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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco AnyConnectセキュアモビリティクライアントおよびSecure Desktopには、認証されていないリモートの攻撃者がターゲットシステムのソフトウェアコンポーネントを交換できる可能性のある脆弱性が存在します。
この脆弱性は、影響を受けるソフトウェアがユーザ入力の検証を十分に実行できないことに起因します。認証されていないリモートの攻撃者が、悪意のあるWebサイトを表示するようユーザを誘導することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。不正利用に成功すると、該当ソフトウェアが以前のバージョンにダウングレードされる可能性があります。
シスコはセキュリティアドバイザリでこの脆弱性を確認し、ソフトウェアアップデートをリリースしました。
この脆弱性を不正利用するために、攻撃者は、悪意のあるサイトにユーザを誘導するためのリンクを提供したり、誤解させる言葉や指示を使用して、提供されたリンクに進むようにユーザを促す可能性があります。
影響を受けるActiveXコントロールとJavaアプレットはシスコによって暗号署名付きであるため、JavaアプレットのActiveXコントロールの実行は、ユーザのブラウザ設定によってほとんど、あるいはまったくユーザの操作を必要としない場合があります。
シスコは、WebLaunchコンポーネントの開始がダウンロードされた署名付きコードを処理する方法を変更することで、この脆弱性を修正しました。
シスコはCVSSスコアを通じて、機能的なエクスプロイトコードが存在することを示していますが、このコードが一般に公開されることは確認されていません。
該当製品
シスコは、次のリンクでBugID CSCtx74235のセキュリティアドバイザリをリリースしました。cisco-sa-20120620-ac
脆弱性のある製品
バージョン3.0 MR8より前のCisco AnyConnectセキュアモビリティクライアントとバージョン3.6.6020より前のCisco Secure Desktopには脆弱性が存在します。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
適切なアップデートを適用することを推奨します。
不審な送信元や認識されていない送信元からの電子メールメッセージを開かないよう推奨します。電子メールメッセージに含まれるリンクや添付ファイルが安全かどうかをユーザーが確認できない場合は、開かないことをお勧めします。
影響を受けるシステムを監視することを推奨します。
Cisco Applied Intelligenceチームは、管理者が最新のソフトウェアを適用する前に、この脆弱性を悪用しようとする試みを識別して緩和できるように、次の関連ドキュメントを作成しました。cisco-amb-20120620-ac
修正済みソフトウェア
契約が有効なシスコのお客様は、CiscoのSoftware Centerからアップデートを入手できます。契約をご利用でないお客様は、1-800-553-2447または1-408-526-7209のCisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡するか、tac@cisco.comのEメールでアップグレードを入手できます。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
1.0 | 初版リリース | 適用外 | Final | 2012年6月20日 |
利用規約
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