート8080を再設定できます。
このアドバイザリは、Cisco Unified Contact Center ExpressおよびCisco Unified IP Interactive Voice Responseの脆弱性に対処するものです。この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCts44049(登録ユーザ専用)として文書化され、CVE IDとしてCVE-2011-3315が割り当てられています。
回避策
修正済みソフトウェア
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。
次の表に、該当するCisco Unified Contact Center ExpressおよびCisco Unified IP Interactive Voice Responseの各バージョンに対する修正を示します。
バージョン | 最初の修正: |
---|---|
6.0(x) | 6.0(1)SR1ES8 |
7.0(x) | 7.0(2)ES1 |
8.0(x) | 8.0(2)SU3およびパッチciscouccx.802SU3_CSCts44049.cop.sgn |
8.5(x) | 8.5(1)SU2 |
リリース6.0(1)SR1ES8および7.0(2)ES1は、cisco.comでは公開されません。Cisco Technical Assistance Center(TAC)にお問い合わせください。
アップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt と後続のアドバイザリも参照して、問題の解決状況と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードする機器に十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新しいリリースで引き続き適切にサポートされていることの確認を十分に行ってください。情報に不明な点がある場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)または契約を結んでいるメンテナンス プロバイダーにお問い合せください。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表は確認しておりません。
この脆弱性は、Digital Defense, Inc.のVulnerability Research Teamによってシスコに報告されました。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 |
2011年10月26日 |
初版リリース |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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