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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性の不正利用を軽減する回避策はありません。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。 このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20120912-cupxcp
該当製品
脆弱性のある製品
Cisco Unified Presence
8.6(3)より前のすべてのバージョンのCisco Unified Presenceは、このアドバイザリに記載されている脆弱性の影響を受けます。
Jabber XCPおよびJabberNowアプライアンス
5.3より前のすべてのバージョンのJabber XCPソフトウェアは、このアドバイザリに記載されている脆弱性の影響を受けます。
Cisco Unified Presenceソフトウェアバージョンの確認
実行中のCisco Unified Presenceソフトウェアのバージョンを確認するには、コマンドラインインターフェイスからshow version activeコマンドを発行します。
次の例は、Cisco Unified Presenceソフトウェアバージョン8.6.0を示しています。
admin: show version active Active Master Version: 8.6.0.97041-43
Jabber XCPソフトウェアバージョンの確認
Jabber XCPソフトウェアの実行バージョンを確認するには、[JABBER_HOME]/var/cache/xcp_vars.shファイルでJABBER_VERSIONを検索します。
次の例は、Jabber XCPソフトウェアバージョン5.8.1.17421を示しています。
$ cat [JABBER_HOME]/var/cache/xcp_var.sh | grep JABBER_VERSION JABBER_VERSION=5.8.1.17421
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
Cisco Unified Presenceには、認証されていないリモートの攻撃者がDoS状態を引き起こす可能性のある脆弱性が存在します。
JabberNowアプライアンスを含むJabber Extensible Communications Platformには、認証されていないリモートの攻撃者がDoS状態を引き起こす可能性のある脆弱性が存在します。
XMPPクライアントは、IPバージョン4(IPv4)またはIPバージョン6(IPv6)を使用してストリームヘッダーを送信することで、XMPPサーバとの通信を開始します。この脆弱性は、ストリームヘッダーの不適切な処理に起因します。攻撃者は、巧妙に細工されたXMPPストリームヘッダーを該当システムに送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、接続マネージャプロセスが終了し、既存のクライアントの接続がドロップされて新しいクライアントの接続が妨げられる可能性があります。接続マネージャプロセスが自動的に再起動します。ただし、繰り返し悪用されると、持続的なDoS状態が発生する可能性があります。
回避策
この脆弱性を軽減する回避策はありません。
ネットワーク内の Cisco デバイスに導入できる追加の緩和策については、このアドバイザリに関連する Cisco 適用インテリジェンス(https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/viewAMBAlert.x?alertId=26732)を参照してください。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt の Cisco Security Advisories and Responses アーカイブや後続のアドバイザリを参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
Cisco Unified Presenceソフトウェアバージョン |
First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
8.6(3)より前のすべてのバージョン |
8.6(3)以降にアップグレード |
Jabber XCPソフトウェアバージョン(JabberNowアプライアンスを含む) |
First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
5.3より前のすべてのバージョン |
5.3以降にアップグレード |
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
このアドバイザリで説明されている脆弱性は、シスコの社内テストで発見されたものです。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 | 2012年9月12日 | 初版リリース |
利用規約
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