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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20130227-cucm
該当製品
脆弱性のある製品
- Cisco Unified Communications Manager 8.6(x)
- Cisco Unified Communications Manager 9.0(x)
注:Cisco Unified Communications Managerバージョン6.1は、2011年9月3日にソフトウェアメンテナンスが終了しています。Cisco Unified Communications Manager 6.xバージョンをご使用のお客様は、サポートされているCisco Unified Communications Managerのバージョンへのアップグレードに関してシスコサポートチームにお問い合わせください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
- Cisco Unified Communications Manager 7.x
- Cisco Unified Communications Manager 8.5(x)
他のシスコ製品においてこのアドバイザリの影響を受けるものは、現在確認されていません。
詳細
不正なUDPパケットに起因するDoS脆弱性
Cisco Unified Communications ManagerにはDoS脆弱性があり、認証されていないリモートの攻撃者がCPUのリソースを枯渇させる可能性があります。この脆弱性は、未使用のUDPポートで不正なパケットを受信することによって引き起こされ、Graphical User Interface(GUI;グラフィカルユーザインターフェイス)に接続できず、音声サービスが中断する可能性があります。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCtx43337(登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities Enumerator(CVE)IDとしてCVE-2013-1133が割り当てられています。この脆弱性は、Cisco Unified Communications Managerバージョン8.6(x)以降に適用され、Cisco Unified Communications Managerバージョン9.0(1)、8.6(4) BE3k、および8.6(2a)su2で修正されています。Cisco Unified Communications Manager 7.1(x)および8.5(x)バージョンは影響を受けません。
Location Bandwidth Manager(LBM)キャッシュ汚染の脆弱性
Cisco Unified Communications Manager 9.0には、認証されていないリモートの攻撃者がLocation Bandwidth Manager(LBM)のトランザクションレコードを汚染する可能性のある脆弱性が存在します。
この脆弱性は、LBM間のクラスタ内通信におけるリモートLBMハブノードの認証の欠如に起因します。攻撃者は、LBMトランザクションレコードをポイズニングしてすべての使用可能な帯域幅プールを消費させることで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者はすべての帯域幅を消費し、コールを拒否する可能性があります。この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCub28920(登録ユーザ専用)として文書化され、CVE IDとしてCVE-2013-1134が割り当てられています。この脆弱性は、Cisco Unified Communications Managerバージョン9.0(x)にのみ適用され、Cisco Unified Communications Managerバージョン9.1(1)で修正されています。Cisco Unified Communications Manager 7.1(x)、8.5(x)、および8.6(x)バージョンは影響を受けません。
回避策
ネットワーク内のシスコデバイスに適用可能な他の対応策は、次のリンクにある付属ドキュメント『Identifying and Mitigating Exploitation of the Cisco Unified Communications Manager and Cisco IOS Software Session Initiation Protocol Denial of Service Vulnerability』に記載されています。https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/viewAMBAlert.x?alertId=28034
修正済みソフトウェア
Cisco Unified Communication Managerバージョン | 推奨リリース |
---|---|
8.x | 8.6(4)BE3K、8.6(2a)su2 |
9.x | 9.1(1) |
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
これらの脆弱性は内部テストで発見されました。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 | 2013年2月27日 | 初回公開リリース |
利用規約
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