Critical
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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
2012年11月13日、シスコはこのドキュメントで説明されている脆弱性を修正するCisco IronPort ESAおよびWSAアップデートサーバに対してSophosエンジンの認定とプロビジョニングを行いました。
Sophosエンジンに対する今後のアップデートは、Cisco IronPort ESAおよびWSAアップデートサーバが使用可能になった時点で認定され、プロビジョニングされます。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20121108-sophos
シスコでは、シスコのお客様に影響を与えるアクティブな不正利用は確認していません。
該当製品
脆弱性のある製品
- Sophosエンジン3.2.07.352_4.80以前を実行するCisco IronPort Eメールセキュリティアプライアンス(CシリーズおよびXシリーズ)
- Sophosエンジン3.2.07.352_4.80以前を実行しているCisco IronPort Webセキュリティアプライアンス(Sシリーズ)
お客様は、コマンドラインインターフェイス(CLI)またはWebグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)を使用して、Sophosのソフトウェアとバージョンを確認できます。
Cisco IronPort WSA CLIで、versionコマンドを使用します。GUIでは、Security Services > Web Reputation and Anti-Malwareの順に選択します。
Cisco IronPort ESA CLIで、antivirusstatus sophosコマンドを使用します。GUIでは、Security Services > Anti-Virus > Sophosの順に選択します。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
他のシスコ製品においてこのアドバイザリの影響を受けるものは、現在確認されていません。
詳細
Cisco IronPort ESAおよびWSAは、一般的なウイルス対策プログラムの1つを使用するように設定できます。Sophos Engine 3.2.07.352_4.80以前を実行しているCisco IronPortアプライアンスのみが、Sophosナレッジベースの記事http://www.sophos.com/en-us/support/knowledgebase/118424.aspxで公開されている次の脆弱性の影響を受けます。
次の脆弱性は、Cisco IronPort ESAおよびWSA製品に現在インストールされているSophosエンジンに影響を与えます。
- Visual Basic 6コントロールを解析する整数オーバーフロー
- Internet Explorerの保護モードはSophosによって事実上無効にされています
- Microsoft CABパーサのメモリ破損の脆弱性
- RAR仮想マシン標準はメモリ破損をフィルタします
- PDFファイルを復号化するスタックバッファオーバーフロー
- sophos_detoured_x64.dll:ASLRバイパス
- ユニバーサルXSS
- ネットワーク更新サービスによる権限昇格
これらの脆弱性は、Cisco IronPort Email Security ApplianceについてはCSCud10556(登録ユーザ専用)に、Cisco IronPort Web Security ApplianceについてはCSCud10546(登録ユーザ専用)に記載されています。
回避策
修正済みソフトウェア
推奨事項
不正利用事例と公式発表
http://www.sophos.com/en-us/support/knowledgebase/118424.aspx
シスコでは、シスコのお客様に影響を与えるアクティブな不正利用は確認していません。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.3 | 2012年11月13日 | 修正済みソフトウェアを通知するように更新。 |
リビジョン 1.2 | 2012年11月12日 | 予想される修正の提供状況を追加。 |
リビジョン 1.1 | 2012年11月9日 | 追加のCLI/GUIコマンドを追加。 |
リビジョン 1.0 | 2012年11月9日 | 初回公開リリース |
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